ECサイトのSEO対策|Googleの公式ガイドに沿ってやるべき7つの施策と注意点
- 山口 耀平
- 記事制作日2026年10月24日
- 更新日2026年10月24日
- 0いいね!

ECサイトのSEO対策では、カテゴリページと商品ページを検索の受け皿として整え、商品の数だけ増えるURLをGoogleが正しく扱える形に設計することが成果を左右します。
ECサイトは、色やサイズのバリエーション、絞り込み、ページ分割によってURLが増えやすく、一般的な企業サイトとは違う注意点があります。
本記事では、Google検索セントラルのeコマース向けの公式ドキュメントをもとに、ECサイトのSEO対策で狙うキーワード、やるべき施策、やってはいけないこと、外注先の選び方を解説します。
| この記事でわかること |
|

ECサイトのSEO対策とは

ECサイトのSEO対策とは、商品を探している人に、検索結果から自社のカテゴリページや商品ページを見つけてもらうための取り組みです。
Googleの商品の構造化データのガイドでは、商品の情報が、通常のテキストの検索結果のほか、Google画像検索やショッピングのナレッジパネルなどに表示される例が示されています。
ECサイトのSEO対策では、ページの内容に加えて、商品データやURLの設計まで含めて考える必要があります。
Googleは、eコマースサイト向けに、商品データの共有、構造化データ、URL構造、サイトの構造、ページ分けなどの公式ドキュメントをまとめて公開しています(2025年12月18日更新)。
ECサイトのSEO対策で狙うキーワードと受け止めるページ

| この章でわかること |
|

ECサイトのSEO対策では、検索する人がどの段階にいるかによって、受け止めるページを分けるのが基本です。
1つのキーワードに複数のページが重ならないよう、ページごとの役割を決めておきましょう。
ページ①|カテゴリページ
「メンズ スニーカー」のように、商品の種類で探す人が使う検索語句を受け止めるページです。
商品の一覧に加えて、カテゴリの特徴や選ぶときのポイントを短く添えると、検索する人の疑問にも答えられます。
ページ②|商品ページ
商品名や型番で検索する、購入に近い人を受け止めるページです。
価格、在庫、送料、返品の条件など、購入の判断に必要な情報をそろえることが大切です。
ページ③|読み物(選び方・使い方のページ)
まだ買う商品を決めていない人が、選び方や使い方を調べるときに受け止めるページです。
読み物からカテゴリページや商品ページへ内部リンクでつなぐと、購入までの導線になります。
ECサイトのSEO対策でやるべき7つの施策

