チラシデザインの料金相場はいくら?個人に依頼する見積もり価格や単価も解説!
- フリーランス名鑑編集部
- 記事制作日2021年03月11日
- 更新日2021年11月26日
「チラシのデザインを発注したいけど、費用はどのくらいになるのだろう?」
「チラシデザインの制作はどこに依頼すればよいのかわからない…」
チラシのデザイン制作を考えている方は、このような悩みを持たれていると思いのではないでしょうか?
はじめにチラシデザインの相場は、A4サイズの場合1~9万円程度です。しかし価格は印刷方法や依頼する業者、その地域によって異なります。そのため、一例として参考程度にお考えください。
そこでこの記事では、以下の内容にフォーカスしてチラシデザイン料金について解説していきます。
・チラシデザイン費用に関する見積り項目の内訳
・依頼先によってチラシデザインの見積もり料金は異なる
・チラシデザインの制作費用を安く抑える方法
この記事を読むことで、チラシデザインの料金体系と、費用を節約するための具体的な方法を知れます。
なお良質なチラシデザインを低コストで発注したい場合、おすすめの方法の1つは個人デザイナーを活用することです。
個人デザイナーはデザイン制作会社と比較して安価に依頼でき、かつ成果物のクオリティーが高い傾向があります。
【サイズ別料金表】チラシデザインの価格相場について
チラシのデザイン料金はサイズごとに異なります。サイズ別の相場は以下の通りです。
サイズ | 相場 |
---|---|
B3 | 3~20万円程度 |
A3 | 25,000~12万程度 |
B4 | 15,000~12万円程度 |
A4 | 1~9万円程度 |
B5 | 1~8万円程度 |
A5以下 | 3,000~4万円 |
上表の通り、チラシデザインの相場は印刷するチラシの大きさに左右されます。大きければ大きいほど料金は高くなります。また、上記に料金は地域によっても変わるため、あくまで参考として考え、実際は依頼先に相談して確かめると確実です。
また、依頼内容によっても料金は大きく異なります。片面印刷か両面印刷かによって費用や工数が変わるほか、デザイン制作と印刷をセットにした依頼になると、料金が高くなる場合があります。
チラシデザイン費用に関する見積り項目の内訳
チラシデザイン費用に関する見積り項目の内訳には、主に以下のものがあります。
・印刷費
・発送費
上記の3つの見積り項目の詳細を知ることで、見積もり金額が妥当かどうかを判断できます。
相場は目安に過ぎませんが、あまりに金額がかけ離れている場合、依頼を見直すべきかどうか判断しやすくなります。
それぞれの項目について詳しく見ていきましょう。
制作費
制作費とは「デザイン考案や取材・撮影にかかる費用」です。
チラシにおいて最も重要な要素であるデザインをどのようなものにするか、チラシに載せる情報をどのような内容にすべきかなど、チラシの核となる部分を決めるのに必要な費用です。
特にチラシのデザインは、デザイナーと自社の認識のずれによって作り直しをすることが多いです。そのため、制作側との契約の際、あらかじめ一定回数のデザイン変更を含んでいることが一般的です。
なお制作を発注する方法は大きく分けて「フリーランス」「印刷会社」「デザイン制作会社」3つがあります。
それぞれの発注先の制作費相場は下表の通りです。
依頼先 | 相場(片面) | 相場(両面) |
---|---|---|
フリーランス | 2~5万円 | 5~8万円 |
印刷会社 | 3~10万円 | 5~12万円 |
デザイン制作会社 | 5~15万円 | 10~20万円 |
上記の表はA4サイズを基準に記載しています。制作費に関しては、サイズによって費用がそこまで大きく変わることはありません。
印刷費
印刷費とは「完成したチラシの印刷に必要な費用」です。例として、100枚当たりの印刷費の相場は下表の通りです。
印刷方法(委託先) | 相場 |
---|---|
ネット印刷 | 100円〜 |
町の印刷会社 | 2,000円〜 |
印刷費は部数によって大きく変動するのが特徴です。一般的に、一度に大量の印刷を依頼すると1枚当たりの単価が下がります。
また、紙の質や箔押し加工、光沢仕様の有無など、印刷用紙の種類によっては追加で費用が発生する可能性があります。
発送費
発送費とは「チラシを特定の場所へ発送するための費用」です。
