【SEO対策ツール49選】おすすめの無料・有料SEOチェックツール|対策内容ごとに紹介
- nakanishi
- 記事制作日2021年02月02日
- 更新日2023年04月22日
SEO対策ツールはサイトの内部改善、外部改善、コンテンツ分析などさまざまな場面で役立ちます。本格的なSEO対策にツールは欠かせないと言っても過言ではありません。
しかしSEO対策の経験が無い方の中には「最適なツールの見分け方がわからない」と感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、最適なSEO対策ツールを選ぶために以下について見ていきます。
・【無料】SEO対策ツールおすすめ23選
・【有料】SEO対策ツールおすすめ26選
・本格的にSEO対策をして数値を改善するには
記事を読み終わる頃には、自社サイトに適したツールを選べるようになります。ぜひ最後まで熟読ください。
補足として、SEOツールはあくまでツールであり、効果的な使い方やSEOの知識がなければSEO対策へはつながりません。
そこで、本格的なSEO対策をしたい方はSEO対策で実績のあるフリーランスに相談することをおすすめします。
実績のあるフリーランスはSEO対策をする目的や自社にあった対策方法など細かいアドバイスをしてくれます。
SEO対策ツールの選び方
SEO対策ツールを選ぶ際は、はじめに以下のポイントを押さえることが大事です。
・費用対効果を考える
・ツールを洗い出す
上記のポイントを押さえずにSEOツールを選んでしまうと、以下のようなデメリットが発生してしまう恐れがあります。
・調査したい項目を調べられない
・十分なデータが取れない
・予算だけが余計にかかってしまう
これらのデメリットを避けるために、SEOツールを選びにはポイントを押さえた慎重な判断が必要です。
上記のSEOツールを選ぶ際に押さえるポイントについて詳しく見ていきましょう。
①目的・課題を整理する
SEO対策ツールを選ぶ際は、はじめに「目的と課題を整理すること」が大切です。
SEO調査の調査目的・改善課題はさまざまです。代表的なものを挙げると、キーワード選定・検索順位の確認・被リンク数の調査・コンテンツ診断などがあります。
そのためまずは目的や課題を整理しないと、数あるSEOツールから自社の目的に適したツールを選べません。
例えば、自社コンテンツの検索順位の変動を把握することが目的なのに、現時点での検索順位しか表示されないツールを選んでしまう恐れがあります。
②必要最小限の機能をピックアップする
SEOツールを選ぶ際は「必要最小限の機能をピックアップすること」も大切です。ピックアップすることのメリットとしては以下が挙げられます。
・高額なツールを購入せず済む
必要最小限の機能を搭載しているSEO対策ツールに絞っていくつか候補を検討することで、費用や使いやすさの面で比較できます。
また、必要の無い機能まで搭載した高額なツールを導入せずに済みます。
なお複数メディアを抱えている場合は、一括してメディアを管理できる機能も最低限の機能に含むと良いでしょう。
③SEO対策ツールを洗い出す
SEO対策ツールを選ぶ際は「目的ごとに必要なSEOツールを洗い出すこと」も大切です。一口にSEO対策と言っても、具体的な施策はさまざまです。
そのため施したい施策に適したツールを導入することが大切です。
ツールを洗い出す際の大まかな種類と用途を、下表にまとめました。
種類 | 説明 |
---|---|
内部対策ツール | htmlタグ、サイトマップなどサイト内部の解析 |
外部対策ツール | 被リンクの数と質の分析 |
検索順位チェックツール | コンテンツやサイトの検索順位の変動の解析 |
キーワードツール | キーワードボリュームや関連キーワードの抽出 |
コンテンツ管理・確認ツール | リンクチェック・コピペチェックを行えるもの |
上表の項目に沿ってSEO対策ツールを事前に洗い出すことで、自社の目的や課題にはどのようなツールが適しているかひと目でわかります。
補足として、GoogleのみでなくYahooやBing・Youtubeなどの分析も同時にできるか把握しておくと便利です。
④教育・運用コストは予算内か確認する
SEO対策ツールを選ぶ際は「教育・運用コストが予算内か確認すること」も重要です。
予算内に収まるか確認せず導入してしまうと、以下のようなトラブルが生じる恐れがあります。
・ツールの運用者がいない
そのため、はじめに無料で提供されているツールやトライアル期間があるツールを導入するのがおすすめです。まずは、予算をかけずに使いやすさや機能を試してみると失敗を少なくできます。
また、マニュアルの見みやすさや使いやすさも事前に確認してみると良いでしょう。
【無料】SEO対策ツールおすすめ23選
ここからは無料で使えるSEO対策ツールを紹介していきます。
無料のツールでも高機能なものもあるため、自社サイトの目的にかなったものがあるか検討してみてください。
内部対策チェックツール|サイト内を改善する
内部対策チェックツールは、サイト内部の改善の際に役立つツールです。
代表的なツールについて詳しく見ていきましょう。
