【フリーランスエンジニアの実態】会社員・正社員と比較したときの現実は?
- フリーランス名鑑編集部
- 記事制作日2021年08月27日
- 更新日2021年10月21日
フリーランスエンジニアとして働こうと考えている方は、フリーランスエンジニアの収入や働き方の実態がどうなっているか知りたいことでしょう。
「フリーランスエンジニアはどのようにして仕事を得ているのか」
「フリーランスエンジニアの収入で生活できるのか」
このような疑問を抱いている方が多いことと思います。
そこで今回の記事では、以下のようなポイントからフリーランスエンジニアの実態について紹介します。
・フリーランスエンジニアの収入事情
・どのようにしてフリーランスエンジニアになるか
・フリーランスエンジニアが仕事や案件を得るための方法
・フリーランスエンジニアに向いている人・向いていない人
この記事を読むことで、フリーランスエンジニアの働き方や収入事情などの実態がわかり、自分がフリーランスとして向いているのかどうかも判断できるでしょう。
また、フリーランスエンジニアとして案件を獲得したい方には、フリーランス名鑑への登録がおすすめです。
フリーランス名鑑では、フリーランスのエンジニア向けの案件を多数扱っているので、自分の経験やスキルに合った案件を紹介してもらうことができます。担当する案件を増やして、収入アップを目指したいエンジニアの方は、ぜひ登録しておきましょう。
また、フリーランスとして活躍できる仕事にはどのようなものがあるか知りたい方は「フリーランスの仕事の種類!おすすめの職種や仕事内容を一覧で紹介」をぜひ参考にしてください。
フリーランスエンジニアの実態や現実|会社員・正社員と比較したときのメリット
まずは、「フリーランス・個人事業主」と「会社員・サラリーマン」の違いについて説明した以下の表を参考にしてください。
比較項目 | フリーランス・個人事業主 | 会社員・サラリーマン |
---|---|---|
働き方の特徴 | 自由度が高い | 安定性がある |
出勤曜日、時間 | 自由(週7日の早朝から深夜まで自由に使える) | 週5日、9:00〜18:00など |
出勤場所 | 自宅、カフェなど | オフィスなど |
収入 | 上げやすい、上限がない、収入0もありうる | 上げにくい、会社のルールに従い昇進 |
人間関係 | 働く仲間を選べるが孤独感もある | チームで働けるが煩わしい人間関係もある |
税金関連の手続き | 自分で行う | 会社の経理が行う |
福利厚生 | なし | あり |
好きな時間に好きな場所で働ける
会社員と比較した場合にフリーランスのメリットとなるのが、好きな時間に好きな場所で働けるということです。会社員のように特定のオフィスに出社する必要がないため好きな場所で働くことができ、仕事をする時間帯も自分で決めることができます。
また、自分が作業をしやすい環境を選んで働けるので、作業効率が高まるという側面もあります。完全リモートワークの案件も多く、まったく外出をせずに仕事をすることが可能です。
このように時間の使い方が自由になるので、スケジュールや体調に合わせて仕事量を決めたり、プライベートの時間を確保しやすくなります。
受ける仕事を自由に選べる
会社や上司に割り当てられた仕事をこなす会社員と異なり、フリーランスエンジニアは受ける仕事を自由に選ぶことができます。
案件の詳細や単価を見て、自分が取り組みたいか、報酬が業務内容に見合っているか、スケジュールに無理がないかなどに合わせて案件数を調整できます。
フリーランスエンジニアの求人は非常に多く、使う言語や制作するプログラムなど内容もさまざまなので、その中から自分の条件に合致したものを探すと良いでしょう。
サラリーマン時代よりも報酬が上がることが多い
フリーランスエンジニアのメリットとしては、サラリーマン時代よりも報酬が上がることが多いことも挙げられます。フリーランスの収入は案件数や案件単価によって決まるので、より多くの案件を受注したり、単価の高い案件を請け負うことで報酬を増やすことができます。
サラリーマンとは異なり、請け負う案件の数を調整したり単価を交渉したりできるので、仕事をこなす量や持ち合わせているスキルによっては、サラリーマン時代を上回る収入を得ることができます。
そのため、エンジニアとしてのスキルや経験が十分な方であれば、収入を増やすために会社員から独立してフリーランスになる道もあります。
わずらわしい人間関係が少ない
会社員と比較したときにフリーランスエンジニアのメリットとなるのが、わずらわしい人間関係が少ないということです。
会社員として仕事を進めるためには、上司や同僚と密接な人間関係を築く必要があります。そのため、人間関係に関する悩みを抱えたり、精神的にやられてしまうことも少なくありません。
一方、フリーランスエンジニアは自宅で働くケースが多いので、人と対面でコミュニケーションをとる機会は少ないです。
