フリーランスエンジニア・プログラマーの平均年収はいくら?相場や将来性も解説!
- nakanishi
- 記事制作日2021年05月08日
- 更新日2021年10月21日
「フリーランスのエンジニアはどれくらいの年収をもらえるのか?」
「フリーランスのエンジニアとして年収を上げるにはどうしたら良いのか?」
フリーランスのエンジニアを目指している方にとって、上記は特に気になるポイントではないでしょうか。
はじめに、フリーランスエンジニアの年収は概して高収入です。しかし全員が一律に高いわけではなく、年収500万円以下の場合もあれば1,000万円を目指せる場合もあります。
この記事では、以下のポイントを解説していきます。
・フリーランスエンジニアが将来的に年収を上げるためのポイント
・フリーランス名鑑で案件を獲得するまでの流れ
・ITフリーランスの年収に関するよくある質問
この記事を読むことで、フリーランスのエンジニアとして高年収を達成する方法や、エンジニアにはどのような種類があるかわかります。
また、フリーランスエンジニアの年収アップに役立つサービスとして「フリーランス名鑑」や「StockSunサロン」についてもご紹介します。
【単価相場】フリーランスエンジニア・プログラマーの年収は?
フリーランスエンジニア・プログラマーの平均年収は888万円です。
2020年7月時点でレバテックフリーランスが取り扱っているSE案件の平均月額単価は、約74万円です。これを単純に12ヶ月分に換算すると、フリーランスSEの平均年収は、約888万円というのが目安になります。
一方、会社員エンジニアの平均年収は以下の通りです。
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上表からわかる通り、フリーランスエンジニアの方が会社員よりも年収が高い傾向にあります。中には300万円以上の差が出るケースも見られます。
ただしエンジニアと一口に言っても業務内容は幅広く、平均年収もさまざまです。ここからは、以下ので分類で平均年収を詳しく解説していきます。
・年齢・プログラミング言語別
業務や扱う言語別の平均年収を知ることで、現在習得中、あるいは既に習得済みのスキルでどれほど稼げるかを把握できます。
業務別
業務別フリーランスエンジニアの平均年収は以下の通りです。
業務 | 平均年収(※スキルにより大きく変動) |
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IT・システムエンジニア(SE) | 876万円 |
プログラマー | 840万円 |
制御・組み込みエンジニア | 804万円 |
セキュリティエンジニア | 792万円 |
バックエンドエンジニア | 780万円 |
データベースエンジニア | 780万円 |
インフラエンジニア | 768万円 |
ネットワークエンジニア | 744万円 |
Webデザイナー | 600万円 |
コーダー | 600万円 |
ほかの業界との比較で考えると、全体的に平均年収が高い傾向にあります。しかし、エンジニア業界のみで比較すると、業務により数百万の年収差があるのがわかります。
なお上記はあくまで目安であり、実際のスキルや対応できる業務内容により年収もさまざまです。
それぞれの業務を詳しく見ていきましょう。
IT・システムエンジニア(SE)
平均年収 | 876万円 |
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業務概要 | ・システム開発における要件定義をする ・設計から導入支援まで全般を請け負う |
主な言語 | システム、アプリによって異なる |
IT・システムエンジニアは、新しいシステムを開発する際の要件定義を担当します。またシステムの設計や開発・テストなど、開発全体に携わります。
IT・システムエンジニアのデメリットは、プロジェクトの根幹を担当するため高いスキルや実績が必要であることです。
また要件定義などクライアントとの緊密なコミュニケーションも求められるため、コンサルタントのようなコミュニケーション能力、提案力が求められます。
IT・システムエンジニアのメリットは、自身のスキルや実績次第で高い年収を得られることです。
また、案件の単価が平均的に高いこともあり、太客の獲得ができれば収入が安定します。エンジニアの中でも高収入に分類される業務と言えるでしょう。
プログラマー
平均年収 | 840万円 |
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業務概要 | 設計からコーディング、運用テストまでを主に担当する |
