■略歴

 

1987年生まれ、神戸大学経営学部卒業。新卒で東証一部上場企業にプログラマーとして就職したのち、27歳でフリーランスエンジニアとして独立し、サイバーエージェント大阪支店等に勤務。現在は日本最大規模の複業コミュニティ「人生逃げ切りサロン」を開設し、3年間で参加者5000名超まで拡大。WEB/ITコンサルサービスを提供するワンダフルワイフ株式会社代表取締役を務める。

 

■事業内容について

 

「人生逃げ切りサロン」というリスキリング教育のコミュニティ運営、そして「オンクラス」というWebプラットフォームを運営。

また最近、キャリアコーチング事業を開始したため、現在はこの3軸で事業を展開しております。

 

基本的には業務委託でそれぞれの事業を構築しており、人生逃げ切りサロンで実際にお会いした方に仕事を発注することが多いです。最近ではサロンメンバー以外に発注することがほとんどなくなってきました。

 

■貴社で活躍する人材の特徴は?

 

フリーランスらしからぬ「責任感の強さ」「ぎりぶかさ」です。

 

業務委託・フリーランスでは一般企業に勤める社員とは違い、受けた仕事に対してふわっとした態度で接する人が相対的に多い印象があります。

その中で、あたかも自分の事業かのように仕事を扱ってくれる人や、そういったスタンスで仕事をされる人が貴重で、そのほかにも仕事を振ろうと思えます。

 

オフラインイベントであっても自社商材を営業せず、コミュニティに還元しようと動いてくださる人は、やはり信頼性が高いですね。

 

■人材選定のポイント

 

先ほどあげた2点である、事業を自分ごとのように取り組んでくれる人、オフラインでの立ち回りはもちろん大事ですね。

 

オフラインで会った人のみとなるとハードルも上がるのですが、今フリーランス全体のレベルも上がっているので、それに合わせて基準も上げてもいいかなと思ってます。

 

また、最後は必ず妻に確認してもらうようにしています。僕の判断のみで採用すると外れることがまだあって、そこで女性からの意見も取り入れて採用すると、監査役として非常によく確度もあがります。

 

■人材活用を上手く行うために意識されていること

 

今はフリーランスへの発注がほとんどなのですが、フリーランスで十分かなと思うところはあります。ちゃんとコミットメントがあるフリーランスであれば、重要度のある仕事も任せられます。

 

本当に基幹の部分、外せない部分は社員を雇っています。

弊社にはエンジニアが1人いて、受託事業にてPMとして入ってもらったり、コミュニティの決済回りなどを担当してもらってます。

あとお金に関わるもの、経理などは正社員をやってもいいかと。でも基本フリーランスだけで回るかなとは思います。

 

■どのような人と働きたいか

 

今までに上げた以外ですと、SNSに取り組みすぎていない人がいいですね。

 

講座の講師を募集する上で、フォロワー数やホスピタリティなどさまざまな条件で検証したのですが、フォロワーが多い人は見せ方が上手なんです。逆に実務ではそこまで細かいところに目が向かなかったり教育熱心じゃない傾向にありました。

 

なので採用する際はフォロワー数が4,000〜5,000を上限に設定しています。結果的にフォロワーが増えてしまった人は全然いいんですけど、最初からバズらせるのが上手い人は野心的な上にコミットメントしてくれないことが多かったですね。

 

■若者へのメッセージ

 

ジェネラリストを目指してほしいですね。

今、フリーランス1人に求められる仕事の量が増えてきてると思うんです。

 

例えば、月に数十時間発注されるとして 動画編集だけだとそこまで対応できない。LINEもできて デザインやコピーライティングもできて、簡単な提案もできたりと、網羅的に対応することが求められているように感じます。

 

世間ではよく、フリーランスはスペシャリストになることを推奨されていて、最初はそれでもいいとは思うんですけれど可能な限り早く横展開ガンガンしていった方がいいと思いますね。

 

そのための講座も逃げ切りサロンでは用意しているので、ぜひ入ってくださいっていうところでもあります。(笑)

 

一応人材紹介事業もやっているので、主にエンジニアやマーケターなどは面談対策から就職までワンストップでできるので、そういった就職・転職希望者もぜひ入ってほしいですね。