また案件ごとに企業と契約する形になるので、決まった相手と長期に渡って関わることも多くありません。契約相手とのやり取りも業務上必要なもののみであるため、業務に関わらないコミュニケーションや人間関係構築はできるだけ減らしたいという方にも働きやすい環境と言えます。
副業や兼業ができる
フリーランスエンジニアであれば、会社員とは違い副業や兼業を自由にすることができます。会社によっては社員に対して副業を禁止していることがあるので、副業をするために上司に許可を取る必要があったり、副業が一切できないといった場合があります。
しかし、フリーランスエンジニアはそのような問題がないので、収入を増やすために必要であれば好きなように副業や兼業をすることが可能です。会社で副業を禁じられている方や、空き時間を副業や兼業に生かしたいという方であれば、フリーランスエンジニアという働き方も選択肢となります。
フリーランスエンジニアの実態や現実|会社員・正社員と比較したときのデメリット
フリーランスエンジニアには、会社員・正社員と比較したときのデメリットもあります。ここではどのようなデメリットがあるか解説します。
新しいスキルはつきにくいと言われる
フリーランスエンジニアとして働く場合は、会社員として働く場合よりも新しいスキルはつきにくいと言われています。
会社員で働いていれば研修を受けられるので、エンジニアとして必要なスキルを身につけることができます。また自分の能力を超えた業務を経験でき、上司からスキルアップのための指導も受けるられるので、働きながらエンジニアとしての知識や経験を積んでいくことが可能です。
一方でフリーランスの場合、基本的には自分の能力の範囲内で業務を推進します。案件の中には単純な作業をするだけのものもあるため、そのような案件だけを受注しているとエンジニアとしてのスキルを高めることはできないでしょう。
収入は安定しない
フリーランスエンジニアであれば、会社員時代よりも高い収入を目指すことができますが、収入が安定しなくなるデメリットもあります。
フリーランスエンジニアの収入は受注する案件の数や単価で決まるので、条件の良い案件をいくつも受注できれば高収入が得られます。しかしその一方で、案件を上手く獲得できないと安定した収入を得ることができません。
そのためフリーランスエンジニアとして収入を得るためには、エンジニアとしての能力だけでなく、自分で案件を獲得する能力も求められます。常に安定した収入を得たいのであれば、会社員として働く方が向いているでしょう。
営業力や自己管理能力が求められる
フリーランスエンジニアは、会社員・正社員と比較して営業力や自己管理能力が求められる働き方となります。
フリーランスエンジニアとして収入を得るためには、クライアントに対して自分から積極的に営業をかけ、案件を獲得することが重要です。そのため、営業力がないと案件を得ることが難しくなります。
また、会社員のように他の社員を頼ることはできず、自分一人ですべての仕事をこなすことになります。当然ですが、会社員のように「上司との定期的な進捗確認MTG」で仕事のペースを確認してもらう機会もないので、スケジュール管理はすべて自分で行うことになります。
したがってフリーランスエンジニアには、納期までにきちんと仕事をこなす自己管理能力も欠かせません。
自分で確定申告することが必要
フリーランスエンジニアになると、自分で確定申告をしなければなりません。会社員として勤務する場合であれば、源泉徴収によって給料から税金が引かれるため、確定申告の手間はかかりません。
しかしフリーランスエンジニアとして働く場合には、売上金や経費などをすべて自分で管理し、確定申告をする必要があります。経験のない方が自分で確定申告をするのはやや難しく、手間もかかってしまいます。
ただし、最近は確定申告を自分で簡単に行える会計ソフトも出回っているので、適切なものをインストールして使ってみると良いでしょう。
フリーランスの確定申告について知りたい方は「フリーランスの確定申告の書き方・やり方!個人事業主が自分で簡単に手続きできる会計ソフトは?」をぜひ参考にしてください。
会社の福利厚生がない
フリーランスエンジニアは個人事業主として働くことになるので、会社の福利厚生がないというデメリットがあります。
会社員・正社員として働くのであれば、健康保険や社会保険、厚生年金といった福利厚生が受けられますが、フリーランスエンジニアは健康保険料や社会保険料が全額自己負担となります。厚生年金も加入することができないため、自分で国民年金や私的年金に加入する必要があります。
また、会社によってはスキルアップのための教材費や住宅補助などの制度が用意されていることもありますが、当然フリーランスエンジニアにはそのような支援もありません。
フリーランスエンジニアの実態や現実|収入事情はどう?