| この章でわかること |
|

ここからは、ECサイトのSEO対策でやるべき施策を7つ紹介します。
前半の2つはページの中身、後半の5つはURL・商品データ・サイトの構造に関わる施策です。
施策①|カテゴリページに、選ぶための情報を加える
カテゴリページが商品の画像と価格の一覧だけだと、ほかのECサイトとの違いが出にくくなります。
カテゴリの特徴、選び方のポイント、よく比べられる商品の違いなど、そのショップならではの情報を加えましょう。
施策②|商品ページに、そのショップ独自の情報を載せる
メーカーが用意した説明文だけでは、同じ商品を扱うほかのショップと同じ内容になりがちです。
サイズ感、使ってみた感想、スタッフのおすすめの使い方など、自社でしか書けない情報を加えましょう。
商品の写真を自社で撮影して載せることも、独自の情報になります。
施策③|色やサイズのバリエーションごとにURLを設計する
Googleのeコマースサイト向けのURL設計のガイドは、色やサイズなどの組み合わせごとに別のURLを付ける方法を紹介しています。
例として、パスで分ける形(/t-shirt/green)と、クエリパラメータで分ける形(/t-shirt?color=green)が挙げられています。
そのうえで、URLの「#」以降の部分(フラグメント)について、次のように述べています。
Google はインデックス登録の際にフラグメント識別子を使用しません。
つまり、「#black」「#white」のように#で色を分けても、Googleには同じページとして扱われる可能性があります(2025年12月18日更新のページ)。
バリエーションごとにURLを分ける場合は、すべてのバリエーションのページで、正規の商品URLを指定しましょう。
施策④|ページ分割した一覧ページに、それぞれ固有のURLを付ける
商品の数が多いカテゴリでは、一覧を複数のページに分けることがあります。
Googleは、ページ分けに関するガイドのなかで、次のように述べています。
各ページに一意の URL を割り当ててください。
同じガイドは、?page=2 のようなパラメータで各ページを区別する方法を例に挙げ、各ページに固有の正規URLを付けるよう勧めています。
2ページ目以降の正規URLを1ページ目に向けないことと、rel="next"・rel="prev"はGoogleが現在使っていない点に注意しましょう。
施策⑤|商品の構造化データを追加する
構造化データとは、商品名、価格、在庫、レビューなどの情報を、検索エンジンが読み取りやすい形で記述する仕組みです。
Googleは、商品データの共有に関するガイドのなかで、次のように勧めています。
可能であれば、商品ページに構造化データを追加します。
Googleの商品の構造化データのガイドでは、その場で購入できる商品ページには「販売者のリスティング」、購入できないページには「商品スニペット」のマークアップを使うと説明しています。
自社のページで購入できるかどうかで使うマークアップが変わるため、ページの種類に合わせて設定しましょう。
施策⑥|Merchant Centerに商品データを登録する
Google Merchant Centerは、商品の情報をまとめてGoogleに送るための管理画面です。
Googleは、Merchant Centerへの商品データの登録は検索結果に表示されるために必須ではないものの、一部の表示には必要だと説明しています。
Googleは、ページへの構造化データの追加と、Merchant Centerへの登録の両方を行うことを勧めています。
施策⑦|すべての商品ページに、リンクでたどれる構造にする
Googleのeコマースサイトの構造に関するガイドは、どのページにもサイトのナビゲーションからリンクをたどって到達できるようにすることを勧めています(2025年12月18日更新)。
リンクには a タグの href を使い、JavaScriptのイベントだけで移動するナビゲーションは避けるよう求めています。
メニューからカテゴリ、サブカテゴリ、商品ページへとリンクでたどれる構造にし、検索に出したい商品にはすべてリンクを張りましょう。
すべての商品にリンクできない場合は、サイトマップやMerchant Centerのフィードを使うよう案内しています。売れ筋の商品は、トップページやブログ記事からリンクすることも勧めています。
ECサイトのSEO対策でやってはいけないこと

| この章でわかること |
|

ECサイトは、システムの初期設定のままでも、Googleが扱いにくいURLが大量に生まれることがあります。
次の4つは、ECサイトのSEO対策で特に避けたいことです。
NG①|絞り込み(ファセット)のURLを、すべてクロールさせる
色、価格帯、ブランドなどの絞り込みを組み合わせると、URLの数は商品の数よりもはるかに多くなります。
Googleのファセットナビゲーションのガイドは、絞り込んだ結果のクロールを許可しても、サーバーの負荷が増えるわりにメリットが少ないことが多いとしています(2026年3月5日更新)。
検索結果に出す必要のない絞り込みのURLは、robots.txtでクロールを止めるか、URLのフラグメントで絞り込む方法を検討しましょう。
絞り込みの組み合わせで商品が0件になる場合は、HTTPの404を返すよう勧めています。
NG②|続きの商品にURLのない「もっと見る」や無限スクロールだけにする
Googleのページ分けのガイドによると、Googleのクローラーは通常、ボタンをクリックせず、リンクのhrefに書かれたURLをたどります。
「もっと見る」ボタンや無限スクロールで続きの商品を表示する場合も、それぞれの続きのページにリンクできるURLを用意しましょう。
NG③|同じ商品の重複したURLを放置する
計測用のパラメータが付いたURLや、HTTPとHTTPSのページなど、同じ商品に複数のURLができることがあります。
Googleは、正規のURLを示す方法として、リダイレクト、rel="canonical"、サイトマップの3つを挙げ、この順にシグナルが強いとしています(2026年7月14日更新)。
ひとつのページに対して、方法ごとに別のURLを正規URLとして指定しないよう注意しましょう。
NG④|リンクの購入や、他サイトの文章の流用
Googleのスパムに関するポリシーは、ランキングを上げることを目的としたリンクの売買をリンクスパムの例に挙げています(2026年9月2日更新)。
同じポリシーは、他のサイトのコンテンツを集めて、検索ランキングを操作する目的で掲載する行為を「スクレイピング」としています。
リンクを買ったり、ほかのショップの商品説明を流用したりするのではなく、自社の商品知識にもとづく情報を積み上げましょう。
ECサイトのSEO対策を外注するときの選び方