Google Analytics
「Google Analytics」はGoogleが提供するサイト解析ツールです。このツールで調べられる指標には以下のようなものがあります。
・ユーザーがどういう経路でサイトへアクセスしてきたか
・サイト内のどのコンテンツへのアクセスが多かったか
・ユーザーがどれだけ時間サイトへ滞在していたか
・ユーザーがサイト内でどういうページ変遷していったか
またコンバージョン設定をすることで、月間のお問い合わせ数なども計測できます。
Google Analyticsの導入の大きなメリットは、サイト内でのユーザーの行動がわかることです。ユーザーの行動を把握することで、どのような改善を施すべきかサイトの課題が見えてきます。
Googleデータポール
「Googleデータポール」は、Googleが提供するさまざまなツールと連携してレポートの作成が簡単にできるツールです。
連携できるツールには以下のものがあります。
・Googleサーチコンソール
・Googleスプレッドシート
・Youtubeアナリティクス
・Google広告
Googleデータポールを導入するメリットには次のようなものがあります。
・複数アカウントと共有できる
・データをグラフなどで可視化できる
サイト改善のための調査時間を削減することができ、さらにデータをわかりやすくまとめられます。
Googleサーチコンソール
「Googleサーチコンソール」は、Googleが提供しているサイト診断ツールです。
Googleサーチコンソールで調べられる指標は以下の通りです。
・表示回数
・検索順位
・検索クエリ
Googleサーチコンソールでは、インデックス登録のリクエストやサイト内部のエラーの発見、SEOへ影響を与えるモバイルユーザビリティの確認もできます。
そのため、近年多くのネットユーザーが検索に用いているモバイルデバイスに対応したサイトの構築に欠かせません。
また、以下のように以下のような特徴があるため、サイトの信頼性を保ちやすいです。
・サイト内部のエラーを素早く見つけられる
・スマホへの対応度合いを定期的にチェックできる
ただし、YahooやBingからのアクセスは計測できませんので注意が必要です。
Light House
「Light House」は、WebアプリやWebサイトのパフォーマンス評価分析・改善方法の提示をしてくれるGoogle拡張機能です。
Light Houseで評価分析される指標と説明を下表にまとめました。
種類 | 説明 |
---|---|
パフォーマンス | 画像やコンテンツ、クリックしてから応答するまでなどサイト内のスピード |
アクセシビリティ | ユーザーやクローラーが適切にアクセスできるか |
ベストプラクティス | コードが適切に記述されているか |
SEO | SEOへ影響するhtmlタグやリンクへの説明が十分か |
PWA | PWAチェックリストに基づいた評価 |
上表のとおりLight Houseでは、SEOにとって重要なGoogle視点からの評価を確認できます。さらにフィードバックも受けられるため、サイトパフォーマンスの底上げに役立ちます。
PageSpeed Insights
「PageSpeed Insights」は、Googleが提供しているサイトの表示速度を評価してくれるツールです。
実際に利用しているユーザーデータに基づいて評価しているため、ユーザー視点での評価を分析できます。
またスマホ版とPC版のそれぞれの表示速度を評価してくれるほか、改善案もその場で提示してくれます。PCとモバイルの両方の端末におけるユーザビリティーの高いサイト構築に欠かせません。
なおPageSpeed Insightsはフィールドデータであり、先述のLight Houseはラボデータです。両者にはデータに相違点があるため、正確な表示速度が知りたい場合は両方で調査し比較することをおすすめします。
高評価
「高評価」は、特定のキーワードのコンテンツに対するSEO評価を調査できるツールです。
高評価では、サイトや記事のURLとキーワードの入力のみで簡単に調査が行えます。
基本的には以下のような機能があります。加えて基本的な改善案を提示してくれるのも特徴です。
・基本的なコンテンツの改善案を提示してくれる
・高評価は記事内の、キーワード数、hタグ内のテキスト、altタグ、発リンクを一覧で表示
高評価は、基本的なキーワード対策ができているか確認したい場合に有効なツールです。
ただし注意点として、高評価は実際の検索エンジンの評価基準と完全に一致しているわけではありません。そのため正確な評価を知りたい場合は、そのほかのツールも活用することをおすすめします。
外部対策ツール|被リンクを解析する
ここからは外部対策ツールをご紹介します。
外部対策ツールは、被リンクの数と質、これらによるサイトドメインの強さを解析に役立ちます。
代表的な無料ツールについて詳しく見ていきましょう。
マイサイト被リンクチェックツール
「マイサイト被リンクチェックツール」は、自社サイトへのリンクを記載している記事数とドメイン数を確認できるツールです。