自社に発送するほか、チラシが必要な店舗などに直接発送することもできます。自社所有の車で直接チラシを受け取りに行くことも可能です。
発送費は基本的に、印刷料金に内包されるケースが多いです。仮に発送費が別途かかる場合は、運送会社の料金に紐づくと考えてよいでしょう。
印刷施設と自社との距離にもよりますが、発送費を節約するために直接受け取りができないか相談するのも良い方法と言えます。
依頼先によってチラシデザインの見積もり料金は異なる
チラシデザイン制作の依頼先候補には、主に以下の業者が挙げられます。
・印刷業者
・広告代理店
・デザイナー(個人)
依頼先により、チラシデザインの見積もり料金は異なります。チラシ制作の方針に沿って、最適な依頼先を見つけることが大切です。
ここからは、それぞれの依頼先の費用について詳しく見ていきましょう。
デザイン制作業者の場合
デザイン制作業者とは「デザインのプロフェッショナルが在籍する業者」です。
クオリティーを重視したデザイン企画にこだわりがあるほか、撮影スタジオを持っているケースもあり、高品質で効果のあるデザインを期待できます。
デザイン制作会社の最低予算目安は以下の通りです。
印刷方法 | 相場(A4サイズを基準にした場合) |
---|---|
片面 | 5〜15万円 |
両面 | 10〜20万円 |
デザイン制作会社と一口に言っても、小売・不動産・美容室・展覧会など、それぞれに特化したデザイン会社が多く存在します。
そのため、自社の業界に関してある程度のノウハウや強みを持っている制作会社を探すことが重要です。
デザイン制作会社はコストをかけてチラシの訴求力を追求したい方におすすめの依頼先です。
印刷業者の場合
印刷業者とは、「チラシなどの紙媒体を印刷する業者」です。
印刷業者にもデザイナーは在籍していますが、デザイン制作会社ほどレベルは高くないことが一般的です。
印刷業者にチラシ制作を依頼する場合の最低予算の目安は以下の通りです。
印刷方法 | 相場(A4サイズを基準にした場合) |
---|---|
片面 | 3〜10万円 |
両面 | 5〜12万円 |
印刷業者の特徴として、スキルの高いデザイナーが在籍しているわけではないため、クオリティの担保が難しいことが挙げられます。
印刷会社はデザイン制作が売上の軸ではなく、あくまで印刷案件で売上を立てています。スキルの高いデザイナーが在籍していなくても業務として成り立つことが多いです。
一方、制作費用はデザイン制作会社よりも安価で、テンプレートを利用できる場合はさらに安価で制作可能です。
デザインの制作だけでなく、印刷までまとめて一括で依頼したい方には印刷業者がおすすめです。
広告代理店の場合
広告代理店とは「チラシのみならず、さまざまな媒体の広告企画の立案や販促作業を行う会社」です。
テレビCMや新聞広告での販促作業も手がけていて、大企業から広告制作を受託しているケースもあります。
広告のプロフェッショナルだけあり、ヴィジュアル面の訴求力や言葉選びなどにおいてはクオリティーが非常に高いです。
なお広告代理店の場合、単価の算出は困難と言えます。広告代理店では、コンサルティングや他の広告媒体の利用を含めた高額な予算内で対応することがほとんどで、コンテンツ制作から関わることが多いためです。
チラシのみでなく、さまざまな媒体を総合して依頼したい方には広告代理店をおすすめと言えます。
デザイナー(個人)の場合
デザイナー(個人)とは「特定の企業に属さず独立してデザイン制作の仕事を行う事業者」です。
個人のデザイナーに依頼する場合の最低予算の目安は以下の通りです。
印刷方法 | 相場(A4サイズを基準にした場合) |
---|---|
片面 | 2〜5万円 |
両面 | 5〜8万円 |
デザイナー(個人)は基本1人で作業を行うため、大手広告代理店のように多額の費用が必要になることはありません。具体的には人件費が抑えやすいため、予算が限られているケースでは重宝できます。
ただし、グラフィックデザインを経ていないWEBデザイナーは、入稿データの作成経験やグラフィックデザインの基礎がない場合もあるため事前に注意が必要です。
それゆえに仕上がりのクオリティが著しく低かったり、入稿ミスを引き起こしたりするケースもあり得ます。
デザイナー(個人)は、急ぎの作業をある程度のクオリティで作成したい方におすすめです。
チラシデザインの制作費用を安く抑える方法
