「フリーランスで仕事をするのに資格は必要なの?」
「資格があると案件を獲得しやすくなるの?」

独立してフリーランスとして働こうと思っている人の中には、上記のような疑問を抱いている人は結構いるのではないでしょうか。

結論から言うと、フリーランスとして働くのに特に資格は必要ありません。資格がなくても、誰でもいつからでもフリーランスとして働くことは可能です。

しかし、職種によっては資格を取得しておくと、仕事の幅が広がるなどのメリットが得られます。特にエンジニアやデザイナーは取得しておいた方が良い資格がいくつか存在します。

この記事ではフリーランスと資格について、以下の内容を中心に解説します。

・フリーランスに資格は必要?
・フリーランスが資格を取得するメリット
・フリーランスにおすすめの資格・検定一覧
・フリーランスの資格取得に関する注意点

この記事を読めば、フリーランス向けの資格にはどのようなものがあり、どの資格を取得すれば良いのかがわかります。

また、フリーランスとしてすぐに仕事の案件を受けたい方は、「フリーランス名鑑」への登録をおすすめします。フリーランス名鑑は国内最大級のフリーランス検索サイトであり、登録しておけば自分のスキルや能力に合った案件が受けられることがあります。

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また、フリーランスになるにはどのような流れになるか、必要な手順が知りたい方は「フリーランスになるには?始め方や必要な手続き、事前準備など」をぜひ参考にしてください。

フリーランスに資格は必要?

フリーランスに資格は必要?

冒頭でもお伝えしましたが、フリーランスになるのに資格は特に必要ありません。フリーランスを名乗れば、今すぐにでもフリーランスになれます。Webエンジニア・Webデザイナー・Webマーケターなども特に資格は必要なく、案件を獲得して業務を遂行できる能力があればOKです。

しかし、業務に関係する難関な資格を取得しておくと、その分野に精通していることを対外的にアピールできます。クライアントからの信頼性が高まり案件の獲得につながるなど、資格を取得するメリットはあります。

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フリーランスが資格を取得するメリット

フリーランスが資格を取得すると、受けられる仕事の幅が広がり、案件の獲得に役立つなど、以下のようなメリットが得られます。

自分のスキルに自信がつく
受けられる仕事の幅が広がる
案件の単価がアップする

自分のスキルに自信がつく

フリーランスが資格を取得すると、自分のスキルに自信がつきます。特に合格率が低く難易度の高い資格試験に合格すると、大きな自信につながります。資格試験に合格するまでに相当な努力が必要なので、難関を突破できたことで自信が深まるのは当然でしょう。

これまで高いスキルがあっても自分に自信がなかった人は、難易度が高い資格を取得することで自分自身を再評価でき、自己肯定感が高まります。このように、難易度が高い資格を取得するとメンタルの状態が良くなり、仕事に対しても良い影響を与えます。

また難易度が高い資格を取得すると周りの見る目も変わるので、さらに自信を持てるようになります。これまで何をやっても上手くいかなかった場合でも、資格取得をきっかけに人生が良い方向に変わる可能性があります。

なお、資格以外にフリーランスに必要なスキルについて知りたい方は「スキルなしでフリーランスになれる?必要なスキル一覧とスキル不足の対処法!」をぜひ参考にしてください。

受けられる仕事の幅が広がる

資格にもよりますが、取得することで受けられる仕事の幅が広がります。例えば、フリーランスのITエンジニアが「システム監査技術者」などの国家資格を取得しておくと能力の高さをアピールでき、案件を獲得する際に有利になります。

特に、自分のことをよく知らない初対面のクライアントから仕事を受注する際には、業務に直結しそうな資格や難易度が高い資格を取得しておくと、初対面の相手に信頼感を与えられます。

このように、資格は自己の能力を対外的に証明するのに役立つので、条件の良い仕事を獲得したい場合は取得を検討すると良いでしょう。ただし、資格の中には「プロなら持っていて当然」の資格もあるので、全ての資格が案件の獲得に役立つわけではありません。

