炎上案件に参画するメリット
- 小野 光
- 記事制作日2020年12月13日
- 更新日2022年1月27日
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炎上案件に参画するメリットなんて無いだろ!
と思ってる方、それは間違いです。
体力的にも精神的にも疲弊してしまい、病んでいく方も多いのでメンタルや体力が弱い方にはオススメできません。
ですが、炎上案件を乗り越えた代償に、得られることも多くありますので、私の実体験を元に、メリットをお伝えしたいと思います。
炎上案件とは
炎上案件の例ですが、
- スケジュールが大幅に遅延している
- 短納期の割に作業ボリュームが大きい
- メンバーのリソースが足りてない、もしくは有識者がいない
- プロマネやマネージャーの管理能力、調整力がなく、妨げになっている
- クライアントが気難しい、よく怒り、合意形成が取りづらい
などが挙げられます。
ITの現場ではよくある事ではないでしょうか。
これらが1、2点だけしか当てはまらないのであれば炎上案件とはいえないでしょうが、これが4つも5つも当てはまるようですと、炎上案件と言えるでしょう。
炎上案件に参画するメリット
簡単に参画できる
当たり前ですよね。
炎上案件なんて人の入れ替わりが激しく、人を干してますから。面談では、たいして経歴説明も求められず、形式的なことだけ聞かれてそれとなく答えておけばパスでき、すぐに参画できます。
「普通」にやるだけでいい
炎上してない現場でフリーランスに求められる期待値はとても高いですが、炎上してる現場で求められる期待値は低くなります。
なぜならば、炎上案件は「普通」にスケジュール見積もりができていない、「普通」に管理・調整できる人がいない、「普通」以上のスキルを持ったメンバーがいないといった具合に、「普通」のことができていないため燃えてることが多々あります。
普通にやるだけで、その現場では大きく貢献することができます。
スキルの幅が広がる
当初求められていたスコープよりも広がるケースが多いです。
ある程度自担当の領域をこなせていると、鎮火できていない横の他領域にもヘルプでお願いされたりしますので、スキルセットが増えます。
また、ユーザとうまく調整できてないコンサルメンバーに対し、分かり易い資料を作成してサポートしたり、その作成した資料をユーザへ説明する機会も増えますし、技術力の乏しいコンサルメンバーであれば、技術者とのブリッジも任せられたりします。
よく、フリーランスなると、スキルが上がらないと危惧されている方が多いですが、炎上案件こそ、スキルが上がる機会だと考えています。
高報酬
炎上案件は、必要最低限の経歴さえあれば、何でもいいから人をかき集めている状態ですので、単価交渉しやすいですし、精算条件(140-180hで180h超過分は時間精算)つけていれば、がっつり稼げます。
私も、フリーランス当初の単価は低かったですが、この超過時間で稼がせていただきました。
今後にも繋がる
炎上案件を鎮静化させ、無事に安定稼働までアサインされていたら、そのプロジェクトでの貢献度は高いものとなります。
そうしますと現場担当者はもちろんですが、マネージャークラスの目にも留まり、次案件に誘われることも多いです。
炎上案件の中で成果を出し、次案件の現場にも知り合いがいたら、期待値がズレることもないですし、次案件に契約が切り替わる際に単価UPも交渉しやすいですよね。
そもそも炎上案件を乗り切ったことで、自分の物差しが上がりますので、次案件が多少燃えていたとしても、乗り切った炎上案件と比較するととてもラクに感じます。
武勇伝になる
IT業界は狭いもので、〇〇の案件やってました!っていうと、炎上で有名なあの案件を乗り切ったの?って言われることもあったりします。
また、どれだけきつかったっていうのをネタにできます。IT人材である以上、きつかった事アピールを4,5個くらいは持ってないとダメですよね。
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- 小野 光
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ITコンサルタント
希望時給単価
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PwC出身のSAPコンサルとして、フリーランスで10年活動。製造・販売・商社・小売・石油と様々な業界で、大規模クライアントのプロジェクトを多数経験し、システム導入に大きく貢献。
スキル
業務改革
簿記会計
税務
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