【まとめ】ECサイトのWebデザインの参考になるサイト7選!見本を探せるギャラリーも紹介
- nakanishi
- 記事制作日2021年01月19日
- 更新日2021年10月21日
ECサイトのデザインを考えている方で「サイトデザインが多すぎてどれを参考にすればいいかわからない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
ECサイトのデザインには目的があり、対象のサイトで何を達成したいのか目的を明確にさせる必要があります。しかし、初めてデザインを見る方にはその判断基準がつかないと思います。
そこでこの記事では、以下のポイントを解説します。
・ECサイトのWebデザインの参考になるサイト7選を紹介
・見本になるWebデザインギャラリーまとめを紹介
・参考ECサイトのようなデザインを制作する方法
この記事を読むと、どのようなWebデザインをしたら良いか方向性が見えるようになります。
なお、デザインに抵抗があってできれば外注したい方は、優秀なフリーランスにお願いすることで費用を抑えて高品質なデザインを作成してもらえます。
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ECサイトのWebデザインを参考にする際のポイント
ECサイトのデザインを参考にする際は、以下3つの要素を抑えることが重要です。
・売れるデザインのポイント
・他業種のECサイトのデザイン
売れるデザインには共通点があり、どのようなデザインがユーザーの目を惹くのかを抑えておくことで、キャッチーなデザインをすることが可能です。
さらに他業種のECサイトを参考にすることで、自社サイトに採用できるでさまざまなアイデアが浮かびやすくなるでしょう。
ここでは、これら3つの要素について詳しく見ていきましょう。
デザインの目的を明確にしておく
デザインを参考にする際はデザインの目的を明確にしましょう。
目的をはっきりさせないままサイトデザインを作成すると、自社の目的とは外れたデザインを参考にしてしまう恐れがあります。
デザインの目的には大きく分けて以下の2つがあり、それぞれの目的によってデザインは異なります。
・ブランド向上のデザイン
例えば売れるデザインは、購買アクションにつながるボタンやリンクの視認性が高かったり、商品の特徴を把握しやすかったり、といった特徴があります。
またブランド向上が目的のデザインには、用いるロゴや宣伝文句・画像・サイトの色合いなどに統一性があります。
このように目的によってデザインは変わるため、ECサイトのデザインを決める際は目的を明確することが欠かせません。
そのため既存のデザインを参考にする前に、まずは自社ECサイトの目的をはっきりさせておくことが必須です。
売れるデザインのポイントを理解しておく
デザインを参考にする際は、売れるデザインのポイントを理解しておきましょう。売れるデザインのポイントを理解することで、売上に繋がりやすいデザインのECサイトを構築できます。
売れるデザインの代表的なポイントを以下の表にまとめました。
ポイント | 理由 |
---|---|
ユーザーの行動を妨げない | ・商品の閲覧や購入手続きなどシンプルなアクションができるサイトはユーザーの満足度を高められる
・複雑なデザインは目的の行動を取らせにくくなり購買意欲の妨げになる |
ボタンを目立たせる | ・「カートに入れる」「購入する」など目的を達成するためのボタンがどこにあるのかユーザーが悩むと購買意欲が低下する |
ページの表示速度が早い | ・ページがすぐに表示されないとユーザーはページをすぐに離れる傾向がある |
ファーストビューにこだわっている | ・サイトを開いた際に最初に目に入る情報をキャッチーなものにすると、そのページに留まりたいと思わせることが可能 |
商品画像がきれい | ・汚い、不明瞭な画像はユーザーの不信感を産む |
スマホでもわかりやすい | ・モバイルでネットを利用するユーザーが増加傾向
・スマホの小さな画面に適応したデザインにすると集客力が上がる |
購入前に必ず知りたい情報がまとまっている | ・購入するメリットがわかると、消費行動を後押しができる
・購入前の注意点をしっかり伝えることでアフターフォローの手間が減る |
参考にできるものは多いため、上表のポイントを参考にしつつ他サイトを見るとより効果的です。
他業種のECサイトも参考にする
デザインを参考にする際は他業種のデザインも参考にしましょう。同業他社ばかり参考にしているとデザインが似る可能性があるからです。
似通ったサイトではオリジナル感が乏しくなり、ブランディングの確立には至りにくくなります。
一方業種にこだわらずサイトデザインを幅広く観察すると、マーケティング手法を参考にしたり、バックエンドの外注化など運営体制も参考にできます。