案件の単価がアップする

資格を取得しておくと、案件の単価がアップする可能性があります。特に、システム監査技術者などの難易度が高い資格を取得しておくと条件の良い仕事ができるようになり、収入アップにつながります。

また、クライアントによっては資格取得者を優遇することがあり、同じ仕事をしても無資格者よりも高収入が得られる場合があります。ただし、資格を取得しているからといって必ず案件の単価がアップするわけではなく、取得した資格の種類や難易度によります。

例えば、情報処理技術者試験の中では、「ITストラテジスト」や「システム監査技術者」の難易度が最も高く、「ITパスポート試験」の難易度が最も低いです。ITパスポートの資格を持っているだけでは、案件の単価がアップすることはほぼないと考えておいた方が無難です。

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フリーランスの職種別におすすめの資格・検定一覧

フリーランスの職種別におすすめの資格・検定一覧

世の中には数多くの資格がありますが、フリーランスが仕事の幅を広げるには、自分の職種に関連する資格を取得することが必要です。例えば、フリーランスのITエンジニアだと、応用情報技術者やシステム監査技術者の資格を取得すると仕事の幅が広がります。

それでは次に、フリーランスの職種別におすすめの資格・検定を紹介します。なお、ここで紹介する資格は代表的なものであり、これ以外にも数多くの資格が存在します。

エンジニア
WEBデザイナー
WEBマーケター
WEBライター
ITコンサルタント
翻訳者
事務職
経理・会計

エンジニア

数多くあるIT系の資格の中から、システムエンジニアやWEBエンジニア、ゲームエンジニアなどITエンジニア向けの資格を紹介します。

・基本情報技術者
・応用情報技術者
・システム監査技術者
・ITパスポート(アイパス、国家資格)
・Oracle Certified Java Programmer
・AWS認定資格
・PHP技術者認定試験

基本情報技術者

項目 詳細
資格名 基本情報技術者試験(FE)
運営団体 IPA
身につくスキル 情報技術を活用した戦略立案、システムの設計・開発・運用
おすすめな人 ITエンジニアの基礎能力を一通り身につけたい方

基本情報技術者はIT系資格の中では登竜門な位置づけの国家資格です。基本情報技術者の国家資格を取得すると、情報処理に関する基本的な知識と技能があることを証明できます。難易度は普通で、ITパスポート(アイパス)を取得した人が次に取得することが多いです。

基本情報技術者の国家資格はITエンジニアなら持っていて当たり前なので、大きなアピールにはつながりません。

応用情報技術者

項目 詳細
資格名 応用情報技術者試験(AP)
運営団体 独立行政法人情報処理推進機構 情報処理技術者試験センター
身につくスキル 高度IT人材になるために必要な応用的知識と技能
おすすめな人 基本情報技術者試験に合格した人、中堅エンジニア

応用情報技術者は基本情報技術者の上位に位置する国家資格です。応用情報技術者の国家資格を取得すると、高度IT人材として必要な応用的知識と技能があることを対外的に証明できます。

応用情報技術者は難関な国家資格なので、フリーランスのITエンジニアが応用情報技術者の国家資格を取得すると、仕事の幅が広がる可能性があります。

システム監査技術者

項目 詳細
資格名 システム監査技術者試験(AU)
運営団体 独立行政法人情報処理推進機構 情報処理技術者試験センター
身につくスキル 高度IT人材として独立かつ専門的な立場で下位者を指導する能力
おすすめな人 応用情報技術者試験に合格した人、上級エンジニア

システム監査技術者は応用情報技術者の上位資格であり、応用情報技術者試験に合格した人が次に目指すことが多いです。システム監査技術者の国家資格を取得すると、高度IT人材として確立した専門分野を持っていることを対外的にアピールできます。

フリーランスのITエンジニアがシステム監査技術者の資格を取得すると、仕事の幅が広がる可能性が大いにあります。システム監査技術者はフリーランスエンジニアが是非とも取得しておきたい国家資格です。

ITパスポート(アイパス、国家資格)

項目 詳細
資格名 ITパスポート試験(IP)
運営団体 独立行政法人情報処理推進機構 情報処理技術者試験センター
身につくスキル 情報技術に関する基礎的な知識
おすすめな人 IT業界に就職したい人、ITエンジニアになりたい人

