【料金表】ホームページ制作相場|費用を安く抑える3つの方法
- フリーランス名鑑編集部
- 記事制作日2021年01月02日
- 更新日2021年09月30日
自社のホームページを作成する際にまず気にするポイントとして「作成費用」が挙げられるでしょう。
ホームページの作成費用はサイトの規模やデザイン、ページ数により大きく異なります。そのため、自社のサイト運営の目的に合わせて予算を組む必要があります。
そこでこの記事では、初めてホームページを作成する方に向けて以下のポイントを解説します。
・ホームページ作成に必要な制作費用相場・ホームページ制作にかかる費用内訳
・ホームページ制作費用を決める要素
・ホームページ制作費用を安くする方法
この記事を読むと、ホームページの作成費用について相場がわかり、自社のサイト目的に合わせた予算を設定できるようになります。
なお、できる限り予算を押さえてホームページを作成したい方は「優秀なフリーランス」に依頼するのがおすすめになりますので、優秀なフリーランスを検索してみましょう。
【種類別料金表】ホームページ(HP)作成に必要な制作費用相場
ホームページ制作費用の相場は、おおよそ80万円です。
ただし、この金額は制作費用のおおよその平均値です。サイトの種類やページ数により、料金は大きく異なります。
サイトの種類別に料金早見表を下記の通りまとめました。
作成費用 | サイトの種類 | 特徴 | おすすめの人・企業 |
---|---|---|---|
30万円以内 | ・簡易なコーポレートサイト ・簡易なランディングページ |
・テンプレートを使用 ・ページ数少なめ ・画像やテキストは依頼者側が準備 |
・個人 ・とにかく価格を抑えたい人 |
50万〜100万円 | ・一般的なコーポレートサイト | ・オリジナル性あり ・オリジナルデザインあり |
・中小企業 |
100万〜200万円 | ・中規模程度のコーポレートサイト ・リクルートサイト |
・中規模程度で運用可能 ・効果が出る可能性が高い戦略性がある ・トレンドを意識したデザインが可能 |
・中小企業〜大企業 |
200万円以上 | ・メディアなどの充実したポータルサイト | ・SNSとも連動 ・オリジナルデザインあり |
・複数のブランドサイトを制作したい企業 ・WEB集客に力を入れたい企業 |
ここからは価格帯ごとに、作成できるサイトの例と特徴を詳しく見ていきましょう。
30万円以内のサイト例と特徴
30万円以内で作成できる小規模サイトの例としては、以下のようなものがあります。
・シンプルなコーポレートサイト・単発のランディングページ
この予算では、依頼者側で文章や写真などを用意する必要があります。サイト制作会社は最低限のデザインやプログラミングのみを行うケースが多いです。
そのため、サイトデザインにはテンプレートを使用することが多く、デザインのオリジナリティはあまり期待できないと言えます。
この価格帯のサイト制作がおすすめなのは「予算が限られている方」や「ページ数の少ない簡易的なサイト作成を考えている方」などです。
50万〜100万円のサイト例と特徴
50万~100万で作成できるサイトの例としては、一般的なコーポレートサイトが挙げられます。
この価格帯ではサイトの大枠作成のみでなく、簡易な運営や保守サービスもつきます。依頼者は文章や画像の準備をする必要がないため、労力なくサイトの立ち上げが可能です。
ただし、凝った専門的なデザインや戦略的な集客まで実施しているところは多くないです。
上記を踏まえると、価格帯のサイト制作がおすすめなのは「ある程度デザインのオリジナリティを出したい方」や「テキストやイメージを業者に任せたい方」などです。
100万〜200万円のサイト例と特徴
100万~200万で作成可能なサイト例としては以下のようなものがあります。
・中規模程度のコーポレートサイト・リクルートサイト
この予算を準備すると、プロのWebコンサルを受けた上で、戦略的な販売や集客まで可能になります。
例えば、検索サイト上位に自社サイトを表示させるための対策(SEO対策)が行われたサイト設計や、トレンドに合わせたデザインを構築してもらえます。
また、サイト制作会社への直接発注以外に広告代理店経由でも発注が可能になります。
この価格帯のページがおすすめなのは「サイトの認知度を効率的に高めたい方」や「Webマーケティングのノウハウをサイトに反映させたサイトを立ち上げたい方」などです。
200万円以上のサイト例と特徴
200万円以上の予算では、以下のようなサイトを構築できます。
・ポータルサイト・コンテンツの充実したサイト
この価格帯では、100万〜200万円で利用できるサービスに加えて「Twitter」や「Facebook」「Line」などSNSマーケティングの要素もとりこめます。
また、プロのライターやデザイナーによる訴求力の高い文章・動画コンテンツの作成も可能です。閲覧者を惹き付ける充実したコンテンツを提供するには十分な予算です。
この価格帯のサイト制作がおすすめなのは「サイトのオリジナリティを最大限まで高めたい方」や「コンテンツの質を充実させたい方」などになります。
※ただし、規模の大きいポータルサイトを依頼する場合や、SEO対策用の記事制作も複数追加で依頼する場合、さらに高額な料金になるケースがありますので、注意が必要になります。
ホームページ制作にかかる費用内訳
ホームページ制作にかかる費用内訳には大きく分けて「初期費用」と「維持費用」があります。これら2つを合算して制作費用となります。
ここからはそれぞれの費用について詳しく見ていきましょう。
初期費用
「初期費用」とは主に「ホームページそのものを作成する費用」のことです。主な初期費用とその内容を下表にまとめました。
費用名 | 内容 |
---|---|
ディレクション費 | プロジェクトの進行管理 |
記事作成費 | HP内の記事の作成 |
サイトデザイン費 | ホームページ、ロゴなどのデザイン |
