納品した動画から159本を選んで調べると、文字が出るタイミングの中央値は「0.0秒」でした。冒頭に溜めを作っている動画は、ほとんどありません。
スマホを流している人に手を止めてもらう勝負は、本当に最初の一瞬です。私たちが冒頭を作るときによく使う5つの型を紹介します。

この記事のポイント

1. 悩みを言い当てる

「朝、鏡を見るたびに◯◯が気になっていませんか?」
見る人が普段感じている悩みをそのまま言葉にします。
自分のことだと感じた人だけが止まってくれるので、反応の質も上がります。

2. 意外な結論から言う

「◯◯を毎日やるのは、実は逆効果です」
常識とは逆のことを最初に言うと、「なぜ?」が生まれて続きを見てもらえます。
ただし、根拠のない言い切りは広告の審査や法律に触れることがあるので注意が必要です。

3. 結果を先に見せる

使う前と使った後、片付け前と片付け後など、変化をいきなり見せる型です。
言葉がなくても伝わるので、音を出さずに見ている人にも届きます。
(美容や健康の商材では、見せ方にルールがあるので確認が必要です)

4. 人に話しかける

演者がカメラに向かって「ちょっと聞いてください」と話しかける型です。
友だちから話しかけられたような距離感になり、広告っぽさが薄れます。
UGC(一般の人が投稿したような)風の動画と相性が良いです。

5. 数字で引きつける

「3日で」「1日5分」「月100本」など、具体的な数字は目に止まりやすくなります。
使う数字は、必ず事実で裏付けがあるものにしてください。

冒頭の数字

自社の納品動画から選んだ159本と、世の中で配信されている人気の獲得広告139本を調べた数字です。

  • 文字が出る時刻:どちらも中央値0.0秒
  • フラッシュ(画面が光る演出)を冒頭3秒で使う割合:自社18%、人気広告3%
  • 1カットの長さ:自社 約1.8秒、人気広告 約2.1秒

冒頭は、光や派手な動きより「文字と絵」で掴むのが基本です。5つの型も、すべて文字で言い切る前提で作っています。

冒頭は「1本に1つ」ではなく「1本に3つ」作る

私たちが大事にしているのは、本編は同じまま、冒頭だけを3パターン作ることです。
配信してみると、どの冒頭が止まってもらえるかは、作った側の予想と違うことがよくあります。
冒頭だけ差し替えて比べることで、少ない制作費で「当たり」を見つけやすくなります。

冒頭で避けたいこと

  • ロゴや商品名から始める
  • あいさつから入る(「こんにちは、◯◯です」)
  • 最初の1秒が真っ暗、または動きがない

どれも、見る人にとって「自分に関係ない」と感じさせてしまう始まり方です。

まとめ

冒頭2秒は、動画広告でいちばん手をかけるべき場所です。
BUZZ MEETでは、売れている広告の冒頭を研究したうえで、1本ごとに複数の冒頭パターンをご提案しています。

この記事を書いた人

樋口 慧(株式会社BUZZ MEET)
ショート動画広告の企画・撮影・編集・運用を担当。納品した広告動画は1,000本以上・100社以上、提携演者は1,600名以上。

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