フリーランスで10年活動している、小野です。


私は高卒⇒Sier⇒コンサルファーム⇒フリーランスと、少々変わった経歴ですが、表題の年収2,000万稼いでいます。


元々私はC、C++言語のエンジニアでした。

フリーランス当初はC、C++の案件で稼いでいましたが、

月単価はせいぜい60~80万円程度でしたので、2,000万円には到底届きません。


私は今はC、C++案件はやらず、SAPの仕事をして、2,000万円を達成しています。



SAPとは


SAPとはドイツのSAP社が開発したERPパッケージの基幹系システムになります。


基幹系システムとは会社の業務内容に関わるもので、購買、販売、生産、在庫、財務会計、管理会計、人事給与といった、ヒト、モノ、カネを管理するシステムです。


このSAPはとても高価なライセンス費、導入費がかかるため、導入する企業は、皆さんが聞いたことある、名だたる企業ばかりです。


また、SAP案件を受注するプライムも大手コンサルファームや大手Sierとなり、単価のレンジも自然と高くなります。



SAP案件をやるメリット


とにかく単価が高い


比較対象としまして

オープン系のJava、C/C++、Rubyなどで60~80万円

スマフォアプリのiOS、Swift、Kotlinなどで80~100万円 ですが


SAPですと、以下の相場感で案件が回ってきます。

設計ができれば 120万円~

コンサルができれば 150万円~

PMOやPMができれば 180万円~

上記と比較しますと2、3倍の単価であることがわかりますね。



業務知識が得られる


SAPというシステムは、業務システムがあるが故、世間一般的な業務知識がないと使いこなせないようなものになっています。


購買業務であれば、発注伝票、入荷伝票、請求書照合伝票、支払伝票

受注業務であれば、受注伝票、出荷伝票、請求伝票 といった具合です。


加えて、どの企業にも特殊な業務があり、それをどうSAPシステムとマッチさせるかがSAPコンサルの技量の見せ所にもなります。業務知識がないと、企業担当者との会話もかみ合わず、最適な導入ができません。


また業務知識を得られると、SAP案件に限らず、業務改革PJTのコンサル案件や、SAP以外の基幹系システムプロジェクトに難なく参画することが可能となります。



希少性が高い


SAPの技術者は少ないことで有名です。そのため案件が途切れることはこの10年ありませんでした。


放っておいても、知り合いや、エージェントからSAP案件が紹介される、引く手数多な状態です。


またSAP技術者の高齢化が進んでいるため、特にミドル世代のSAPのフリーランスは重宝されます。




SAP案件をやるデメリット


ほぼ常駐案件


フリーランス=リモートワークというイメージが強いですが、SAP案件はほぼ常駐案件となります。


ただ昨今のコロナ禍の状況において、テレワークの案件も多くなりましたので、面談の際に確認するとよいでしょう。



それほど達成感はない


私がC/C++言語をやっていたときは、テレビの放送局向けのシステムを作っており、自分が作ったシステムがテレビに反映されていたことに、とても達成感がありました。


Webフリーランスの方でも、自分が携わったWebサイトや動画配信されると目に見えるものであるため、達成感を得られるのではないでしょうか。


その一方で、SAPはシステムの本稼働を向かえても、1企業のシステムが動いただけで、それほど達成感はありません。


さらに、この本稼働のタイミングが一番トラブルが発生し、炎上するため、ここを耐えられるかがSAP人材として求められる資質でもあります。



SAPのキャリアを積む方法


独学では難しい


今はプログラミングスクールが流行っていますが、SAPで利用しているABAP言語を教えているスクールは見当たりません。


SAP社が独自でアカデミーを開催しておりますが、最低でも60万とかなり高額で、そのわりに体系的なことしか身に付かないため、そのアカデミーを受講しただけで現場に入るのは難しいです。



就職先、または転職先でスキルを身に付けて、フリーランスへ


SAP案件をたくさん取り扱っているコンサルファーム、もしくはSIer会社へ就職、または転職することが早道です。


SAPの経験が無くても、何かしらのシステム開発経験があれば、ポテンシャルが示せれば採用されます。


私もそのルートで、転職先のコンサルファームでSAPの案件に携わり、2年で独立しました。


高学歴でないと、新卒で大手の会社へ就職することは難しいですが、低学歴でも、転職先として大手会社へ入るハードルはグッと低くなります。


ただ闇雲に受けていてはダメで、タイミング、人脈、経由が重要です。


タイミングは、その会社が大きな案件が取れたり、新しい組織が作られたり、女性社員の割合を増やす目標を掲げたりと、大量採用する時期があります。そのタイミングで受けると案外軽くパスできたりします。


人脈は、リファラル採用で入ることです。リファラル採用でもキャンペーンがあり、普段の2倍、3倍の報酬があったりします。そのタイミングではプロパーの社員たちは目を輝かせて、自分の周りに採用できる人がいないか探します。普段からその社員と繋がっていれば、あなたもその会社へリファラル採用で入ることは容易でしょう。


経由は、直接応募や、大手転職エージェント経由だと倍率が高くてふるい落とされてしまいます。ですが、入りたい会社のOBが独立して立ち上げた転職エージェントを経由すれば、その会社の面接対策なども具体的に指導してくれたり、そのエージェントが入りたい会社とのコネクションが強ければ、若干劣っている人材であっても入り込むことは可能です。