フリーランスとは?どういう意味?定義をわかりやすく解説
- nakanishi
- 記事制作日2021年04月03日
- 更新日2021年10月27日
「フリーランスとはどういう意味なの?」
「フリーランスと個人事業主の違いを知りたい」
これからフリーランスになろうと考えている方の中には、上記のような疑問を持っている方がいるのではないでしょうか?
フリーランスの意味や定義、特徴などを知っておくと、フリーランスとしての働き方がイメージしやすくなります。フリーランスについて正しく理解できれば、フリーランスとしての働き方が自分に合っているのかもわかるでしょう。
この記事では、フリーランスに関して、以下のポイントを踏まえて解説します。
・フリーランスと似た言葉の意味
・フリーランスの特徴
この記事を読むとフリーランスとはどういったものなのかがわかり、フリーランスとしての働き方が自分に合っているのかもわかるようになります。
また、フリーランスとしてすぐに仕事の案件を受けたい方は、「フリーランス名鑑」への登録をおすすめします。フリーランス名鑑は国内最大級のフリーランス検索サイトであり、登録をしておくと自分のスキルや能力に合った案件が受けられることがあります。
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フリーランスとは?定義・意味をわかりやすく解説
フリーランスの定義・意味
フリーランスの定義・意味は法律では特に決められておらず、働き方のスタイル(ワークスタイル)を指します。なお、経済産業省が2021年に公表したガイドライン内では、以下のように定義しています。
日本では法令上の用語ではないが、経済産業省が2021年に公表したガイドライン内では「実店舗がなく、雇人もいない自営業主や一人社長であって、 自身の経験や知識、スキルを活用して収入を得る者を指す」と定義されている。
簡単に言うと、企業や組織に属さず、個人の立場で仕事(案件)を獲得して働くスタイルがフリーランスの定義です。案件を獲得するには何らかのスキルが必要であり、スキルを活用して仕事を行い、その代価として報酬を受け取ります。
フリーランスになるのに資格や免許は必要なく、フリーランスと名乗れば誰でもフリーランスになることが可能です。企業や組織に属さず、個人の立場で働いているフリーライターやフリーカメラマン、フリーエンジニアなどがフリーランスに該当します。
また、似たような言葉に「自営業」「個人事業主」などがあります。詳しくは後ほど説明しますが、自営業は自分で事業を営んでいる人のことを指し、そのうち税務署に開業届を提出した方は個人事業主と呼ばれます。
フリーランスの語源
フリーランス(freelance)の語源は、中世のイタリアやフランスの傭兵部隊に由来しています。中世ヨーロッパでは、傭兵はフリーランサー(free lancer)と呼ばれていました。freeは自由、lanceは槍のことで、これがフリーランス・フリーランサーの語源です。
傭兵(ようへい)とは君主や領主などから報酬を得て戦場で戦う兵士のことで、忠誠心や主従関係、組織などに束縛されず、自由であることが特徴です。一般の兵士は国家のために戦いますが、傭兵はそのようなものとは無縁で、報酬を得るために戦います。
現代のフリーランス・フリーランサーも、働き方のスタイルは中世ヨーロッパの傭兵と基本的には同じです。
フリーランスと似た言葉の意味
現在は働き方が多様化しており、フリーランスとよく似た言葉がたくさんあります。では次に、フリーランスとよく似た言葉の意味を紹介します。言葉の意味を知っておくと、フリーランスについての理解を深めるのに役立つでしょう。
言葉 | 意味 |
---|---|
フリーランス | 特定の企業や組織に帰属せず、個人の立場でクライアントと契約して報酬を得る働き方のスタイルを指します。 |
自営業 | 自営業とは、自分で事業を営んでいる人のことです。会社に雇用されることなく、独立して事業を行っている人を指します。 |
個人事業主 | 自営業者のうち、税務署に開業届を提出して個人の立場で継続して事業を営む人のことです。家族などを従業員として雇用するケースもあります。 |
業務委託 | 企業がフリーランスなどに業務の一部を委託することを指します。フリーランスはクライアントと業務委託契約を締結します。 |
派遣 | 派遣元の派遣会社と雇用契約を締結し、派遣先企業で仕事をする働き方です。給料は派遣会社から支給されます。 |
無職 | 学生や主婦以外で、特定の仕事をしていない人のことです。なお、アルバイトやフリーターは仕事をして収入を得ているので無職ではありません。 |
副業 | 本業以外の仕事をして収入を得ることです。副業については法律で特に定義はされておらず、サイドビジネスや兼業と呼ばれることもあります。 |
自営業との違いは?
