インフラ構築会社のSEO対策は、ネットワークやサーバーの構築、クラウドへの移行、セキュリティ、保守・運用など、企業の情報システムの担当者が調べる内容ごとにページを分け、作業の範囲と体制、資格の情報を正確に伝えることが基本です。

 

本記事では、ITインフラの設計・構築・運用を手がける会社に絞って、狙うキーワードと作りたいページ、やるべき施策、資格の書き方、避けたい施策、外注先の選び方を解説します。

 

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この記事でわかること
  • ITインフラの依頼先を探す企業の検索と、作りたいページ
  • 構築の規模や移行の事例、Googlebotの扱いなど4つの施策
  • 情報処理安全確保支援士の名称と登録のルール
  • インフラ構築会社のサイトで避けたい施策と、外注先の選び方

 

インフラ構築会社のSEO対策の3つの柱を並べた図。作業の範囲と条件では、構築のページに対応できる規模、機器、工期、作業の時間帯を書き、保守の範囲は表で示す。移行とクローラーでは、クラウド移行の事例を移行前後の構成と止まった時間で書き、WAFやボット対策で本物のGooglebotを止めない設定にする。資格の正確な表示では、登録を受けた人だけを情報処理安全確保支援士と紹介し、3年ごとの登録の更新も管理する。

 

インフラ構築会社のSEO対策とは

オフィスで働くエンジニアのチーム

 

インフラ構築会社のSEO対策とは、社内ネットワークやサーバー、クラウドの環境を設計・構築・運用する会社のホームページを、依頼先を探す企業の担当者の検索で見つけてもらえるように整える取り組みです。

 

ITインフラの依頼では、対応できる規模や機器、作業の時間帯、障害のときの体制など、技術的な条件を細かく比べられます。

 

情報システムの担当者が社内で説明しやすいよう、作業の範囲と条件を具体的に書いたページを用意しましょう。

 

運営側でも、「インフラ seo」(Ahrefsの推計で月100回、2026年10月時点)のように、SEOの進め方を調べる検索が見られます。

 

インフラ構築会社のSEO対策で狙うキーワードと作りたいページ

キーボードと計算機を持つスーツ姿の男女

 

この章でわかること
  • 種類①|構築の依頼(例:「lan工事」「サーバー構築」)
  • 種類②|クラウド移行(例:「aws 移行」「クラウド移行」)
  • 種類③|セキュリティ(例:「ゼロトラスト」「waf とは」)
  • 種類④|保守・運用(例:「サーバー 保守」「運用監視」)

 

インフラ構築会社のSEO対策で狙うキーワードと作りたいページを並べた図。構築の依頼は、lan工事が推計で月1,200回検索されており、構築のサービスごとにページを分け、対応できる拠点の数や端末の台数、工期と作業の時間帯を書く。クラウド移行は、aws 移行が月450回検索されており、調査から設計、移行、切り替え後の確認までの流れと、止まる時間を減らす工夫を書く。セキュリティは、ゼロトラストが月18,000回検索されており、仕組みの解説記事から自社で導入を手伝える範囲と導入した企業の例につなげる。保守・運用は、サーバー 保守が月400回検索されており、監視の対象と対応の時間帯、障害のときの連絡の流れを書く。

 

ITインフラに関わる検索は、目的によって言葉が分かれます(数値はAhrefsの推計)。

 

ここでは、4種類のキーワードと、受け止めるページを紹介します。

 

種類①|構築の依頼(例:「lan工事」「サーバー構築」)

「lan工事」は月1,200回、「サーバー構築」は月900回、「ネットワーク構築」は月800回、「インフラ構築」は月600回検索されています。

 

オフィスの移転や増床、システムの入れ替えに合わせて、依頼先を探す検索です。

 

構築のサービスごとにページを分け、対応できる拠点の数や端末の台数、工期と作業の時間帯を書きましょう。

 

種類②|クラウド移行(例:「aws 移行」「クラウド移行」)

「aws 移行」と「クラウド移行」はいずれも月450回、「サーバー 移行」は月200回検索されています。

 

社内のサーバーをクラウドへ移すときの進め方や、任せられる会社を探す検索です。

 

移行のページで、調査から設計、移行、切り替え後の確認までの流れと、止まる時間を減らす工夫を書きましょう。

 

種類③|セキュリティ(例:「ゼロトラスト」「waf とは」)

「ゼロトラスト」は月18,000回、「waf とは」は月2,000回、「vpn 構築」は月500回検索されています。

 

新しい考え方や仕組みを調べながら、自社に合う対策を探す担当者の検索です。

 

仕組みの解説記事から、自社で導入を手伝える範囲と、導入した企業の例につなげましょう。

 

種類④|保守・運用(例:「サーバー 保守」「運用監視」)

「サーバー 保守」は月400回、「運用監視」は月300回、「ネットワーク 保守」は月150回検索されています。

 

構築したあとの監視や障害の対応を、外に任せたい企業の検索です。

 

