外壁塗装のSEO対策は、「地域名+外壁塗装」で探す人に、施工事例と料金の目安、会社の信頼性を示すページを用意することが中心になります。

 

2026年10月にAhrefsで確認した「外壁塗装 横浜」の検索結果では、地図の枠に塗装会社が3件表示され、その下の通常の検索結果8件のうち7件が塗装会社の自社サイトでした。

 

この例のように、紹介サイトだけでなく、地域の塗装会社の自社サイトにも上位に入る余地があります。

 

本記事では、塗装会社が自社サイトで取り組みたいSEO対策を、狙うキーワード、施策、表示の注意点、外注先の選び方の順に解説します。

 

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この記事でわかること
  • 外壁塗装のSEO対策で狙うキーワードの種類
  • 施工事例・料金・Googleビジネスプロフィールなど、やるべき5つの施策
  • No.1表示や二重価格表示など、景品表示法の観点で注意したい表示
  • 外壁塗装のSEO対策を外注するときの選び方

 

外壁塗装のSEO対策の全体像。「地域名+外壁塗装」で探す人に施工事例と料金の目安、会社の信頼性を示す。キーワードを4種類に分ける、5つの施策でページを整える、表示のルールを確認する、やってはいけないことを避ける

 

外壁塗装のSEO対策とは

青空と広がる住宅街の街並み

 

外壁塗装のSEO対策とは、塗装会社のホームページを、外壁や屋根の塗り替えを考えている人の検索で見つけてもらえるように整える取り組みです。

 

塗り替えは何度も依頼するものではないため、検索する人は、費用の相場や業者の選び方から調べ始めることが想定されます。

 

地域名で依頼先を探す人と、費用や塗料を調べる人の両方に向けたページを用意すると、問い合わせの前の段階から接点を持てます。

 

「外壁塗装 seo」はAhrefsの推計で月800回検索されており、塗装会社の側でもSEOの進め方を調べる人がいることが分かります。

 

外壁塗装のSEO対策で狙うキーワードの種類

AIを利用するスマートフォンのイメージ

 

この章でわかること
  • 種類①|地域名+外壁塗装(例:「外壁塗装 横浜」「○○市 屋根塗装」)
  • 種類②|費用・相場(例:「外壁塗装 30坪 費用」)
  • 種類③|塗料・工法(例:「フッ素塗料 耐用年数」)
  • 種類④|業者選び・トラブル(例:「外壁塗装 業者 選び方」)

 

狙うキーワードは4種類。検索する人の目的ごとに受け止めるページを決める。地域名+外壁塗装、費用・相場、塗料・工法、業者選び・トラブル

 

外壁塗装のSEO対策で狙うキーワードは、次の4種類に分けて考えると、作るページを決めやすくなります。

 

種類検索する人受け止めるページ
地域名+外壁塗装依頼先を探している人地域ごとの施工事例・対応エリアのページ
費用・相場予算の目安を知りたい人料金の目安のページ
塗料・工法塗料の違いを比べたい人塗料や工事の流れの解説記事
業者選び・トラブル失敗を避けたい人見積書の見方などの解説記事

 

種類①|地域名+外壁塗装(例:「外壁塗装 横浜」「○○市 屋根塗装」)

依頼先を探している人の検索で、問い合わせに近いキーワードです。

 

対応している市区町村ごとに、その地域の施工事例を載せたページで受け止めましょう。

 

種類②|費用・相場(例:「外壁塗装 30坪 費用」)

予算の目安を知りたい人の検索です。

 

坪数や塗料の種類ごとに、自社の料金の目安と、金額が変わる条件を載せましょう。

 

種類③|塗料・工法(例:「フッ素塗料 耐用年数」)

塗料の違いを比べたい人の検索です。

 

自社で扱う塗料の特徴は、塗料メーカーが公表している資料を確かめたうえで説明しましょう。

 

種類④|業者選び・トラブル(例:「外壁塗装 業者 選び方」)

失敗を避けたい人の検索です。

 

見積書の見方や契約前の確認点など、依頼する側の不安に答える記事を用意しましょう。

 

外壁塗装のSEO対策でやるべき5つの施策

パソコンで仕事をするクリエイターの女性

 

この章でわかること
  • 施策①|地域ごとの施工事例ページを作る
  • 施策②|料金の目安と、見積もりの内訳を公開する
  • 施策③|Googleビジネスプロフィールで対応地域を設定する
  • 施策④|建設業許可や保険など、会社の信頼情報を載せる
  • 施策⑤|クチコミを集めるときはGoogleのポリシーを守る

 

