はじめに

この記事ではSEOを軸として中小規模から大手規模まで約100サイト以上をWebマーケティングの力で過去最高収益まで成功させてきた経験から【アフィリエイトSEOと受託SEOの違い】を実際の施策概要をふまえて解説いたします。


※長文にはなりますが、皆様にお役立ち頂けるよう入魂して書いた記事ですので最後までお読みいただければ幸いです。また、「平均500万PV/月、検索VOL41000のキーワードで1位」等の本記事に記載している実績以外については、プロフィールをご覧いただければと存じます。


それでは、よろしくお願い致します!


SEOの概念

SEOの概念とは検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)です。


事業に関連するすべてのキーワードで順位を向上し、Webサイトを検索結果で上位表示させ、より多く露出させるために行う一連の最適化施策を総称したものであり、キーワードマーケティングです。


「キーワードで始まりキーワードで終わります」


SEOはGoogleの公式ガイドラインでも記載され、多くの記事でも書かれているようにユーザーファーストを意識することが重要だと言われています。


ユーザーファーストの違い

しかし、ユーザーファーストには2つのロジックが存在し、使い分けて戦略を練る必要があります。それは、アフィリエイトで行うSEOとクライアント様から受託して行うSEOの違いです。


うどんで例えると、関東風と関西風くらいの違いでしょうか。。


アフィリエイトSEOと受託SEOでも共通したKGIは「順位を上げること」ですが、SEOの本質は順位をあげることだけが目的ではないと考えています。


私が考えるSEOは潜在層から顕在層まで、ユーザーの課題解決を行うことができるコンテンツ(情報)をそれぞれの層に向けてレイヤーを分けて用意し、課題に応じたコンテンツを体験してもらう検索体験最適化(Search Experience Optimization)を目指しています。


上記のことを踏まえ、【アフィリエイトSEO】と【受託SEO】のそれぞれの具体的な手順、メリットデメリットを解説することで「違い」をご認識いただければと思います!



アフィリエイトSEO

手順

キーワード選定

①サイトコンセプト、ユーザー層からキーワードを連想する。


②軸となるキーワードを決め、無料、有料ツールを使い拡張する。


③organicキーワードをGA、searchconsole。ahrefs、KEYWORD FINDER、Ubersuggest等のサードパーティツールで調査。


④競合サイトのorganicキーワードを調査分析。


⑤②から④のキーワードを漏れなくダブりなく網羅し、カテゴリ毎に整理する。


記事構成

①上位記事との差分を見極め、上位記事に共通して入っている要素は必ず含める。


②または粒度を細かくし、検索意図から想像した潜在的な要素をオリジナルコンテンツとして含める。


③それらを踏まえた上で、title、h1等のメタ要素を固める。


記事作成

①自身またはライター依頼

※ランサーズ等のクラウドサービスでライターを採用する際は、実績ベースではなく、日本語力、理解力があり、依頼する記事内容に対する「専門性」が高いライターを採用すると経験上、上手くいきます。


②記事チェックと修正、ライターフィードバック(コピペチェック、表記統一、文章推敲等を1記事ずつチェック)



主に狙うターゲット層

顕在層


【商材例】電気シェーバー


【キーワード例】電気シェーバー 通販、電気シェーバーネット、電気シェーバー おすすめ / 比較 / 人気



メリット・デメリット

メリット

①1記事のクオリティで成果を上げれる。(※ドメインパワー、テーマ、サイトによる)


②限界なく、成果をあげれば上げるだけ報酬が増える。


③自発的にガツガツやれる。


デメリット

昨今、アップデートの影響を受けやすい。


クライアント様から受託するSEO

手順

キーワード選定

キーワード選定は基本的には同じ手順ですが、クライアント様から受託するSEOは、主に下記5つの要素を踏まえて戦略設計する必要があります。


●企業体力、組織体制、リソース面、施策実行者を考慮

【企業体力】SEOに掛ける予算、期間。


【組織体制】誰が担当者か(Web担当者、インターン生、経営者)


【リソース面】SEOの優先順位(熱量)