ITパスポート(アイパス)はIT系資格の中では入門的な位置づけの国家資格です。IT業界に就職したい学生や、ITエンジニアになりたい人が受験することが多く、ITパスポートの資格を取得すると、ITに関する基礎知識があることを証明できます。

ITパスポートはITエンジニアなら持っていて当然なので、フリーランスが取得しても仕事の幅が広がることはありません。

Oracle Certified Java Programmer

項目 詳細
資格名 オラクル認定Java資格(OCJP)
運営団体 日本オラクル株式会社
身につくスキル Javaアプリケーション開発に必要とされるプログラミング能力
おすすめな人 JavaでWEBアプリを開発しているITエンジニア

Oracle Certified Java Programmer(OCJP:オラクル認定Java資格)は日本オラクル株式会社が主催する民間資格です。この資格を取得すると、プログラミング言語のJavaを使っアプリ開発ができることを対外的にアピールできます。

オラクル認定Java資格は、Bronze(ブロンズ)・Silver(シルバー)・Gold(ゴールド)の3つのランクがあります。フリーランスエンジニアはGoldかSilverを取得すると、案件を獲得する際に有利になるでしょう。

AWS認定資格

項目 詳細
資格名 AWS クラウドコンピューティング認定プログラム
運営団体 Amazon
身につくスキル Amazon Web Servicesに関する専門知識やスキル
おすすめな人 AWSでアプリ開発を行うITエンジニア、AWSに関わる仕事をしている人

AWS認定資格(AWS クラウドコンピューティング認定プログラム)は、AWS(アマゾン ウェブ サービス)に関する専門知識やスキルを有していることを証明できる民間資格です。

AWS認定資格は難易度に応じて12種類あり、AWSでアプリ開発を行うITエンジニアは難易度が高い資格を取得しておくと、案件を獲得する際に有利になります。

PHP技術者認定試験

項目 詳細
資格名 PHP技術者認定試験
運営団体 PHP技術者認定機構
身につくスキル プログラミング言語のPHPに関する専門知識やスキル
おすすめな人 PHPエンジニア、PHPでホームページを制作する人

PHP技術者認定試験は、PHPプログラミングの専門知識とスキルがあることを認定する資格です。初級と上級があり、初級は難易度が低く合格率は70%程度です。上級は難易度がかなり高く合格率は10%程度で、IT系の資格の中では難関な資格になっています。

PHPでWEBサイトを制作しているフリーランスエンジニアは、PHP技術者認定試験の上級を取得すると能力の高さをアピールできます。

WEBデザイナー

WEBデザイナーは何よりも実務スキルが重視されるため、資格を取得したからといって、それが案件の獲得につながるとは限りません。しかし、以下の資格は試験勉強を通じて、WEBデザイナーとしてのスキルアップに役立ちます。

・ウェブデザイン技能検定
・Webクリエイター能力認定試験
・パーソナルカラリスト検定
・Photoshopクリエイター能力認定試験

ウェブデザイン技能検定

項目 詳細
資格名 ウェブデザイン技能検定
運営団体 特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会
身につくスキル WEBデザイナーを目指すうえで必要となる専門知識や技術
おすすめな人 WEBデザイナーを目指す人、WEBエンジニア

ウェブデザイン技能検定は特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会が主催する国家検定で、1級~3級の3種類のランクがあります。試験に合格すると「ウェブデザイン技能士」の国家資格が授与されます。

ウェブデザイン技能検定の1級に合格して、「1級ウェブデザイン技能士」の国家資格を取得すると、ウェブデザインのスキルが高いことをアピールできます。

Webクリエイター能力認定試験

項目 詳細
資格名 Webクリエイター能力認定試験
運営団体 サーティファイ Web利用・技術認定委員会
身につくスキル Webサイト制作のデザイン、WebページのHTMLタグ・CSS等のコーディング能力
おすすめな人 WEBデザイナーを目指す人、WEBサイトを制作している人

