こんにちは。

株式会社世界新聞の松崎です。


世界新聞というウェブメディアを創業し、月間40万PVに成長させました。


今回は、弊社にオウンド(自社)メディア構築を依頼した場合の具体的なソリューション内容をすべて公開します。


カンタンに言うと、


オウンドメディア作って集客したいんだけど、何すればいいの?いくらかかんの?


という方向けに、オウンドメディアの作り方の完全版をお届けしたいと思います。


下記の通り実行すれば、誰でもオウンドメディアが構築できるかと思います。


もし自社で実行するのが面倒くさかったらまるっと請け負いますので下記フォームからお問い合わせください。

https://m-zaki.com/contact/


さくっと概要を知りたい方は10分で動画にまとめましたのでご覧ください。


今回は、レザーケア用品(靴クリームetc)メーカーがオウンドメディアを作って集客したいと仮定してお話します。


レザーケアの理由は昔ちょっと業界にいたことと、オウンドメディア集客から縁遠そうだからです笑。


1.課題と目的の把握


いきなり堅苦しいこと言って申し訳ないですが、


オウンドメディアをはじめる前に、自社のビジネスの課題を洗い出しておくことをオススメします。


自社のどんな課題をオウンドメディアで解決しようとするのか?


ここがはっきりしないと、企業もユーザーも誰も得をしない中途半端なメディアが出来上がってしまいます。



1-1.目的を明確にする


まずは、自社がオウンドメディアを作る目的をはっきりさせてください。


今や数千のオウンドメディアがありますが、大きく分けるとオウンドメディアを作る目的は以下の3つです。


見込み客の獲得

一般的に集客のためにオウンドメディアを作りたいという場合、見込み客の獲得が目的になります。


レザーケアメーカーであれば「革 手入れ」というキーワードで検索するようなユーザーへの解決法をコンテンツで提供し、見込み客を獲得するイメージです。


ブランド育成

例えば革製品のユーザーに対して、オウンドメディアを通して価値のある情報を提供し続け、「レザーケアのことなら○○だよね」という状態をつくること=ブランド育成だと考えます。


採用の強化

自社の採用の取り組みや社内カルチャーをオウンドメディアで発信する事で自社の採用へ繋げようというものです。


オウンドメディア経由で採用に成功すれば、何百万円という採用コストをカットできる可能性もあります。



自社がオウンドメディアを作る目的は何か?


最初にはっきりさせておくと今後メディアを作っていく時の指針になります。


この辺り「自社はオウンドメディアを作るべきか?」「他にいい方法はないか?」など専門的かつ客観的な視点が必要であれば、相談に乗りますのでお気軽に。



1-2.社内リソースの確認


要はオウンドメディアやるのはいいけど「誰がやるの?」ということです。オウンドメディアは大く分けて、


①制作

②運用


という2つのフェーズがありますが、それぞれ誰が担当するのかイメージは持っておいた方がいいです。


一般的に①では外部の制作会社との窓口として1人、②運用のフェーズでは月に10本コンテンツをアップするとして、編集者兼編集長1人(ライターは外注)がミニマムスタートでしょう。


社内に編集部のリソースがない場合、編集部をまるっと外注することもできますのでご安心ください。



1-3.スケジュール感


仮でもいいのでまずはオープン日を決めて逆算して動いていきましょう。


一般的にオウンドメディアができるまでの期間は、


・サイト制作に1〜2ヶ月

・運用体勢構築に1〜2ヶ月


計2〜4ヶ月かかるイメージです。


弊社に任せていただいた場合、オープンまでは2ヶ月といった感じです。



1-4.予算の確保


オウンドメディアを作るのにいくらかかるのか?


サイト制作の外注費として50〜100万円というのが相場(サイトの内容によって変わります)です。


自力で立ち上げる場合、かかる費用は以上です。


弊社に立ち上げを任せていただいた場合、コンサルフィーとして別途30万円〜いただいています。

(担当者を立てていただき、チャットやビデオ通話でアドバイスするイメージです)

お問い合わせ:https://m-zaki.com/contact/




2.オウンドメディアの方向性決め


ここからは具体的にオウンドメディアの方向性を決めていきます。


1-1でオウンドメディアを作る目的を決めましたよね?


それを元にコンセプトなどサイトの重要な要素を決めていくイメージです。


細かいことはサイトができてからでOKですが、下記の3つはサイトを作る前に決めておきましょう。


なぜならこれらはサイトの根幹であり、はっきりしないと制作時にデザイナーやディレクターが困ります。



2-1.ターゲット設定


自社のメディアを誰に届けたいか決めます。


20〜30代のレザーが好きな男性


でもいいのですが、典型的なユーザー像を作ってそのひとりをターゲットとするのがオススメです。


その典型的なユーザー像をペルソナと言います。


弊社が運営している世界新聞でもペルソナ(下記)を採用しています。


2-2.コンセプト(タイトル)を決める


次にオウンドメディアのコンセプトを決めます。


コンセプトとはターゲットの、


どんなニーズを(What)をどうやって(How)満たすのか?