仮に1つのサイト内に3つの被リンク記事があると「記事数3・ドメイン1」としてカウントしてくれます。
マイサイト被リンクチェックツールは無料ですが、1日に3回までしか利用できません。それ以上の回数は有料になります。
パワーランクチェックツール
「パワーランクチェックツール」は、サイトドメインの強さを評価してくれるツールです。ドメインの強さは、被リンクの数と質・ドメイン歴の長さから算出されます。
補足として、被リンクを受けているドメイン数は表してくれないため、ドメイン数を把握できるツールと併用するとベターです。
1日に1回までは無料で利用でき、メルマガ登録すると3回までに増加されます。
キーワードツール|検索クエリを調査する
キーワードツールは、SEO対策を行うキーワードのボリュームや関連キーワード、自社サイトが表示されているキーワードなどを調査するツールです。
代表的なキーワードツールをいくつか詳しく見ていきましょう。
Googleキーワードプランナー
「Googleキーワードプランナー」は、Googleが提供しているGoogle広告のうちの1つの機能です。
特定キーワードの関連キーワードと月間ボリュームを調べられるツールです。
ただし、Google広告を出稿していないと「月間ボリューム:100~1000」のようにデータが曖昧になるなどの制限があります。
そのため、ほかのキーワードツールと併用することをおすすめします。
Google Trends
「Google Trends」はGoogleが提供している、世界中の検索トレンドを調べられるツールです。
Google Trendsでは期間や地域・ジャンル・検索エンジンを指定した調査ができます。そのため季節性の高いキーワードの調査や特定地域でのキーワードボリュームの調査に役立ちます。
汎用データではなく特定地域での検索ボリュームを調べられるため、効果的な有料広告の出稿にも役立ちます。
Ubersuggest
「Ubersuggest」は、関連するキーワード候補を調べられるツールです。さらに以下のような項目も調査できます。
・キーワードのSEO難易度
・上位表示コンテンツ
・キーワードに対する上位表示コンテンツの月間オーガニックトラフィック
さらにサイトに登録することで、トラフィック数やキーワード変動・被リンク数・競合の分析も可能です。
しかし1日の使用回数には限りがあるため、Googleアカウントを複数作成しておくことをおすすめします。
goodkeyword
「goodkeyword(ラッコキーワード)」は、関連キーワードの調査ができるツールです。
goodkeywordでは関連キーワードを一括で網羅できるほか、キーワードに関するニュース記事、「Yahoo知恵袋」などのQ&Aサイトもカバーできます。
さらにキーワードに関連した共起語も把握できるため、キーワード選定にはおすすめのツールです。
ただしこのツールはあくまでキーワードを網羅するツールであり、入手した情報をコンテンツ制作へ活かすには必要なキーワードを見抜くスキルが必要です。
なお、現在は「ラッコキーワード」として名前が変わっています。
共起語検索
「共起語検索」は、特定のキーワードと同時に使用されることの多いキーワード(共起語)を検索できるツールです。
例えば「ダイエット」がメインワードとすると「サプリ・筋トレ・有酸素運動・食事制限」といったワードが共起語にあたります。
共起語をコンテンツ内に最適な形で入れることで、特定キーワードと関連性の高いサイトとみなされSEO効果を受けやすくなります。
共起語検索の良いところは、シンプルで初心者でもすぐに共起語が検索できる点です。
aramakijake.jp
「aramakijake.jp」は、キーワードの検索数や関連キーワード・検索順位ごとの月間アクセス予想数を調べられるツールです。
aramakijake.jpでは、GoogleとYahooによる検索を調べられます。また競合サイトのURLとキーワードを入力すると、そのサイトの特定キーワードからの月間流入数も調べることが可能です。
シンプルで使いやすくキーワード検索数の精度も高いため、キーワードプランナーなどと併用すると非常に役立ちます。
なおメールアドレスを登録することで、質の低い被リンクの調査ができるツールなど別のツールも使用できるようになります。
ファンキーレイティング
「ファンキーレイティング」は、記事内における特定キーワードの出現率を調べられるツールです。
テキストのコピペとターゲットキーワードの入力のみで、簡単にキーワードの出現率を調べられます。
活用例として、特定キーワードで上位表示されている記事のキーワード出現率を調べると、適切なキーワードを重視したコンテンツ作成の参考になります。
SEO難易度チェックツール
「SEO難易度チェックツール」は、キーワードで上位表示される難易度を調べられるツールです。SEO対策の難しさという観点からのキーワード選びに活用できます。
ただし詳細な難易度については調査できないため、そのほかのツールと併用することをおすすめします。
コンテンツ管理・確認ツール|コピペやリンク切れを把握する
コンテンツ管理・確認ツールとは、記事のコピペやリンク切れを確認するツールです。
