OEMメーカーのSEO対策は、化粧品や健康食品、アパレルなど受託できるジャンルごとにページを分け、費用の内訳と進め方、許可の有無を、委託を考える企業が比べられる形で載せることが基本です。

 

本記事では、OEM・ODMを受託するメーカーに向けて、狙うキーワードと作りたいページ、やるべき施策、化粧品のOEMで押さえたい許可と表示のルール、避けたい施策、外注先の選び方を解説します。

 

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この記事でわかること
  • 委託先を探す企業の検索と、ジャンルや費用ごとに作りたいページ
  • ジャンル別のページや費用の内訳、担当者の紹介など4つの施策
  • 化粧品のOEMで押さえたい、製造業と製造販売業の許可、容器の表示
  • OEMメーカーのサイトで避けたい施策と、外注先の選び方

 

OEMメーカーのSEO対策の3つの柱を並べた図。ジャンル別のページでは、化粧品、健康食品、アパレルなど受託できるジャンルごとにページを分け、品目や素材、最小ロット、設備などの条件を書く。費用と流れでは、費用の内訳と金額が変わる条件、数量や仕様を変えた見積もりの例、相談から納品までの工程ごとの期間の目安を示す。許可と担当者では、化粧品の製造業や製造販売業など持っている許可の種類と、開発や品質の担当者の名前と経歴を載せる。

 

OEMメーカーのSEO対策とは

工場で製品を検査する男女作業員

 

OEMメーカーのSEO対策とは、自社ブランドの商品を作りたい企業が委託先を探して検索したときに、自社のページが検索結果の上位に表示され、試作の依頼や問い合わせにつながるようにする取り組みです。

 

委託を考える企業は、ジャンルや費用、期間などの条件で委託先を絞り込むため、条件ごとに答えるページが必要になります。

 

自社が受託できるジャンルと条件を書き出し、どのページで何に答えるかを決めましょう。

 

「seo oem」(Ahrefsの推計で月10回、2026年10月時点)のように、OEMとSEOを組み合わせた検索も見られます。

 

SEOの作業を他社のブランドで提供する形をOEMと呼ぶこともありますが、本記事では、商品の製造を受託するOEMメーカーのSEO対策を扱います。

 

OEMメーカーのSEO対策で狙うキーワードと作りたいページ

売上分析と戦略イメージ

 

この章でわかること
  • 種類①|ジャンル+OEM(例:「化粧品 oem」「アパレル oem」「健康食品 oem」)
  • 種類②|費用・見積もり(例:「oem 費用」「oem 見積もり」)
  • 種類③|流れ・納期(例:「化粧品 oem 流れ」「oem 納期」)
  • 種類④|許可(例:「化粧品製造業許可」「化粧品製造販売業許可」)

 

OEMメーカーのSEO対策で狙うキーワードと作りたいページを並べた図。ジャンル+OEMは、化粧品 oemが推計で月1,500回検索されており、受託できるジャンルごとにサービスのページを分け、扱える品目や素材、設備を書く。費用・見積もりは、oem 費用が月40回検索されており、費用の内訳と金額が変わる条件を説明する。流れ・納期は、化粧品 oem 流れが月40回検索されており、相談から納品までの工程と期間の目安をジャンルごとに書く。許可は、化粧品製造業許可が月150回検索されており、自社が持つ許可の種類と、委託元が許可を持たない場合の進め方を説明する。

 

委託先を探す企業の検索は、次の4種類に分けて考えると、作るページが決めやすくなります(数値はAhrefsの推計)。

 

種類①|ジャンル+OEM(例:「化粧品 oem」「アパレル oem」「健康食品 oem」)

「化粧品 oem」は月1,500回、「アパレル oem」は月1,000回、「健康食品 oem」は月500回検索されています。

 

作りたい商品のジャンルが決まっていて、そのジャンルを受託できる会社を探している人の検索です。

 

受託できるジャンルごとにサービスのページを分け、扱える品目や素材、設備を書きましょう。

 

種類②|費用・見積もり(例:「oem 費用」「oem 見積もり」)

「oem 費用」は月40回、「oem 見積もり」は月30回、「化粧品 oem 費用」は月20回検索されています。

 

予算の中で商品を作れるかを、問い合わせの前に確かめたい人の検索です。

 

費用の内訳と、金額が変わる条件を説明するページを作りましょう。

 

種類③|流れ・納期(例:「化粧品 oem 流れ」「oem 納期」)

「化粧品 oem 流れ」は月40回、「oem 納期」と「oem 流れ」はそれぞれ月30回検索されています。

 

発売の時期から逆算して、いつまでに依頼すればよいかを知りたい人の検索です。

 

相談から納品までの工程と、それぞれにかかる期間の目安を、ジャンルごとに書きましょう。

 

種類④|許可(例:「化粧品製造業許可」「化粧品製造販売業許可」)

「化粧品製造業許可」は月150回、「化粧品製造販売業許可」は月100回検索されています。

 

