これだけはやるな!TikTokで失敗する企業アカウントの特徴
- 升澤 裕介
- 記事制作日2022年2月25日
- 更新日2022年2月25日
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1、TikTokにおける失敗とは?
今や個人だけでなく企業のアカウントも増えてきているTikTokですが、全ての企業がTikTokによるマーケティングに成功しているわけではありません。
TikTokにおける失敗とは、投稿した動画の視聴数が全く伸びず、ユーザーに拡散されない状況を指します。
動画を投稿するためには、撮影や編集などの手間をかけて作成しなければならないことを考えると、TikTokでの失敗は会社にとっても大きな負担になることでしょう。
2、TikTokで失敗してしまう原因
企業アカウントを作成し、有効的に活用していくためには、失敗する原因を理解しておくことが必要不可欠です。
失敗してしまう企業アカウントの原因は大きく2つあります。
・ターゲットの設定ができていない
動画のコンテンツを考える際は、誰に見てもらいたい動画なのか、そのターゲットを明確に決める必要があります。
TikTokの特徴として、不特定多数の人に拡散されるという仕組みがありますが、ここでターゲットが絞られていない薄い内容の動画を出してしまうと、誰からも興味を持ってもらえない動画になってしまいます。
年齢や性別、趣味やユーザーの性格など、細かくターゲットを設定することがとても大切です。
<例>
化粧品を売りたい企業のペルソナ設定
・名前:加藤 ゆかり
・年齢:22歳
・性別:女性
・学歴:私立女子大学経営学部
・居住:東京都杉並区の賃貸マンション
・職業:会社員
・年収:300万円
・家族構成:父、母、大学生の妹
真面目で責任感のある性格。普段使うデバイスはスマホがメイン。
会社内ではまだ新人で覚えることも多く、持ち帰っての仕事もある。ストレスもあり最近肌荒れが気になっているが、いいスキンケア用品だと高すぎて手を出すことができずにいる。TikTokでは安くて効果のある化粧品を紹介している動画を多く見ている。
このように細かくペルソナを設定し、その特定のユーザーが興味を持つような動画を出すことにより、ユーザーから「いいね」や「コメント」「共有」といったリアクションを獲得することができます。そういったユーザーの反応の積み重ねが、再生回数の伸ばす鍵となっていくのです。
・運用目的が不明確
企業アカウントを立ち上げる際には、事前にどのように運用していくかを設定する必要があります。
運用目的が不明確だと、コンテンツに統一感がなく、何を発信しているアカウントなのかが分からなくなってしまうためです。
「とりあえずTikTokに動画をあげてみよう」と雑多にコンテンツを投稿するのではなく、何を発信するアカウントなのかを明確にすることにより、コンテンツに興味のある特定ユーザーの興味を引くことができます。
3、TikTokを効果的に活用できない主な原因
上記の2つがクリアできていても、上手く動画が拡散されないこともあります。TikTokを効果的に活用できない原因として、以下の3つの原因が考えられます。
・動画に統一性がない
「何を発信するアカウントか」を統一しても、動画の「型」に統一性がないと、ファンが付きにくい場合があります。
「型」というのは、動画の構成や文字の形、出演者や使う音源などに統一性を持たせ、アカウントのブランディングを行うということです。
この「型」が重要な理由として、TikTokのおすすめ表示の仕組みが関係してきます。
おすすめ表示される動画はTikTok側が選び、視聴者はスマホ画面に表示された動画を縦にスクロールして次々と動画を視聴していきます。
この時に前に一度見たことがある構成の動画や、人物が出てくると、興味のあるコンテンツであれば立ち止まって見てしまう人が多いため、「型」を意識した動画をあげることにより、アカウントにファンがつきやすく、フォロワーの獲得に繋がるのです。
※「型」が固定されているアカウント例(パルコホーム@palcohome_865)
・ビジネスを意識しすぎている
TikTokの視聴者の多くは、「面白い動画を見たい」と思っている人が大多数です。このようなプラットフォームで、明らかに企業宣伝だと分かるようなお堅いプロモーション動画を投稿してもユーザーの目は引けません。
動画を作成する際には、企業の宣伝を全面に出すことよりも視聴者が面白いと思う内容を一番に考える必要があります。
・ハッシュタグを活用できていない