Webクリエイター能力認定試験は、認定試験の開発を行っている株式会社サーティファイが主催する民間資格です。HTMLやCSSなどでホームページを制作する能力が認定され、エキスパート(上級)とスタンダード(初級)の2種類のランクがあります。

フリーランスが取得すると特に有利になるわけではなく、これからWEBデザイナーを目指す人向けの資格です。

パーソナルカラリスト検定

項目 詳細
資格名 パーソナルカラリスト検定
運営団体 一般社団法人 日本カラリスト協会
身につくスキル 色彩知識や配色調和の専門知識
おすすめな人 WEBデザイナーを目指す人、WEBサイトを制作している人

パーソナルカラリスト検定は一般社団法人 日本カラリスト協会が主催する民間資格で、色彩知識と配色調和を身につける資格試験です。3級、2級、1級の3つのランクがあり、1級の合格率は50%程度です。

色彩知識や配色調和を身につけることでWEBサイトのデザインが良くなり、WEBデザイナーのスキルアップにつながります。

Photoshopクリエイター能力認定試験

項目 詳細
資格名 Photoshopクリエイター能力認定試験
運営団体 サーティファイ ソフトウェア活用能力認定委員会
身につくスキル Photoshopを使用したグラフィックコンテンツの制作能力
おすすめな人 WEBデザイナーを目指す人、Photoshopのスキルを高めたい人

Photoshopクリエイター能力認定試験は、サーティファイ ソフトウェア活用能力認定委員会が主催する民間資格です。Photoshopを使用したグラフィックコンテンツの制作能力を測定する認定試験で、「スタンダード」と「エキスパート」の2級種があります。

この資格は、Photoshopのスキルを高めて、アイキャッチ画像などのグラフィックコンテンツの制作力を高めたい人に向いています。

WEBマーケター

WEBマーケターもWEBデザイナーと同じく、資格を取得したからといって案件の獲得に役立つとは限りません。比較的簡単に取れる資格が多いので、スキルを高めたい方は以下の資格を取得すると良いでしょう。

・ウェブ解析士
・統計検定
・Google広告認定資格
・Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)
・Webアナリスト検定

ウェブ解析士

項目 詳細
資格名 ウェブ解析士
運営団体 一般社団法人 ウェブ解析士協会
身につくスキル 成果につながるウェブ解析ができる能力
おすすめな人 Webマーケティング・Web解析のスキルを高めたい人

ウェブ解析士は一般社団法人ウェブ解析士協会が主催する民間資格で、資格を取得するとウェブサイトのアクセス解析のスキルの高さを証明できます。ウェブ解析士の資格は、ウェブ解析士・上級ウェブ解析士・ウェブ解析士マスターの3ランクがあります。

ウェブ解析士マスターを取得すると、自ら講師として認定講座の講義を行うことができるので、Webマーケティングの講師として活躍したい方に役立ちます。

統計検定

項目 詳細
資格名 統計検定
運営団体 一般財団法人 統計質保証推進協会
身につくスキル 統計に関する知識や活用力
おすすめな人 Webマーケティングやデータを分析するスキルを高めたい人

統計検定は統計に関する知識や活用力を評価する検定で、検定に合格すると統計学に関する知識や活用力があることの証明になります。1級から4級まで5種類のランクがあり、2級以上は難易度が高いです。

統計学に関する専門知識があるとWEBマーケティングに役立ちますが、この資格を取得したからといって、案件の獲得が有利になるわけではありません。

Google広告認定資格

項目 詳細
資格名 Google広告認定資格
運営団体 Google
身につくスキル Google広告に関する専門知識
おすすめな人 WebマーケティングやWeb広告運用のスキルを高めたい人

Google広告認定資格はGoogleが主催する民間資格で、Google広告に関する専門知識があることの証明になります。資格を取得するとクライアントにGoogle広告の専門知識があることをアピールできるので、案件の獲得が有利になる可能性があります。

広告運用の仕事をしているフリーランスは、是非とも取得しておきたい資格です。

Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)

項目 詳細
資格名 Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)
運営団体 Google
身につくスキル Googleアナリティクスを運用する能力
おすすめな人 WebマーケティングやSEO対策のスキルを高めたい人

Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)はGoogleが主催する民間資格で、資格を取得するとGoogleアナリティクスを運用する能力を対外的に証明できます。SEO対策のスキルを高めたい人に最適な資格で、スキルの向上に大いに役立ちます。

この資格を取得しておくと、Googleアナリティクスの専門知識やノウハウを熟知していることをアピールできるので、WEBマーケターの案件獲得に貢献します。

Webアナリスト検定

項目 詳細
資格名 Webアナリスト検定
運営団体 日本Web協会
身につくスキル Googleアナリティクスを中心とするデータ分析
おすすめな人 Googleアナリティクスを体系的に学びたい人

Webアナリスト検定は日本Web協会が主催する民間資格で、Googleアナリティクスを中心とするデータ分析を体系的に学べます。合格率は約80%と難易度は低く、Google アナリティクスを基礎から学びたい人に最適な検定です。

Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)の取得を目指している方は、Webアナリスト検定を先に受けると良いでしょう。

WEBライター

WEBライターは文章を書く能力があれば誰でもなれますが、以下の検定を受けておくとライティングのスキル向上につながります。検定に合格すると案件獲得に有利になるとは限りませんが、ライティングのスキルを高めることには役立ちます。

・Webライティング能力検定
・Webライティング技能検定
・「テープ起こし」検定試験
・校正技能検定

Webライティング能力検定

項目 詳細
資格名 Webライティング能力検定
運営団体 一般社団法人 日本WEBライティング協会
身につくスキル Webライティング能力
おすすめな人 Webライティングのスキルを高めたい人

Webライティング能力検定は一般社団法人 日本WEBライティング協会が主催する民間検定試験で、Webライティングの知識を学べます。初級者~中級者に向いており、Webライティングのスキルアップに役立ちます。

検定に合格すると日本WEBライティング協会から案件を紹介してもらえることがあり、案件の獲得に貢献します。

Webライティング技能検定

項目 詳細
資格名 Webライティング技能検定
運営団体 一般社団法人 日本クラウドソーシング検定協会
身につくスキル クラウドソーシングで働くために必要な文章作成技術
おすすめな人 ライティング技能を向上させたい人

Webライティング技能検定は、一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会が主催する民間の技能検定です。主にクラウドソーシングでライターとして仕事をするのに必要な文章作成技術を習得できます。

検定に合格するとWEBライティング実務士を名乗ることができ、クラウドソーシングで良い条件の案件を紹介してもらえます。

「テープ起こし」検定試験

項目 詳細
資格名 「テープ起こし」検定試験
運営団体 一般社団法人音声テキスト化協会
身につくスキル テープ起こし技術者に必要な知識や技術
おすすめな人 テープ起こしの仕事をしたい人、テープ起こしの技術を高めたい人

「テープ起こし」検定試験は一般社団法人音声テキスト化協会が主催する民間検定です。検定に合格するとテープ起こし技術者に必要な知識や技術を習得していることを対外的にアピールできます。

合格者には「テープ起こし技術者 資格認定証書」が授与され、「テープ起こし 仕事情報サイト」を利用してテープ起こしの案件を探せます。

校正技能検定

項目 詳細
資格名 校正技能検定
運営団体 出版学校日本エディタースクール
身につくスキル 校正作業の知識や校正の技能
おすすめな人 校正の技能を高めたい人、出版の仕事をしたい人

校正技能検定は日本エディタースクールが主催する民間検定で、検定に合格すると校正作業の知識や校正の技能があることを証明できます。初級・中級・上級の3ランクがあり、中級以上は日本エディタースクールの所定コースを修了することが必要になります。

校正の知識があるとWebライターのスキルアップにつながるので、校正作業の知識と技能を習得したい人に適します。

ITコンサルタント

ITストラテジスト試験

項目 詳細
資格名 ITストラテジスト試験(ST)
運営団体 独立行政法人情報処理推進機構 情報処理技術者試験センター
身につくスキル 高度IT人材として経営戦略に基づいてIT戦略を策定するための知識と実践能力
おすすめな人 一流のITコンサルタントを目指す人