化粧品を作って売るために、どの許可が必要かを確かめる人の検索です。

 

自社が持つ許可の種類と、委託元が許可を持たない場合の進め方を、解説のページで説明しましょう。

 

OEMメーカーのSEO対策でやるべき4つの施策

オフィスで働くエンジニアのチーム

 

この章でわかること
  • 施策①|ジャンルごとに、受託できる品目と条件のページを作る
  • 施策②|費用は、内訳と金額が変わる条件で示す
  • 施策③|相談から納品までの流れを、工程ごとの期間で示す
  • 施策④|開発や品質の担当者を、名前と経歴で紹介する

 

OEMメーカーのSEO対策でやるべき4つの施策を並べた図。ジャンルごとのページでは、化粧品、健康食品、アパレルなどのジャンルごとに、受託できる品目、最小ロット、設備、そのジャンルの事例をまとめる。費用は内訳と条件ででは、費用の項目ごとに金額が変わる条件を書き、数量や仕様を変えた見積もりの例を載せる。流れは工程ごとの期間ででは、相談、試作、仕様の決定、資材の手配、製造、検査、納品の工程ごとに期間の目安と委託元が行うことを書く。担当者を名前と経歴ででは、誰が作成したかが明確だとE-E-A-Tが理解されやすいとするGoogleの説明に沿い、実在する担当者の名前と経歴を添える。

 

狙うキーワードが決まったら、次の4つの施策でページを作っていきます。

 

施策①|ジャンルごとに、受託できる品目と条件のページを作る

化粧品、健康食品、アパレルを1つのページにまとめると、どのジャンルの検索にも合いにくくなります。

 

化粧品なら剤形、健康食品なら形状、アパレルなら素材や縫製のように、ジャンルによって委託元が確かめたい条件も違います。

 

ジャンルごとにページを分け、受託できる品目、最小ロット、設備、そのジャンルの事例をまとめましょう。

 

施策②|費用は、内訳と金額が変わる条件で示す

OEMの費用は、処方や素材の開発、容器や包材、デザインや印刷、製造、検査などで構成され、数量や仕様で大きく変わります。

 

金額を1つだけ書くと、条件の違う委託元には参考にならず、問い合わせのあとで食い違いが起きやすくなります。

 

費用の項目ごとに、金額が変わる条件を書き、数量や仕様を変えた見積もりの例を載せましょう。

 

施策③|相談から納品までの流れを、工程ごとの期間で示す

委託元にとって、発売の時期に間に合うかどうかは、委託先を選ぶときの大事な条件です。

 

試作を何回まで行うか、どの工程で委託元の確認が必要かが分かると、計画を立てやすくなります。

 

相談、試作、仕様の決定、資材の手配、製造、検査、納品の工程ごとに、期間の目安と委託元が行うことを書きましょう。

 

施策④|開発や品質の担当者を、名前と経歴で紹介する

Googleは、役に立つコンテンツを作るための考え方として、「誰が、どのように、なぜ」作ったかという観点を挙げています。

 

誰がコンテンツを作成したのかが明確であれば、そのコンテンツの E-E-A-T は直感的に理解されやすくなります。

出典:Google 検索セントラル「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成」

 

同じページでは、架空の名前や虚偽の資格情報でプロフィールを捏造することは欺瞞行為の一種だとしています。

 

処方や品質管理の担当者が書いた解説には、実在する担当者の名前と経歴、担当してきたジャンルを添えましょう。

 

OEMメーカーのSEO対策で押さえたい、化粧品の許可と表示のルール

打ち合わせする若いビジネスマン

 

この章でわかること
  • ルール①|化粧品の製造には製造業、市場への出荷には製造販売業の許可が要る
  • ルール②|化粧品の容器には、製造販売業者の氏名と住所などを書く

 

薬機法をもとに、化粧品の許可と表示の2つのルールを並べた図。製造と製造販売では、第12条第1項により化粧品製造販売業の許可を受けた者でなければ業として化粧品の製造販売ができず、第13条により化粧品の製造業の許可を受けた者でなければ業として化粧品を製造できず、製造業の許可は製造所ごとに与えられる。容器の表示では、第61条により化粧品の直接の容器や被包に、製造販売業者の氏名または名称と住所、名称、製造番号または製造記号などを記載する。

 

化粧品のOEMでは、委託元と委託先のどちらがどの許可を持つかによって、進め方や容器の表示が変わります。

 

ここでは、薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)のうち、化粧品のOEMで押さえたい2つのルールを紹介します。

 

ルール①|化粧品の製造には製造業、市場への出荷には製造販売業の許可が要る

薬機法は、化粧品製造販売業の許可を受けた者でなければ、業として化粧品の製造販売をしてはならないと定めています(第12条第1項)。

 

また、化粧品の製造業の許可を受けた者でなければ、業として化粧品を製造してはならないとし、この許可は製造所ごとに与えられます(第13条第1項・第2項)。

 

製造業と製造販売業のどちらの許可を持っているかを会社のページに書き、委託元が製造販売業の許可を持たない場合の進め方も説明しましょう。

 