TikTokにはハッシュタグ(#)機能があります。ハッシュタグの後に特定のキーワードを付与することで動画がタグ化され、そのキーワードが検索された際に動画が表示されるという仕組みです。
このハッシュタグを利用することで、より多くのユーザーに拡散されていくのですが、検索されやすいキーワードを入れることが重要になります。
例えば、カフェを探しているユーザーであれば「#カフェ」の他にも「#スイーツ」「#駅近」などでも検索するはずです。動画を届けたいターゲットが、どのようなキーワードで検索をするのかを考えながらハッシュタグを付けることで、より宣伝効果が高まり集客に繋がります。
※検索欄にキーワードを入れると、このようにタグ付けされた動画が表示されます。
4、まとめ
今回は失敗する企業アカウントの特徴についてご紹介していきました。
TikTokは簡単に始められ、投稿も容易にできるツールですが、ビジネスとして有効に活用していくためには、事前にターゲットや運用目的などを設定し、しっかりと戦略を練って運用していかないといけません。
とはいえ、TikTokの仕組みを理解し、アカウントを運用していくには時間も労力も割かれるため、TikTokのノウハウがない企業にとっては失敗のリスクが高いというのも確かです。
できるだけリスクを抑え、効果的なアカウントに育てたいのであれば、SNSマーケティング会社に依頼するというのも手段の一つです。
費用はかかりますが、数々のTikTok運用経験から成功するためのノウハウを教えてもらえたり、動画投稿も含めアカウント全ての運用を請け負ってくれたりしてくれます。
当社グッドフェイラーでも、企業様向けにTikTokのアカウント運用代行を行っております。企業様に合ったTikTok戦略のご提案はもちろん、企画、撮影、編集、投稿までを一括して当社で行うことができます。TikTokをビジネスで活用したいと思っている方や、SNSを始めてみたけど上手くいっていないという方は、お気軽に当社グッドフェイラーまでお問い合わせください。
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升澤裕介 (マスザワ ユウスケ) 1992年生まれ 神奈川県横浜市出身 2011年 神奈川県立柏陽高校卒業 2015年 東京大学 法学部卒業 大学卒業後は不動産会社に入社し、オフィスビルのテナント対応・リーシング業務・イベント企画などを経験。 2018年春に退社し、アジア十数ヵ国を放浪。 放浪中にYouTubeチャンネル「マスザワ内閣」を始める。 2018年冬に帰国し、YouTuberとして本格的に活動開始。 2019年1月に公開したマルチ商法を論破する動画が人気となり150万回以上再生され登録者が増加、以後YouTuberとして生計を立てる。 マスザワ内閣:https://www.youtube.com/channel/UCeTCw2JaGIP1W1uva6eSVQg 2020年5月、自身がYouTube登録者5万人を獲得した経験から、企業のSNSマーケティング支援・動画制作を行う株式会社グッドフェイラーを創業。 現在は社員4名、インターンや業務委託含めてスタッフ10名ほどで運営。 東証一部上場企業の公式YouTubeチャンネルをはじめ、様々な企業のSNSに関わっている。 2021年4月からは日本初のクリエイター養成学校バンタンクリエイターアカデミーにて講師に就任。 入学式では長州力さん、鎧塚俊彦さんと共に祝辞を読み上げた。 バンタンクリエイターアカデミー:https://creatoracademy.jp/ 他には ・薬剤師転職支援・コンテンツマーケティングを行うセルフメディケーション株式会社の取締役 ・人材転職会社株式会社for-womanのマーケティング担当 ・石垣島のクルージング会社Resorldの取締役 などを務める。 趣味はゴルフと麻雀。 <出演実績> TOKYO MX「ええじゃない課Biz」 現レギュラー 番組URL:https://www.youtube.com/channel/UCwK-an1-QajKNPafO3Rk6sw フジテレビ「めざましテレビ」 TBS「あさチャン!」「ひるおび!」 静岡朝日テレビ「ナニソレ!~ツッコミ入れさせていただきます~」 YouTube「令和の虎CHANNEL」「医学部受験 MEDUCATE TV」「CASTDICE TV」「もふもふ不動産」「メンタルドクターSidow」他多数
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