代表的なツールをいくつか詳しく見ていきましょう。
CopyContentDetector
「CopyContentDetector」は、4,000文字までコピペの確認ができるツールです。
記事制作を外注した場合などに、文章の類似度や一致率を確認確認可能です。
SEO対策においてコピーコンテンツは大きな悪影響を及ぼします。またクライアントサイドからも「ほかのサイトのパクリ」とみなされ信頼感が失われるため、このようなツールを使ったコピペ確認は必須です。
sujiko.jp
「sujiko.jp」は、2つの記事URLを入力することで記事の類似度を確認できるツールです。
具体的には、2つのURL間でタイトルや本文・htmlの類似度を確認できます。
同サイト内における類似ページや重複コンテンツはSEO評価でマイナスになってしまうため、コンテンツを投稿する前に活用することをおすすめします。
なおスマホとPCでURLが異なる場合は「canonicalタグ」、「alternateタグ」をそれぞれのページに設定すると、URLの関係性を正しくグーグルに伝えることができるため、重複コンテンツを回避できます。
リンクチェッカー
「リンクチェッカー」は、サイト内のリンク切れを確認できるツールです。
リンク切れはユーザーの利便性を低下させる上にSEO評価でマイナスとなります。そのためリンク切れは削除するなど対策が必要です。
リンク切れがある場合の対策としては「カスタム404ページ」があります。
カスタム404は、ユーザーが404エラーページにアクセスしてしまった際に、目的のページへの到達を助けるページ設定のことです。
検索順位追跡ツール|順位変動をチェックして分析する
検索順位追跡ツールとは、順位変動を分析するツールです。順位変動を分析することで、自身のサイトが現在どれくらいの順位に位置しているかを調べられます。
代表的なツールについて詳しく見ていきましょう。
Serposcope
「Serposcope」は、キーワードの検索順位変動を調べるためのツールです。
Serposcopeは無料でキーワード登録数やサイト登録数の制限なく活用できるのが魅力のツールです。さらに時間設定をすることで、指定時間における検索順位の変動も計測してくれます。
スマホ版とPC版でそれぞれの順位を計測できる機能もあり、両方の検索ユーザーをターゲットにしたい場合に便利です。
ただし注意点として、キーワードの多い大規模サイトでは計測エラーが起きることがあります。また日本語に対応していません。
検索順位チェッカー
「検索順位チェッカー」は、キーワードに対するURLの検索順位を調べられるツールです。
Google・Yahoo・Bingの順位、それぞれのスマホ版順位も調べられます。
ただし100位までの順位しか表示されず、そのほかは圏外となるため、ビッグキーワードや立ち上げて間もないサイトではデータが取れません。
ohotuku.jp
「ohotuku.jp」は、キーワードに対するURLの検索順位を調べられるツールです。
ohotuku.jpでは、Googleは100位まで、Yahooは10位までの正確な順位を表示してくれます。また検索履歴を残してくれるため、後々の作業が楽になります。
ただし検索順位チェッカー同様、ビッグキーワードや立ち上げ時期にあるサイトでは十分なデータが取れません。
ランキングチェッカー
「ランキングチェッカー」も、キーワードに対するURLの検索順位を調べられるツールです。
主要な検索エンジンであるGoogleやYahoo・Bingそれぞれの順位を調べられます。
しかしこちらのツールも、100位以内しか表示されず、ビッグキーワードや立ち上げ時期のサイトの十分なデータを取るのには向いていません。
【有料】SEO対策ツールおすすめ26選
ここからは有料で使えるSEO対策ツールを紹介していきます。
有料のツールは機能性が高いため、ニーズに合わせて活用すると効率的なSEO対策につながります。
代表的なものを見ていきましょう。
内部対策チェックツール|サイト内を改善する
Screaming Frog SEO Spider
「Screaming Frog SEO Spider」は、サイト内部対策に有効なツールです。月額料金は149ポンド(約21,000円)かかります。
具体的には、以下のような項目をピックアップしてくれます。
・サイト内の発リンク
・サイト内コンテンツURL
・コンテンツのタイトルと文字数
・メタ情報
・コンテンツのキーワードタグ
・画像ファイル
上表からわかる通り、サイト内部の状況を一覧で把握できるため、内部構築の改善に役立ちます。さらにScreaming Frog SEO Spiderでは、他社サイトの分析も可能です。
なおこのツールには無料版もあるため、気になる方は一度トライアルで使い勝手を試すことをおすすめします。
有料版ではサイト登録数に制限がなく、GoogleSearchConsoleなどほかのツールとの連携ができます。
SEOマスターProfessional
「SEOマスターProfessional」は、SEOに関する100項目以上の解析と改善ができるツールです。月額は35,000円、オプション機能は月額+15,000円です。