働き方 | 平均年収相場 |
---|---|
フリーランス・個人事業主 | 約888万円 |
会社員・サラリーマン | 約569万円 |
参考:フリーランスSEの平均年収は?
参考:令和元年賃金構造基本統計調査
エンジニアの平均年収相場について見ると、フリーランス・個人事業主が約888万円、会社員・サラリーマンが約569万円となっています。このようにエンジニアの収入は、フリーランスの方が会社員よりも300万円以上高いことがわかります。
もちろん、フリーランスエンジニアになったからといって、必ずしも会社員のエンジニアより高い収入が得られるわけではありません。フリーランスの収入は請け負う案件数や単価によって上下するため、フリーランスになってかえって会社員時代の収入よりも下がってしまうケースも見られます。
それでも平均年収相場は会社員・サラリーマンよりも高いので、高収入を目指すのであればフリーランス・個人事業主になるという選択肢が考えられます。
また、フリーランスエンジニアの年収についてさらに詳しく知りたい方は「フリーランスエンジニア・プログラマーの平均年収はいくら?相場や将来性も解説!」をぜひ参考にしてください。
フリーランスエンジニアになるには?3つの勉強方法を比較
フリーランスエンジニアになるためには、3つの勉強方法があります。ここでは、それぞれの勉強方法について比較してみましょう。
勉強方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
会社員時代に実務経験を積む | ・上司に指導してもらえる ・報酬を得ながらスキルを学べる |
・自由に使える時間が少ない ・副業が禁止されていることがある |
独学でスキルをつける | ・自分が必要とするスキルだけを学べる ・好きな場所や時間で学習できる |
・難易度が高い ・質問や相談できる相手がいない |
スクールに通う | ・指導がわかりやすい ・幅広いスキルについて学べる |
・学習期間が長い ・学費がかかる |
会社員時代に実務経験を積む
フリーランスエンジニアの勉強方法としては、会社員として就職し、実務経験を積みながら学ぶという方法が挙げられます。実際の仕事を通じてスキルを身につけていくことができ、さまざまな業務の経験を積むことができます。
また、必要なスキルについては上司から教わったり、研修を受けて習得することが可能です。さらに、会社員としての給料がもらえるので、安定した生活を送りながらエンジニアとして成長することができるのもメリットとなります。
一方デメリットとしては、会社員として働くことになるため、自由に使える時間が限られてしまうことがあります。会社によっては副業禁止となっていることもあり、副業で収入を増やすことができないケースもあります。
独学でスキルをつける
フリーランスエンジニアになるためには、独学でエンジニアのスキルを身につけるという方法もあります。
エンジニアのスキルを取り上げた書籍や動画を参考にすることで、独学でもエンジニアに必要な知識を習得することはできます。空き時間などを活用し、自分の好きな場所や時間を選んでスキルを学べる点もメリットとなります。
ただし、会社やスクールなどで指導してもらう場合と比べると、すべて自分で理解しなければならないので難易度が高く、わからないことがあっても相談することができません。
そのため、思うようにスキルが身につかなかったり、挫折してしまう可能性もあります。独学は他の勉強方法よりもハードルが高いという点は意識しておきましょう。
スクールに通う
フリーランスエンジニアとしてのスキルを学ぶには、スクールに通うという選択肢もあります。フリーランスエンジニアを目指せるスクールの例としては、TECHCAMP(テックキャンプ)などがあります。
スクールでは講師による解説が受けられるので、エンジニアのスキルを効率良く学習することができます。スクールには幅広い講座があるので、必要に応じてさまざまな種類のスキルを学べることもメリットとなります。
