フリーランスの働き方の特徴!働き方改革でフリーランスで働くことに興味が出た方必見!
- フリーランス名鑑編集部
- 記事制作日2021年04月30日
- 更新日2021年10月27日
フリーランスの働き方の特徴は、大きく以下3点です。
フリーランスの働き方の特徴には、「特定の企業に雇用されていない」「案件ごとに業務委託契約を結ぶ」「時間や場所、一緒に働く人や収入が自由」というものがあります。
この記事では、より詳しくフリーランスの働き方の特徴を解説していきます。最後まで読むことで、フリーランスの働き方が自分に合っているのかどうかや、フリーランスとして仕事を探す方法までわかるので、ぜひ参考にしてください。
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また、そもそもフリーランスとは何を指すのか知りたい方は「フリーランスとは?どういう意味?定義をわかりやすく解説」をぜひ参考にしてください。
フリーランスの働き方の特徴|業務委託契約で案件を自由に選べる
フリーランスの働き方の特徴として「特定の企業に雇用されていない」ということが挙げられます。雇用の形態には無期雇用(正社員)と有期雇用(契約社員・アルバイトなど)がありますが、特定の企業と雇用契約を結んでいないことがフリーランスの特徴です。
フリーランスと企業は雇用契約を結ぶのではなく、案件ごとに業務委託契約を結んで仕事を行います。企業はフリーランスに頼みたい案件があれば仕事を依頼し、フリーランスは企業の指示に従って業務を行い、期日までに案件を完成させて納品します。
正社員や契約社員のように毎日会社に出社する必要はなく、働く場所は自由に選べ、働く時間や収入も自由に決められます。フリーランスは自宅を職場にしているケースが多いですが、コワーキングスペースなどで仲間と一緒に働くことも可能です。
フリーランスの働き方をタイプ別に紹介
フリーランスの働き方をタイプ別に紹介します。
自営業タイプ(独立)
自営業タイプ(独立)とは、税務署に開業届を提出して個人事業主として業務を行うフリーランスの働き方のことです。株式会社や合同会社を設立して、「一人社長」として働くことも可能です。
独立開業している税理士や弁護士などが自営業系独立オーナーであり、〇〇税理士事務所などの屋号で事務所を開設して業務を行います。自営業系独立オーナーは士業が多いですが、節税対策のために個人事業主として働いているフリーランスは大勢います。
自由業タイプ(フリーワーカー)
自由業タイプ(フリーワーカー)とは、特定の企業と雇用契約を締結せず、独立して業務を行うフリーランスの働き方です。案件は自力で獲得することが必要ですが、時間や場所に束縛されず自由なスタイルで働くことができます。
フリーカメラマンやフリーライター、フリーイラストレーターなどが自由業系フリーワーカーに該当します。YouTubeの広告収入で生計を立てているユーチューバーや専業アフィリエイターも自由業系フリーワーカーです。
副業タイプ(すきまワーカー)
副業タイプ(すきまワーカー)とは、会社員として働きながら空き時間(すきま時間)を利用して副業を行うフリーランスのことです。
副業として一定の収入を得ているアフィリエイターや、休日にクラウドソーシングで作業をして副収入を得ている人などが副業系すきまワーカーに該当します。
ただし、投資は副業には該当しないため、すきま時間を利用してFXや株式投資で副収入を得ている個人投資家や、アパート経営で副収入を得ている人などは副業系すきまワーカーに該当しません。
複業タイプ(パラレルワーカー)
複業タイプ(パラレルワーカー)とは、複数の仕事を掛け持ちしているフリーランスのことです。複業と副業は概念が異なり、複業は複数の仕事を掛け持つことで、副業は本業の他に別の仕事をして副収入を得ることです。
複業系パラレルワーカーは複数の仕事に序列はなく、どの仕事も同じ熱意で取り組みます。会社員として働きながら、会社から支給される給料以上の収入を稼いでいるユーチューバーなどが複業系パラレルワーカーに該当します。
フリーランスの働き方を契約単位別に紹介
ビジネス系フリーランスの働き方は契約単位によって「タスク型」「プロジェクト型」「ミッション型」の3種類あります。それぞれのタイプによって、作業にかかる時間や作業内容などが異なります。
それでは、それぞれの働き方について詳しく見ていきましょう。
働き方の種類 | 期間 | 決まっている内容 | 案件例 |
---|---|---|---|