フリーランスと自営業の違いは、「働き方」を指しているか「立場」を指しているかが異なります。フリーランスは働き方を指しているので、特定の企業に属さない働き方をしていれば誰でもフリーランスを名乗れます。
一方で自営業者は、会社に雇用されることなく、独立して事業を行っている人を指します。例えば、会社員のうち片手間でクラウドソーシングなどで副収入を得ている方は「フリーランスとして副収入を得ている」という表現をすることがありますが、「自営業として副収入を得ている」とは言いません。
つまり、企業や組織に属さずに業務を行っている自営業者は、広い意味ではフリーランスに含まれます。しかし、フリーランスだからといって必ずしも営業者というわけではありません。
個人事業主との違いは?
フリーランスと個人事業主の違いも、「働き方」と「立場」のどちらを表しているかが異なります。自営業者のうち税務署に開業届を提出した方のことを「個人事業主」と呼ぶので、個人事業主は自営業に含まれれることになります。
継続して業務を行っているフリーランスは、税務署に開業届を提出すると個人事業主になることが可能です。個人事業主になって青色申告をすると税金面で優遇されるので、節税対策をしたいフリーランスは開業届を提出すると良いでしょう。
個人事業主とフリーランスの違いを詳しく知りたい方は「個人事業主とフリーランス・自営業の違いは?意味や定義、税金が優遇されるのはどっちか解説!」をぜひ参考にしてください。
業務委託との違いは?
フリーランスと業務委託の違いは、フリーランスは働き方のスタイルであるのに対して、業務委託は契約の形態である点が異なります。フリーランスとして働く際には、クライアント企業と業務委託契約を締結することになります。
このように、フリーランスと業務委託は言葉の意味が全く異なるので、両者を混同しないようにしましょう。「フリーランスとして働くには企業と業務委託契約の締結が必要」と認識しておくと両者の違いがわかりやすくなります。
なお、会社員として働いている方は企業と業務委託契約を締結するのではなく、雇用契約を締結します。フリーランスと会社員は働き方のスタイルが異なるため、企業との契約形態も異なってきます。
業務委託とフリーランスの違いを詳しく知りたい方は「業務委託とフリーランスの違いは?業務委託の契約の種類や働き方を紹介!」をぜひ参考にしてください。
派遣との違いは?
フリーランスと派遣は、働き方のスタイルが異なります。フリーランスは企業や特定の組織に帰属せず、独立した個人として働くスタイルですが、派遣は派遣会社に雇用され、派遣先企業で働くスタイルになります。
派遣のスタイルで働いている方は派遣会社と雇用契約を締結するため、労働基準法が適用されます。これに対してフリーランスは企業と雇用契約を締結しないため、フリーランスには労働基準法は適用されません。
フリーランスは労働基準法が適用されませんが、自分のペースで好きなように自由に働くことが可能です。これに対して派遣のスタイルで働いている方は、派遣会社や派遣先企業からの指示通りに働くことが必要になってきます。
派遣とフリーランスの違いを詳しく知りたい方は「フリーランスと派遣の違いを比較!ダブルワーク・兼業もできる?」をぜひ参考にしてください。
無職との違いは?
フリーランスと無職の違いは、継続して何らかの業務を行って収入を得ているのかが異なります。フリーランスは継続して何らかの業務を行って報酬を得ていますが、無職は継続して特定の業務を行っておらず、労働による収入は無収入です。
なお「ひきこもりニート」と呼ばれている方も、クラウドソーシングなどで案件を獲得して継続して業務を行い、報酬が得られるようになるとフリーランスになることが可能です。フリーランスを名乗れば、その時点でフリーランスになれるということです。
このように、無職の方も案件を獲得して継続して業務を行い、一定の報酬が得られるようになるとフリーランスになれます。さらに、開業届を税務署に提出すると個人事業主になることも可能です。
副業との違いは?