デザインを参考にする際は他業種のECサイトのデザインも参考して、良いところをどんどん真似していくとより効果的です。
また、日本のECサイト一覧が知りたい方は「【2021年最新】モール型ECサイト一覧|出店すべきネットショップはどこ?」をぜひ参考にしてください。
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ECサイトのWebデザインの参考になるサイト7選
テーマ別に参考になるデザインのECサイトを以下にまとめました。それぞれのテーマに合わせて参考にしてみてください。
デザインのポイント(長所) | サイト名 |
---|---|
おしゃれ | Mr.CHEESE CAKE |
かっこいい | BULK HOMME |
遊び心のある | 松竹芸能 |
シンプル | ARGIS |
おもしろい | ネコノテパン工場 |
商品一覧がわかりやすい | BOTANIST |
高級感 | 佳ら久 |
以下では、それぞれのサイトについて詳しく見てきましょう。
おしゃれなデザインならMr.CHEESE CAKE
「Mr.CHEESE CAKE」はおしゃれなサイトデザインの代表格と言えます。
ファーストビューでシックなお皿に乗ったチーズケーキを見せ、おしゃれなカフェをイメージさせるデザインに仕上げています。写真のとり方に雑味がなく、カラーバリエーションや柄も必要最低限の要素しか入れていません。
非常にシンプルで余計な情報がないため、コンセプトのはっきりしたサイトです。落ち着いた雰囲気もあり、幅広い年齢層に受け入れやすいデザインと言えます。
かっこいいデザインならBULK HOMME
「BULK HOMME」はスキンケアブランドのサイトです。こちらのサイトは「かっこよさ」を前面に出したサイトデザインが魅力です。
ポイントとなっているのはブラックベースのシンプルな色使いです。カラフルではなくモノクロ感が出ていることで落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
また、黒の重厚感に加えて白背景による清潔感も出ており、スキンケアブランドにふさわしい見栄えがします。
俳優の木村拓哉さんを起用していることもあり、カッコいい男性をイメージさせるスタイリッシュなデザインに仕上がっている点もポイントです。
遊び心のあるデザインなら松竹芸能
「松竹芸能」は遊び心のあるデザインが特徴です。
アクセントになっているのは、ファーストビューから動きがあることです。ページのさまざまな箇所でフォントやイメージがいろいろな動きで強調されるため、惹きつける力が強いと言えます。
また、色使いにも個性がはっきり見られます。在籍芸能人にフォーカスしたデザインで、企業がウリにしているポイントが非常にわかりやすい点も大きな特徴です。
シンプルなデザインならARGIS
「ARGIS」は革靴・レザーシューズのブランドサイトです。何を販売しているのかが一瞬で分かるデザインで、余計な情報が一切ありません。
また、革靴の魅力をストレートに伝えるシンプルなイメージとキャッチコピーで、革靴の購入を考えているユーザーにストレスを与えません。
加えて商品カテゴリーや各商品の紹介画面で余計な文字情報がなく、靴のデザインで直観的に商品選びができるようになっています。
シンプル・イズ・ザ・ベストを文字通りデザイン化したサイトと言えるでしょう。
おもしろいデザインならネコノテパン工場
「ネコノテパン工場」は面白味を感じさせてくれるデザインが特徴です。
パンがバーチャルの棚に陳列されているファーストビューが印象的で、簡素ながらインパクトがあります。また昭和の喫茶店を思わせる色調やおしゃれなフォントで、思わずサイト回遊したくなるデザインです。
プライバシーポリシーや特定商取引に関する表記へのリンクボタンにも独特のフォントが使われるなど、細部にまでこだわっています。
他にはないユニークなデザインで、オリジナル感が満載のサイトデザインと言えます。
商品一覧がわかりやすいデザインならBOTANIST
「BOTANIST」はスキンケア、ヘアケア商品を扱うサイトです。こちらのサイトは清潔感あふれるデザインが印象的なほか、商品一覧がわかりやすいのが特徴です。
ページトップに商品カテゴリーが表示されていたり、「スキンケア」カテゴリーでは「洗顔・クレンジング」「化粧水・乳液」「シートマスク」などのように分類分けがシンプルでわかりやすく構成されています。
商品一覧ページに余計な情報がなく整っているのも、ユーザーに好印象を与えています。
高級感のあるデザインなら佳ら久
「佳ら久」は旅館のサイトです。こちらのサイトのデザインは、高級感が各所ににじみ出ているのが特徴です。
客室や浴室が落ち着いた情景の中で撮影されているほか、宿泊客目線でシャッターが押されているため、実際に宿泊しているかのような想像ができます。