タスク型 | 数時間〜数日など | 作業内容や納品物 | ・データ入力 ・WEBライティング ・ロゴ作成 など |
プロジェクト型 | 数か月〜数年など | 業務範囲や成果物 | ・ウェブ開発 ・ホームページ制作 ・人事システムの構築 など |
ミッション型 | ミッションが完遂するまで | 成果物の決まりなし | ・企業のブランディングの確立 ・販路の新規開拓 ・採用や教育制度の改革 など |
タスク型
タスク型とは、短期間で終わる比較的簡単な作業をして報酬を得る働き方のことです。
作業時間は数時間〜数日で依頼者の指示に従って作業を行い、作業が完了すれば期日までに納品します。納品した成果物を依頼者が検収し、問題がなければ報酬が支払われます。
タスク型の案件には、ホームページのバナーの制作やブログ記事のライティング、データ入力作業などが該当し、クラウドソーシングサイトなどで受注できます。報酬は案件の難易度によって異なりますが、1案件につき数百円~数万円程度です。
なお、特別なスキルがなくても誰でもできる簡単な作業をして数円~数百円の収入が得られるタスク型の案件もあります。このような非常に簡単な案件のことをマイクロタスク型といいます。
プロジェクト型
プロジェクト型とは、制作期間が長期に及ぶプロジェクト単位の仕事をして報酬を得る働き方のことです。制作期間は数か月程度のものが多いですが、完了するまでに数年以上かかるプロジェクト型の案件もあります。
プロジェクト型の案件としては、ウェブ開発やホームページ制作、人事システムの構築などの業務が該当します。仕事を受注するには、その分野の専門的なスキルが要求されます。
報酬は数十万円程度のものが多く、基幹システムの開発などの業務だと数百万円以上になる場合があります。
なお、クラウドソーシングサイトでは、数日以内で作業が完了するタスク型の案件もプロジェクト型と呼ぶことがあります。この場合の報酬は作業の難易度によって異なりますが、数千円~数万円程度です。
ミッション型
ミッション型とは、期間や成果物は限定せず、企業からのミッションに従って作業を行う働き方のことです。ミッションを完遂できれば作業は終わりで、契約締結の際に決めておいた報酬が支払われます。なお報酬は案件の難易度によって異なります。
ミッション型の案件には、企業のブランディングの確立や販路の新規開拓、企業の採用や教育制度の改革などの業務があります。例えば、企業の教育制度の改革業務だと、採用活動から人材育成までを一手に引き受け、人材が戦力として活躍できるように支援を行います。
フリーコンサルタントなどはミッション型の案件で生計を立てているケースが多く、ミッション型の案件を受注するには、その分野の高度な専門スキルが要求されます。
フリーランスの働き方が向いている人の特徴
人や組織に縛られず、自由な環境で働きたい人はフリーランスに向いています。フリーランスになると会社員のような束縛を受けずに、自分の裁量で自由に働くことが可能です。ただし、フリーランスを長く続けるには徹底した自己管理が要求されます。
また、会社員を経験したけど組織で働くことが向いていなかった人もフリーランスに向いています。フリーランスになると職場の人間関係の悩みなどはなくなり、上司からの理不尽な命令に従う必要もありません。
さらに、仕事をすればするだけ成果につながる働き方をしたい人もフリーランスに向いています。フリーランスになると固定給はなくなりますが、成果に応じて報酬を受け取れます。成果を出せば出すほど収入は増えるので、能力や実力に自信がある人には最適な働き方です。
フリーランスの働き方が向いていない人の特徴
自分をコントロールすることが苦手な人はフリーランスに向いていません。フリーランスになると上司から命令されることはなくなりますが、全てを自分の判断で行うことが必要になってきます。
また、安定した仕事に就きたい人もフリーランスには向いていません。フリーランスになると身分と収入が安定せず、ローンやクレジットカードの審査も厳しくなります。案件を獲得できないと無収入になることもあり、収入が得られなくなると生活が困窮してしまいます。
そのほかにも、積極的に人と関わり合いながら仕事がしたい人もフリーランスには向いていないです。仕事の内容にもよりますが、フリーランスになると自分ひとりで黙々と作業をする時間が長くなり、孤独に耐えることが要求されます。
また孤独が苦手という方は、フリーランス向けのコミュニティに入るという選択肢があります。おすすめのコミュニティが知りたい方は「【フリーランスのコミュニティ9選】交流会イベントや集まりに参加するメリットは?」をぜひ参考にしてください。
