「ネットショップ開業を考えているけど、仕入れ先がわからない」
「個人がネットショップ開業し仕入れする際のポイント・注意点が知りたい」

これからネットショップを開業しようと考えている方の中には、上記のように感じている方も多いのではないでしょうか。

ネットショップ開業では、仕入れは非常に重要です。なぜなら仕入れがうまくいくか否かで、利益が大幅に変わるからです。ネットショップ開業の仕入れ先は複数ありますが、それぞれの特徴を理解し、自分に合った仕入れ先をセレクトするようにしましょう。

この記事では、ネットショップ開業の仕入れ先について、以下のポイントを解説していきます。

・ネットショップ開業の仕入れ先おすすめ10選
・ネットショップ開業で仕入れをするときのポイント
・ネットショップ開業で仕入れをするときの注意点

この記事を最後まで読むことで、ネットショップ開業の際のおすすめの仕入れ先や、それぞれの仕入れ先の特徴がわかります。さらに、個人がネットショップ開業で仕入れをするときのポイントや注意点についても理解できるでしょう。

また、ネットショップ開業や運用代行を依頼したい方には、「フリーランス名鑑」の利用をおすすめします。フリーランス名鑑は国内最大級のフリーランス検索サイトであり、ネットショップ開業や運用代行を依頼できる相手を探すことができます。

仲介料などかからずにフリーランスとのマッチングができるので、少しでも気になった方はぜひご利用ください。

フリーランスにネットショップの作成代行を依頼・外注する

ネットショップ開業の仕入れ先おすすめ10選

ネットショップ開業の仕入れ先おすすめ10選

ネットショップ開業の際に、まず初めに考えたいのが「仕入れ先をどこにするか」です。個人が無在庫の状態からネットショップを成功させるためには、仕入れをスムーズに進めることが何よりも重要です。

また、ネットショップの開業方法が知りたい方は「【ネットショップ開業方法】始め方や作り方・開設方法や構築のポイントを徹底解説!」をぜひ参考にしてください。

まずは個人・フリーランスが利用できるおすすめの仕入れ先と、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。

仕入れ先 メリット デメリット
ネットの仕入れサービス ・メーカーなどに足を運ばずWeb上で仕入れができる
・ジャンルごとに商品が分けられていて探しやすい
・個人利用不可の法人向けのサービスも多い
・写真でしか商品を判断できない
ドロップシッピング ・無在庫販売なので少ない資金からスタートできる
・在庫の保管場所や発送の手間を減らせる
・手軽なためライバル業者も多い
・仕入れ価格が固定であるため利益を出しにくい
ネットオークション・フリマアプリ ・うまく使えば掘り出し物を探せる
・1、2点など少数の商品を仕入れたいときに便利
・仕入れ価格が変動しやすくリスクもある
・複数在庫の確保は難しい
OEMでオリジナル商品を販売 ・製造ノウハウを持った専門会社の力を借りれる
・オリジナル商品なのでライバルが少ない
・委託先の企業が競合になる可能性がある
・売れなかった際のリスクは大きい
海外のマーケットに出向く ・日本に流通していない商品を仕入れて差別化ができる
・国内よりも安く仕入れられる可能性がある
・仕入れには語学力やセンスが必要
・渡航には時間や資金がかかる
卸問屋や問屋街から ・直接商品を見極めて仕入れができる
・出向いたその日に商品を購入できる
・小売店だけの会員制が多く入会審査に通過する必要あり
・現金支払いのみの業者も多い
メーカーや作家との直接交渉 ・仕入れの安定化が見込める
・正規品の扱いで消費者ユーザーからの信頼を得やすい
・人脈や交渉力が問われる
・まずは信頼関係を結ぶ必要がある
展示会イベントへの参加 ・数ある商品を比較しながら仕入れできる
・大量の仕入れ交渉にも適している
・開催時期や場所が限られている
・事前申し込みが必要なケースが多い
倒産した会社の商品を買い取る ・安価での大量仕入れが可能
・大きく利益を出せる可能性もあり
・売れない商材を仕入れてしまうリスクがある
・継続した仕入れには向かない
事業ごと買収する ・在庫だけでなく設備やノウハウも丸ごと手に入る
・Amazonなどのアカウント売買もある
・買収には莫大な費用が必要
・買収後の運営まで考慮する必要あり