【施策実行者】エンジニアへの指示書か上長に報告するための資料かリテラシーを考慮した上での資料。


●現在取り組んでいるSEO以外のWebマーケティング施策の把握

リスティング広告、SNS広告、マス広告 etc…


●Webマーケティング以外の施策の把握(紙媒体、メルマガ、店舗アンケートetc…)

商品、サービス、ソリューションを利用しているエンドクライアントの声


●クライアント企業の強みの把握

【例 1】「高品質」「技術力」が強みなのに「安い、早い」「格安」のキーワードを狙ってもユーザーとサービスとの間に乖離がおきる。


【例 2】「強みではない」「訴求したい」キーワードではない(意図しない)無駄なキーワードが増えることで、見積作成等の対応が多くなり、コミュニケーションコストが発生する。


●将来的に展開したいサービスや事業領域の把握

【例 1】今は地方だけの展開だが、将来的に全国展開したい。


【例 2】今は受注産業だが、将来的には自社プロダクトを展開したい。


以上の多岐にわたる要素をヒアリングしたあと、キーワードでフィルタリングする。


また、検索VOLが高いキーワードを狙った方が上位表示できた際には多くの流入が期待できるが、検索VOLに拘らず、クライアントの要望であるキーワードも重点的に対応できるように設計することで、Web上の数字では測れないリアルでの「肌感」を大事にすることで、CVRの高いキーワードを優先的に対策し、効果検証を行う。


サイト設

【※共通事項】

①WordPress、EC-Cube、カラーミー等のCMSでサイトを構築しているのかフルスクラッチなのか施策提案を行うにあたって実現可能か不可かを事前にヒアリング。


②施策実行者は社内エンジニアなのか制作会社等の外部発注か、それともサイトオーナー自身かを確認。


●既存サイトのリニューアル


①既存ページの順位計測


②キーワード毎にランディングしているページを確認


③organicキーワードを調査


④title,description,h1等のメタ要素を確認


⑤コンテンツの確認


⑥被リンクを確認


❼キーワード設計と新規流入を拡充するための間口ページを作成(現在、上位表示できているメインキーワードの順位は落とさず、新たに対策するキーワードの間口ページを、どのカテゴリの配下に置くのか、それとも新規でカテゴリを作成するのかを考察。)


※①~⑥まではすべて自社、競合とも調査(調査期間、約1~1.5 /月)


●新規サイトの構築(※既存サイトのリニューアルと共通している箇所は省きます)


①選定したキーワードをもとにサイトマップの作成(導線の策定)


②SEO要件を満たした設計書(ワイヤー)の作成(コンテンツ・内部リンク設計)


主に狙うターゲット層

認知層>潜在層>顕在層


すべての層をサイト内でナーチャリングできる仕組みを作る。


【商材】電気シェーバー


【キーワード例】髭剃り負け、シェーバー 肌弱い 髭 濃い、T字 電動 肌、電気シェーバー おすすめ / 比較、電気シェーバー 通販



メリット・デメリット

メリット

①ドメインパワーの強いコーポレートサイトであれば上位表示し易い。


②アップデートの影響を受けずらい。


③ビジネスの伴走者として、クライアント様と一緒にグロースを実感できる。


④ビジネス戦闘力が向上する。様々な業界、サイトのビジネスモデルを知ることでマネタイズのポイントを学べる。


⑤クライアント企業のチームの1人となることで、新たな分野の知見がひろがる。


デメリット

①施策を提案しても様々な要因(決裁がおりない、リソースがない)で実装ができない。または遅れる。


②リソース、リテラシー面を考慮した上で提案しないと、認識のズレが起こり施策が停滞する。または揉める。


③初期段階で提案していることが停滞していると、運用段階での提案ができない。作業が止まる。


④サイト全体の設計知識が必要。


⑤各部署(経営者、担当者、エンジニア、デザイナーetc…)へのコミュニケーションスキルが必要。



これらを踏まえて私がキーワード選定から、サイト設計、コンテンツ施策の立案から実行までの「設計段階から運用まで」一貫して行った事例を一部ご紹介いたします。


事例

【サイトタイプ】飲食


【SEO目的】ECサイトへの貢献、店舗への集客、認知。


【商材】チャイ(インド料理店やスタバ、タリーズコーヒー等でも飲めるスパイスミルクティー)