ただし、スクールでの学習を終えるにはそれなりの期間がかかり、TECHCAMPでは短期集中コースで10週間、夜間休日コースで6か月となっています。また、当然ですがスクールで指導を受けるためには料金がかかるので、経済的な負担が掛かることもデメリットとなります。
フリーランスエンジニアが仕事や案件を受けるためのサービス
フリーランスエンジニアが仕事や案件を受けるために利用できるサービスがあります。ここで紹介するサービスをうまく活用することで、フリーランスエンジニアとしての案件を獲得しやすくなるでしょう。
ここでは、各サービスの特徴や利用するメリットについて取り上げます。
クラウドソーシング
クラウドソーシングとは、企業や団体が不特定多数の相手に仕事を発注できるサービスのことです。クラウドソーシングにはさまざまな案件があるので、自分のスキルや経験を生かせる案件を探すことができます。
クラウドソーシングのサイトで希望する条件から案件を絞り込んだり、クラウドソーシングのコンサルタントに自分に合った案件を紹介してもらうことが可能です。
ここでは代表的な3つのクラウドソーシングサービスについて紹介します。
クラウドワークス|利用者数や案件数が豊富で安心
クラウドワークスは、国内最大級のクラウドソーシングサービスです。利用者数は300万人以上となっていて、案件を発注する企業も70万社以上と豊富です。そのため、初心者向けの案件から高度な案件まで幅広く、数多くの案件が紹介されています。
自分の能力に合った案件も見つけやすくなるのがメリットとなります。また、案件が細かくカテゴリ分けされているので、必要とするスキルなどから案件を絞り込むことができるのも魅力です。
ランサーズ|システム開発やウェブ開発の案件が充実
ランサーズは、110万人以上が利用する大手クラウドソーシングサービスで、35万社以上の幅広い企業が案件を発注しています。システム開発やウェブ開発といったエンジニア向けの案件も取り揃えているので、フリーランスエンジニアにとって案件を探しやすいメリットがあります。
また、他のクラウドソーシングなどでは紹介されていない独自の案件を扱っていることも特徴で、ランサーズにしかない好条件の案件を受注できる可能性もあります。
ココナラ|自分から売り込みもできるサービス
ココナラは、個人のスキルや経験を商品として出品できるクラウドソーシングサービスです。スキルは200種類以上にカテゴリ分けされていて、中にはアプリ開発やシステム開発といったエンジニアとしてのスキルもあります。
また案件を探すのではなく、自分からスキルを売り込むことができるのが特色です。そのため、他のサービスよりも気軽に利用しやすいです。さらに報酬の金額を自分で設定できるので、納得のいく報酬を得やすこともメリットとなります。
エージェント
エージェントとは、登録者のスキルや経験、希望条件などに合わせた案件を紹介してくれるサービスです。また、エージェントを利用すれば、フリーランスでも契約手続きの代行や、税務処理の代行、福利厚生などのサポートを受けることができます。
エージェントには自分のスキルや経歴、希望する働き方などを細かく伝えることになるので、理想的な案件が見つかりやすいです。
ここでは、代表的な3つのエージェントサービスについて紹介します。
レバテックフリーランス|高単価の案件が多い
レバテックフリーランスは、常時1万種類以上の案件を扱っているエージェントです。ITやウェブ開発といったエンジニア向けの分野の案件を中心に紹介しているので、フリーランスエンジニアが案件を探すのに適しています。
また、高単価の案件が多く紹介されていることもメリットで、中には月額が100万円以上という案件も見られます。案件を発注している企業の数も多く、多彩な案件から自分の能力に合ったものを探すことができます。
ITプロパートナーズ|自分の都合に合わせて働ける
ITプロパートナーズは、2,000件以上の案件を紹介しているエージェントです。フリーランスエンジニア向けの案件を多く取り扱っていて、週2日から働くことができる短期間の案件が多いのが特徴です。
そのため、案件ごとの拘束時間が短いことがメリットで、フリーランスとして自由な働き方をしたい方に向いています。また、最新の技術を扱う案件に力を入れていることも特色で、エンジニアの新しい技術やスキルを学べる機会もあります。
