出資8,000万円&初月黒字化!アイデアを形にし続ける新規事業開発のリアル伴走者 森多佑一郎
- StockSunサロン運営事務局
- 記事制作日2025年05月25日
- 更新日2025年05月25日
今回はITとカフェの2領域で活躍し、事業支援の実績が豊富な森多佑一郎さんにお話を伺いました。
(インタビュアー:StockSun株式会社 塙大輝)
略歴
立命館大学法学部卒業後、ワークスアプリケーションズ、イベント系ベンチャー、パソナテックを経て独立。現在は、ITエンジニア向けのコミュニティ運営や受託開発を行う「株式会社YOLO」、コンカフェの運営・コンサルを行う「株式会社リ・ライアンス」の2社を経営。出資8,000万円で立ち上げたカフェは初月から黒字化に成功。スピード感と泥臭さを活かした事業立ち上げ支援を得意とする。
自己紹介
塙:
本日はお時間いただきありがとうございます。StockSunサロン会員の森多さんにお話を伺っていきます。よろしくお願いします。
森多:
よろしくお願いします。
塙:
さっそくですが、自己紹介をお願いします。
森多:
森多佑一郎と申します。現在はITエンジニア向けのコミュニティ運営や受託開発を行う「株式会社YOLO」、コンカフェの運営・コンサルを行う「株式会社リ・ライアンス」の2社の代表を務めています。立命館大学を卒業後、最初に入社したのはワークスアプリケーションズというIT系の会社でした。配属は開発部門だったんですが、正直「エンジニア向いてないな」と思ってましたね。
塙:
いきなり壁にぶつかったのでしょうか?
森多:
入社前は営業職を希望していたのですが、配属はECパッケージ部門のJava系フロントエンジニアでした。現場でコードを書き続ける日々が続き、「これは一生やれないな」と思って、3年経つころには気持ちが完全に切れていましたね。
塙:
そこから転職されたんですね?
森多:
はい。好きなことをやろうと決めて、自分の趣味をテーマとしているイベント会社に入りました。年収こそ前職の6割に下がったものの、やりがいはありましたね。
塙:
具体的にどんなことをされていたんですか?
森多:
イベントのスポンサー営業やSNSマーケティング、事業企画、プレゼン資料の作成など、なんでもやってました。最大で6,000万円の案件を1人で担当したこともあります。
塙:
すごいですね。その経験が今のITやカフェ事業の経営につながっているのでしょうか?
森多:
はい。0から1を作ることや、人を巻き込むスキルはこの時に磨かれました。
8,000万円の出資獲得から、いきなり黒字化したカフェの裏側
塙:
他にも出資を集めてカフェを立ち上げた経験があると聞きました。
森多:
はい、もともと「自分で事業を立ち上げたい」という人たちと、リスクを抑えて挑戦できる場所を作りたいと思っていました。その思いを形にしたのがこのカフェです。
塙:
8,000万円という数字はインパクトがありますね。
森多:
最初は1,000万円ほどの計画から始めたのですが、関わる人が増えるにつれて規模を拡大し、最終的に8,000万円まで到達しました。資料を何度も修正し、投資家との面談を重ねることで実現できた金額です。
塙:
初月から黒字というのもすごい実績ですね。
森多:
これは「スピードを重視した意思決定」の結果だと思っています。100点を目指して準備に時間をかけるより、まず形にして市場に出して、反応を見ながら改善していく。この考え方は、受託開発や新規事業立ち上げでも共通しています。
塙:
飲食業は未経験だったのではないでしょうか?
