株式会社オアシス・イラボレーション 代表取締役 川渕誉雄 様|経営者通信
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- 記事制作日2024年02月06日
- 更新日2024年02月06日
■略歴
早稲田大学 大学院経営管理研究科修了(MBA)。
創業者の祖父が開業し、ファミリービジネスの3代目として2005年に23歳で父親から家業を事業承継し、株式会社オアシス・イラボレーションを設立して現在に至る。
その他、不動産事業、再生可能エネルギー事業、IT・DX事業のシリアルアントレプレナーとして事業多角化と経営基盤の強化に携わっている。
■事業内容について
解体工事がメイン事業となります。
高知・東京・大阪と3つの拠点がありましたが、先月(2023年10月)岡山にも新たに拠点を設置しました。
付帯事業として、IT・不動産・太陽光発電の売電があります。
IT事業では自社サービスを含め企業のDX推進、不動産事業では売買の仲介、および買取再販といったことを取り扱っております。
■貴社で活躍する人材の特徴は?
新卒中途や現場・内勤に関わらず、貪欲に人から学びチャレンジしていく人が活躍している印象です。そういった人は部署の垣根すら超えて何でもやります。
私自身が人からお願いされたことにNOと言うのが好きではなく、何に対しても挑んでいた分そういった人が伸びやすいのかなと思います。
中には他人との間に壁を作る人もいますが、そういった人へは周りも依頼しづらく孤立しきやすいです。
ひたすら安請け合いをすることとは違いますが、目標に対して足りないところを補っている人は目に見えて成長する印象があります。
■人材選定のポイント
企業カルチャーに共感する人を選定するようにします。
ブルーカラー、ホワイトカラーによって選考の趣旨は異なりますが、大元は一緒です。
新卒など若手に対しては育てたい・応援したいという思いがあり、企業を目指すような方だと嬉しいです。
ただし中途採用の方には志を持った人がどうしても少なくなります。
ですので経験という面で会社に貢献できる方を選定するようになります。
■人材活用を上手く行うために意識されていること
ベネフィットを確立し、挑戦できる環境を整えております。
まずベネフィットについて、業界としては珍しく完全週休2日制を導入しております。
現場では大手であっても土曜日に仕事があることや、休みであっても隔週で用意されることが多いため、年間休日が少ないことが一般的です。
もちろん職人の中には稼ぎたい思いが強く、土曜日まで働きたいひとも特に中途や30歳以上の方では珍しくありません。
もし土曜日も働かれた場合には休日出勤とみなし、手当をしっかり出して給料が上がるよう設定しております。
また職人の中には、言われた業務をこなすだけでなくスキルを積みたい方も一定数いらっしゃいます。
前職や今まででは経験できなかったことへのチャレンジはどんどん取り組んでもらうようにしています。
前職では監督を務めていた方が、オペレーターとして建機に乗れるようにと、実績を積んでもらう活動は積極的に行っています。
■どのような人と働きたいか
大きな目標を持ち、コンパクトに収まろうとしない人がいいですね。
我々が推奨するチャレンジには勇気も必要ですが、同時に重圧から逃げないことも大事だと考えています。それはチャレンジを楽しめる人でないと厳しいかもしれませんが、重圧に潰れる人は中々厳しいと思います。
私自身が若い頃から成長意欲が強く、事業をどんどん広げていきたいと考えています。
父から会社を3代目として引き継ぎ、潰れかけだった状況からもっとやりたいことをやるため大きなマーケットへ挑戦しながら経営して参りました。
タイミングが整い、人や情報が揃った際にはさらに大きなところで勝負するつもりなので、そちらに共感する人と一緒に働きたいと思います。
■若者へのメッセージ
大企業にとりあえず就職し、人生を送るのも悪くないと考えています。
ただ人生一回きりです。最初からではなく途中からでもいいので、自分のやりたいことをやりつつ社会に貢献できるような人になっていただければと思います。
コンパクトに収まり、横並びでみんな同じことはあまり面白くありません。
自分のやりたいことをやりたいようにやってもらえたらなと思います。