【与件】インドと日本のルーツを持つオーナーが日本で、100%インドから輸入したチャイを日本発のチャイブランドとしてWeb上で認知訴求を行いたい。


【施策概要】ペルソナ策定からキーワードを選定。リニューアル、コンテンツ企画の提案。

The Moksha Japan 株式会社


ペルソナ策定

日本でのチャイは「甘い」や「インド」等のイメージを持つ方が多くいることが調査分析で分かった。モクシャチャイのブランドコンセプトとしてはスパイスが効いた本場のチャイを「おしゃれ」で「かわいく」仕事帰りや週末にヨガやピラティスに通う「意識高い系の女子」、妊活中や妊娠中の体を冷やしたくない「妊婦」、ビジネスで結果を出したい「ビジネスアスリート」をペルソナとして策定。


キーワード選定(1)

スパイス、効能、女性の悩み系のキーワードをピックアップ。通販、購入系のキーワードは楽天や大手サイトが強く、レシピ系のキーワードはクックパッドが強いことから中長期的にTOPまたはカテゴリページで狙うことを決め、優先的にコラムでスパイス、効能、女性の悩み系キーワードを狙っていった。


キーワード選定(2)

スタートアップベンチャーということもあり、経営上の観点から収益に直結し、且つブランディングを意識したキーワードを選定


設計

既存コンテンツの整理と新規カテゴリの作成を提案。

結果(SEO)

▼潜在層が調べるキーワード(ブランディングを意識したキーワード)


「チャイ カフェイン」検索VOL1000 1位(2020年11月時点)


▼顕在層が調べるキーワード(ECの売上に直結するキーワード)


「チャイ 通販」検索VOL250 2位(2021年1月11日時点)※1位 楽天の次に位置。

 結果(SEO以外)

オーナ―様の企業努力、リアル店舗での認知活動は勿論のこと、ブランディングを意識したキーワードでフィルタリングを行った結果、間接的な認知活動にも貢献。様々なメディアで取り上げられたことで、良質なリンクを獲得できています。


▼メディア掲載例(The Moksha Japan 株式会社) 


PR TIMES

産経新聞

朝日新聞が運営するWEBメディアtelling

Oggi.jp 働く女性のWebメディア

マツコの知らない世界

めざましテレビ


まとめ

アフィリエイトで行うSEOもクライアント様から受託するSEOもベースは同じですが、受託するSEOにおいてはサイト全体の設計や企業ブランディングを意識しつつ、社内でのSEO優先順位、リテラシー、リソース面を考慮しながら一緒に伴走することが非常に大事なポイントです。


クライアント様のビジネスを理解し、企業の「2番目のファン」になることが双方の熱量が重なり、必ず良い結果を出せると私は考えています。


※当然ですが、クライアント様のサービスや商品、ソリューションはクライアント様が「一番のファン」であり、良さや強みをご理解されていると存じますので、SEOコンサルタントに丸投げしてしまうと理想の成果は出しずらく、「ズレ」も生じる可能性があります。


もし、ご契約期間中にSEOで期待した効果が出なくてもSEOはWebマーケティングの1つの施策であって、固執する必要もないと考えています。SEOコンサルタントの役割は、社内のナレッジを溜めるようなコンサルティングを意識し、最終的にはクライアント様が自走できる状態まで後押しすることが大事だと私は考えていますので、クライアント様の次の施策に繋がるよう中長期的な視点での改善が、双方の成長と良い関係を作れるポイントです。


冒頭でもお伝えしましたが、SEOの目的は順位を上げることではなく、「収益」をあげることです。

Googleのプラットフォームで勝負している以上、アップデートにより影響を受けることもあると思いますが、私たちがサービスを届けたいのは、Googleではなく、検索エンジンの先にいるユーザーです。


そのことを意識してSEOに取り組めば、視野が広がりSEOの幅が広がると思います。


最後まで閲覧いただき、ありがとうございます!


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また、定期的にSEO・SNSマーケティングでの業界毎、サイトタイプ毎(コーポレートサイト、EC、オウンドメディア)の成功事例や失敗事例を本ブログで公開していきたいと思います。


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