今回は採用領域でトップクラスで難しいエンジニア採用を得意とされている、湯浅真さんにお話を伺いました。

(インタビュアー:StockSun株式会社 株本祐己

略歴

株式会社Branding Engineer(現 TWOSTONE&Sons)でフリーランスエンジニア支援事業のCAを務め、自社エンジニア採用(SES)チーム再編も主導。その後、就活メディア系スタートアップへ転職し、経営企画室責任者として事業計画・統括、マーケ、新規事業、採用、イベントPMを横断的に担当。独立後はエンジニア採用支援を軸に、複数スタートアップでCOO/BizDevとして事業成長の牽引もしている。これまでのゼネラリスト経験を活かした事業解像度の高さに加え、組織図構築・MVV作成・採用チャネルの選定・採用実務全般まで一気通貫で支援可能。

自己紹介

株本:
本日は湯浅さんにお話を伺っていきたいと思います。よろしくお願いします。

湯浅:
お願いします。

株本:
ではまず、簡単にキャリアや現在のご活動について教えていただけますか?

湯浅:
採用支援を中心に活動している湯浅と申します。
キャリアとしては、IT・人材系のベンチャー企業にて、エンジニア採用チームの立ち上げに大きく関わっていました。その後、就活メディアに転職し、中途採用などの領域にも従事しました。
現在はフリーランスとして、主にエンジニア採用を中心に、幅広くクライアントを支援しています。

株本:
エンジニア採用は採用領域の中でもトップクラスに難しいですよね。加えて就活メディアでは、情報やマーケティングデータが集まるので、その辺りの知見もあるということでしょうか?

湯浅:
そうですね。

CTO直結の採用戦略──SES立ち上げ期や事業会社を支援する“エンジニア採用特化型RPO”の実力

株本:
湯浅さんは、特にどのようなお仕事が得意なのか教えていただけますか?

湯浅:
大きくはエンジニア採用の分野で、CTOやエンジニアリングマネージャーと連携しながら、チャネル選定・媒体運用・スカウト送信・カジュアル面談など、採用プロセス全般の代行を得意としています。

株本:
クライアントとしては、SES企業やベンチャー・テック系、あるいは事業会社のCTOなど、どのあたりが多いのでしょうか?

湯浅:
一番多いのは、SES事業の立ち上げを行っている企業、そして200〜300名規模の事業会社で、エンジニア採用を強化したい企業のご支援です。

CTOと連携し、確実にエンジニアに“響く”採用文で採用率をアップ

株本:
エンジニア採用は本当に難しいですよね。コツがあれば教えていただけますか?

湯浅:
よくあるのが、人事担当者がエンジニアに向けてスカウトを打つのですが、エンジニアの業務理解が浅いため、どこも似たり寄ったりの文面になりがちです。
しかし、実際にエンジニアが重視するのは、自分がその会社でどんな技術課題に挑戦できるのか、今後どんなプロダクトが生まれるのか、そして自身の市場価値が上がるかどうか、という点です。

株本:
確かに、エンジニアの目線になっていない求人は多いですよね。そのせいで、全然エンジニアに刺さらず、うまく集まらない、ということはよくありますよね。

湯浅:
その中で私はCTOの方々と密に連携し、エンジニア目線で魅力的なスカウト文面を作成することを意識しています

株本:
求職者目線で、魅力的な見せ方をするのが得意ということですね。

エンジニア採用を成功に導く3つの武器──エージェント・スカウト・SNS

株本:
母集団形成についてはどのような手法を得意とされていますか?

湯浅:
いくつかチャネルはありますが、主にエージェント・ダイレクトリクルーティング・SNS運用の3つです。
エージェントについては、以前在籍していた人材ベンチャー時代のネットワークがあり、特にエンジニア特化型の独立系エージェントと多数つながっています。事業会社がまだ接点を持っていないエージェントの紹介も可能です。

株本:
確かに、エージェントは「人脈が全て」みたいなところありますよね。

湯浅:
はい、担当者によってかなり差があります。特に、その担当者が持っているエンジニアのネットワークの中に、ちょうど転職タイミングの方がいるかどうかという運要素もあります。

株本:
エージェント会社に問い合わせるよりも、関係者経由で「いい人いない?」と探す方が早かったりしますもんね。

湯浅:
そうですね。

株本:
ダイレクトリクルーティングについては、具体的にどういったサービスを活用されていますか?

湯浅:
スカウト型のサービス全般です。どのサービスが自社の求める層にマッチしているかを見極めるのが重要で、ポテンシャル層・ミドル層・マネジメント層によって適した媒体が異なります。そこを理解した上でチャネルを選定しています。

株本:
例えばStockSunのような会社がCTOを採用したい場合、2025年上半期時点ではどの媒体がオススメですか?

湯浅:
ハイレイヤー×ベンチャー企業であれば、『LAPRAS SCOUT』が非常に優秀だと思います。

株本:
逆に、アプリ開発の運用部隊を探す場合はどうですか?

湯浅:
アプリ開発の場合は『Indeed』や『Findy』などが相性良いですね。

株本:
最後にSNS運用についてですが、これはハードルが高くないですか?

湯浅:
確かにハードルは高いですが、新卒エンジニアや20代ポテンシャル層を狙う場合には有効です。TikTokやInstagramの広告を活用して母集団形成しています。

株本:
その辺りのノウハウは、ベンチャー企業での採用経験や、就活メディアでの知見が活きているのですね。

湯浅:
はい。加えて、フリーランスになってから十数社を同時に支援しており、属性ごとのノウハウが蓄積されています。

株本:
もちろんエンジニア以外の領域も対応できるけど、特にエンジニア採用に強みがあるということですね。

湯浅:
そうですね。

エンジニア採用にお困りの方は、湯浅さんにお問い合わせください

株本:
この動画を見ている企業の中には、業務委託でフリーランスのエンジニアを獲得したい方、正社員採用を検討している方もいると思います。そういった方が湯浅さんに相談した場合、「何人ほしい」「期間はどのくらい」といった内容も含め、費用感などを打ち合わせしながら進める形で問題ないでしょうか?

湯浅:
はい、大丈夫です。

株本:
人材紹介ではなく、RPO(採用代行)的な関わり方ということですね?

湯浅:
その通りです。基本的にRPOとして関与しています。

株本:
湯浅さんが独立されてからは、どれくらい経つのでしょうか?

湯浅:
今でちょうど丸2年です。

株本:
しっかり仕上がっている感じがしますね。質問への回答も端的で、インタビュー外でもすごく心地よいコミュニケーションをされる方だなという印象です。
ということで、湯浅さんに連絡を取りたいという方は、ぜひ概要欄などからご確認ください。
湯浅さん、本日はありがとうございました。

湯浅:
ありがとうございました。