ネットの仕入れサービス

ネットの仕入れサービスとは、インターネットを利用した、オンライン操作のみで商品を仕入れられるサービスのことです。インターネットを通じて問屋や卸問屋との取引ができ、商品選びから支払いまでをPCひとつで簡潔させることができます。

ネットの仕入れサービスは、わざわざメーカーや問屋まで足を運ぶ必要がないため、手軽に商品を仕入れられるというメリットがあります。

サービスの利用方法も非常に簡単で、オンライン上で会員登録をし、仕入れたい商品をセレクトするだけです。ネットの仕入れサービスには無料で利用できるものが多く、スムーズに商品を探せることや商品1点からでも仕入れできることが魅力です。

ただしサービスによっては、有料のものや、法人しか利用できないものがあるので注意です。また商品の仕入れ時は、写真のみで状態を判断しなければならないためリスクもあります。

代表的なネットの仕入れサービスとしては、以下が挙げられます。

・NETSEA(ネッシー)
・Cmall(シーモール)
・Alibaba(アリババ)
・スーパーデリバリー

NETSEA(ネッシー)

NETSEAは、国内最大級の規模を誇るネットの仕入れサービスです。アパレル・ファッション雑貨・家具・インテリア・食品など、幅広いジャンルを取り扱っています。

NETSEAは登録料・月額料無料での利用が可能です。開業準備中の個人でも登録ができるため、これからネットショップ開業を考えているという初心者の方でも利用がしやすいです。

Cmall(シーモール)

Cmallはネット仕入れサービスの中でも、アクセサリーやファッション雑貨に特化しています。ハンドメイドのアイテムや、おしゃれな中国雑貨などを探すことが可能です。

なおCmallは日本語完全対応であるため、語学力に乏しい方でも海外雑貨を仕入れることができるというメリットがあります。会員登録や月額料も無料なので、コストをかけずに仕入れができます。

Alibaba(アリババ)

Alibabaはアリババグループの運営するサービスです。中国最大級のECサイトであり、中国系の雑貨輸入に向いています。

Alibabaの特徴としては、卸業者が直接出品していることが挙げられます。仲介業者を挟まずに交渉できるため、卸値での大量仕入れができる点が魅力です。一方ロット数が大きいため、少量での仕入れには向きません。

スーパーデリバリー

スーパーデリバリーはアパレル・ファッション雑貨をはじめ、生活雑貨や食品、電化製品など幅広いアイテムを扱う仕入れサービスです。主にアパレルセレクトショップや飲食、美容室関連などのネットショップ運営に適しています。

スーパーデリバリーのメリットは、商品1点から仕入れられるという点です。余剰在庫を抱えずにショップ運営をしたい方にとって利用しやすいです。ただし登録時には審査があり、さらに月額2,200円(税込)の利用料が発生する点には注意しましょう。

ドロップシッピング

ドロップシッピングとは、在庫を持たずに商品を販売するEコマースの業態のことです。「無在庫販売」とも呼ばれており、購入者からの注文が入った際に、卸売業者やメーカーから消費者へ直接商品を発送してもらう仕組みになります。

在庫を抱える必要がないドロップシッピングでは、商品の保管場所を必要とせず、発送などの手間も省けるというメリットがあります。資金や人手が少ない状態からでも、ネットショップをスタートさせることが可能です。

ただしドロップシッピングは手軽でリスクが少ない分、ライバル業者が多いです。さらに仕入れ価格は一定であるため、ライバルよりも売れ行きを良くするためには、販売価格をいかに下げるかが重要となります。

ただし販売価格を下げてしまうと、利益が出にくくなるというデメリットがあります。ドロップシッピングで利益を出すためには、継続し売り上げ実績を増やしていくことが重要となります。

代表的なドロップシッピングのサービスとしては、以下が挙げられます。

・卸の達人
・TopSeller(トップセラー)

卸の達人

卸の達人は株式会社ASJコマースが運営するドロップシッピングのサイトです。2,500点以上の商品があり、内容はダイエット商品や美容関連、健康グッズなどが中心です。

卸の達人は入会金や月額料がかからないサービスで、ショップさえ開設済みであれば個人利用も可能です。さらに商品は1点からも購入が可能なため、初めての方でも利用しやすいです。

TopSeller(トップセラー)

