フリーランスに名刺は必要?肩書きや住所など受注に効果的な項目まとめ!
- フリーランス名鑑編集部
- 記事制作日2021年04月03日
- 更新日2021年10月27日
「フリーランスでも名刺は用意した方がいいの?」
「フリーランスの名刺に書いておいた方がいい項目はある?」
このような疑問を持つフリーランスの方も多いのではないでしょうか。
はじめに、フリーランスでも名刺を用意しておいた方が良いです。名刺を用意することで人脈を広げやすくなり、活動の幅が広がる可能性が高くなります。
この記事では、以下のポイントをお伝えします。
・フリーランスが名刺に記載しておきたい項目
・フリーランスが名刺を作る時のポイント
・フリーランスが名刺を作成する方法
この記事を読むことで名刺を用意すべき理由や、名刺を作成するポイントについて理解できるでしょう。
なお名刺を作成し、今後フリーランスとして活動していきたい場合は「StockSunサロン」に加入をおすすめします。
StockSunサロンの求人グループは、フリーランスを始めたばかりの人でも案件を獲得しやすい仕組みが整っています。
また、StockSunサロンに入ることで登録できる「フリーランス名鑑」を活用すると、企業から直接仕事の依頼を受けられるチャンスがあります。
また、フリーランスになるにはどのような流れになるか、必要な手順が知りたい方は「フリーランスになるには?始め方や必要な手続き、事前準備など」をぜひ参考にしてください。
フリーランスでも名刺を用意しておこう
フリーランスでも、名刺を用意することをおすすめします。名刺があれば、さまざまな場面で自分を売り込めるため人脈を広げやすいです。
また人脈を広げると仕事を発注してくれる人が見つかる可能性があるため、非常に重要です。
一方で名刺を持っていないと相手に自身のことを覚えてもらいにくいため、関係性を築きにくくなる恐れがあります。つまり、仕事をもらえるチャンスを減らしてしまい、大きな機会損失になります。
このように名刺を持っていると仕事につながる可能性が高くなるため、まだ名刺を持っていない方は早い段階で用意をしておくことをおすすめします。
フリーランスが名刺に記載しておきたい項目
フリーランスが名刺に記載しておきたい項目は以下の通りです。
・肩書き
・名前
・住所
・連絡先
・WebサイトのURL・SNSアカウント
・事業内容
上記の項目を押さえておけば、フリーランス活動に最低限必要な情報を載せた名刺を作れます。体裁が良く情報がしっかりした名刺は、渡した相手に好印象を抱いてもらえるでしょう。
それでは、それぞれの項目について詳しく見ていきます。
屋号
「屋号」とは、仕事で使う名称のことです。法人が使用する商号とは異なり、屋号は個人が使用可能で任意の名前をつけられます。
屋号は名前と並んで最も記憶に残る項目の1つであるため、 覚えやすい屋号を名刺に入れましょう。入れる際の注意点としては以下が挙げられます。
・屋号を新しく作る際は、業務のイメージが伝わりやすい屋号にする
読み方が難しい屋号はフリガナやローマ字を併記すると良いです。一般的ではない漢字のみが並んでいると、相手に覚えてもらいにくくなるため注意が必要です。
また屋号がない方は、事前に用意をしておきましょう。その際には、業務と関連する屋号にすることをおすすめします。
例えばデザインの仕事をしている場合は「○○○デザイン」など、仕事内容が一目でわかる屋号にすると印象に残りやすいです。
肩書き
「肩書き」とは、携わっている職種や社会的立場などを的確に示した名称です。デザイナー・コンサルタント・Webライター・エンジニアなどが肩書きに当たります。
肩書きを載せておくと屋号と併せて、どのような仕事をしているのかすぐに理解してもらえるでしょう。
また、屋号の有無で肩書きの記載方法は以下のように変わります。
屋号の有無 | 肩書 |
---|---|
屋号がある場合 | 屋号の「代表」 |
屋号がない場合 | 「フリーランス」 / 業種・職種 |
屋号がある場合、肩書は「代表」と記載するのが一般的です。仮に屋号がない場合は「フリーランス」や業種・職種をそのまま載せるようにしましょう。
また、ある程度の実績があれば経験や専門領域などを併記し、相手に自身のスキルが伝わる書き方をすると良いです。例えば「○○賞受賞」「○○許可取得」「○○(数字)以上の施工実績」といった内容を記載しても良いでしょう。
名前
「名前」は本名かペンネームを記載します。屋号と同様、必ず記載してください。名前を記載する際、注意点として以下が挙げられます。
・読み方が難しい場合はふりがなを併記する
複数の名前を使っている場合はメインの名前を大きく記載し、横に別名を載せても問題ありません。
本名に使われている漢字やペンネームの読み方が特殊な場合は、屋号と同じようにふりがなを併記すると良いでしょう。読みやすくなり、相手の記憶に残りやすいです。
住所
「住所」は事務所や自宅の住所を記載します。名前と同様、名刺を作る際の必須項目です。