やるべき5つの施策。塗装会社が自社サイトで地域の検索に向けて取り組む。地域ごとの施工事例ページ、料金の目安と見積もりの内訳、地図の対応地域を設定する、建設業許可など信頼情報、ポリシーに沿ってクチコミ

 

ここでは、塗装会社が自社サイトで取り組みたい施策を5つ紹介します。

 

施策①|地域ごとの施工事例ページを作る

施工事例は、塗装会社の仕事ぶりを示す材料になります。

 

施工場所の市区町村、建物の種類、使った塗料、工期、費用の目安を、施工前後の写真とあわせて1件ずつページにしましょう。

 

項目書き方の例
施工場所○○市○○区(町名まで。番地は載せない)
建物木造2階建て・延床面積30坪
工事の内容外壁塗装・屋根塗装・付帯部の塗装
使った塗料メーカー名・商品名・グレード
工期足場の設置から解体までの日数
費用の目安○万円(税込)
お客さまの声施主の了承を得た実際のコメント

 

写真や所在地を載せるときは、施主の了承を得て、個人が特定されない範囲にとどめましょう。

 

施策②|料金の目安と、見積もりの内訳を公開する

料金のページがないと、費用を調べている人の検索を受け止められません。

 

「30坪・シリコン塗料で○万円から」のように条件を付けた目安と、足場・高圧洗浄・下地処理など見積もりの内訳の項目を載せましょう。

 

施策③|Googleビジネスプロフィールで対応地域を設定する

「外壁塗装 横浜」の例のように、地域の検索では地図の枠に塗装会社が表示されることがあります。

 

Googleビジネスプロフィールのヘルプは、客先に出向いてサービスを提供し、拠点の住所では接客しないビジネスを「非店舗型ビジネス」と呼び、配管工事などを例に挙げています。

 

サービス提供地域は最大20か所まで指定でき、拠点から車で約2時間以内の範囲に収めるよう案内されています。

 

施策④|建設業許可や保険など、会社の信頼情報を載せる

建設業法では、建築一式工事以外の工事で1件の請負代金が500万円以上(消費税を含む)の工事を請け負うには、建設業の許可が必要です(国土交通省)。

 

500万円未満の軽微な工事だけを請け負う場合は許可は不要ですが、許可がある会社は、その番号が依頼先を選ぶ人の判断材料になります。

 

建設業許可の番号、加入している保険、所属する団体などの情報を、会社概要や施工事例のページに載せましょう。

 

施策⑤|クチコミを集めるときはGoogleのポリシーを守る

Googleのポリシーは、クチコミについて、次のような行為を禁止しています。

 

クチコミの投稿や否定的なクチコミの修正または削除と引き換えに、インセンティブ(金銭的報酬、割引、無料の商品やサービスなど)を提供する行為。

出典:Google「禁止または制限されているコンテンツ」

 

同じポリシーは、肯定的なクチコミだけを選んで募ることも、評価の操作として禁止しています。

 

施工が終わったすべてのお客さまに同じようにクチコミをお願いし、割引や特典と引き換えにしないようにしましょう。

 

外壁塗装のSEO対策で注意したい表示のルール

聴診器とクリップボードと観葉植物

 

この章でわかること
  • 注意①|根拠を確かめていない「No.1」表示
  • 注意②|実態のない「通常価格」と比べる二重価格表示

 

注意したい2つの表示。SEOでページを見る人が増えるほど表示が依頼先選びに与える影響も大きくなる。No.1表示、二重価格表示

 

SEOでホームページを見る人が増えるほど、ページの表示が依頼先選びに与える影響も大きくなります。

 

外壁塗装の広告でよく見かける表示のうち、次の2つは景品表示法の観点から特に注意しましょう。

 

注意①|根拠を確かめていない「No.1」表示

消費者庁は、2024年9月26日に「No.1表示に関する実態調査報告書」を公表しました。同日の長官の記者会見では、調査の結果について次のように述べています。

 

表示に見合った調査が行われていないものが少なからず見受けられたということであります。

出典:消費者庁「新井消費者庁長官記者会見要旨(2024年9月26日)」

 

会見では例として、満足度No.1と表示しながら、商品やサービスを利用したことがあるかを確かめずにアンケート調査をしていたケースを挙げています。

 

「地域No.1」「満足度No.1」などを載せるなら、根拠となる調査の内容を自社で確認し、見る人もその根拠を確かめられるようにしましょう。

 

注意②|実態のない「通常価格」と比べる二重価格表示

消費者庁の「不当な価格表示についての景品表示法上の考え方」(平成28年4月1日改定)は、過去の販売価格と比べる二重価格表示の考え方を示しています。

 

最近相当期間にわたって販売されていた価格とはいえない価格を比べる対象に使う場合、その内容を正確に表示しない限り、不当表示に当たるおそれがあるとしています。

 

「通常価格○万円→キャンペーン価格○万円」と書くなら、通常価格で実際に請け負っていた期間があるかを確認しましょう。

 

外壁塗装のSEO対策でやってはいけないこと

注意事項を確認!