| この章でわかること |
|
ECサイトのSEO対策は、記事の制作だけでなく、URLの設計や商品データの管理など、技術面の対応が欠かせません。
外注先は、次の4つのポイントで比べましょう。
ポイント①|使っているカートシステムでの実績があるか
ECサイトの構造やURLは、使っているカートシステムやECプラットフォームによって変えられる範囲が異なります。
自社と同じシステムで構築されたECサイトを支援した実績があるかを確認しましょう。
ポイント②|URLや正規化など、技術面の実装まで対応できるか
バリエーション、絞り込み、ページ分割、重複URLの扱いは、改善の指示だけでなく、サイトへの実装が必要です。
指示書の提出までなのか、実装やシステム会社とのやり取りまで任せられるのかを、契約前に確認しましょう。
ポイント③|構造化データやMerchant Centerまで相談できるか
商品の構造化データやMerchant Centerの商品データは、商品の追加や価格の変更のたびに正しく保つ必要があります。
商品データの設計と運用まで相談できる外注先を選ぶと、ページの改善と商品データの管理をまとめて進められます。
ポイント④|検索順位を保証しないか
Googleは、SEO業者について解説した公式ガイドのなかで、次のように述べています。
Google で一番上に掲載されることは誰にも保証できません。
これは、検索エンジンを運営するGoogle自身の公式見解です(2026年6月10日更新のページ)。
順位の保証ではなく、売上や購入数につながる指標で成果を測り、施策の内容を説明してくれる外注先を選びましょう。
まとめ:ECサイトのSEO対策は「ページの役割」と「URLの設計」から整える

本記事では、ECサイトのSEO対策で狙うキーワード、やるべき施策、やってはいけないこと、外注先の選び方を、Googleの公式ドキュメントをもとに解説しました。
- キーワードは、カテゴリページ・商品ページ・読み物の3種類のページで受け止める
- カテゴリページと商品ページには、そのショップならではの情報を加える
- バリエーションとページ分割には固有のURLと正規URLを設定し、#で分けない
- 商品の構造化データの追加と、Merchant Centerへの登録を両方行う
- すべての商品ページに、ナビゲーションのリンクからたどれる構造にする
- 絞り込みURLのクロール管理、重複URLの正規化を行い、リンクの購入や文章の流用は避ける
まずはカテゴリページと商品ページの役割を整理し、Search Consoleでインデックスされているページを確認するところから始めましょう。
- この記事にいいね!する
この記事を書いた人