住所が載っていると、事業に関する信頼度が上がります。ネットでショッピングをする際、店舗の所在地が書かれていると安心する感覚と同じです。
一方で住所が記載されていない場合、住所を記載できない理由があるのではないかと相手に不信感を抱かせてしまう恐れがあります。
また自宅の住所を載せることに抵抗がある方は、レンタルオフィスやシェアオフィスを契約して、その住所を載せましょう。
連絡先
普段やりとり可能な「連絡先」を載せることも大切です。住所の場合と同様、電話番号やメールアドレスなど連絡先が記載されていると相手に信頼感を与えます。
また仕事に関する相談も受けやすくなるため、新規の仕事につながりやすくなります。なお、連絡先を載せる際の注意点は以下の通りです。
・独自ドメインのメールアドレスを使うと信頼度が上がる
注意点としてメールアドレスは、なるべく独自ドメインを使いましょう。Yahoo!メールや Gmailなどのフリーメールを使っても問題ないですが、独自ドメインのメールアドレスを使うと信頼度が上がります。
WebサイトのURL・SNSアカウント
自身の「WEBサイト」や「SNSアカウント」があれば、サイトURLやSNSアカウントIDを載せておくのもおすすめです。自身のWEBサイトがあると信頼される可能性が高くなるためです。
なおサイトやアカウントにアクセスしてもらえれば、発信している情報を閲覧してもらうことで事業に関する理解も期待できます。
一方で事業とは関係のない情報は、極力サイトやSNSに記載しないことが大事です。取引先がSNSを見る際に仕事と無関係な発信が多いと、かえって受注に悪影響を与える場合もあります。
個人的な情報も発信したい場合は、仕事用とプライベート用で分けると良いでしょう。
事業内容
「事業内容」とは「実際に行っている事業の内容」です。事業内容が簡潔に記載されていると、どのような事業をしているか相手に伝わりやすくなります。
仮に相手のニーズに合う事業内容であれば、依頼先候補の1つとして覚えてもらえる可能性もあります。
なお事業内容を載せる際は、記載する位置に注意が必要です。表面の情報量が多い場合は裏面に記載しましょう。表側に大量の情報が記載されると、見にくくなるため目を通してもらえる可能性が落ちてしまいます。
このように、見やすさを意識して事業内容は記載しましょう。
フリーランスが名刺を作るときのポイント
フリーランスが名刺を作るときのポイントとして以下の点があります。
・相手の印象を考慮してデザインを決める
・QRコードを入れてHP・SNSの導線を作る
・2種類の名刺を作成する
それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
一般的な名刺サイズに合わせる
フリーランスが名刺を作る際「一般的な名刺サイズに合わせる」のがポイントです。相手が名刺入れを使用している場合、一般的な名刺サイズであれば収めやすくなります。
仮に大きな名刺にしてインパクトを持たせようとすると名刺入れに入らないため、かえって相手の迷惑になってしまいます。
一方で小さすぎる名刺の場合、インパクトがなく取り出しにくいため紛失しやすいです。
これらを考慮して、名刺は以下のサイズにすることをおすすめします。
種類 | サイズ |
---|---|
日本 | 55×91mm |
欧米 | 51×89mm |
国内での仕事が多い場合は、日本で一般的に使われる「55×91mm」サイズがおすすめです。また欧米で仕事を行う機会のある方は、欧米で一般的に使われる「51×89mm」も用意しておきましょう。
相手の印象を考慮してデザインを決める
フリーランスが名刺を作る際は「相手の印象を考慮してデザインを決めること」もポイントです。
例えばフォーマルな業種の場合、確かに奇抜なデザインの名刺はインパクトはありますが、相手に好印象を持ってもらえるとは限りません。
そのため相手に印象づけたい場合は、エンボス加工や箔押しなどの加工にとどめておきましょう。
なお名刺デザインは、標準的過ぎずかつ悪目立ちしない範囲で個性的なものを作ることがポイントです。
QRコードを入れてHP・SNSの導線を作る
フリーランスが名刺を作る際「QRコードを入れてHP・SNSの導線を作ること」も重要です。
QRコードの場合、サイトURLやアカウントIDを入力する手間が省けるためサイトやSNSアカウントに遷移しやすくなります。
一方でサイトのURLやアカウントIDのみの場合、入力に手間がかかるため見てもらえる機会を逃してしまう可能性があります。
QRコードを作る専用のサイトを利用すると簡単にQRコードが作成可能なため、載せておくことをおすすめします。
2種類の名刺を作成する
フリーランスが名刺を作る際「2種類の名刺を作ること」もおすすめです。
1種類は伝えたい情報がすべて記載されているパターン、もう1つは個人情報を伏せた最低限の情報のみを記載したパターンです。
1対1の商談のように、できる限り多くの情報を伝えたい場合は前者の名刺を渡します。