主な言語 | システム、アプリによって異なる |
プログラマーは、上記のシステムエンジニアが組み立てた設計に基づき、プログラミングを行います。また、完成物の運用テストや仕様の問題点を指摘する役割も担います。
プログラマーのデメリットは、クライアント次第で要件定義や要件の見直しなど、上流行程も担当する必要があることです。そのため、システムエンジニアが担当する業務を理解しなければならない場合があります。
またプログラミング言語はさまざまにあるため、使える言語が限られていると仕事の幅も限られてしまうでしょう。
プログラマーのメリットとしては、プログラムの規模によって単価を自由に決められることが挙げられます。また対応言語数を増やすことにより年収アップも見込めるため、自身のスキル次第で大きく稼ぐことも可能です。
制御・組み込みエンジニア
平均年収 | 804万円 |
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業務概要 | 電化製品や自動車などに組み込む専用のシステムの開発、導入を請け負う |
主な言語 | Java、C++、Microsoft Visual C++ |
制御・組み込みエンジニアは、電化製品や自動車などの制御を行うシステムを開発するエンジニアです。
制御・組み込みエンジニアのデメリットは、独学でスキルや言語を勉強するのが難しいことが挙げられます。例えば、独学だと自動車の制御を勉強する機会がありません。
また、ハードウェアのノウハウも求められるため、駆け出しのエンジニアにはハードルが高いです。
一方制御・組み込みエンジニアのメリットは、競合が少ないため案件の単価が高いことです。エンジニアの中では比較的ニッチな業種のため、実績を作れると次の仕事につながりやすいでしょう。
また開発したものが、システムを搭載した機械によって目に見える形で確認でき、実績としてわかりやすいです。
セキュリティエンジニア
平均年収 | 792万円 |
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業務概要 | Webサイトやアプリのセキュリティ面を主に担当する |
主な言語 | Python、C、C++ |
セキュリティエンジニアは、システムのセキュリティを監視し、安全な運用ができるようにサポートするエンジニアです。
例えば会員登録の必要なアプリで会員情報を守るなど、ユーザーの利用にも重要な役割を担います。
セキュリティエンジニアのデメリットは、サイバー攻撃やセキュリティ関連の法律など、幅広い知識が必要であることです。
サイバー犯罪は多岐に渡るため、そのパターンに対応して覚えるべきことも膨大です。また責任能力が求められるため「自身の好きなペースで仕事をしたい」という方には不向きと言えます。
セキュリティエンジニアのメリットには、需要の高さに供給が追いついていないゆえに稼ぎやすい点です。また、犯罪からシステムやユーザーを守っているという実感からやりがいも得られます。
バックエンドエンジニア
平均年収 | 780万円 |
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業務概要 | Webサイトのサーバー側の記述、保守管理を請け負う |
主な言語 | PHP、Ruby、Perl、Python、Java |
バックエンドエンジニアは、ユーザーには見えないWebサーバーやデータベースなどの環境を構築するエンジニアです。
ユーザーの目に見える部分、目に見えない部分という点で、フロントエンドエンジニアとしばしば比較されます。
バックエンドエンジニアのデメリットは、習得すべき知識が多いことです。具体的には、IPアドレスやドメイン・サーバー・通信プロトコルなど、Webの専門用語や仕組みを理解していなければ難しい業務内容です。
また、フロントエンドエンジニアに必要な知識も求めらるケースも多くあります。
一方バックエンドエンジニアのメリットとしては、構築後の保守運用を掛け持ちして収入をあげやすい点が挙げられます。案件を掛け持ちして上表の平均年収以上に稼ぐことも可能でしょう。
また、人手不足なため売り手市場で活躍できる点が挙げられます。
データベースエンジニア
平均年収 | 780万円 |
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業務概要 | ・データベースの設計や構築をする ・データベースの保守管理を請け負う |
主な言語 | SQL |
データベースエンジニアは、大量のデータを保存するデータベースの設計や運用・保守などに携わるエンジニアです。