フリーランスとしての働き方を実現しやすい職種
フリーランスとしての働き方を実現しやすい職種をいくつか紹介します。
エンジニア
フリーランスエンジニアは企業には属さず独立して業務を行います。主にプロジェクト型の案件を受注して業務委託契約を結び、契約で決められた内容の業務を期日までに仕上げると報酬が支払われます。
WebアプリケーションエンジニアはJavaやC、Rubyなどのプログラミング言語に精通していることが必要であり、高度なスキルが要求されます。Webアプリケーションエンジニアは案件が多く、プログラミング言語に精通していればフリーランスになっても十分やっていけます。
一方で、インフラエンジニアはAWS(アマゾンウェブサービス)の高度な専門知識が不可欠です。インフラエンジニアは案件が少なく、かなり高度な専門スキルと経験がなければ仕事に枯渇することがあります。
デザイナー
フリーランスデザイナーは自宅を作業場にして在宅で働くケースが多いです。デザインやイラストのスキルが必要になりますが、必ずしも実務経験は要求されません。趣味でネットに公開したイラストが評判になり、独立してフリーランスデザイナーになる人もいます。
フリーイラストレーターは報酬が安く、独立開業しても年収が100万円に満たないケースも少なくありません。フリーランスのDTP・グラフィックデザイナーの年収は300万円~500万円程度で、平均年収以上を稼ぐには相当な努力が必要です。
さらに、継続して仕事を受注するには作品のクオリティだけでなく営業力も要求されます。最近は、自分のブログにポートフォリオを掲載し、ブログを閲覧したクライアントから仕事を受注するフリーランスデザイナーが増えています。
Webマーケター
フリーランスWebマーケターは、上流工程専門など自分が得意とする領域に特化して業務を行うケースが多いです。ホームページ制作会社やデザイン事務所などから仕事の依頼を受けたり、自分が開設したホームページを閲覧したクライアントから仕事を受注します。
フリーランスWebマーケターになるには、広告運用やSNS運用、SEO対策、コンテンツマーケティングなどのWEBマーケティングに関する専門知識とスキルが不可欠です。専門知識やスキルだけでなく豊富な実績も要求されます。
Webマーケターはフリーランスから始めてIT企業の設立を目指すケースも多く、Webマーケター出身のIT企業の社長は数多く存在します。
フリーランスの働き方に関するよくある質問
働き方改革やコロナ影響でフリーでできる仕事が増えている?
働き方改革やコロナ禍の影響でフリーでできる仕事は増えています。令和2年5月に内閣官房が公表した「フリーランス実態調査結果(※1)」によると、日本のフリーランス人口は約462万人で、40代以上のミドル・シニア層を中心に増加しています。
フリーランスで働く人が増えている理由は、政府が策定した「働き方改革」の影響が大きいです。厚生労働省によると「働き方改革」は、働く方々が個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を自分で「選択」できるようにするための改革(※2)と定義しています。
少子高齢化に歯止めをかけるため、政府は「一億総活躍社会(※3)」の実現を目指しており、国を挙げてフリーランスとして働く人を支援しています。また、コロナ禍の影響でテレワークが推進したこともフリーでできる仕事が増えていることの一因です。
(※1)内閣官房日本経済再生総合事務局:フリーランス実態調査結果
(※2)厚生労働省:働き方改革特設サイト(支援のご案内)
(※3)厚生労働省:一億総活躍社会とは
フリーランスとして働くメリットやデメリットは?
メリット
フリーランスとして働くメリットには、以下のようなものがあります。
つまり勤務時間や場所、仕事に縛られずに、働けば働くほど収入が上がっていくのが特徴です。さらに人間関係のストレスは会社員と比較して少なく、仕事の進め方も自分で試行錯誤しながら自立して進められる点も魅力です。
デメリット
一方でフリーランスとして働くデメリットには、以下のようなものがあります。
仕事とプライベートの境界がなくなり、曜日や時間に関係なく、会社員時代よりも働くフリーランスも多くみられます。さらに収入が安定しない点や、人との関わりが減ることでモチベーションが続かない人もいるでしょう。
フリーランスでできる仕事を探したい方は?
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