SEOマスターProfessionalは、リアルタイムのSEOに対する改善案を提示してくれるのが特徴です。
またSEO評価を受けやすい文章作成アシスト機能もついているほか、毎日のキーワード順位変動や細かなキーワードごとの流入の増減も表示してくれます。
導入するとSEOに関してわかりやすいアドバイスをしてくれるため、初心者でも具体的なSEO対策が可能です。SEO未経験でも施策や改善を身につけられ、SEOの学習と施策を同時に進めていけるでしょう。
SEARCH WRITE
「SEARCH WRITE」は、サイトの可視化や課題分析・改善施策立案を一括してできるツールです。
月額は50,000円の費用がかかりますが、マニアックな指標ではなく重要な指標のみ厳選して解析してくれるため、行うべき対策を把握しやすいです。
このツールを導入することで、サイト解析の際にGoogleAnalyticsなど別のツールを行き来しなくて済むということも魅力です。
ユーザビリティが高く、複数アカウントでアクセスできるほかタスク管理も可能です。また、高機能とはいえ初心者にも操作のしやすさがあります。
社内の複数人で共用しながら、SEO未経験のスタッフ間で一緒にSEOについて学びながら利用できます。
Raven Tools
「Raven Tools」は、SEO対策とマーケティング施策全般を行えるツールです。月額は39ドル(約4,000円)と気軽に利用できるのが特徴です。
Raven Toolsでは、検索順位やキーワード変動・サイトエラー・競合調査など基本的なSEOに必要な機能を搭載しています。
ほかにも、被リンク解析を行いサイトへの影響を分析、TwitterやFacebookなどのSNSと連携してマーケティング施策の立案など、本格的なサポート機能を持ちます。
しかし、残念ながらRaven Tools内の表記とサポートは英語のみで日本語対応はありません。
MIERUCA
「MIERUCA」は、SEOコンサルティング会社が運営するサービスです。
月額は135,000円からと高額ですが、プロのコンサルティング会社のサービスで高機能です。
基本的なSEO調査機能はもちろん、AIによるアシスト機能も受けられます。
AIがユーザーニーズを吸い上げてそれに基づくコンテンツ作成のサポートをするため、ユーザーと親和性の高いコンテンツ作成のヒントを得られます。
また学習コンテンツが豊富で、手厚いサポートを受けられるのも特徴です。
特に長けている機能は、上位表示されているコンテンツに盛り込まれたキーワードや共起語の分析を行い、検索順位を上げるためのコンテンツ作りをサポートする機能です。
月額料金の高さを考えると、こちらのサービスは「メディア運営に力を入れている法人向け」と言えます。
TACT SEO
「TACT SEO」は、コンテンツ分析機能に長けたSEO対策ツールです。
月額は0円から利用可能ですが、最低有料プランは50,000円からとなります。
TACT SEOは競合上位表示コンテンツのキーワード分析や、自社サイトと上位表示コンテンツの比較によるリライト改善案の提案をしてもらえます。
また、キーワード調査とコンテンツ制作の工数を削減できるほか、サポートが充実していて初心者でも使えるというメリットも持ちます。
これらを考慮すると、SEO対策に詳しくない方でも有効な対策を身につけられるため、事業の規模を問わずおすすめです。
料金プランによりサイト登録数や調査キーワード数などの制限が異なります。複数運営している法人は予算と効果を考慮してプランを決めると良いです。
SEO Monitor
「SEO Monitor」は、SEO対策を行う代理店向けツールです。
月額は240ドル(約28,000円)からで、登録できるキーワード数は4,000、サイト数は1つです。
SEO Monitorには、キーワード調査や検索順位計測などの基本的なSEO対策機能が搭載されています。Google Analyticsとの連携も可能です。
また、過去の傾向に基づくSEO予測やSEO調査によるKPIの設定・顧客へのレポート提出などのタスク管理もあります。
高機能ですが、英語のみのサービスであること、サイト登録数や調査キーワード数により料金が変動することにご注意ください。
アナトミー
「アナトミー」は、サイト解析から改善まで一括してできるツールです。月額は30,000円からですが、初期費用として50,000円かかります。
アナトミーは直感的なデザインで操作しやすいのが特徴です。記事ごとの流入キーワードやhタグ・ディスクリプションの確認ができ、サイト内のユーザー行動を理解に役立ちます。
また記事ごとのKPIの設定と達成のための施策の立案、分析オペレーション機能により初心者でもさまざまなサイト分析方法が可能です。
高機能のわりにシンプルでわかりやすいため、素人でもサイトの課題把握と改善をスムーズに行えます。
CLUSTER SEO
「CLUSTER SEO」は、相談から運用まで行うトータルSEOサービスです。
月額は100,000円からで、プランによっては単発での支払いができるものもあります。