MidWorks|サポートや福利厚生が充実
MidWorksは、フリーランスとして働くエンジニアやデザイナー向けのエージェントです。約2,000件の案件を扱っており、初心者向けの案件もあるのでフリーランスになったばかりの方でも案件を獲得しやすいです。
また、エージェントの中でもフリーランスに対するサポートや福利厚生が充実しているというメリットがあります。案件が途切れてしまったときの給与保障制度や、生命保険料の半額負担などの制度があるので、安心して働けます。
ブログやSNS
フリーランスエンジニアの仕事や案件を獲得するためには、ブログやSNSを活用するという方法もあります。ブログやSNSで自分のエンジニアとしてのスキルや経験、実績などをアピールすることで、エンジニアを必要とする企業などからオファーが来ることがあります。
自分の経歴やスキル、実際の制作物などをまとめたポートフォリオを作成し、ブログやSNSから閲覧できるようにしておくと良いでしょう。ポートフォリオがあれば、顧客が自分の能力を理解した上で発注することができます。
また、ブログやSNSを通じて他のフリーランスエンジニアと交流することができ、フリーランスとしての人脈を広げることで案件獲得につながることもあります。
フリーランス検索サイト
フリーランス検索サイトは、登録しているフリーランスの中から条件に合った相手に案件を依頼できるサイトです。案件を発注したい企業が、今回の業務に必要とされるスキルや条件を入力してフリーランスを検索し、直接やりとりをすることで仕事の取引ができます。
代表的なフリーランス検索サイトとしては、フリーランス名鑑が挙げられます。フリーランス名鑑は仲介手数料が無料となっていて、登録しておけばフリーランスエンジニア向けの案件を紹介してもらうことができます。
さらに、フリーランス名鑑を利用する企業は多種多様であるため、自分のエンジニアとしてのスキルや経験に応じた案件を紹介してもらいやすいです。案件を受ける窓口を広げておきたいという方は、フリーランス名鑑にぜひ登録しておきましょう。
フリーランスエンジニアが向いている人の特徴
どのような方がフリーランスエンジニアとして働くのが向いているのでしょうか。ここではフリーランスが向いている方の特徴を紹介します。
すでにある程度のスキルや経験がある
すでにある程度のスキルや経験がある方は、フリーランスエンジニアに向いていると言えます。フリーランスエンジニアとして高単価の案件を獲得するためには、すでにスキルや経験がある程度あることが条件として求められ、即戦力を期待されていることが多いです。
そのため、すでにスキルや経験を備えている方であれば、良い条件の案件を獲得してフリーランスでも収入を得やすいでしょう。
環境変化に柔軟に対応できる
環境変化に柔軟に対応できる方も、フリーランスエンジニアに向いています。フリーランスは請け負う仕事の内容や量が不安定で変動しやすいです。また、常に一定の案件を受注できるとは限らず、仕事量や収入も変動することが多いです。
そのため、働く環境が変化しても柔軟に対応できる方はフリーランスエンジニアに適しています。新たに担当するクライアントの課題抽出を適切に行ったり、必要に応じて新たなプログラミング言語を学ぶなど、その時その時に最適な手段を取る臨機応変さが求められます。
自己管理能力に優れている
フリーランスエンジニアになる上では、自己管理能力が優れていることが必須です。フリーランスエンジニアはすべての仕事を自分でこなす必要があり、どのような案件をどれだけ受注するかも自分で判断しなければなりません。
スケジュールや納期を守って実績を積むためには、自己管理能力が欠かせないと言えます。
コミュニケーション能力がある
フリーランスエンジニアに向いている方の特徴としては、コミュニケーション能力を備えていることも挙げられます。フリーランスエンジニアとしての案件を円滑にこなすためには、クライアントとのコミュニケーションを取ることが欠かせません。