加えて旅館に宿泊した際に堪能できるサービスを短い文章でつづっていて、ストーリー性のあるアピールがなされています。
オリックスグループのブランドを意識したサイトで、高級感と重厚感を感じられるデザイン構成です。
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見本になるECサイトが多数!Webデザインギャラリーまとめ
下記の表では、ECサイトのデザインを決める上で参考になるWebデザインをまとめたデザインギャラリーを紹介しています。
特徴ごとに、参考にしたいWebデザインギャラリーを参考にしてみてください。
サイト名 | 特徴 |
---|---|
MUUUUU.ORG | ・縦長のデザインをまとめたギャラリー ・国内外のサイトが紹介されているため、グローバルな要素を取り込みたい場合にも役立つ |
SANKOU! | ・サイトの目的別や業種別でデザインを探せるだけでなく「にぎやか」「さわやか」「高級感」「かわいい」などサイトに醸し出したい雰囲気でデザイン例を選べるのが便利なギャラリー |
イケサイ | ・シンプルで視認性が高いデザイン案を豊富に掲載 ・毎日数サイトが追加更新されるため、最新トレンドの反映されている |
webdesignClip | ・ランディングページやスマホ向けデザインにフォーカスをあてたデザインカテゴリーが特徴的 |
CHOICELY | ・サイトカテゴリーや業界・配色などに関する情報が各サイトのサムネイル下に表示されるのが特徴 ・実サイトを見る前にデザインの全体像を把握できて探す手間が省ける |
WEBデザインの見本帳 | ・サイトから感じられる印象やテーマカラーをもとにデザイン案を検索できるのが便利なギャラリー |
I/O 3000 | ・国内外のスタイリッシュなデザイン案を探せる ・300以上のサイト登録数を誇り、多くのデザインを流し見したい方にも役立つ |
参考ECサイトのようなデザインを制作したいなら?
ここまで紹介した参考ECサイトのようなデザインを制作したい場合は、プロに任せるのが近道です。
プロにアウトソースすると、希望デザインに対応しつつ、デザイン案について豊富な知識と経験から適切なアドバイスをしてくれます。徹底的に作り込むため、完成後に修正するといった余計な手間や時間もかかりません。
プロにデザイン制作を任せる方法としては、以下の2パターンがあります。
・フリーランスに発注する
ここからは、これら2パターンについて詳しく見ていきましょう。
制作会社に発注する
制作会社には、設計・デザイン・コーディングなど各部門ごとに担当者がいます。
制作会社へ発注するメリットとデメリットを下の表にまとめました。
メリット | デメリット |
---|---|
・制作に関する知識が豊富 ・費用が高くなる ・豊富な技術者がいるため納期が早い |
・難しいデザインでも対応してくれる ・保守管理などアフターケアがない |
制作会社への依頼は「デザインやサイト構築だけ外注して運用や管理は自社で完結できる企業」におすすめです。中には費用やマーケティングも含めて見積もりをしてくれる制作会社もあるため確認しましょう。
フリーランスに発注する
フリーランスとは、ECサイト制作を請け負う個人事業主です。
実績のあるフリーランスは、ECサイト制作に関する知識が豊富で、設計・デザイン・コーディングなどの幅広い知見を持っています。
デザイン構築のみでなくECの運営知識も持ち合わせているため、ワンストップでサイト構築の相談が可能です。
フリーランスに発注するメリットとデメリットを以下にまとめました。
メリット | デメリット |
---|---|
・制作に関する知識が豊富 ・難しいデザインでも対応してくれる ・マーケティングを考えた設計をしてくれる ・細かいアドバイスをしてくれる |
・内製化ができない ・ランニングコストがかかる場合がある |
フリーランスへの依頼は「ECの運営知識が無い企業」や「商品をオンラインで広めたい企業」におすすめです。
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まとめ
ECサイトのデザインを参考にする際は、以下の3つの要素を抑えることが大切です。
・売れるデザインのポイント
・他業種のデザイン
しかし、デザインの目的は見た目だけではありません。ECサイトは売れなければ意味がないため、コンバージョンやユーザビリティも考慮したサイト作りをする必要があります。
デザインを参考にする際は、その後の運用も考慮して参考すると良いでしょう。フリーランスに随時強力を得つつ、ユーザーに飽きを感じさせないで長期間運用できるデザインを模索していくと効率よくサイトを構築できます。
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