CLUSTER SEOは、キーワードの多角的な分析や、記事単体よりもサイト全体としてのSEO対策に力を入れています。
また、BtoBビジネス専門用語におけるSEO対策や高度な内部リンク設計の提案もしてくれます。
特化している機能を考慮すると、個人のブログサイトではなくコーポレートサイト向けのツールと言えます。
DeepCrawl
「DeepCrawl」は、サイト内部の解析に特化したツールです。費用は年間契約で89,990円からです。
DeepCrawlでは、クローラーによるサイト解析や、サイト内のURL数・リンク切れ・hタグ・重複コンテンツなどの解析が可能です。
サイト構造の解析に長けているため、コンテンツSEOではなくサイト内部の改善におすすめです。
SEO Site Checkup
「SEO Site Checkup」は、一般的なSEO対策項目を一括で確認できるツールです。月額は24,95ドル(約2,800円)からです。
SEO Site Checkupでは、SEOやサイト速度に影響する細かい項目の確認ができます。またサイトSEOレポートの作成や競合サイトと自社を比較したレポートの作成も可能です。
こちらのツールは、キーワード調査などのコンテンツSEOではなく、サイトの内部改善におすすめです。費用がリーズナブルなため、お試し感覚で使えるのも良い点です。
なお対応言語は英語のみになります。
Keyword Map for SEO
「Keywordmap for SEO」は、上位コンテンツのキーワードに基づくSEO対策ツールです。月額は公表していないため、見積には問い合わせが必要です。
Keywordmap for SEOでは、競合との流入キーワードや検索順位の比較・コンテンツ設計の支援・Web広告調査などを行えます。
また上位コンテンツにどれくらいのキーワードが含まれているかの調査、ユーザーニーズの可視化なども可能です。
ツールの性格的にコンテンツSEO対策向けで、ブログ運営者やライターにもおすすめです。
SEO Pack
「SEO Pack」は、外部対策、内部対策、コンテンツ対策と一連のSEO対策が受けられるコンサルティングサービスです。
1ページあたり月額は7,980円からと言う価格設定がされています。
SEO Packの特徴には、独自ツールの「seodoor」による重点的なコンテンツ対策や内部対策が挙げられます。
また上位コンテンツの分析やユーザーニーズの分析に基づく上位表示コンテンツの制作支援も含まれます。
また、ページ速度やhtml解析によるサイト内部のスコア診断や被リンクの調査と支援など、サイト全体を網羅したSEO対策が可能な万能サービスです。
SEOについて全くわからない初心者の方でも安心して使えるでしょう。
Site Condor
「Site Condor」は、サイト内部改善ツールです。月額は19ドル(約2,100円)と気軽に試せるのが特徴です。
Site Condorでは、サイト内コードやhタグ・ディスクリプションなどサイト内部の解析が可能で、エラーを発見するのに役立ちます。リンク構造を可視化して客観的にサイトの出来を判断するのに便利です。
なお対応言語は英語版のみで、WorPressのプラグインとしても利用できます。
Site Analyzer
「Site Analyzer」は、サイト分析サービスである「eMark+」内の1つのツールです。
月額は100,000円からで、別途初期費用として100,000円必要です。
Site Analyzerを使うと、アクセス数や流入元・ユーザー属性などユーザーの動向が解析できます。競合コンテンツの調査も可能で、ユーザーのさらなる囲い込みに役立つと言えます。
Site Analyzerの利用にはeMark+への登録が必要です。
外部対策ツール|被リンクを解析する
Ahrefs
「Ahrefs」は、被リンク調査など外部サイト分析を行うツールです。月額は99ドル(約11,000円)からです。
Ahrefsは被リンク調査に長けており、12兆もの被リンクデータを所有しています。被リンクの数と質、被リンクに基づくサイトドメインの強さを独自の指標で診断してくれます。
そのほか競合サイトの被リンクの調査や流入キーワード調査に加え、順位変動調査も可能です。
被リンクを調査するのに非常に便利ですが、見つかった問題点に対する改善案は自社で考える必要があります。
そのため効果的に活用するには、SEOについての一定の知識が必要です。
Majestic SEO
「Majestic SEO」も被リンク調査ツールです。月額は49ドル(約5,100円)からとなっています。
Majestic SEOでは、被リンクの数と質・アンカーテキスト・参照元ドメインの調査が可能です。また独自の指標でドメインの強さを診断したり、参照元のドメインやIPアドレスまで解析してくれます。
注意点として、被リンクの調査のみであって対策は自身で打ち出す必要があります。
semrush
「semrush」は、被リンクの調査から競合サイト解析まで行えるツールです。月額は99ドル(約11,000円)からとなります。