近年話題によく挙がるビッグデータはデータベースと密接な関連を持つため、このタイプのエンジニアの役割は非常に大きいと言えます。
データベースエンジニアのデメリットは、独学でスキルを高めるのが難しいことです。現場を経験せず、用語やスキルを覚えるのみでは業務に対応しにくいでしょう。
またクライアントとの打ち合わせも欠かせないため、コミュニケーション能力に自信がない方は難しい場合もあります。
データベースエンジニアのメリットの1つは、引く手あまたになる可能性が高いことです。データベースのプロフェッショナルは多くないため、案件を獲得しやすいと言えます。
また、ほかの種類のエンジニアと比較しても平均年収は高めです。
インフラエンジニア
平均年収 | 768万円 |
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業務概要 | Webサイトやアプリの作動に必要なプラットフォームの設計、構築、管理を請け負う |
主な言語 | Ruby、Perl、Python、Java |
インフラエンジニアとは、サーバーやWebサイトやアプリの作動環境の構築・ネットワーク機器の入手やテスト・管理などを担うエンジニアです。
ネットインフラ構築後のシステム点検や管理が主な業務となります。
インフラエンジニアのデメリットは、働き方がフリーランスの理想にそぐわない場合があることです。
基本的にクライアント先に常駐するため、働き方は会社員と変わらないケースが多いです。自宅で黙々と作業を行いたい方には向いていません。
また事前にトラブルを予測して先手を打つ意識が大切であるため、責任感の強さも求められます。
一方インフラエンジニアのメリットは、大企業の大きいプロジェクトを経験しやすいため達成感を味わえることです。
例えばSNSや医療関連・交通関連におけるプロジェクトに関われば、社会を支えている実感を感じられます。
またリスク回避に関するノウハウを身に着けることになるため、IT人材としての市場価値も高くなりやすいでしょう。
ネットワークエンジニア
平均年収 | 744万円 |
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業務概要 | ネットワークの設計や構築、保守管理など全般業務を請け負う |
主な言語 | Ruby、Java、Python |
ネットワークエンジニアとは、ネットワークに関する広い業務を行うエンジニアです。具体的には、DNSやファイアウォール・ルーター・社内ネットワークなどに関連した作業を行います。
ネットワークエンジニアのデメリットは、想定外のトラブルや派生業務など担当外のことも任せられる場合があることです。
またクライアント企業に常駐することもあるため、フリーランスとして時間や場所を自由に選んで働きたい場合にはハードルが高いです。
ネットワークエンジニアのメリットとしては、案件内容により取捨選択ができることが挙げられます。
またネットワークエンジニアとして経験を積むと、世界標準のネットワークノウハウを獲得できるため海外でも通用するスキルを身に着けることも可能です。
Webデザイナー
平均年収 | 600万円 |
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業務概要 | Webサイトのデザイン、コーディングを請け負う |
主な言語 | HTML、CSS、Javascript、jQuery |
Webデザイナーとは、Webサイトのデザインやコーディング業務に携わるエンジニアです。
Webデザイナーのデメリットは、フリーランスエンジニアの中でも人気の職種であるため競合が多いことです。中途半端なスキルでは、競合に埋もれて思うように稼げないリスクがあります。
またエンジニアカテゴリーの中では、平均年収が見劣りしてしまいます。
一方Webデザイナーのメリットは、作業をする場所時間が比較的自由である点です。ほかの職種と異なり、ノートパソコンのみで作業できるため、ノマドスタイルでの仕事が可能です。
またライティングやプログラミングのスキルを習得すれば、より多くのコンテンツ制作に関われるため、収入アップが見込めます。
コーダー
平均年収 | 600万円 |
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業務概要 | コードの入力を専門に請け負う |
主な言語 | Web、システム、アプリによって異なる |
コーダーは、Webサイトをネット上に表示するために必要なコーディング作業を行うエンジニアです。