ルール②|化粧品の容器には、製造販売業者の氏名と住所などを書く

薬機法は、化粧品の直接の容器や被包に、製造販売業者の氏名または名称と住所、名称、製造番号または製造記号などを記載するよう定めています(第61条)。

 

OEMでは、委託元と委託先のどちらが製造販売業者として容器に記載されるのかを、最初に決めておく必要があります。

 

容器に記載する製造販売業者や表示の確認を、どちらが担うのかを、サービスのページで説明しましょう。

 

OEMメーカーのSEO対策でやってはいけないこと

注意点

 

この章でわかること
  • NG①|品目ごとの中間ページを作り、同じサービスのページへ案内するだけにする
  • NG②|取引のないブランドの製造元であるかのように書く

 

Googleのスパムに関するポリシー(2026年9月2日更新)は、ポリシーに違反しているサイトは、検索結果での掲載順位が下がったり、まったく表示されなかったりすることがあるとしています。

 

ここでは、OEMメーカーのサイトで特に避けたいことを2つ紹介します。

 

NG①|品目ごとの中間ページを作り、同じサービスのページへ案内するだけにする

Googleは、特定の類似した検索語句で上位に表示されることを目的に、サイトやページを作ることを、誘導ページの不正使用としています。

 

その例として、サイト内の有用なコンテンツや関連性の高いコンテンツにユーザーを案内することを目的として、ページを生成することを挙げています。

 

化粧水、美容液、クリームのように品目ごとのページを作っても、中身がほぼ同じで、同じサービスのページへのリンクしかなければ、この例に近くなります。

 

品目ごとのページを作るなら、その品目で選べる仕様や容器、事例など、ページごとに違う情報を書きましょう。

 

NG②|取引のないブランドの製造元であるかのように書く

Googleは、詐欺や不正行為の例として、企業またはサービスについて虚偽の情報を意図的に表示することを挙げています。

 

取引のない有名ブランドの名前を実績に並べたり、製造元であるかのように書いたりするのは、避けなければなりません。

 

実績には、取引先の了承を得たものだけを載せ、名前を出せない場合はジャンルと仕様で示しましょう。

 

OEMメーカーのSEO対策を外注するときの選び方

モニターの前で打ち合わせするビジネスパーソン

 

この章でわかること
  • ポイント①|OEMや受託製造のサイトで支援実績があるか
  • ポイント②|薬機法などの表示のルールを踏まえて、原稿を確認できるか
  • ポイント③|ジャンルごとのページ構成と、問い合わせの計測まで提案できるか
  • ポイント④|検索順位を保証しないか

 

OEMメーカーのSEO対策を外注するときは、次の4点を確かめましょう。

 

ポイント①|OEMや受託製造のサイトで支援実績があるか

受託製造のサイトの支援事例を、どのジャンルのページで、どの検索語句からの問い合わせが増えたのかとあわせて示してもらいましょう。

 

ポイント②|薬機法などの表示のルールを踏まえて、原稿を確認できるか

化粧品や健康食品のページでは、許可や表示、効果の書き方について、法令のルールを踏まえた確認が欠かせません。

 

原稿を公開する前に、法令の表現を誰がどう確認するのか、手順を説明してもらいましょう。

 

ポイント③|ジャンルごとのページ構成と、問い合わせの計測まで提案できるか

ジャンルごとのページ構成と、試作の依頼や見積もりの問い合わせを、ページごとに測る方法まで提案できるかを確かめましょう。

 

ポイント④|検索順位を保証しないか

Googleは、SEO業者について解説した公式ガイドのなかで、次のように述べています。

 

Google で一番上に掲載されることは誰にも保証できません。

出典:Google 検索セントラル「SEO 業者の利用を検討する」

 

これは、検索エンジンを運営するGoogle自身の見解です(2026年6月10日更新のページ)。

 

順位の保証ではなく、作業の内容と成果の測り方を説明できる会社を選びましょう。

 

まとめ:OEMメーカーのSEO対策は「ジャンル別のページ・費用と流れ・許可の説明」から

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本記事では、OEMメーカーに絞って、狙うキーワードと作りたいページ、やるべき施策、化粧品の許可と表示のルール、避けたい施策、外注先の選び方を紹介しました。

 

  • ジャンル+OEM、費用・見積もり、流れ・納期、許可の検索に合わせてページを作る
  • ジャンルごとに、受託できる品目、最小ロット、設備、事例をまとめる
  • 費用は内訳と金額が変わる条件で、流れは工程ごとの期間で示す
  • 開発や品質の担当者を、実在する名前と経歴で紹介する
  • 化粧品は、持っている許可と、容器に記載する製造販売業者を説明する
  • 中身の同じ品目ごとの中間ページや、取引のないブランドの実績は避ける

 

まずは問い合わせの多いジャンルのページで、品目と最小ロット、費用の内訳、相談から納品までの期間が書かれているかを見直しましょう。

 

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