semrushはAhrefsと似たサービスです。被リンクの調査やキーワード調査・競合の広告出稿状況を調査可能です。また広告順位の変動や広告出稿履歴の管理もできます。
先述の2ツール同様、調査結果に基づく改善案などは自社で考える必要があります。上手に活用するには、SEO対策についての一定のノウハウを保有していることが求められます。
Link Explorer
「Link Explorer」も被リンク調査ツールです。月額料金99ドル(約11,000円)から利用できます。
Link Explorerを使うと、被リンクの数と質の調査や競合サイトの被リンク調査が可能になります。
なおデータは開発会社である「Moz」独自のものであるため、別の被リンク調査ツールも併用することでより正確なデータをとることができます。
Moz Pro
「Moz Pro」は、被リンクの調査や競合分析・キーワード調査などを行えるツールです。月額は79ドル(約8,100円)からです。
Moz Pro内のツールとして「Link Explorer」や「Keyword Explorer」も使用できます。
Moz Proの特徴は、キーワード調査や内部対策・外部対策など、SEO対策全般が可能なことです。トータルでSEOに役立つ情報を得たい方におすすめです。
無料版もあるため、お試しで使ってから有料版を契約してみると良いでしょう。
キーワードツール|検索クエリを調査する
キーワードファインダー
「キーワードファインダー」は、キーワード選定支援ツールです。月額は50,000円です。
キーワードファインダーを導入すると、特定キーワードの関連キーワードを自動で取得してくれるほか、キーワードの検索数やSEO難易度も把握できます。そのためキーワード選定の工数を削減できます。
SEO難易度が低く競合が獲得していないお宝キーワードを見つけやすくなり、上位表示を狙う場合に役立ちます。
ただしキーワード選定後のコンテンツ制作は自身で行うため、コンテンツ制作のノウハウをある程度所有している企業が対象となります。
コンテンツ管理・確認ツール|コピペやリンク切れを調査する
コピペリン
「コピペリン」は、コピペの確認ができるツールです。月額は500円と非常に安価です。
コピペリンでは、完全コピー文字数や最大連続一致文字数・文字一致率の3つの項目でコンテンツを精査できます。コピペの疑いがある場合は、確認欄が赤く表示されるなど視認性が高くわかりやすいです。
windowsのみで使えるためMac利用者は残念ながら利用できません。また文字数が多いとエラーが起きることがあります。
影武者
「影武者(chiyo-co)」もコピペの確認をするツールです。月額は4,400円からです。
影武者の特徴としては、類似記事のURLとタイトル・一致率を表示してくれる機能が挙げられます。
注意点として、有料プランでも回数制限があります。
検索順位追跡ツール|順位変動をチェックして分析する
Nobilista
「Nobilista」は登録キーワードに対する検索ボリューム、SEO難易度、想定流入数といった重要な指標を確認できる検索順位チェックツールです。費用は月990円からとクラウド型ツールの中では比較的安価です。
NobilistaはGoogleの検索順位の変動をチェックでき、Yahoo・Bingは2023年以内に対応予定とのことです。
変動の際はメールにて通知する機能がありログインをしなくても検索順位を把握することができます。
Googleスプレッドシートのような共有用URLも発行することができ、順位データへのアクセスが非常に簡便性に優れるツールです。
プランによって登録キーワード数に制限がありますが、7日間無料トライアル実施中。
GRC
「GRC」は、キーワードに対する検索順位追跡ツールです。費用は年間契約で4,500円となります。
GRCでは、GoogleやYahoo・Bingなどの主要検索エンジンにおけるリアルタイムの順位変動を計測可能です。また過去の順位変動をグラフで表示してくれ、グラフ上にメモすることも可能です。
自社サイトのみでなく競合サイトの順位変動も追跡可能で、頻繁に競合との差を計測したい方に役立ちます。
なお対応OSはwindowsのみです。無料版もあるため、まずはお試しで導入することをおすすめします。
BULL
「BULL」も、キーワードに対する検索順位の追跡が可能なツールです。費用は月1,100円からで年間契約となります。
BULLを使うと、Google・Yahoo・Bingそれぞれの順位変動を計測できます。特徴として、クラウド型のためPCを起動させなくても計測できます。デバイス別や地域別の細かな計測も行えます。
複数アカウントで共有可能なほかMacにも対応していて、利便性が高いです。
なおプランによってキーワード登録件数に制限があります。
SERPmetrics
「SERPmetrics」は、サイトの検索順位を計測するツールです。月額は0,88ドル(約100円)と非常に安価です。
SERPmetricsはGoogleとBingのみの計測を行います。検索順位変動のみのシンプルな機能で、簡易的なSEO対策をしたい方に役立ちます。
注意点として、対応言語は英語のみです。
本格的にSEO対策をして数値を改善したいなら?