コーダーのデメリットは、簡単な作業の場合は案件単価が低めであることです。また自身のコーディング作業時間を切り売りするため、時給を上げなければ収入アップも見込めません。
一方コーダーのメリットとしては、副業でできることです。会社員として安定した収入を確保したうえで、コーディングでもプラスアルファの収入を得られます。
またWebデザイナーとしてのスキルを身に着ければ扱える案件が多くなり、収入アップを狙えます。
年齢・プログラミング言語別
年齢・プログラミング言語別のフリーランスエンジニアの平均年収は以下の通りです。
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また20代において、平均年収が高いプログラミング言語の上位3つを下表にまとめました。
言語 | 特徴 |
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R | ・データ解析や処理を簡単に行える言語 ・グラフ作成やデータ処理作業に活躍 |
Scala | ・オブジェクト指向および関数型プログラミングの両方を扱う言語 ・Javaライブラリのほとんどを利用可能 |
Perl | ・テキスト処理に最適なスクリプト言語 ・後方互換性が非常に高い |
Swift | ・Apple社が2014年に開発した言語 ・iOSやMacのアプリケーションで利用可能 ・他言語との互換性が高い ・他言語と比較して高速処理が可能 |
また、エンジニアやプログラマー以外の職種のフリーランス平均年収について詳しく知りたい方は「【平均年収】フリーランスの給料や月収はいくら?年収1,000万を目指す方法!」もぜひ参考にしてください。
フリーランスエンジニアが将来的に年収を上げるためのポイント
フリーランスエンジニアが将来的に年収を上げるためのポイントとして、以下のポイントが挙げられます。
・SEとしてスキルを磨き続ける
・信頼獲得に努める
・ブログやSNSを活用する
・単価を考慮して仕事を選択する
・求人や案件を探す努力をする
上記のポイントを押さえておかないと、会社員エンジニアよりも収入が下がる恐れがあります。高収入を狙うには、スキルのみならず安定して好条件の案件を獲得する土台を築くことが必要です。
各ポイントをそれぞれ詳しく見ていきましょう。
営業力をつける
フリーランスエンジニアが将来的に年収を上げるためのポイントの1つは「営業力をつけること」です。
会社に所属する場合は、任される仕事をこなしていけば良いですが、フリーランスは自身で仕事を受注しなければ収入が発生しません。つまり、仕事を受注するには営業力が必要になります。
仮に高度なプログラミング技術があっても、クライアントに伝わらなければ理解してもらえず、案件を獲得できない可能性があります。
なお営業力をつける方法として、以下のポイントが挙げられます。
・ポートフォリオを作成する
・クライアントの視点に立つ
はじめに自己分析をして、自身がこなせる仕事を洗い出すことが大切です。例えば自身が書けるプログラミング言語では、何を実現できるのか具体的に把握します。
また、自身の実績やスキルを周りに伝えるためにポートフォリオを作成することもポイントです。
どのような課題を解決できるかについてわかりやすい指標があると、クライアント側はそのフリーランスにアウトソーシングすべきかどうかを判断しやすくなります。
SEとしてスキルを磨き続ける
フリーランスエンジニアが将来的に年収を上げる別のポイントは「SEとしてスキルを磨き続けること」です。
スキルの高さは成果物のクオリティーに大きくい影響します。当然のことながら、クライアントは少しでも満足度の高いフリーランスを探しているため、ハイスキルの人材は重宝されるでしょう。
また、すでに持っているスキルに磨きをかけ続ける必要もあります。時代や時流に合わせていずれ自身のスキルが古くなり、市場のニーズに応えられなくなる恐れがあります。
最新情報も取り入れながら、学習意欲を高く持つことが収入アップに大切です。
なお、SEとしてスキルを磨き続ける方法として以下の点があります。
・新しい言語に挑戦する
・エンジニア仲間を作る
ニュースサイトを読んでSE業界に関連する情報を収集したり、新しい言語を習得して扱える作業量を増やしたりすると、自身のエンジニアとしての市場価値を高められます。
信頼獲得に努める
フリーランスエンジニアが将来的に年収を上げるポイントには「信頼獲得に努めること」も挙げられます。
業務委託契約であるフリーランスにとって、信頼性はスキルや実績以上に大切です。特に社内のシステム面などを担当するエンジニアは、社内情報の観点からも信頼性が重視されるポジションです。