稼働ステータス
◎現在対応可能
- 山口 耀平
職種
マーケティング
Webアナリスト
希望時給単価
3,000円~5,000円
検索順位の海賊の代表の山口耀平です。 超絶良質でかつ愛のこもったコンテンツ制作が可能です。 <強み> ・ドブ板でなんでも対応する精神を持っている ・ユーザー及びGoogleから評価されるビジュアルリッチなコンテンツ制作 ・アフィリエイターとして0からメディアを立ち上げグロースさせた経験から来る感覚値 ・メディア経由のリード獲得からインサイドセールまで一貫して対応可能 <スキル> ▼SEO対策 ・サイト改善 ・オウンドメディア運用 ・CV導線の設計 ▼BtoBマーケティング ・リード獲得戦略設計 ・ホワイトペーパー作成 ・メルマガ配信戦略の立案〜実行 ・インサイドセールス <実績> ○ケース①:人材マッチングアプリ(toB) ホワイトペーパー制作、ライティングのディレクション、ライティング、獲得したリードへの架電全てを一人で手を動かしてメディアを対応しました(一部ライターさんにも手伝ってもらいました)。 ▶️問題・課題 クライアントは元々、コンサル会社が入ってメディアを立ち上げたものの、1件もリード獲得ができていない状況。 ここから、課題としては下記の4点があると仮説を立てました。 1. コンテンツの質が著しく低い 2. 内部リンク設計が全くなされていない 3. スクラッチで構築されたサイトの構造がSEO最適化されていない 4. CVポイントが少なすぎる ▶️実行した施策 そこで下記のような施策を3ヶ月に渡り行いました。 ・競合サイトよりもビジュアルリッチなコンテンツになるようにリライト(30本) ・内部リンクの設計を見直して、必要な新規記事の投下(30本) ・ブロガーが使用する無料のSEO最適化されたテーマへ変更(オウンドメディアのデザインも自分でやったのでコストをめちゃくちゃ抑えられた) ・お役立ち資料の制作とCVポイントの設置 ・獲得したリードへの架電による商談獲得 ▶️結果 契約してから3ヶ月ほどで下記のような成果を出すことに成功しました。 ・人材系のリード獲得メディアを200アクセス数で昨対200%成長 ・メディア経由でのリード獲得を0件→30件に成長 ・ホワイトペーパー製作によるCVポイントの創出 ・架電により10件の商談獲得に成功 ▶️ポイント ・一人でライティングからホワイトペーパー、架電までこなす必要性がありメタディスクリプションの設定等の細かいSEO対策は完全に放棄して、内部リンクとコンテンツの品質に全振りして施策を実行しました。SEO対策は全部やりたがる担当者もいますが、正直後回しでいい施策も結構多いので、本質的な部分にリソースにのみ投下したことで短期間で成果を上げることができました。 ○実績②:通信キャリア事業(toC) ▶️問題・課題 契約者数を増やすためのチャネルが欲しいというニーズがあり。サイトの分析を行い、下記のような課題を抽出。 ・公式サイトがサブドメインで、ルートドメインに対してリダイレクトがかかっている状況がありサイトも評価が分散している ・集客チャネルが広告依存状態になっている状況が発生している ▶️実行した施策 ・サブドメインからルートドメインへのサイトの移行によりドメインへのサイト評価の集中 ・ドメイン配下に小学生の親御さんをターゲットにしたコラムメディアの立ち上げ ・経験者であるママさんライターを小学校の周りでチラシを配って募集 ▶️結果 ・ECサイト本体が移行に伴いアクセスを150%増。 ・オウンドメディアも1年で月次8万アクセスまで成長 ・年次で4000万円規模のインパクトを創出。 ▶️反省点 ・メディアを立ち上げて安定して集客できたものの、キッズ携帯自体が購入まで判断に時間がかかる商材だったため、メルマガ施策やLINE施策もあわせて実行すべきであったと反省。 実績③:個人でのメディア運用 ▶️概要 ・当初、経済学系のオウンドメディアを立ち上げ、中小企業診断士の講座へのアフィリエイト収益を狙って立ち上げ。1年間運用したところ企業メディア等からの被リンクが獲得できたため、仮想通貨系のキーワードのカテゴリを作ってコンテンツを投下したところ、ビッグキーワードで上位獲得を実現(現在は完全に死んだため、月1万円のアドセンス収益に甘んじています) ▶️施策 ・ビジュアルリッチな図解コンテンツを制作(1記事当たり10枚近くの図解を入れた記事もあり) ・内部リンク構造とトピッククラスターを意識 ▶️結果 ・個人でもメディアを運用して月次で10万アクセス集める ・月次10万円の収益、累計で100万円をあげる ・企業メディアやWikipediaからの被リンクの獲得を実現 ・仮想通貨領域でビッグキーワードの「Web3」や「dao」等で検索結果1ページ目達成
スキル
SEO
WEB戦略設計
WEBサイト設計
・・・(登録スキル数:11)
スキル
SEO
WEB戦略設計
WEBサイト設計
・・・(登録スキル数:11)