SEO対策ツールの導入は、SEO対策をする上での準備にすぎません。
ツールで示される指標や数値は重要ですが、より大切なのはツールの結果をもとに対策を考えて実行することです。
しかし本格的なSEO対策には専門の知識が必要です。SEO対策は近年注目度が上がっているとは言え、まだまだSEOのエキスパートを自社で抱えている企業は多くないでしょう。
わずかな知識のみで上位表示されるサイトを制作するのは、至難の業です。適任の人材がいない企業が本格的なSEO対策を行う手段としては、以下の2つがあります。
・フリーランスに発注する
それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。
企業に外注する
企業に外注する場合は、SEO対策を受託で行っている企業へ依頼することになります。
SEO対策の受託事業を行っている企業に発注するメリット・デメリットとしては、以下の点が挙げられます。
メリット | デメリット |
---|---|
・独自のツールや手法を教えてくれる ・SEOについての学習コンテンツが豊富 |
・費用が高額 ・担当者の知識レベルに差がある |
企業に依頼すると初心者でも企業のナレッジを学習できるため、自社の人材育成につながります。
しかし費用が高くつく上に、仮に経験の浅い担当者がアサインした場合は高い効果が出ないこともあります。
具体的なSEO対策の外注費用について詳しく知りたい方は「SEO対策の費用・料金相場はいくら?外注するなら企業委託より個人の方が安い!」も参考にしてください。
フリーランスに発注する
フリーランスに発注する場合は、SEOのプロである個人事業主へ依頼します。
フリーランスに発注するメリット・デメリットとしては以下の点が挙げられます。
メリット | デメリット |
---|---|
・大手より安い場合が多い ・実績のある担当者をアサインできる |
・ノウハウを内製化できない ・独自のツールで管理できない |
フリーランスは企業に発注する場合より低コストになるケースが多く、予算を抑えられます。ただしSEO対策を委託するため、自社でノウハウやスキルを内製化することはできません。
なお、フリーランスは自身のスキルを武器に収入を得ているため、優秀な人材が多くいる傾向があります。
とは言っても、フリーランスの中にも優秀な人とそうでない人が多く存在することも否めません。
優秀でないフリーランスに発注してしまうと高い効果が見込めないため、発注する場合は人材選びを慎重に行う必要があります。
そこで、優秀なフリーランスを探す手段として「フリーランス名鑑」を活用することをおすすめします。
フリーランス名鑑は国内最大級のフリーランス紹介サービスで、実績のあるSEOのプロが多く在籍しています。
手数料や仲介手数料が無料である上に、相談は完全無料です。また相談後にキャンセルすることも可能です。
SEO対策をフリーランスに発注することを検討している方には、ぜひ「フリーランス名鑑」を検討してみることをおすすめします。
SEO対策を依頼・外注できるフリーランスを探す
まとめ
SEO対策ツールを選ぶ際は、以下のポイントを押さえることが大事です。
・費用対効果を考える
・ツールを洗い出す
ここまで見てきたように、SEO対策のツールには用途や利用目的ごとにさまざまな種類があります。
すべてを利用する必要はなく、重視したいSEO対策や自社のリソース・予算によって選別することが大切です。
加えていずれにしても、SEO対策ツールは分析ツールに過ぎないことを覚えておくのは大切です。
分析結果を活かしてコンテンツ制作やサイト改善に取りかかるスキルがあって初めて、ツールは意味を成します。
自社にそのノウハウやスキルがない場合、本格的なSEO対策はプロに任せるのがベストといえます。