一方、交流会のように不特定多数の相手に名刺を渡す場合は、後者の名刺が良いでしょう。伏せたい情報をカットした名刺があると、プライバシーを守りつつも最低限のアピールができます。
また、名刺を分けるのが難しい場合は個人情報を伏せるために、コワーキングスペースやシェアオフィスなどの住所を記載することをおすすめします。
フリーランスが名刺を作成する方法
フリーランスが名刺を作成する方法は以下の通りです。
・印刷会社に発注する
・個人に発注する
それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
自分で作成する
名刺を作成する方法の1つに自身で作成する方法が挙げられます。自身で作成する場合のメリット・デメリットは、以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
・コストが抑えられる ・デザイン系のフリーランスの場合、ポートフォリオとして利用できる |
自身のスキルによって完成度が大きく左右される |
デメリットは自身のスキルにより完成度が左右されるため、スキルが低いと体裁の悪い名刺になる可能性があります。体裁の悪い名刺は、相手に良い印象を与えません。
一方でメリットは、名刺を自作すればコストを抑えられます。基本的に紙とプリンターの費用のみで作成可能です。
またデザイン系のフリーランスの場合は、自身で名刺を作成すると「一つの作品」としてアピールできます。名刺を渡した瞬間からスキルを見せられるのは大きなメリットです。
これらを考慮すると「自身で洗練されたデザインができる方」や「プロのデザイナーの方」は自身で作ることがおすすめです。
なお、おすすめの名刺制作ツールとしては以下のものがあります。名刺を作成する際は、ぜひ参考にしてください。
印刷会社に発注する
フリーランスが名刺を作成する方法には「印刷会社に発注する方法」もあります。印刷会社に発注する場合のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
・デザインから印刷まで一括で任せられる ・完成までのスピードがはやい |
・デザインの質は低い ・オリジナリティのある名刺は作れない |
印刷会社に発注するデメリットは、デザイン会社に依頼したときと比べて凝ったデザインやオリジナリティのある名刺は作りにくいです。プロのデザイナーと比較すると、質は低くなる傾向にあります。
一方、デザインの考案から印刷まで一括で任せられるため、出来上がるスピードがはやいことが印刷会社に発注するメリットです。
これらを考慮すると「名刺デザインに特にこだわりがない方」や「なるべく早く名刺を作りたい方」は、印刷会社の利用がおすすめです。
おすすめの印刷会社としては、以下のサービスが挙げられます。
個人に発注する
フリーランスが名刺を作成する方法に「個人に発注する方法」もあります。個人に発注する場合のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
・オリジナリティのある名刺を作成してもらえる ・スキルの高いデザイナーに作成してもらえる ・柔軟な依頼ができる |
・作成に時間がかかる場合が多い |
個人に発注する場合のデメリットは、名刺を個人に発注するとデザインの作成に時間がかかることが多い点です。ただし、デザインに凝る分だけ時間がかかるため、良い成果物を期待できます。
一方でメリットは、依頼する相手次第でスキルの高いデザイナーに安価で作成してもらえる可能性がある点です。また、名刺に載せるロゴやイラストのみの依頼もできるため、柔軟な依頼ができます。
これらを考慮すると「費用を抑えて質の高い成果物を納品してもらいたい方」は個人への発注がおすすめです。
まとめ
フリーランスでも名刺を作ることをおすすめします。名刺はフリーランスにとって自身を売り込む広告媒体であり、人脈を広げるための大事なツールです。
名刺を作る際は、屋号や名前など最低限記載すべきポイントを押さえておきましょう。また奇抜なデザインにせず、受け取る相手に好印象を与えるデザインにすることもポイントです。
また、名刺を作成し今後フリーランスとして活動していきたい場合は「StockSunサロン」への参加がおすすめです。「StockSunサロン」に参加すると、仲介を担ってくれる「フリーランス名鑑」に登録できるため、案件獲得の機会が増えるでしょう。
さらに「StockSunサロン」内では定期的にメンバーと交流ができるイベントが開催されているため、人脈が広げやすいです。
フリーランスで活動していく上で役立つ環境が揃っているため、これからフリーランスとして活動していく方はぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。
なお、名刺の作成を検討されている方は「【価格表あり】名刺デザインの料金相場まとめ|見積もり依頼時に金額を抑える方法!」もご覧ください。