TopSeller(トップセラー)は株式会社もしもの運営するサービスです。ドロップシッピング業界最大手であり、25万点以上の商品を扱っています。

トップセラーには「おためしプラン」があり、5商品までなら無料で始めることができます。それ以上の商品を取り扱う場合も、商品数で月額料金が決まるため、コストがかかりにくく運営リスクが少ないです。

ネットオークション・フリマアプリ

ネットショップの仕入れ先としては、ネットオークションやフリマアプリから購入するという方法もあります。通販サイトで購入した商品を別ルートで販売する、といった業務形態であり、「せどり」や「転売」と呼ばれることが多いです。

ネットオークションやフリマアプリでは、主に出品者が不要になったアイテムに、適当に値段をつけて販売しています。そのため、運が良ければ掘り出し物を見つけられるケースもあり、価値が高いアイテムを思わぬ安価で商品を仕入れられることがあります。

またネットオークション・フリマアプリなら、卸業者相手では難しい1点での仕入れも可能です。

ただしネットオークションやフリマアプリは、長期的かつ安定的な仕入れ先には向かないので注意しましょう。なぜなら仕入れ価格が変動しやすく、複数在庫の確保が難しいためです。別の仕入れ先と併用しながら、在庫を1〜2個増やしたい時に活用するといった利用が適しています。

代表的なネットオークション・フリマアプリとしては、以下が挙げられます。

・ヤフオク
・メルカリ

ヤフオク

ヤフオクは国内最大のオークションサイトです。Yahoo!が提供するサービスであり、個人で気軽に商品の売買ができます。

名前の通り、ヤフオクはオークション形式であるため、スタート価格から徐々に落札価格が変化します。その時の状況によって低価格で購入できる場合もあれば、価格が高くなることもあります。

メルカリ

メルカリは国内最大級のフリマアプリです。女性ユーザーが多く、アクセサリー類などの出品も多いです。ヤフオクとの違いとして、メルカリはフリマ形式であるため、提示された価格そのままで購入ができるという点です。場合によっては値下げの交渉も可能です。

ただしメルカリは出品ハードルが低いため、商品によっては質の悪いものもあるため注意が必要です。仕入れ先としてメルカリを使用する場合、注意深く出品者を見極める能力が求められます。

フリーランスにネットショップの作成代行を依頼・外注する

OEMでオリジナル商品を販売

OEMでオリジナル商品を販売

OEMとは「Original Equipment Manufacturing」の略称であり、製造メーカーが他社の名義やブランドの商品を製造するサービスとなります。OEMを利用して商品を生産すれば、ノウハウがない状態からでもオリジナル商品を作ることができます。

OEMで製造した商品をネットショップに出品することで、個人でもクオリティの高い自社商品を扱うネットショップを運営できます。仕入れたものをそのまま売るショップとは違い、ネットショップとしての競合が少ない点が魅力です。

一方で、開発を委託した業者そのものがライバルになる可能性はあります。また自社製品であるため、売れ行きが悪かった場合は在庫を抱えることになり、リスクも大きいです。OEMの利用は、明確に売りたい商品イメージがある場合に向いています。

海外のマーケットに出向く

ネットショップの仕入れでは、国内ではなく海外から仕入れるのも一つの手です。海外のマーケットに出向き、現地にて商品を“買い付け”するという方法です。

海外マーケットからの仕入れであれば、他のネットショップとの差別化ができます。他にない商品を扱うことで、コアなファンがつきやすいというメリットがあります。また円高などのタイミングでは、国内よりも安く仕入れられる可能性もあります。

ただし海外マーケットから仕入れる場合は、トラブルも多いので注意しましょう。トラブルに巻き込まれず取引ができるための語学力や、売れる商品を見極めるセンスが必須です。

また実際に海外に行くことになるため、渡航にかかる時間や資金まで考えておかなければなりません。マーケットに出向いている間のショップ運営など、人手も確保しておく必要があります。

卸問屋や問屋街から

卸問屋は一般消費者向けではなく、あくまでも卸を目的として商品を売るお店となります。卸問屋が複数並んだ問屋街もあります。東京都内の「馬喰町・横山町問屋街」などが有名です。

卸問屋からの購入は、ネット上の取引に比べて直接商品を見極められるというメリットがあります。プロ向けの商品も多く、仕入れで失敗するリスクが少ないです。また卸を目的にしている業者というだけあり、出向いたその日にそのまま商品を仕入れることもできます。