フリーランスと副業の違いは、フリーランスは働き方のスタイルであるのに対し、副業は本業以外の仕事をして収入を得ることを指します。つまり、会社員がフリーランスとして副業をすることは可能です。
ただし、会社員がフリーランスとして副業をするには、勤務先の会社が副業を禁止していない場合に限られます。もし、副業を禁止している会社に勤務している方が、勤務先に無断で副業をすると処分の対象になる場合があります。
会社員がフリーランスとして副業ができるものとして、ライターやプログラマー、動画クリエイター、アフィリエイトなどが挙げられます。なお、株式投資や不動産投資などの投資は資産運用であり、副業には該当しません。
フリーランスとして副業したい方は「フリーランスとして副業!正社員の会社員が仕事をしながら副業・兼業できる?」をぜひ参考にしてください。
フリーランスの特徴
それでは次に、フリーランスの特徴を見ていきましょう。フリーランスとしての働き方やメリット・デメリットを知っておくと、フリーランスとしての働き方のスタイルが自分に合っているのかがわかるようになるでしょう。
働き方
フリーランスの働き方の特徴は、特定の企業や組織に雇用されず、案件ごとに業務委託契約を締結し、時間や場所に縛られずに働くことができます。会社員のように上司から命令されることはなく、自分の裁量で自由に働けることがフリーランスの特徴です。
案件も自由に選ぶことができ、チャレンジしたい案件があればクライアントと業務委託契約を締結します。業務が終わると成果物を納品し、検収が終わると報酬が支払われます。
なお、フリーランスの働き方はいろいろなタイプがあり、「自営業タイプ(独立)」「自由業タイプ(フリーワーカー)」「副業タイプ(すきまワーカー)」「複業タイプ(パラレルワーカー)」などがあります。どの働き方を選ぶのかも本人の自由です。
フリーランスの働き方が知りたい方は「フリーランスの働き方の特徴!働き方改革でフリーランスで働くことに興味が出た方必見!」をぜひ参考にしてください。
メリット・デメリット
フリーランスになるメリットは、時間や場所に縛られず、自分の裁量で自由に働けることです。昼間は寝て深夜に働いても構いませんし、コアワーキングスペースやネットカフェなどで業務を行うことも可能です。
定年はなく、高齢になっても働き続けることができ、出産や育児と両立させやすいこともメリットでしょう。また、フリーランスは経費を使うことができ、仕事で使用するパソコンなどを経費にして、節税対策ができることもメリットです。
一方、案件を獲得するために営業をしなければならず、案件を獲得できないと無収入になってしまうことがデメリットでしょう。フリーランスになるには、いかにして案件を獲得するかが重要になってきます。
フリーランスになるメリットやデメリットが知りたい方は「フリーランスと会社員のメリット・デメリット比較表|個人事業主とサラリーマンの違いは?」をぜひ参考にしてください。
統計データ
ここでは、フリーランス100人からとったアンケート結果をご紹介します。母数が100人なので、フリーランス業界全体の実態とは異なる可能性がありますが、あくまで1つの統計データとしてご活用いただければと思います。
調査期間:2021年10月
調査対象:ランダムのフリーランス100名
年齢
フリーランスの年齢は、20代や30代が多いという結果になりました。20代で41%、30代で32%と、合計73%を占めています。
フリーランスの働き方が大きく注目されるようになったのはここ最近であることから、比較的若年層のフリーランスが多いことがわかるでしょう。
業務時間
フリーランスの業務時間は、「午前中のみ、午後のみ」で1日4時間未満という方が52%と半分以上を占めています。ここから、フリーランス一本で生計を立てているというよりは、「会社の副業として」また「専業主婦にとってのお小遣い稼ぎとして」働いているフリーランスも一定数いることが予想されます。
またフリーランスは働く時間が自由なため、早起きしなくて良かったり自由に休憩できたりと時間に縛られません。しかし逆に、早朝や深夜にも働いて、1日の業務時間が10時間以上だというフリーランスも16%いることがわかります。
フリーランスの業務曜日は、「空き時間にたまに(週1〜3日程度)」という方と「平日のみ(週5日)」という方が37%ずつと並んでいます。この数字からも、やはり本業というよりは片手間でフリーランスとして働いている方が一定数いると予想されます。
なおフリーランスは業務曜日も自由に設定できますが、仕事とプライベートの境目がなくなっている方もおり、「基本的に休日はなく毎日働く(週7日)」と回答している方が26%と4分の1以上もいることには注目です。
フリーランスの働き方には縛りがないので、逆に言えば自分で休みの時間も献上して業務に取り組むべきタイミングが出てくるかもしれません。
職業・職種
フリーランスの職種として多かったのが「マーケティング、ライター系」です。WEB集客のマーケティング業務やライティング業務に従事しているフリーランスが多いことがわかります。
ただし「その他」と回答している方が35%と、割合としては最大です。これはおそらく、上記のどの職業にも該当していない、つまり普段から簡単なアンケート案件のみをこなしている方の回答票などが含まれていそうです。
フリーランスの仕事の種類について詳しく知りたい方は「フリーランスの仕事の種類!おすすめの職種や仕事内容を一覧で紹介」も参考にしてください。