システム管理費用 | ・お問い合わせフォーム、検索機能などの実装 ・サイト動作の検証 |
上記の費用以外にも以下のような細かい費用が発生する可能性があります。
・素材の購入費用
維持費用
「維持費用」とは「ホームページを継続して運用するために必要な費用」のことです。主な維持費用とその内容を下表にまとめました。
費用名 | 内容 |
---|---|
ドメイン月額料金 | サイトを公開するためのサーバー代 |
コンテンツ修正費用 | デザイン、文章、写真などのコンテンツを修正するための費用 |
SEO対策コンサル費用 | 検索時に上位表示させるための費用 |
ホームページ(HP)制作費用を決める要素
ホームページ制作費用を決定する主な要素は以下の2点です。
・制作の依頼先
それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
制作にかかる工数
ホームページ制作にあたり、どれくらいの工程がかかるかにより費用は変わります。工程数が少ないほど当然コストは抑えられますが、複雑になると高くなります。
工程数の多さとコストが比例して増えるのは、人件費が関係するためです。工数の量を決める要素の例を下の表にまとめました。
要素 | 内容 |
---|---|
サイトの種類(ページ数) | 作成するサイトにより必要ページ数は異なる |
素材や記事の準備 | 自らが用意・提供するほど費用は低下する |
サイトの工夫・差別化 | 独自の機能やデザインを加えると費用は高くなる |
制作の依頼先
どこの業者にサイト制作を依頼するかに応じても作成コストは大きく異なります。
ホームページ作成の主な依頼先は大きく以下の3つに分けられます。
・広告代理店・HP制作会社
・フリーランス
それぞれの依頼先の特徴を下表にまとめましたので、参考にしてください。
依頼先 | 費用 | 特徴 |
---|---|---|
広告代理店 | 100万円〜 | ・ニーズにあったHP制作会社を紹介してくれる ・制作費のほかに仲介手数料(制作費の20%~50%)がかかる |
HP制作会社 | 20万円〜 | ・実績、経験のあるディレクター、デザイナーが在籍 ・制作費の他に会社の運営費がかかる |
フリーランス | 10万円〜 | ・工数が少ない場合、費用が安い、仲介手数料、会社運営費もかからない ・料金、実績、経験はフリーランスによりさまざまで正確な判断が必須 |
依頼先により100万円近くの差額が発生することもあるため、依頼先の選定は慎重に行う必要があります。
ホームページ(HP)制作費用を安くする方法
工夫次第でホームページの制作費用は安く抑えられます。
ここからは、サイト作成費を安くする具体的な方法を見ていきましょう。
ページ数を最低限に抑える
ページ数を必要最低限に抑えることで費用を安くできます。ピザやアイスのトッピングの量が多ければ多いほど料金が高くなるように、サイトのページ数の多さはコスト増大の大きな原因です。
サイトページ数を決める際には、制作会社のプロジェクトマネージャーやディレクターとサイトコンセプトに関する意識共有を行う必要があります。
サイトの目的を明確化し、必要最低限の工数で結果が出るようにプランニングすると良いです。プラン完成後に要望を出すことで、ページ数を減らすことも可能です。
売上やブランディングに直結しないページは、少なくともサイト立ち上げ時には省いて問題ないでしょう。
CMSでの制作を依頼する
「CMS(Contents Management System)」での制作を依頼することでも費用を安くできます。
CMSとは「小難しいプログラミングスキルがなくても、サイトの更新が可能な仕組み」のことです。
CMSを用いるメリットとしては以下のような点が挙げられます。
・ディレクターやデザイナーを必要とせず工数が減る・専門知識なしでサイトの更新が可能になり、維持費用も減る
CMSを導入することで、サイト運営者自ら簡単な編集ができるようになります。その結果、不必要にアウトソーシングしなくて済み、結果的にコスト削減になります。
優秀なフリーランスに依頼する
優秀な「フリーランス」に依頼することでも費用を安くできます。
フリーランスとは「企業や組織に在籍せず、持っているスキルやノウハウをもとに特定のサービスを提供する個人事業者」を指します。
例えば「Webデザイン会社に属さない個人のWebデザイナー」や「フリープロライター」などが代表的です。
なお、フリーランスを活用するデメリットには以下のような点があります。
・コミュニケーションが取りにくい場合もある・品質が担保されない
会社組織とのやり取りではないため、スムーズなやり取りには多少不都合が生じる可能性があります。また、フリーランスとして活躍する方のスキルには差があるのも事実です。
しかし、実績あるフリーランスは低価格・高品質でサイトを製作してくれます。担当制作会社と比較しても遜色ないサイトになるため、コスト削減には最適です。
フリーランス(個人)が安くホームページを作成できる理由
人件費がかからない
フリーランスは、ホームページの各制作工程を自身でできる場合が多いです。そのため、各工程でかかる人件費が安く抑えられます。
サイト制作に携わる絶対的人数が制作会社より減るため、トータルコストを軽減可能です。
間接費用がかからない
フリーランスは基本的に自宅を職場とするため、間接費も抑えられます。
間接費用とはオフィスの家賃や光熱費などです。これらのコストが大規模オフィスと比較してほとんど発生しないため、最終的なコストは割安です。
【まとめ】作成サイトの目的や依頼先により制作費用は大きく異なる
ホームページ制作費用は、作成目的や種類により大きく異なります。その理由は、作成目的や種類により関わるスタッフの人数や人件費が変わるためです。
また、依頼先に応じても費用は大きく異なります。例えば、広告代理店はフリーランスよりもコストが高い場合が多いです。
ホームページの予算を組む際には、ここまで紹介したさまざまな要素を考慮する必要があります。