ただし卸問屋はあくまでも卸を目的としているため、誰でも入れるわけではありません。会員制で入会審査に通った人しか利用できないなど、店ごとに独自のルールがあるので利用前に確認しておく必要があります。

また卸問屋の中には現金払いのみしか受け付けていないところも多いです。卸問屋での仕入れには、名刺や現金などの下準備をしてから向かうようにしましょう。

メーカーや作家との直接交渉

「このアイテムが売りたい」など目的がはっきりしている場合は、メーカーや作家と直接交渉してみるのもありです。製造元のメーカーや作家名を調べ、電話やメールにて問い合わせしてみましょう。

メーカー・作家との交渉がうまくいけば、正規品として取り扱えるため消費者からの信頼度を上げることができます。また直接仕入れることができるため、仕入れにかかるコストを削減できます。

一方で、メーカーや作家との交渉は必ずしもうまく行くわけではないので注意しましょう。基本的には大量発注が前提であり、どれほどの価格・量で仕入れるかなどの交渉力が問われます。はじめはネットショップとしての実績を見せるなど、信頼関係を結ぶところからスタートさせることが重要です。人脈があれば、交渉がスムーズになります。

展示会イベントへの参加

見本市などと呼ばれる展示会イベントに参加することでも、仕入れ先を探すことができます。メーカーなどが多数集まる大型ショーイベントなら、数ある商品を比較しながら売りたいアイテムを探すことができます。

展示会イベントの例として「東京インターナショナル・ギフト・ショー」があります。なお展示会によって、開催時期や取扱商品のジャンルは異なります。

展示会イベントではメーカー側も販売先を探しているため、仕入れの交渉がしやすいです。交渉がうまくいけば、取引の最初から大量仕入れをすることも叶います。

なお展示会への参加は、基本的に事前申し込みが必要となります。開催場所や入場条件などをあらかじめ確認してから申し込むようにしましょう。

倒産した会社の商品を買い取る

倒産した会社の余った商品、不要となった問屋の過剰在庫などは、“一山いくら”という形で大量購入ができます。一般的には「処分品」という扱いになるので、通常よりも安価で仕入れることが可能です。

安価で大量仕入れをすることで、販売時の利益が出しやすくなります。仕入れたものがヒット商品となれば、短期間で大きな利益を生むことも可能です。

ただし場合によっては、売れない商品を仕入れてしまい在庫が余ってしまう可能性も否定できません。また売れる商品を仕入れられた場合でも、継続的な仕入れにはならないので気をつけましょう。基本的には別の仕入れ先を確保しつつ、場合によって他からの過剰在庫を買い取るという形にするのがベターです。

事業ごと買収する

商品だけでなく会社や事業ごと買収すれば、仕入れルート・設備・在庫・ノウハウなどもまとめて買い取ることができます。近年ではAmazonやeBayのアカウント売買なども行われています。

いわゆるM&Aと呼ばれるような仕組みであり、うまくいけば自社の成長につながります。ただし事業買収には莫大な資金が必要であり、個人で行うのは現実的ではありません。

さらに事業買収をした場合は、その後の運営についても考える必要があります。ネットショップの仕入れ先としては規模が大きくなるため、よく考えてから話を進める必要があります。

フリーランスにネットショップの作成代行を依頼・外注する

また、おすすめのネットショップがどこか知りたい方は「【比較】ネットショップを開業するならどこがいい?個人におすすめの人気サイトやサービスを紹介!」もぜひ参考にしてください。

個人がネットショップ開業で仕入れをするときのポイント

個人がネットショップ開業で仕入れをするときのポイント

仕入れ先を決めたら、実際に商品の仕入れがスタートします。ここからは、個人がネットショップ開業で仕入れをするときのポイントについて一つずつ解説していきます。

個人がネットショップ開業で仕入れをするときのポイント
利益率が高い商品を選ぶ
季節性(シーズン)を意識して仕入れ量を変える
ショップのコンセプトやイメージを統一する
市場調査は入念に
無在庫で運営した方が安心

需要が高い商品を選ぶ

ネットショップ開業後に仕入れる商品は、買い手側からの需要が高いアイテムを選ぶようにしましょう。なぜなら買い手がつかないことには、ネットショップを存続できないためです。

