株式会社Laugh Mind 代表取締役 柴田翔太郎 様|経営者通信
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- 記事制作日2024年02月27日
- 更新日2024年02月27日
■略歴
アパレルの専門学校卒業後、アパレルやコールセンターにて従事。
その後フリーのWebデザイナーを始め、1〜2年後ほどで北海道より上京。中途入社した企業にてディレクションを経験するとともに、個人事業主をまとめるビジネスモデルを会社内部から学び、上京より半年でホームページ制作サービス「WEB LIFE」を立ち上げる。
立ち上げ当初は集客に悩み、並行してクリーク・アンド・
■事業内容について
クリエイティブに強く、デザイン品質やインタラクティブな表現にこだわりをもった、今勢いのあるデザイン会社です。
今、Web制作業会では日本に8,000〜10,000社ほども制作会社が存在し、まさにレッドオーシャン時代と言われております。そんな中、どのようにクライアントに選んでいただけるかを試行錯誤した結果、『見てて楽しいイマドキデザインを』というコンセプトを打ち出し、1ジャンルに特化するのではなく、オールジャンルの企業を対象に、クリエイティブの魅力を発信し続ける会社として活動しております。
制作会社によっては不動産領域、美容関連に強いといった専門領域をもつところも多いですが、弊社では、”クリエイティブなブランディング” こそ、現代ではもっとも重要ではないかとお客様に提案しております。
また、弊社では最前線で活躍したプロフェッショナルが集まっており、営業の人件費や雑費等をかけていない事から、他社とは一線を画したコストパフォーマンスを実現しております。
■貴社で活躍する人材の特徴は?
制作スキルが高いことももちろん重要な点ですが、WEB制作という事業で活躍されてる方は、レスポンスが早くてコミュニケーション能力の高い人だったりします。
もちろんお客様が求めているものを表現するスキルは必須です。デザイン力や再現力は最終的には圧倒的な権威性となりますが、高めることに限度がない上、極めるとなると年数がかかります。
例えば、2名の方が同じ条件で写真撮影をしたとします。
カメラのスペック、画角、何から何まで全く同じ条件で、①「素人が撮った写真」と、②「10年以上キャリアがあるプロのカメラマンが撮った写真」をあなたは当てられる自信はありますか?きっとわからない人も多いのでは無いでしょうか。
同じように、歴1年のWEBデザイナーと歴10年のWEBデザイナーが全く同じ条件でWEBサイトを作成した時に、どちらが歴10年の作品なのかを当てられる人も多くはいないんです。
もちろん私には違いが明確にわかりますし、実際に成果も天と地ほど変わってきます。
日本は今、”クリエイティブのミーハー化”が進んでいます。
なので私たちクリエイターのプロは、クリエイティブの目利きができない人にクリエティブを言語化し、説明してあげられるような”コミニケーション能力”がもっとも重要だと感じております。
■製作者(デザイナー/エンジニア)は将来的にプランナーやディレクターになるべきか、どうすればなれるか
前提として、クリエイターとして活動している人材が皆プランナーやディレクターを目指すべきだとは私は思いません。それぞれの人生に合わせた働き方を選択するべきです。
当然ディレクターとなれば責任が増し、抱えられる案件数も増え、プレイヤーよりも多くの所得を得られる可能性があります。ただし所得や承認欲求といった野心が薄く、仕事においてコミュニケーションをあまり求めていない方が、プランナーやディレクターに上がるべき必要性は低いのではないかと考えています。
例えば、WEBデザイナーとして30歳まで活動してきたけれど、お客様とコミニケーションをとったことは一度もなく、コミニケーションを苦手と感じる人はディレクション能力を身につけるべきだとは到底思いません。
一方でデザインするのが好きで始めた業界だけど、人と話すのは好きだし物事に興味本位を抱けるタイプだと感じる人は、是非ともディレクターをお勧めしたいと思います。
弊社では、案件を通してお客様と携わる中でコミュニケーションが楽しいと感じたり、いろんな案件に携わりたいと思えた人がステップアップの一つの選択としてプランナーやディレクターを経験すべきだと考えています。
また、実務で手を動かした経験のある方がプランナーやディレクターにキャリアチェンジするという事は、かなり希少性の高い人材になる可能性があります。
手を動かした経験のあるディレクターであれば見積もりや不具合などについて、クリエイター視点で具体的にどこを確認すべきかがはっきりしているのですが、経験のないWebディレクターだとただメールを転送することしかできなかったり、MTG時に即レスできず全て技術者に持ち帰る人間となりやすく、、なので、ディレクターになるとしても制作のスキルは必須だと思います。
さらに欲を言い、私のような唯一無二のWEBディレクターになるには、プラスアルファのサプライズができる人です←
言われたことをそのまま再現できる人材は一般的にみると一見優秀ではありますが、レイヤーをあげると2流と言えるでしょう。まず、多くの場合、人から頼まれる=専門外の知識としてプロとして依頼されてるということを忘れてはなりません。なので依頼されている要件すら、疑う余地があります。私が思うプラスアルファとは、WEB戦略やクリエイティブのプロという自覚を持ち、お客様と同じ目線に立った上で最適なソリューションを行い、承認を頂くことです。それができて初めて、お客様がファン(顧客)になってくれます。
例えば、言われたまま作ったAパターンと、お客様のご要望から自分なりに落とし込んで作ったBパターンの両方を提示して「どちらがいいでしょうか」と言われる方が、お客様視点でも気持ちがいいし制作物に納得ができると思います。
そういったプラスアルファの提案をできる人は強い印象がありますね。
■どのような人と働きたいか
お客様のオーダーに対して、自分ごとに捉えられる人と働きたいと思います。
先ほどの例と重なりますが、例えば先方から無理難題なご予算をご提示いただいたとして、正直にその予算では難しいと誠心誠意に伝え、予算にハマるアイディアをご提案できるかどうかです。
私自身そういったことをかなり性格でおこなっていた部分があるので、それを求めるべきかどうかはやや不透明ですが、そのように自分ごとに置き換えてできる人はすごく素敵だなと思います。
■ディレクター・クリエイターへのメッセージ
結論、私の持論ですが自分の好きなことや、型にハマることではなく、過去に自分が誉められたことを仕事にすべきだと思っています。
皆さんがこれまで培ってきた人生で、一体どんな瞬間に誉められて何をしてる時が楽しかったかを今一度振り返り、頭に浮かび上がったそのイメージが自分の個性です。個性を活かした仕事選びをすることが、もっとも自分という人間を証明する手段だと私は実感しております。
ディレクター・プランナーの方がお金が稼げるといった世の中の流れに捉われず、自分の個性が活かせる仕事を無理なくこなすのが一番いいと思います。
そんな思いから弊社では、一人一人のスタッフが今その人が1番伸ばしたいスキルを明確にし、会社全体で応援できるような組織づくりを目指しております。