一方で、既存のクライアントに仕事内容や仕事への取り組み方を評価してもらえれば、新たなクライアントを紹介してもらえることもあります。
信頼獲得に努める方法として、以下の点を覚えておくと良いでしょう。
・オーナーシップを持つ
・ほかの業務も提案、担当する
最低限守るべき点として、必ず納期を守るようにしましょう。納期を守るのが難しいとわかっている場合は、決して契約を急ぐべきではなく、余裕を持った納期で交渉すべきです。
また直接打診があった業務のみならず、クライアントにとってメリットのあるほかの業務を提案すると、人材としての有用性を示せます。
ブログやSNSを活用する
フリーランスエンジニアが将来的に年収を上げるためのポイントには「ブログやSNSを活用すること」も挙げられます。
SNSを活用すると人脈を広げられる可能性があり、人脈が広がると案件受注の可能性が高まります。ブログやSNSからの受注ができるようになると、営業にかけている時間を作業回しやすくもなるでしょう。
ブログやSNSを活用する際のポイントは、以下の通りです。
・Webマーケティングの知識をつける
すでにブログやSNSにて案件を獲得しているフリーランスを参考にすることで、具体的にどのような手段で受注につなげられるのかを把握できます。
またWebマーケティングの知識を身に着け、SEOや広告・SNS集客施策に通じることで、自身のメディアの露出度を高められます。
単価を考慮して仕事を選択する
フリーランスエンジニアが将来的に年収を上げるためには「単価を考慮して仕事を選択すること」も大切です。
単価を考慮せず、低い案件ばかりこなしていては年収はアップしません。例えば同じ単価のコーディングのみでは、生活はできてもキャリアアップは図れないでしょう。
単価を考慮して仕事を選択する際のポイントとして、以下の点が挙げられます。
・できる業務範囲を広げる
高単価の仕事を得るには、現在の作業レベルよりも1段上のレベルを目指すと良いです。例えば、コーディングのみに携わっている場合は、Webデザインにも挑戦するなどがあります。
そのほかには、業務範囲を広げることもおすすめです。例えば新しいプログラミング言語を習得することで、より多くの案件をこなせるようになります。
スキルを縦に深掘るか、横に広げるか、自身のキャリアに合わせて選択することをおすすめします。
求人や案件を探す努力をする
フリーランスエンジニアが将来的に年収を上げる上で「求人や案件を探す努力をすること」も欠かせません。
人脈を広げて案件を獲得には、常に好条件の案件にアンテナを張り巡らす必要があります。
紹介ばかりに頼っていても、どうしても新規のクライアントは限られます。案件が途絶えてしまうことを防ぐには、自身の「足」で仕事を見つけてくることが必要です。
なお、案件探しにおいてエージェントを利用している場合と、活用していない場合の年収の差は以下の通りです。
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エージェントを活用する場合、そうでない場合よりも格段に年収が上がっているのがわかります。
なおエージェント利用が収入アップにつながる理由は、自身の人脈以外からの案件を獲得できるためです。
自身の人脈のみでは週2〜3日の稼働にとどまってしまう場合があり、それに比例して収入も少なくなります。限られた自身の人脈をエージェントに補ってもらうことで、収入源を増やせます。
上記の点から今後フリーランスとして活動していくことを考えている場合は、エージェントの利用がおすすめです。
そこで、おすすめのエージェントの1つに「フリーランス名鑑」があります。
フリーランス名鑑の特徴は以下の通りです。
・営業をしなくても案件が来る可能性がある
・比較的単価が高い
フリーランス名鑑では中間マージンが発生しないため、手取りが目減りせず高収入を目指せます。また見つかる案件には高単価なものが多いのも魅力です。
また、フリーランスエンジニアとして働く実態はどうなのか知りたい方は「【フリーランスエンジニアの実態】会社員・正社員と比較したときの現実は?」をぜひ参考にしてください。
フリーランス名鑑で案件を獲得するまでの流れ
フリーランス名鑑を利用して案件を獲得するまでの流れは以下の通りです。
2.新規登録する
3.StockSunサロンへ入会する
上記の通り、フリーランス名鑑への登録は非常に簡単です。フリーランス名鑑は国内最大級のフリーランス検索サイトでもあるため、登録するメリットは大きいでしょう。
ITフリーランスの年収に関するよくある質問
自営業、個人事業主の税金はいくらかかるの?