ITストラテジスト試験(ST) は情報処理技術者試験の最難関の国家試験です。ITストラテジスト試験に合格すると、一流のITコンサルタント・経営コンサルタントとして認められ、経営とITを結びつける戦略家として活躍できます。

数ある情報処理技術者試験の中では最高峰の位置づけになるので、ITストラテジストは非常に価値が高い国家資格です。

翻訳者

翻訳者になるには資格は不要ですが、以下の資格を取得しておくと、プロの翻訳者として必要な語学力があることの証明になります。英検1級程度の資格を持っていると、翻訳者としての仕事の幅が広がります。

・実用英語技能検定
・翻訳実務検定
・TOEIC
・TOEFL

実用英語技能検定

項目 詳細
資格名 実用英語技能検定
運営団体 公益財団法人 日本英語検定協会
身につくスキル 英語を読むこと、聞くこと、話すこと、書くことの4技能
おすすめな人 英語力を向上させたい人、海外留学をしたい人

実用英語技能検定は、公益財団法人日本英語検定協会が主催する英語技能の検定で、一般的には「英検」と呼ばれています。1級から5級まであり、英検準1級以上の検定に合格すると、教員採用試験に優遇されるなどの特典が得られます。

英検1級に合格すると高度な英語力を有することの証明になるので、案件の獲得に大いに貢献します。

翻訳実務検定

項目 詳細
資格名 翻訳実務検定「TQE®」
運営団体 株式会社サン・フレア
身につくスキル 実務レベルの翻訳力
おすすめな人 翻訳実務士になりたい人、翻訳者になりたい人

翻訳実務検定「TQE®」は国内最大級の翻訳会社である株式会社サン・フレアが主催する民間検定です。検定に合格すると実務レベルの翻訳力があることをアピールでき、案件の獲得に役立ちます。

検定で70点以上のスコアを取得すると「翻訳実務士®」に認定され、翻訳者として登録されます。試験の難易度は高く、フリーランスの仕事の幅を広げることに貢献します。

TOEIC

項目 詳細
資格名 国際コミュニケーション英語能力テスト(通称TOEIC)
運営団体 一般社団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会
身につくスキル 英語コミュニケーション能力
おすすめな人 英語でのコミュニケーション能力を高めたい人

国際コミュニケーション英語能力テストは、一般社団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会が主催する、英語によるコミュニケーション能力を評価する検定です。一般的に「TOEIC」という通称が広く浸透しています。TOEICの満点は990点で、A~Eの5段階で判定されます。

プロの翻訳者になるには、900点を超える点数を取ることが最低条件です。

TOEFL

項目 詳細
資格名 Test of English as a Foreign Language(通称TOEFL)
運営団体 教育試験サービス (ETS)
身につくスキル 英語のリーディング・リスニング、スピーキング、ライティング
おすすめな人 英語圏の大学へ留学したい人

Test of English as a Foreign Language(通称TOEFL)はアメリカの教育試験サービス (ETS)が主催する英語の実力測定試験です。主に、非英語圏の人が英語圏の大学に留学する際の英語力の判定に利用されます。

TOEFLやTOEICは資格や検定ではないので、翻訳者になるのに必要ではありません。

事務職

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

項目 詳細
資格名 MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
運営団体 株式会社 オデッセイ コミュニケーションズ
身につくスキル エクセルやワードなどのマイクロソフトのオフィス製品の利用スキル
おすすめな人 エクセルやワードのスキルを対外的に証明したい人

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)は、株式会社 オデッセイ コミュニケーションズが主催する民間資格です。MOSの資格を取得すると「マイクロソフト オフィス」のスキルがあることを対外的に証明できます。

MOSの資格があると、在宅ワークで事務の案件を獲得する際に有利になる可能性があります。

経理・会計

日商簿記

項目 詳細
資格名 日商簿記検定
運営団体 日本商工会議所および各地商工会議所
身につくスキル 簿記に関する技能
おすすめな人 簿記に関する技能を習得したい人

日商簿記検定は日本商工会議所および各地商工会議所が主催する簿記の検定試験で、1級~3級の3ランクがあります。日商簿記検定に合格すると簿記に関する技能があることを対外的に証明でき、簿記1級に合格すると税理士試験の受験資格が与えられます。