ということです。


例えばレザーケアの場合、


「レザー初心者の革の手入れの仕方がわからない(What)という悩みを、革の専門家が動画を交えてレクチャーする(How)」


これがコンセプトになります。


コンセプトが決まったらオウンドメディアのタイトルも一緒に考えてしまいましょう。


タイトルが決まると次項のコンテンツ内容を考える時にブレずに済みます。


ここでは仮に「レザーHACKS」とします。



2-3.コンテンツ内容を決める


詳しい内容はサイトができてから決めればOKですが、ざっくりどんなテーマを発信するのか決めておいた方がいいです。


レザーHACKSであればこんな感じです。


メインテーマ:レザーのお手入れ方法

 L子テーマ1:レザーのお手入れ基礎知識

 L子テーマ2:レザーのお手入れ動画

 L子テーマ3:レザーのお手入れグッズ紹介


メインテーマを決めて子テーマを3〜5つほど決めます。このテーマがサイトのカテゴリになります。



ここまででオウンドメディアの骨格ができたイメージです。

これから肉付けしていきます。




3.サイト制作


いよいよ実際サイトを作っていくのですが、自力でやる場合以下のような手順で進めます。


①ドメイン・サーバー契約

②ワードプレスインストール

③デザイン

④各種ツール導入


サイト制作を外注した場合、50万円〜というのが相場(サイトの内容によって変わります)です。



3-1 ドメイン・サーバー設定


ドメイン

オウンドメディアのドメインを取得します。URLというやつです。


これはお名前.comなどで年1円〜取得できます。


ドメイン名の付け方は基本的にサイトのタイトルそのままでOKです。

レザーHACKSであれば、


leatherhacks.com


.comの部分は取れるならcomがおすすめです。



すでにサイトを持っている会社は、ドメイン配下(↓緑帯)にオウンドメディアを作るという方法があります。


https://leathercompany.com/leatherhacks


これだとドメインを取る手間も省けますし、元のドメインの強さを引き継ぐことができるのでオススメです。


サーバー

サーバーに関してはうちのサイトは全てエックスサーバーです。


プランは年12,000円の「X10」を選んでおけばOKです。2000記事入っている世界新聞も「X10」で運用しています。


ドメインとサーバーの紐付け

ドメインとサーバーが揃ったら、ドメインとサーバーを紐付ける作業を行います。


ドメイン=インターネット上の住所

サーバー=家


住所と家を結びつけないとお客さん(ユーザ)に訪問してもらえません。


細かい手順については以下のブログを参照してください。


お名前ドットコムで取得したドメインをエックスサーバーで使うための設定方法



3-2.ワードプレスをインストール


次にサーバーにワードプレスをインストールします。


ワードプレスを入れるとHTMLなどの知識がなくてもサイトを構築・更新することができるようになります。


オウンドメディアにおいてはコンテンツを頻繁に更新することになるので、ワードプレスは必須です。


サーバーにワードプレスをインストールする方法はこちらをご参照ください。



3-3.サイトデザイン


3-2.まで終えればオウンドメディアとして運用することは可能です。


ただし、下記のような見た目なので、オススメしませんというかNGです。



なのでこのデザインをカッコ良くします。


サイトのデザインはデザイナーに頼むのがベストですが、ワードプレスの「テーマ」機能を使えばワンクリックでデザインを変えることができます。


オウンドメディアにオススメのテーマはこの辺りです。


JIN

https://jin-theme.com


TCD

https://tcd-theme.com/wp-tcd


とはいえテーマはあくまでテンプレなので、オリジナルのデザインがいい場合は大人しくデザイナーに頼みましょう。



3-4.各種ツール導入


オウンドメディアを成長させていくためには「アクセス」「流入キーワード」などを分析するツールが欠かせません。


最初の段階では下記2つ(無料)を導入すればOKです。


・Googleアナリティクス

・Googleサーチコンソール


導入方法はこちら。

WordPressでGoogle Analyticsを導入する方法【初心者向け】

サーチコンソールの登録方法と初心者でも分かる使い方【2019年版】


ちなみに以上の2つの記事は有名なオウンドメディアの記事ですね笑。


プラグイン

またワードプレスでは「プラグイン」と言ってワンクリックで様々な機能を付け足すことができます。


そして、プラグインには「All in One SEO Pack」など最初から入れておいた方がいいものがあります。


下記の記事を参考にプラグインを入れておきましょう。


絶対に導入しておきたいWordPressプラグイン8+3選