保守のページで、監視の対象と対応の時間帯、障害のときの連絡の流れを書きましょう。

 

インフラ構築会社のSEO対策でやるべき4つの施策

コーディング html css

 

この章でわかること
  • 施策①|構築のページに、規模・機器・工期・作業の時間帯を書く
  • 施策②|移行の事例は、移行前後の構成と止まった時間を書く
  • 施策③|WAFやボット対策で、本物のGooglebotを止めない
  • 施策④|保守の範囲を、監視の対象と対応の時間、連絡の流れで書く

 

インフラ構築会社のSEO対策でやるべき4つの施策を並べた図。構築の規模と条件を書くでは、対応できる規模の目安と扱える機器のメーカー、工期の例、夜間や休日の作業の可否を表にまとめる。移行の事例は構成と時間では、支援先の了承を得たうえで、移行前後の構成、移行にかかった期間、切り替えで止まった時間、移行後の費用の変化を書く。本物のGooglebotを止めないでは、サーバーへのリクエストが本当にGoogleからのものかを、リバースDNSルックアップとフォワードルックアップ、または公開されているIPアドレスの範囲との照合で確かめ、ボット対策の設定で本物のクローラーを誤って止めないようにする。保守の範囲を表にするでは、監視の対象、受付と対応の時間帯、障害の連絡から復旧の報告までの流れをプランごとにまとめる。

 

キーワードを受け止めるページを用意したら、次の4つの施策で中身を整えます。

 

施策①|構築のページに、規模・機器・工期・作業の時間帯を書く

ITインフラの構築は、拠点の数や端末の台数、使う機器のメーカーによって、工期や費用が大きく変わります。

 

「各種ネットワーク構築に対応」とだけ書くと、担当者は自社の規模を任せられるかを判断できません。

 

対応できる規模の目安と、扱える機器のメーカー、工期の例、夜間や休日の作業の可否を表にまとめましょう。

 

施策②|移行の事例は、移行前後の構成と止まった時間を書く

クラウドへの移行を考える企業は、業務が止まる時間と、移行後の運用がどう変わるかを気にします。

 

「移行しました」という結果だけでは、自社に当てはめて考えることができません。

 

支援先の了承を得たうえで、移行前後の構成、移行にかかった期間、切り替えで止まった時間、移行後の費用の変化を書きましょう。

 

施策③|WAFやボット対策で、本物のGooglebotを止めない

インフラ構築会社は、自社や顧客のサイトにWAFやボット対策を入れることも多く、設定によっては検索エンジンのクローラーまで止めてしまいます。

 

Googleは、アクセスが自社のクローラーからのものかの確かめ方について、次のように述べています。

 

サーバーへのリクエストが本当に Google からのものかどうかを確認できます。

出典:Google「Google クローラーとフェッチャーからのリクエストを確認する」

 

同じページは、アクセス元のIPアドレスのリバースDNSルックアップとフォワードルックアップで確かめる方法と、公開しているIPアドレスの範囲と照合する方法を示しています(2026年3月25日更新)。

 

ボットを止める設定では、Googlebotを名乗るアクセスをこの方法で確かめ、本物のクローラーを誤って止めていないかをSearch Consoleでも確かめましょう。

 

施策④|保守の範囲を、監視の対象と対応の時間、連絡の流れで書く

保守・運用のサービスは、監視する機器や対応の時間帯、障害の連絡の方法が会社によって異なります。

 

範囲が分からないと、企業は自社の情報システムの担当者がどこまで対応すべきかを決められません。

 

監視の対象、受付と対応の時間帯、障害の連絡から復旧の報告までの流れを、プランごとに表にまとめましょう。

 

インフラ構築会社のSEO対策で守りたい、資格の書き方

パソコンとクリップボード

 

この章でわかること
  • ルール①|情報処理安全確保支援士は、登録を受けた人だけが名乗れる
  • ルール②|登録は3年ごとに更新が必要

 

情報処理の促進に関する法律をもとに、情報処理安全確保支援士を紹介するときの2つのルールを並べた図。名乗れるのは登録者では、支援士となる資格を持つ人が支援士となるには登録を受けなければならず、支援士でない者はその名称を使ってはならないため、試験に合格しただけの人と登録を受けた人を書き分ける。登録は3年ごと更新では、登録は3年ごとに更新を受けなければ期間の経過によって効力を失うため、技術者の資格の一覧を更新の時期とあわせて管理する。

 

セキュリティの資格を持つ技術者がいることは、依頼先を選ぶ大切な判断材料になります。

 

ここでは、情報処理安全確保支援士を紹介するときに守りたい2つのルールを紹介します。

 

ルール①|情報処理安全確保支援士は、登録を受けた人だけが名乗れる

情報処理の促進に関する法律は、情報処理安全確保支援士となる資格を持つ人が支援士となるには、登録簿への登録を受けなければならないと定めています(第12条第1項)。

 

また、情報処理安全確保支援士でない者は、その名称を使ってはならないと定めています(第24条)。

 