フリーランスで経理・会計の仕事をする際は、簿記2級レベルの知識と技能は最低限必要です。

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フリーランスの資格取得に関する注意点

フリーランスの資格取得に関する注意点

フリーランスは資格を取得することよりも、実務力を高める方が重要です。フリーランスが資格を取得する際は、以下の3点に注意しましょう。

資格取得を目的にしない
本業と資格取得の勉強のバランスに気をつける
試験を受ける日程や締め切りを決める

資格取得を目的にしない

フリーランスは資格取得だけを目的にするのは禁物です。資格取得だけを目的としている方が多いですが、資格を取得するだけでは案件の獲得にはつながりません。大切なのは資格ではなく実務での真の実力です。

例えば、WEBデザイナーが1級ウェブデザイン技能士の資格を取得しても、それだけではお金は1円も稼げません。フリーランスのWEBデザイナーとして食べていくには、1級ウェブデザイン技能士の資格を生かして案件を受けなければ意味がありません。

難易度が高い資格を取得すると、スキルの高さを対外的にアピールするための武器にはなりますが、フリーランスとしての実力を高めるためには、数多くの案件を受注して、実力を磨くことが何よりも大切です。

本業と資格取得の勉強のバランスに気をつける

フリーランスが資格を取得する際は、本業と資格取得の勉強のバランスに気をつけることが大切です。フリーランスにとって、本業で成果を挙げて生活費を稼ぐことも大切であり、資格取得の勉強をするために本業が疎かになってはいけません。

本業で成果を挙げることは前提とし、空き時間を利用して資格取得の勉強時間の確保に努めましょう。また、だらだらと勉強をしても効率が上がらないので、仕事をするときは仕事に専念し、勉強をするときは集中して勉強に専念する姿勢が大切です。

フリーランスになると、本業以外の経理などの業務も全て自分一人でしなければならず、想像以上に忙しい毎日が続きます。仕事と勉強を本当に両立できるかを真剣に考えてから資格取得に挑みましょう。

試験を受ける日程や締め切りを決める

フリーランスが資格取得をする際は、試験を受ける日程や締め切りを決めることが大切です。試験を受ける日程や締め切りを決めることで目標が明確になり、だらだらと勉強してしまうことを防げます。

フリーランスが資格取得や検定合格を目指す場合、会社員やスクールに通っている場合と違って、試験を受ける日程や合格しなければならない日時を、上から指示されたり提案されることはありません。

締め切りがないため、だらだらと勉強してしまうケースが多いですが、そのようなことではいつまで経っても試験に合格することはできません。試験を受ける日程や締め切りを決めておくことで、集中力を発揮して短期間で合格する可能性が高まります。

フリーランスとして資格を生かして仕事や案件を受けたい方は?

フリーランスとして資格を生かして仕事や案件を受けたい方は?

ここまでフリーランスと資格について説明してきましたが、資格を取得するだけでは案件の獲得にはつながりません。フリーランスにとって何よりも大切なのは、資格を生かして案件の獲得につなげることです。

独立した個人事業主が、案件を安定して獲得するのは容易ではありませんが、安定して案件を獲得したい方はフリーランス名鑑に登録することをおすすめします。フリーランス名鑑に登録すると、資格を生かした仕事や案件を受けられる可能性が高まります。

フリーランス名鑑は誰でも気軽に登録できるので、資格を生かした仕事や案件を受けたい方は、まずは登録して案件を受ける窓口を広げておきましょう。フリーランス名鑑に登録すると、有能なフリーランスを探している企業からスカウトされることもあります。

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フリーランス名鑑では、編集チームが専門家と提携しながらコラムを作成し、正しい情報を提供しています。社外の宣伝用コンテンツは含まれておらず、情報の客観性を担保しています。 フリーランスに仕事を依頼・外注したい企業様や、フリーランスとして案件を受けたい個人事業主の方などに向けて、悩みや疑問を解消する情報を発信しています。