ネットショップ運営では、自分で好きな商品を選んで仕入れることができます。ただし自分の好きなものばかりセレクトしていては、トレンドに合わず顧客がつかないことがあります。

自分が好きな商品を選ぶこともモチベーションを保つ上では大切ですが、まず初めは“顧客が求めているもの”を理解し、販売するところから始めましょう。

利益率が高い商品を選ぶ

商品仕入れの際には、なるべく利益率が高い商品をセレクトしましょう。利益率が高い商品とは、原価が低く高値で売れる商品のことを言います。

利益が低い商品を扱っていては、いくら数が売れても薄利多売になります。原価が高くて利益が少ないと、梱包・発送の手間に対する報酬としては安く感じてしまうでしょう。

同じ手間をかけるのであれば、少しでも利益率の高い商品を扱った方がお得です。買値と売値のバランスを考えた上での仕入れを心がけましょう。

季節性(シーズン)を意識して仕入れ量を変える

仕入れの際には、原価だけでなく仕入れの“量”を考えることも大切です。季節性を意識し、シーズンごとに仕入れ量を変えながら少しでも在庫の無駄をなくすようにしましょう。

例えばギフト需要の高いアクセサリー類は、クリスマスやバレンタインなどの時期に売れ行きが良くなります。キッチングッズや家具・家電などの生活雑貨は、新生活を始める方の多い春シーズンが売り時です。

このように季節によって売れ行きが変わる商品が多いので、商品を仕入れる際には買い手の需要も考えた上で仕入れ量を調節しましょう。

ショップのコンセプトやイメージを統一する

ネットショップ運営の際には、ショップのコンセプトをしっかりと考え、扱う商品のイメージを統一するように心がけましょう。

成功しているネットショップをみると、コンセプトがはっきりしているショップが多いです。なぜなら「どのようなアイテムを扱うお店なのか」「どんなイメージの商品が揃っているのか」が買い手側に伝わることで、リピーターが増え売り上げが増加しやすいためです。

さらにショップのコンセプトをしっかりと固めていると、仕入れる商品の種類を迷うことも減り、仕入れに関する無駄も減らせます。

市場調査は入念に

運営するショップのコンセプトが決まったら、市場調査を念入りに行いましょう。顧客のニーズを調査したり、競合店の調査を行うことで、ショップの活性化や差別化につなげることができます。

例えば顧客のニーズ調査では、ここ最近の「流行り」や「トレンド」を掴むことが重要です。アパレル雑貨であればどのようなアイテムがブームになっているのか、雑誌や街の人から傾向を掴み、売れるアイテムの仕入れにつなげましょう。

競合店調査では、どのようなアイテムがどれほどの値段で売られているのかを調べてみましょう。ネットショップはもちろん、実店舗やSNS、Webメディアを調べてみるのも市場調査の一環です。

競合店の動向が掴めれば、他にないアイテムの仕入れや、他店よりも安い価格での提案などの差別化ができます。値段以外にも、デザインや機能性で独自性を出すのも有効です。

無在庫で運営した方が安心

個人がネットショップ運営を行う場合は、無在庫で運営した方が安心です。無在庫運営とは、その名の通り、在庫を抱えずにショップを運営するという方法です。

一般的なネットビジネスでは、商品在庫を仕入れて保管しておき、注文が入り次第発送をするという形態をとります。

しかし有形商品の在庫を多数抱えるビジネスモデルでは、仕入れのためのまとまったお金や、在庫の保管スペースが必要になります。個人で商品を多数仕入れてしまうと、在庫を余らせてしまい、結果として赤字になってしまうリスクも大いにあり得ます。

一方で無在庫でのショップ運営なら、開業資金を抑えてネットショップ運営ができます。大量の在庫保管する場所も必要ないため、個人でも運営しやすいです。

フリーランスにネットショップの作成代行を依頼・外注する

個人がネットショップ開業で仕入れをするときの注意点

個人がネットショップ開業で仕入れをするときの注意点

個人がネットショップ開業で仕入れをする際には、気をつけておくべき項目もいくつかあります。ここからはネットショップの仕入れ時の注意点について、それぞれ解説します。

送料や手数料がかかる
関税がかかることも
輸出入禁止商品に気をつける
フェイク商品に騙されない
在庫を保管するスペースがあるか確認する
仕入れから売上発生までは赤字になる
トラブル対応が発生することも