もし自社で実行するのが面倒くさかったらまるっと請け負いますのでこちらのフォームからお問い合わせください。

https://m-zaki.com/contact/



4.オープンに向けての詰め


最後にオウンドメディアのオープンに向けて実務を詰めていきます。



4-1.カテゴリーMAP作成


カテゴリーMAPとは「記事をどのカテゴリーに入れるか」を可視化したものです。


これを作らないとサイトの構造がぐちゃぐちゃになってしまい、後から軌道修正する時に困りますのでご注意を。


レザーHACKSだとこのような感じでカテゴリーMAPを作っていきます。


レザーのお手入れ方法(親カテゴリ)

 Lアイテム別お手入れ方法(子カテゴリ)

   L「革靴のお手入れ方法」(記事1)

   L「財布のお手入れ方法」(記事2)

   L「バックのお手入れ方法」(記事3)


こちらは自社で運用していたメディアのカテゴリーMAP(一部)です。


検索ボリュームを調べる

そしてカテゴリーMAPを作る時に参考にしたいのがGoogleの検索ボリューム(上写真のキーワードの横の数字)です。


例えば上記の記事1の場合、流入が予想される検索キーワードは、


「革靴 手入れ」


です。


Googleのキーワードプランナーという機能を使えばこのキーワードが過去何回検索されたか知ることができます。


キーワードプランナーはGoogleに広告を出稿していないと使えないのですが、弊社でもボリュームをお調べすることはできますのでお気軽に。



ちなみに、このカテゴリマップMAPがSEO対策のベースになりますので、プロに相談することを強くオススメします。


僕もアフィリエイターとして5年やってきましたので、SEOに関してもお力になれると思います。

お問い合わせ:https://m-zaki.com/contact/



4-2.ライター・編集者アサイン


どのような記事を作るか決まったら次は、それが書けるライターを集めます。


クラウドソーシングのランサーズクラウドワークスで、下記のようなタイトルで募集します。


【3000字×3円×10記事】革のお手入れの知識があるライター募集


文字単価の相場はこんな感じです。


〜1円=実績少ないライター

1円〜=実績あるライター


いいライターに出会うのは至難の技なので、心が折れたらご相談ください笑。


自社にぴったりの高クオリティライターをアサインします。



編集者とはライターの原稿をチェックしてサイトにアップする人です。


オウンドメディアの場合、ワードプレスの操作に慣れていることが必須なので、ブログ運営経験がある人をターゲットに採用するのがおすすめです。



4-3.執筆ルール作り


ライターに記事を書いてもらう上でのルール決めをします。


基本的なところで言うと語尾は、


ですます or だ、である


など、記事に統一性を持たせるために必要です。


ちなみに世界新聞では下記をライターに配って徹底してもらっていました。



この辺りのルール作りはメディア運営経験など専門性が求められるので難しい方はご相談ください。



4-4.出稿のフロー


記事発注→記事公開までの具体的なフローを決めます。


一般的には下記のような流れです。


①編集者がライターに記事を発注

②編集者がライターの記事をチェック

③編集者がライターに修正依頼

④編集者が記事を編集(写真挿入)

⑤編集者が記事をアップロード


上記はあくまで大枠であり進める中で、


・記事の納品方法(エクセル or ワードプレス入稿)

・写真の調達方法、選定基準

・編集者がライターの記事をどこまで直すのかの線引き


など「決めるべきこと」が山ほどでてきますのでその都度決めてください。



4-5.SNS作成


オープンまでに詰めるべきことは以上なのですが、このままでは記事を更新しても誰にも見てもらえません。


なのでSNSアカウントを作成します。


最初は以下3つのアカウントを作りましょう。


・twitter

・instagram

・facebook


そして記事を更新したらURLを流すようにしましょう。


ただ、このままではフォロワーは増えないので、twitterで競合メディアの名前を呟いている人を片っ端からフォローしていってフォロー返しを狙うなどの泥臭い施策を打ちます。



以上です!


細かいことはまだまだ他にあるのですが、重くなりすぎるので端折ってしまいました。


でも、この通りやっていただければそれなりのオウンドメディアができると思います。


それなりでは困るという方、構築する時間がないという方はご相談ください。


昨今のGoogleの権威性重視のトレンドもあり、今オウンドメディアへの注目が集まっていることをひしひしと感じます。


コロナ禍でウェブ集客に迫られた企業様からの問い合わせも増えてきております。


ご興味のある方は、お早めに下記のフォームからご連絡いただけると助かります。

お問い合わせ:https://m-zaki.com/contact/