フリーランス年収・収入事情
※「年収=売上ー必要経費」と定義して計算
フリーランスの収入事情としては、年収200万円未満と回答している方が62%を占めています。年収200万円未満というのは、一般的に東京都や大阪府の都心部で生活するには足りない金額とされているので、ここからも本業以外の副収入を得るためにフリーランスとして活動している方がいると考えられます。
もしくは、フリーランス一本でやっていくために独立したが「想定していたより案件の単価が低かった」「思っていた以上に案件獲得が難しい」と感じ年収が200万円未満になっている方もいるかもしれません。
ただし中には、年収600〜800万円の方が5%、年収800〜1,000万円の方が3%いることもわかります。会社員時代よりも収入がアップしたという方もおり、働き方や営業の仕方次第では稼ぎやすいという意見もあります。
なお年収1,000万円以上と回答した方は0人です。これはフリーランスの年収、つまり年間利益(=売上ー必要経費)が800〜900万円程度になると、フリーランスではなく法人化した方が税率が低くなることから、年収1,000万円以上のフリーランスはほとんどいない(超えたタイミングで会社を作る)のだと考えられます。
フリーランスの法人化の目安については「フリーランス・個人事業主が法人化すべき目安やタイミングは?法人成りのメリット・デメリットも紹介」もぜひ参考にしてください。
また、フリーランスの平均年収については「【平均年収】フリーランスの給料や月収はいくら?年収1,000万を目指す方法!」も併せてチェックしましょう。
フリーランスになった理由
フリーランスになった理由として最も多かった回答が「働く場所や時間が自由だから」であり、57人の方が回答しています。
会社への通勤が大変、満員電車に嫌気がさす、朝はゆっくり起きて働きたいなど、勤務場所や時間に不満を持って会社を辞める方もいます。また、お子さんがいる主婦の方にとっては、自宅で隙間時間に業務に取り組めるフリーランスという働き方は、子育てや家事との両立にぴったりでしょう。
また「煩わしい人間関係が少ないから」という意見も42人の方が回答しています。会社には考えが合わない上司や同僚がいたり、セクハラやパワハラを受けることもあるかもしれませんが、フリーランスとして働けばそのような人間関係の悩みは少なくなります。
なお「新型コロナウイルスをきっかけに」と回答した方も12人おり、やはり自粛期間やリモートワークを経て、働くことに関する考え方が変わった個人や企業が一定数いることが考えられます。
フリーランスの働き方のメリットが知りたい方は「フリーランスと会社員のメリット・デメリット比較表|個人事業主とサラリーマンの違いは?」をぜひ参考にしてください。
フリーランスになって良かったか
フリーランスになって良かったかという質問に対して、最も多かったのが「どちらでもない」という回答で、実に60%を占めています。これはおそらく「良かった面もあるが、大変な面もある」という実態を表していると考えられます。
フリーランスは、勤務場所や時間、一緒に働く仲間を選べるなど自由な働き方ができることが注目されます。しかし一方で、案件を獲得し続けなければならなかったり、成果を出し続けなければならなかったりと、実績やスキル、発信力や継続力が求められる働き方でもあります。
フリーランスになって、予想していなかったこのようなフリーランスの大変さも実感し、6割の方が「どちらでもない」と回答しているのと予想されます。
なお注目すべきは、「後悔した」と回答したのが1人であるのに対し、「良かった」と回答したのが39人です。フリーランスには大変さもありますが、ほとんどの方はそのような側面も含めて満足している、後悔はしていない、と考えているのでしょう。
また、フリーランスとして後悔するのはどんなケースが知りたい方は「フリーランスになって後悔?会社員から独立して個人事業で失敗する7つのパターン」をぜひ参考にしてください。
仕事の発注者との立場関係
フリーランスと仕事の発注者との関係については「立場が弱いと感じる」が42%、「立場がやや弱いと感じる」が35%と、合計77%を占めています。これは、あくまでお金を払っているのは仕事の発注者であり、フリーランスはお金をもらう側なので、クライアントの要望にもある程度は応えないといけないからだと考えられます。
しかし「立場が対等だと感じる」が21%、「立場が強いと感じる」が2%いるので、フリーランスの中にはクライアントと対等に交渉したり、むしろ強気に条件提示できているような方もいると考えられます。
仕事の獲得方法
フリーランスの仕事の獲得方法としては、「クラウドソーシング」と回答した方が64人と最多です。クラウドソーシングには多くの案件が集まるので、登録しておけば好きな案件に応募できます。
また「知人・友人の紹介」で仕事を受けている方も22人おり、逆にそのようなツテがあるから独立したという方もいるでしょう。フリーランスとして活躍するには、仕事の獲得方法の窓口をできるだけ増やしておき、案件が途切れない状態にすることが大切です。
フリーランスの仕事の取り方が知りたい方は「フリーランスの仕事の取り方!エンジニアやWEBデザイナーの仕事探しにおすすめの7つの方法!」もご覧ください。
StockSunサロン・フリーランス名鑑に登録する
フリーランスとして活動するには?
