私たちは少人数の会社ですが、ショート動画広告を月100本ペースで作っています。
人を増やす代わりに、AIのClaude(Claude Code)で社内の仕組みを作ってきました。実際に毎日動かしているものを7つ紹介します。

この記事のポイント

1. 編集依頼から24時間で納品する「自動編集アプリ」

依頼フォームにLPと素材を入れると、AIがリサーチをして「トンマナ(雰囲気)」を3案出します。
案を選ぶと、カット・テロップ・BGM・効果音まで入った仮編集が上がり、人がチェックして仕上げます。
修正1回目まで含めて24時間で納品する体制を目指して作りました。

2. 長尺のYouTubeから、ショート動画を自動で切り抜く仕組み

動画のURLをシートに貼るだけで、文字起こし→盛り上がる場面の選定→縦型への書き出し→納品フォルダへの保存までを自動で行います。
1本の対談から3本のショート動画が、人の手をほとんど使わずに上がってきます。

3. LPを1週間で納品する受付の仕組み

お客様がフォームに答えると、案件フォルダ・制作ブリーフ・管理シートが自動で作られ、30分以内に仮のLPが3案できあがります。
デザイナーは、その仮LPに直接コメントして修正を指示します。

4. 売れている広告の「型」を学習するデータベース

世の中で実際に配信されている広告を分析し、冒頭の入り方、カットの長さ、テロップの改行位置などを数値で記録しています。
新しい台本を作るときは、このデータベースを引いてから企画を立てます。

5. 演者キャスティングのリスト作り

商材のターゲットに合う演者候補を、年代・雰囲気・フォロワー数などで整理したリストを自動で作ります。
これまでに500名以上の候補リストを作成し、提携演者1,600名以上の体制づくりに役立てています。

6. 会議の議事録と送付文の自動作成

オンライン会議の録画から、議事録と先方への送付文を自動で作ります。
打ち合わせが終わって数分後には、送るだけの状態になっています。

7. 配信後の改善サイクル

配信結果を記録すると、次の台本づくりのときに「反応が良かった冒頭」「弱かった構成」が自動で参照されます。
作って終わりではなく、作るたびに賢くなる仕組みです。

実際の数字

仕組みを入れてから出てきた数字です。

  • 費用約1万円で、公式LINEへの演者登録が100人を超えた(5番の仕組み)
  • 納品した動画から159本を分解し、1カットの平均約1.8秒・文字は0秒目から、といった自社の基準を数字で持てた(4番の仕組み)
  • 長尺のYouTube 1本から、ショート動画3本を切り出す流れを毎週回している(2番の仕組み)

AIで変わったこと

  • 仮編集やたたき台が上がるまでの時間が、数日から数時間になった
  • 人は「何を選ぶか」「お客様に何を提案するか」に時間を使えるようになった
  • 少人数でも、本数と品質を両立できるようになった

一方で、企画の方向性や表現のチェック、最後の判断は今も人がやっています。
AIは「速く・たくさん・ミスなく」、人は「選ぶ・決める・責任を持つ」。この分担がいちばんうまく回ると感じています。

この記事を書いた人

樋口 慧(株式会社BUZZ MEET)
ショート動画広告の企画・撮影・編集・運用を担当。納品した広告動画は1,000本以上・100社以上、提携演者は1,600名以上。

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