 

この章でわかること
  • NG①|地域名だけを入れ替えたページを量産する
  • NG②|他社の施工写真や文章を流用する
  • NG③|ランキング目的でリンクを購入する

 

短期間で順位を上げようとして、Googleのポリシーに反する方法をとると、かえって集客の土台を失いかねません。

 

NG①|地域名だけを入れ替えたページを量産する

Googleのスパムに関するポリシーは、特定の地域や都市を対象としたページを複数持ち、そこから1つのページにユーザーを誘導することを、誘導ページの不正使用の例に挙げています(2026年9月2日更新)。

 

対応地域ごとのページには、その地域の施工事例やお客さまの声など、地域ごとに異なる情報を載せましょう。

 

NG②|他社の施工写真や文章を流用する

他社の写真や文章を無断で使うと、著作権の問題になるおそれがあるうえ、自社の実績を偽ることにもなります。

 

施工事例の写真と文章は、自社で施工した現場のものだけを使いましょう。

 

NG③|ランキング目的でリンクを購入する

Googleのスパムに関するポリシーは、ランキングを上げることを目的としたリンクの売買を、リンクスパムの例に挙げています。

 

被リンクの購入を勧める提案は、ポリシーに違反するおそれがあるため受け入れないようにしましょう。

 

外壁塗装のSEO対策を外注するときの選び方

ストレスチェック(女医とチェックリスト)

 

この章でわかること
  • ポイント①|塗装・リフォーム業界での実績があるか
  • ポイント②|施工事例ページの作り込みまで支援できるか
  • ポイント③|地図検索の対策もあわせて相談できるか
  • ポイント④|検索順位を保証しないか

 

外壁塗装のSEO対策を外注するときは、次の4点を確認しましょう。

 

ポイント①|塗装・リフォーム業界での実績があるか

Googleの公式ガイドは、SEO業者に尋ねる質問として、同業種での実績を挙げています。

 

塗装会社やリフォーム会社の支援事例を、どの検索語句で何が改善したのかとあわせて示してもらいましょう。

 

ポイント②|施工事例ページの作り込みまで支援できるか

施工事例は、現場の写真や塗料、工期など、塗装会社の側にしかない情報が中心になります。

 

現場の情報をどのように集めて記事にするのか、取材や写真の撮り方まで提案があるかを確認しましょう。

 

ポイント③|地図検索の対策もあわせて相談できるか

地域の検索では、通常の検索結果に加えて、地図の枠にも塗装会社が表示されることがあります。

 

ホームページのSEOとGoogleビジネスプロフィールの運用を、同じ方針で相談できる会社を選びましょう。

 

ポイント④|検索順位を保証しないか

Googleは、SEO業者について解説した公式ガイドのなかで、次のように述べています。

 

Google で一番上に掲載されることは誰にも保証できません。

出典:Google 検索セントラル「SEO 業者の利用を検討する」

 

これは、検索エンジンを運営するGoogle自身の見解です(2026年6月10日更新のページ)。

 

順位の保証ではなく、問い合わせや見積もり依頼の数など、成果の測り方を説明できる会社を選びましょう。

 

まとめ:外壁塗装のSEO対策は「施工事例・料金・信頼情報」を地域ごとに示すことから

ビジネス 握手 提携 合意

 

本記事では、塗装会社が自社サイトで取り組みたい外壁塗装のSEO対策を解説しました。

 

  • キーワードは、地域名、費用・相場、塗料・工法、業者選びの4種類に分けて、受け止めるページを決める
  • 地域ごとの施工事例、料金の目安と内訳、Googleビジネスプロフィール、建設業許可などの信頼情報、ポリシーに沿ったクチコミ集めに取り組む
  • No.1表示は根拠を確かめ、二重価格表示は実際に請け負っていた価格かを確認する
  • 地域名だけを入れ替えたページの量産、他社の写真や文章の流用、リンクの購入は避ける
  • 外注先は、同業種の実績、施工事例づくりの支援、地図検索への対応、順位を保証しない姿勢で選ぶ

 

まずは自社の施工事例を地域ごとに整理し、料金の目安と信頼情報をそろえるところから始めましょう。

 

>>SEO対策代行・コンサルティングなら検索順位の海賊