例えば単価や納期の交渉をしたり、場合によってはあまり現実的でないクライアントの要望をお断りするなどの対応を、クライアントの心象を悪くしない言い回しで行うことが求められます。また、自分のスキルや能力をアピールして営業をかけるためにも、コミュニケーション能力は重要となります。
仕事をもらう当てがある
仕事や案件をもらう当てがあるという方は、フリーランスエンジニアになりやすいでしょう。フリーランスの大変な側面として、案件を上手く獲得できないと収入が得られないという問題があります。
しかし、以前勤めていた職場や友人・知人などに案件を発注してくれる当てがあるのであれば、フリーランスとして独立した後にも安定して収入を得やすくなります。
フリーランスエンジニアが向いていない人の特徴
フリーランスエンジニアとして働くのが向いていないのはどのような方でしょうか。フリーランスが向いていない方の特徴を見ていきましょう。
安定した仕事量や収入で働きたい
安定した仕事量や収入で働きたいという方は、フリーランスエンジニアには向かないでしょう。フリーランスの仕事量や収入は、受注できた案件の単価や数によって決まるので、安定しにくいです。
案件を請け負うことができないと、収入がなくなってしまうこともあります。安定を望むのであれば、会社員として働く方が適していると言えます。
主体的に動くのが苦手
フリーランスエンジニアが向いていないのは、主体的に動くのを苦手としている方です。フリーランスで案件を獲得するためには、自己のスキルや経験を発信する、営業をかけるなど自分で考えて説教的に行動しなければなりません。
また受けた業務を進めていく上でも、受け身ではなく自分で考える姿勢が求められます。そのため、主体的に動くのが得意でない方は案件を得にくく、業務もスムーズに進めることができないので、フリーランスに向かないでしょう。
営業力や交渉力がない
営業力や交渉力に自信のない方も、フリーランスエンジニアが向いていないと言えます。フリーランスとして収入を得るためには、営業をかけて案件を獲得する能力や、クライアントと交渉してより良い条件で契約する能力などが求められます。
営業力や交渉力がなければ好条件、高単価の案件を得ることができず、フリーランスで生活することは難しくなるでしょう。
フリーランスエンジニアの実態に関するよくある質問
未経験でフリーランスエンジニアになれる?
未経験の方でもフリーランスエンジニアとして働くことはできます。年齢にもよりますが、一般的に未経験のジャンルへの転職は35歳までであれば検討してもらえることが多いです。
ただし、エンジニアとしてのスキルや経験を持たないことになるので、実績を積むまでは高単価の案件を請け負うことは難しくなります。条件の良い案件を獲得するためには、低単価の案件をこなして実績を重ねていく必要があります。
フリーランスから会社員に戻ることも可能?
フリーランスエンジニアとして独立してから再就職し、会社員に戻るということもできます。エンジニアとしてある程度のスキルや経験、実績を持っている前提ではありますが、エンジニアとして中途採用を行っている会社に再就職するという道があります。
また逆に、エンジニアを必要としている会社からフリーランスにオファーが来ることもあります。フリーランスとしての働き方が合っていないと感じたり、安定した収入を得たいと感じるのであれば、フリーランスから会社員に戻ることを考えてみても良いでしょう。
フリーランスエンジニアの実態を知った上で個人で案件を受けたい方は?
この記事でフリーランスエンジニアの実態を知った上で、個人で案件を受けたいという方には、フリーランス名鑑に登録することをおすすめします。
国内最大級のフリーランス検索サイトであるフリーランス名鑑に登録しておくことで、さまざまな企業からの案件の紹介を受けることができます。保有している企業や案件の種類が幅広く、フリーランスエンジニアとしての案件も多数取り扱われています。
なお、フリーランス名鑑では企業と直接契約できるのが特徴で、一般的なクラウドソーシングサービスと異なり仲介手数料がかかりません。つまり、フリーランスの手元に残る金額を最大化できます。
より好条件で業務委託の案件を受けたいと考えている自営業の方は、ぜひ登録しておきましょう。