試験に合格しただけの人と、登録を受けた人を書き分け、登録を受けた人だけを「情報処理安全確保支援士」と紹介しましょう。

 

ルール②|登録は3年ごとに更新が必要

同じ法律は、登録は3年ごとに更新を受けなければ、期間の経過によって効力を失うと定めています(第12条第2項)。

 

更新を忘れたまま「在籍」と書き続けると、名乗れない資格を表示することになりかねません。

 

技術者の資格の一覧は、登録の更新の時期とあわせて管理し、退職や失効があれば表示をすぐに改めましょう。

 

インフラ構築会社のSEO対策でやってはいけないこと

スマートフォンと注意マーク

 

この章でわかること
  • NG①|自社の技術ブログに、関係のない他社の宣伝記事を載せる
  • NG②|スマートフォンのユーザーだけを、別のサイトに転送する

 

Googleのスパムに関するポリシー(2026年9月2日更新)にもとづいて、インフラ構築会社のサイトで特に避けたいことを2つ紹介します。

 

NG①|自社の技術ブログに、関係のない他社の宣伝記事を載せる

Googleは、ホストサイトが獲得したランキングシグナルを利用することを主な目的に、サードパーティのコンテンツを公開することを、サイトの評判に関するポリシーの違反としています。

 

その例として、医療サイトで低品質な「最高のカジノ」に関するサードパーティの広告ページをホストし、サイトに統合されていない状態を挙げています。

 

技術ブログには自社の技術者が書いた記事を載せ、外部の執筆者の記事を載せる場合は、自社が編集に責任を持てるものに限りましょう。

 

NG②|スマートフォンのユーザーだけを、別のサイトに転送する

Googleは、ユーザーと検索エンジンに異なるコンテンツを見せたり、想定外のコンテンツを見せたりする目的で悪意を持ってリダイレクトすることを、不正なリダイレクトとしています。

 

その例として、パソコンのユーザーには通常のページを表示し、モバイルのユーザーをまったく別のスパムのドメインに転送することを挙げています。

 

サーバーやCDNの設定を変えたあとは、パソコンとスマートフォンの両方でリダイレクトの動きを確かめ、身に覚えのない転送がないかを点検しましょう。

 

インフラ構築会社のSEO対策を外注するときの選び方

明るい会議室で意見交換するビジネスチーム

 

この章でわかること
  • ポイント①|IT企業やBtoBの支援実績があるか
  • ポイント②|技術的な内容を、自社の技術者と確かめて原稿にできるか
  • ポイント③|サーバーの移行やサイトの移転で、検索への影響まで考えられるか
  • ポイント④|検索順位を保証しないか

 

インフラ構築会社のSEO対策を外注するときは、次の4点を確かめましょう。

 

ポイント①|IT企業やBtoBの支援実績があるか

IT企業の支援事例を、どのページで、どの検索語句からの問い合わせが増えたのかとあわせて示してもらいましょう。

 

ポイント②|技術的な内容を、自社の技術者と確かめて原稿にできるか

仕組みの解説や構築の手順に誤りがあると、専門知識のある読み手からの信頼を失います。

 

原稿を作るときに技術者から話を聞き、公開の前に技術的な誤りがないかを確認してもらう手順があるかを確かめましょう。

 

ポイント③|サーバーの移行やサイトの移転で、検索への影響まで考えられるか

自社のサイトを移すときに、URLやリダイレクト、クロールへの影響まで含めて手順を提案できるかを確かめましょう。

 

ポイント④|検索順位を保証しないか

Googleは、SEO業者について解説した公式ガイドのなかで、次のように述べています。

 

Google で一番上に掲載されることは誰にも保証できません。

出典:Google 検索セントラル「SEO 業者の利用を検討する」

 

これは、検索エンジンを運営するGoogle自身の見解です(2026年6月10日更新のページ)。

 

順位の保証ではなく、作業の内容と成果の測り方を説明できる会社を選びましょう。

 

まとめ:インフラ構築会社のSEO対策は「作業の範囲・移行の事例・資格の正確な表示」から

握手をして挨拶をするビジネスマン男女

 

本記事では、インフラ構築会社に絞って、狙うキーワードと作りたいページ、やるべき施策、資格の書き方、避けたい施策、外注先の選び方を紹介しました。

 

  • 構築の依頼、クラウド移行、セキュリティ、保守・運用の4種類のキーワードごとにページを用意する
  • 構築のページに、規模・機器・工期・作業の時間帯を書く
  • 移行の事例は、移行前後の構成と止まった時間を書く
  • WAFやボット対策で本物のGooglebotを止めず、保守の範囲は表で示す
  • 情報処理安全確保支援士は、登録を受けた人だけを紹介し、更新の時期も管理する
  • 関係のない他社の宣伝記事の掲載や、スマートフォンだけの転送は避ける

 

まずは構築のページに、対応できる規模と作業の時間帯が書かれているかを確かめましょう。

 

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