送料や手数料がかかる

ネットショップの仕入れでは、送料や手数料の存在も忘れてはいけません。特に海外から商品を仕入れる場合は、送料が高くなるので気をつけておきましょう。

例えば海外に直接買い付けに出向く場合は、手数料として多額の渡航費がかかります。Webから注文し輸送してもらう場合も、国ごとに高い輸送費が発生します。日本国内であっても、数千円〜数万円の送料・移動費がかかることがあります。

またネットオークションやフリマアプリを使用する場合も、商品の購入価格の10%程度の手数料が発生します。ネットショップ仕入れの際には、こうした「商品以外の金額」も念頭に入れた上で予算を準備しましょう。

関税がかかることも

海外から商品を輸入する場合、アイテムによっては関税がかかることがあるので気をつけましょう。

例えばワインなどのアルコールや食品類、アパレル雑貨などは、輸入時に関税がかかります。なお関税の額は、輸入する商品の内容や輸入元の国によって変わります。

商業目的の輸入は個人輸入とは違った関税がかかるので、海外からの仕入れを考えている方は関税の仕組みについても理解しておきましょう。

輸出入禁止商品に気をつける

海外からの仕入れでは、「輸出入禁止商品」に当てはまらないかどうかも気をつけておきましょう。関税法で輸出入を禁止されているものを輸入した場合、処罰の対象となります。

輸出入禁止商品に当てはまるものには、指定薬物や火薬類などさまざまなものがあります。一見違法ではないように見えるものでも、一部の「バスソルト」「アロマオイル」などが指定薬物だとみなされる場合もあるので気をつけましょう。

フェイク商品に騙されない

海外からの輸入やオークションからの購入では、フェイク商品に騙されないように気をつけましょう。フェイク商品を輸入・購入した場合、偽物と知らなかった場合でも罰せられる可能性があります。

特にブランドバッグや時計などは、フェイク商品が多く出回っています。フェイク商品に騙されないためには、「鑑定書付き」であるかどうかを調べ、信頼できるもののみ仕入れるようにしましょう。

在庫を保管するスペースがあるか確認する

ネットショップ開業では、在庫保管スペースの確保も重要です。個人で自宅に商品を保管する場合は、部屋が段ボールだらけになってしまうので気をつけておいてください。

また、狭いスペースに無理やり商品を保管していると、商品間違いや劣化などの原因となる場合もあります。仕入れの前には必ず在庫保管スペースについても考慮しておきましょう。

仕入れから売上発生までは赤字になる

ネットショップやせどりにおいては、仕入れから売り上げまでには時間のラグがあります。仕入れ後、商品が売れるまでは一時的に赤字状態になるので、資金には余裕を持っておきましょう。

特に複数の商品を扱う場合、資金がギリギリでは売上発生まで次の商品の仕入れが不可能になります。商品の仕入れができず店のラインナップを変えられない場合、ショップの鮮度が落ち売上が伸び悩む原因となります。

ショップが軌道に乗るまでは、商品購入の資金に余裕を持っておくことが大切です。

トラブル対応が発生することも

ネットショップ開業後は、トラブルが発生することもあります。例えば商品未到着トラブルや、「イメージしていた商品と違う」といったクレームの対応が必要になります。

商品を売ることだけを考えていると、トラブル発生時に対応ができず、更なるクレームを生み出す原因となる場合があります。

このような事態を避けるためにも、トラブル対応ができるように人手や自分の作業工数に余裕を持っておくことが大切です。時には運用代行や人員増加も視野に入れながら、ネットショップの運営を行うようにしましょう。

ネットショップ開業や運用代行を依頼したい方はフリーランス名鑑へ

ネットショップ開業や運用代行を依頼したい方はフリーランス名鑑へ

ネットショップ開業や運用代行を検討されている方は、フリーランス名鑑を利用してみましょう。

フリーランス名鑑は、国内最大級のフリーランス検索サイトです。登録不要、仲介料無料で、スキルを持ったフリーランスを探すことができます。例えばネットショップのノウハウを持ったフリーランスを探したり、在庫運用・発送処理を代行してくれる方を探すこともできます。

フリーランス名鑑は条件・スキルで検索するだけで直接フリーランスとのやりとりができるため、スムーズな人員確保に有効です。ネットショップの開業・運用代行の依頼も可能なので、ぜひ利用してみてください。

フリーランスにネットショップの作成代行を依頼・外注する