チラシデザインの制作費用を安く抑える方法には、以下の点が挙げられます。
・依頼方法を工夫する
・デザイナー(個人)に依頼する
限られた予算しかない場合は、求める品質と費用のバランスを考えつつ、これらの方法でコストを削減しましょう。
それでは、上記のポイントの具体的な実行方法を詳しく見ていきましょう。
デザインは最低料金に抑える
デザイン費を最低料金に抑えることで、制作費用を抑えられます。
デザインの制作はチラシ作成の方向性を決める最重要項目であり、最も費用がかかりやすい業務です。
デザインをシンプルで手間のかからないものにすると、デザイナーの人件費や工数を削減でき、コストを削れます。
具体的な方法として、以下が挙げられます。
・あらかじめキャッチコピーを考える
・専門的なスキルを必要とするデザインにしない
高いノウハウやスキルがないと作成できないようなデザインを依頼すると、費用が高騰する可能性が高いため、可能な限りシンプルな依頼をするように心がけるといいでしょう。
依頼方法を工夫する
発注先の業者が行う作業を減らすなど依頼方法を工夫することでも、制作費用を抑えられます。制作工数が少なくなれば、その分費用がかからずに済みます。
具体的な方法として、以下が挙げられます。
・デザインの方向性を明確に伝える
・納期に余裕を持たせて依頼する
・出来上がったチラシは直接受け取る
基本的に自社で用意できるものは、すべて用意するとコストを抑えられるでしょう。また、受注から受け取りまでの期間が長いと割引を利かせてくれる業者も存在します。
さらに、できあがったチラシを発送せずに、直接受け取りにいくことでもコストを節約できます。細かいところでコスト削減できるポイントがあるため、依頼方法は工夫しましょう。
デザイナー(個人)に依頼する
デザイナー(個人)に依頼することでも制作費用を抑えることができます。
中でもフリーランスや個人事業主は、直接発注しやすい利点があります。具体的には、大手制作会社を介して下請け業者が働く際に発生するマージンがありません。
知名度が高いフリーランスに依頼する場合は別として、一般的には個人のデザイナーに依頼する方が会社組織に依頼するよりも人件費を大幅に削減できます。
とはいえ、フリーランスのスキルに差があるのは事実であり、依頼する際は相手の実力を慎重に見極める必要があります。そこで優秀なデザイナー(個人)を探す方法として「フリーランス名鑑」を活用するのを紹介します。
フリーランス名鑑には実績のあるデザイナーが多く在籍しています。また相談自体は完全無料で、相談後にキャンセルすることもできます。
印刷物の分野に精通しているフリーランスも多くいるため、納得できる質の成果物を期待できます。
フリーランス名鑑でデザイナー(個人)にチラシデザインを依頼する流れ
フリーランス名鑑に在籍中のフリーランスにチラシデザイン制作を依頼する手順は、以下の通りです。
多数のフリーランスがピックアップされている場合、予算や自社の領域などに合わせて適したデザイナーを選ぶようにしましょう。
プロフィールにて実績やスキルが載っていますので、確認しつつデザイナーと連絡を取ることをおすすめします。
チラシデザインの料金相場まとめ
チラシデザインの料金を左右する要素はさまざまです。チラシのデザインと質にどこまでこだわるか、発注先をどの事業者にするか、といった点で費用は変動します。
チラシ制作の費用を節約するには、依頼するデザインの内容や制作工数を可能な限りシンプルにするなど、いくつかの工夫を凝らす必要があります。
例えばキャッチコピーや商品説明・アイキャッチ画像などチラシの訴求力をある程度確保しつつも、依頼先業者の作業が最小限に済むようなデザインを要望することで、コスト削減が可能です。
また、デザインをお願いする際に掲載する画像を自社で用意しておくと、さらにコストカットできます。加えて、低コストで業務を引き受けてくれる個人のデザイナーに依頼するのも良い方法です。
例えば「フリーランス名鑑」に多く在籍している優秀なデザイナーを起用すれば、費用対効果を高めやすくなります。
フリーランス名鑑は手数料無料で、一度に複数のフリーランスと直接連絡を取れるなどユーザビリティーの高いサービスです。
チラシデザインの外注を検討されている方は、一度利用してみてはいかがでしょうか。
・WEBデザイン
・DTPデザイン
・ロゴデザイン
・パッケージデザイン