それでは最後に、フリーランスとして活動するにはどうすればいいのかを紹介します。フリーランスは誰でも簡単になれますが、独立後に安定した収入を確保するには、事前準備と案件の獲得方法を考えておくことが大切です。
手続きをする
会社員が勤務先を退職してフリーランスになる場合、年金と保険を切り替えるための手続きが必要です。会社員は厚生年金と健康保険に加入していますが、フリーランスになると国民年金と国民健康保険に加入することになります。
厚生年金から国民年金に切り替えるには、退職後14日以内に市町村役場の窓口で切り替え手続きを行うことが必要です。健康保険から国民健康保険への切り替え手続きも、退職後14日以内に市町村役場の窓口で行います。
また、フリーランスになると確定申告の手続きが必要になります。青色申告で確定申告をするのであれば、個人事業開業届と青色申告承認申請書を税務署に提出することが必要です。白色申告で確定申告をする場合は、特に手続きは必要ありません。
フリーランスになるのに必要な手続きが知りたいは「フリーランスになるには?始め方や必要な手続き、事前準備などを解説」をぜひ参考にしてください。
案件を獲得する
フリーランスになると、自分で営業して案件を獲得することが必要になってきます。まずは、自分に合っている職種はどれか決めてから案件を探しましょう。ここでは、フリーランスの主な職種と案件の探し方について説明します。
主な職種
フリーランスの主な職種として、コンサルタント系やITエンジニア・プログラマー系、クリエイティブ・デザイン系などがあります。これらの職種の中ではコンサルタント系の案件の単価が最も高い傾向にあり、フリーコンサルタントになると高収入が期待できます。
一方で、ITエンジニア・プログラマー系は成長分野であるため案件が多く、今後も高い需要が見込めます。ただし、IT分野は技術革新のスピードが早いため、最新技術を習得するために勉強を続け、高度なスキルを維持するための努力が必要です。
クリエイティブ・デザイン系はデザイナーやイラストレーター、ライターなどが該当します。これらの仕事は在宅ワークでできるものが多く、単価にこだわらないのであれば案件は数多くあります。
フリーランスができる仕事について詳しく知りたい方は「フリーランスの仕事の種類!おすすめの職種や仕事内容を一覧で紹介」も参考にしてください。
案件の探し方
フリーランスの案件の探し方は、エージェントサービスやクラウドソーシング、オンラインサロンの活用などがあります。また、人脈からの紹介や異業種交流会・同業種交流会に参加して自分を売り込むという方法でも案件を獲得できる可能性はあるでしょう。
なお、エージェントサービスは登録すると自分に合った案件を紹介してもらえるので、こちらから営業をしなくても案件を獲得することが可能です。また、クラウドソーシングは自分に合っている案件を比較的簡単に探すことができ、在宅ワークの仕事も数多くあります。
他にも、オンラインサロンはネット上の会員制のコミュニティで、自分のファンを増やしたり、人脈を作ったりするのに役立ちます。フリーランスが集まるオンラインサロンだと、いろいろなフリーランスと情報交換ができ、案件の獲得にもつながります。
フリーランス仕事の取り方や探し方が知りたい方は「フリーランスの仕事の取り方!エンジニアやWEBデザイナーの仕事探しにおすすめの7つの方法!」をご覧ください。
まとめ
フリーランスになると時間や場所に縛られず、自分の裁量で自由に働くことができます。ただし、案件は自力で獲得しなければならず、案件を獲得できなければ無収入になり、安定した生活が送れなくなってしまいます。
独立後のフリーランスが案件を獲得するには、フリーランス名鑑への登録をおすすめします。フリーランス名鑑ではいろいろな企業からの案件を数多く取り扱っており、登録しておくとスキルや条件にマッチした案件を無料で紹介してもらえます。
フリーランス名鑑は、仲介手数料がかからずに利用できるので、仕事や案件を受ける窓口を広げておきたいと考えている方は、ぜひ登録しておくと良いでしょう。