フリーランスが支払う主な税金は以下の通りです。
税金の種類 | 概要 |
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所得税 | 所得(=売上ー経費ー控除額)に応じた税率が5〜45%課せられる |
住民税 | 所得の10%+均等税4,000円が課せられる |
個人事業税 | 290万円以上の所得に3〜5%課せられる |
消費税 | ・売上が1,000万円以上もしくは出資額が1,000万円以上の場合発生する ・フリーランスとして3年目以降の場合発生する |
具体的な例として以下のケースを見てみましょう。
〇売上760万円、経費50万円、控除額40万円の場合
所得:670万円(=760万円ー50万円ー40万円)
所得税:125万4,500円(=(670万円ー42万7,500円)×20%)
住民税:67万4,000円(=670万円×10%+4,000円)
個人事業税:20万1,000円(=670万円×3%)
フリーランスは自宅で仕事をするため、家賃や光熱費などを経費として控除できます。事業に関連した部分のみを経費で計上することが原則ですが、合理的な基準で計算する場合は有効な節税対策です。
在宅でも案件はある?
在宅でも案件はあります。なお近年ではコロナによる世の中のIT化に伴い、在宅案決が増えています。今後テレワークが主流になると、在宅案件の獲得はより有利になるでしょう。
在宅でできる案件例としては、アプリ開発やシステムの改修・フロントエンド開発などがあります。
クライアントとの打ち合わせなど会議が必要な場合は、リモートの会議システムを活用することで在宅で済ませられます。
フリーランスエンジニアの将来性はある?
フリーランスエンジニアに将来性は十分にあります。
IT関連事業は注目度が高く、人材不足が懸念されている業界です。そのため、スキルや実績によっては引く手あまたの人材になれるチャンスがあります。
実際の経済産業省による調査の結果は以下の通りです。
2010年代の後半から2020年にかけて、産業界では大型のIT関連投資が続くことや、昨今の情報セキュリティなどに対するニーズの増大により、IT人材の不足が改めて課題となっている。
社内で優秀なエンジニアを抱えるには育成コストがかかるため、即戦力のエンジニアを必要とする企業は多いです。
またクライアントは案件に合わせて必要な人材を揃えることで、事業の先行きが見通しにくい場合にも立ち回りやすくなります。
契約期間が決まっているフリーランスの採用は、そのような状況にマッチすると言えるでしょう。
まとめ
フリーランスのエンジニアの年収は、平均的に高い傾向にあります。
スキルが高く求められる場面が多いため、フリーランスの職種の中でも高収入が見込めます。さらにIT業界の人手不足もあいまって、将来性の高い職種です。
ただし競合との競争で生き残って高い年収を達成するには、スキルを磨き続けることや営業力を高めること、クライアントの信頼を勝ち得ることなどが求められます。
それに加えて、案件を獲得しやすい地盤造りを固めることも大事です。
そのために役立つサービスとして「フリーランス名鑑」へ登録しておくことは有効な方法です。
フリーランス名鑑では手数料がかからないほか、好条件の案件を見つけやすいというメリットがあります。今後フリーランスエンジニアとしてデビュー・活躍したい方は、一度登録をするのがおすすめです。