森多:
全くの未経験でした。ただ、「やる」と決めたら徹底的に調べて、採用や現場のオペレーションまで一つずつ積み上げていきました。実際、信頼できる店長も自分で口説いて採用しました。
塙:
社長業も初めてだったんですよね。
森多:
そうです。本来は自分が前面に立つつもりはなかったのですが、誰かが責任を引き受けないと組織が動かない状況だったので、自分がやると決めました。現在では、毎月数百万円の利益が安定的に出るようになっています。
「何から始めたらいいか分からない人」こそ相談してほしい。一緒に壁打ちするのが森多さんのスタイル
塙:
森多さんには「事業をやりたいけど、何をどう進めたらいいか分からない」という人からも相談があるそうですね。
森多:
そういった方こそ、僕が最もお手伝いできる対象だと思っています。最初から明確なビジネスモデルがある人は少なく、大半の方が「なんとなくやりたい」という気持ちを抱えたまま手が止まっている状態です。
塙:
そうした方には、どのように接しているのですか?
森多:
まずは雑談ベースで「どんな暮らしをしたいか」「過去に何が楽しかったか」といった話をしながら、考えや価値観を一緒に整理していきます。そのうえで、事業アイデアを形にするための方向性を探っていきます。
塙:
“相談”というより、“対話による設計”という印象ですね。
森多:
まさにその通りです。依頼者の言葉の裏側にある想いやリソースを引き出していくことで、潜在的な事業の種が見えてくることも多いです。
塙:
その後の支援範囲もかなり広いと伺いました。
森多:
ご希望があれば、プレゼン資料の作成から出資交渉、チームビルディングまで一貫して支援しています。単なるアドバイスにとどまらず、必要であれば一緒に現場に入ることもあります。
塙:
そこまで深く関わってくれる方は珍しいですね。
森多:
だからこそ、「想いはあるけど言語化できない」「誰に相談したらいいか分からない」という方には、ぜひ気軽にお声がけいただきたいです。初期の段階から一緒に考え、形にしていくのが僕のスタイルです。
事業づくりは一人でやるものじゃない。一緒に考え伴走するパートナー
塙:
ちなみに森多さんに支援をお願いすると、具体的にどこまで関わっていただけるのでしょうか?
森多:
一言で言うと「全部」です。アイデアの整理、事業計画の作成、採用、資金調達、システム構築まで行います。いわば「伴走型のベンチャービルダー」として、0から事業を育てていくイメージです。
塙:
では本当に「構想段階から一緒にスタートできる」というイメージですね。
森多:
そうですね。「やりたい気持ちはあるけど、自信がない」という方でも、壁打ちを重ねる中で、半年後には法人化していた、なんてケースもあります。
塙:
逆に「こういう人は向いてない」というのはありますか?
森多:
正直、「全部丸投げしたい」「意思決定もしたくない」というスタンスの方は、うまく進まないことが多いです。僕のスタイルは、“一緒に考え、一緒に走る”ことですし、その熱量がある方であれば、どんな状態からでも一緒に前に進めます。
塙:
一緒にやるというスタンスが前提なんですね。
森多:
そうです。でも「アイデアはあるけど何から始めたらいいか分からない」とか、「とにかく話を聞いてほしい」って段階でも全然OKです。僕自身も、過去に何度も迷ってきたので、その気持ちはすごくわかります。
塙:
だからこそ“泥臭く伴走できる”んですね。
やりたいけど、何から始めればいいか分からない」という方は森多さんにご相談ください
塙:
最後に、この記事を読んでいる方にメッセージをお願いします。
森多:
「何かやってみたい」「今のままじゃイヤだ」と思っている時点で、もう一歩踏み出しかけてるんだと思います。あとはその気持ちを、誰かに話してみるだけでも前に進めると思うんです。
塙:
「やりたい気持ちはあるけど、何から始めていいか分からない」という方は、まず森多さんに話してみる、という形がいいですかね?
森多:
その方向性で大丈夫です。完璧なアイデアやビジネスプランなんて、最初は誰も持っていません。「これでいいのかな?」って不安なままでも、話していくうちに見えてくることって本当に多いんです。
塙:
そういった過程も、一緒に楽しんでくれるパートナーなんですね。
森多:
僕の仕事は、“道なき道”を一緒に歩いていくことです。もし今、少しでもモヤモヤしているなら、ぜひ一度お話しましょう。
塙:
本日はありがとうございました。
森多:
こちらこそ、ありがとうございました。