スイミー株式会社 代表取締役 伊澤祐太様|経営者通信
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- 記事制作日2023年12月27日
- 更新日2023年12月27日
■略歴
1989年生まれ、神奈川県川崎市出身。2014年、インターネット広告代理店に入社し、広告運用部を立ち上げる。以後、MGとして従事し、特別社長賞を5期連続受賞。2019年に独立。スイミー株式会社の代表を務める。「エコノミスト未来賞2023”WELL-BEING部門”」受賞。「REC AWARD”2023年を牽引する26人”」に選出される。
■事業内容について
広告サービスとして、グロースハック事業を展開しております。
具体的にはKPI設定やABテスト、広告運用などあらゆるものの精査から入り、時には商品・サービスの開発にも関与し、成長・拡散の仕組みを提供させていただいております。
現在の広告業界では、本来守られるべき薬機法や景品表示法などの諸規定を遵守しない広告配信が散見され、消費者が被害を被ることが社会問題の一つとなっております。
その現状に対して、弊社では薬機法遵守の団体認証マークを取得し、個人の薬機法管理者資格取得を必須にするなど、関わる全ての人にとって安心安全な広告配信を心がけています。
■人材選定のポイント
一般的な日本人の考えからは少し外れた人材のみを採用しております。
日本の教育制度は約150年もの間、教育システムが変化しておらず、受け身スタイルの集団授業が一般的となっており、自分の頭で考えて動ける人材が生まれにくいのが現状だと思います。
私はそもそもティーチング主体の”教育する”という考え方があまり好きではなく、欧米などの海外で取り入れられている、自分で調べ、考え、解決法を導き出す為のコーチング主体の教育スタイルこそ、1人1人の才能を伸ばす・可能性を導き出すことができると考えています。
その様な教育を受けて育つ人材の数は日本には少なく、同調圧力の強い日本においては埋もれやすいのですが、確かに存在はしています。
自分が何をしたいか・すべきかに対して自発的に学べる人と関わり、その様な人にチームに入ってもらう形式をとっております。
■人材活用を上手く行うために意識されていること
各々が気持ちよく働き成果を上げられる環境を築くために、それぞれを尊重することを心がけており、スローガンとして、『みんなちがって、みんないい』と掲げています。
徹底しているのはそれのみで、他に特別に意識していることはなく、私からメンバーへ働きかけることもあまりありません。
というのも、先ほど挙げた様な人材ばかりを集めているため、この環境があれば、人間関係でのトラブルは基本的に起きません。
この様な環境を維持することを、引き続き、努めていきたいと考えています。
■ミッションへの向き合い方
弊社のミッションとして、『より良いものを本当に必要とする人に届ける』を掲げております。
現代のインターネット広告業界は、言葉を選ばずにいうと”腐っている”と感じます。
薬機法や景品表示法といった守るべきものを守らずに配信されている広告が数多くあり、その多くが黙認されているのが現状と言っても過言ではないと感じます。
特に健康や美容など、消費者にとっては根幹となる大切なテーマについて、売り上げを伸ばすために表現を誇張して販売することは許されることではなく、本来は本当に良いものを必要な人に届けることが、広告配信のあるべき姿だと考えています。
私がこのような考えを強く持っているため、一緒に働く方へはその考えをお話します。その考え方に共感してくれる人と、実際に今、お仕事をさせていただいています。
広告業界では売上・利益を上げることを第一に掲げる方も多く、目指す方向性に相違があるため、お仕事をご一緒しても、すぐ離れる人も沢山います。
企業活動を通して社会を少しでもより良くする、その一助となることを目標としているため、企業規模にも拘りはありません。
私たちの思いや技術に需要があるなら、売上・利益は後から自ずとついてくるものだと考えていますので、常にミッションを意識して会社を運営しています。
■どのような人と働きたいか
当社は今までの話の通り、インターネット広告代理店では珍しい運営をしている会社なので、その分、成果を出すのも簡単ではありません。
そのため、先ほどあげたミッションへ共感してくれることを前提として、そのミッションのために、やり抜く力(GRIT)がある人と一緒に働きたいです。
もちろんその様な方を採用することはすごく難しいのですが、組織拡大を第一目標とはしていないため、そこは妥協せずにいきたいと考えています。
また、私たちが一緒に働きたいと思える人に選ばれる会社で在れる様に、ミッションを軸にしたクリーンな会社経営と、スローガン『みんなちがって、みんないい』を徹底して、魅力的な会社作りに精進して参ります。