Webシステム・アプリを発注するときの開発費の見積もり方法
- 板橋 晟星
- 記事制作日2020年10月16日
- 更新日2022年1月27日
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受託開発会社やフリーランスなどに開発をお願いする場合には、まずは開発したいシステムの機能一覧と画面一覧を出して見積もりをもらうことになることが多いかと思います。
例えば、出会いマッチングサイトを作りたい場合、
画面一覧:トップページ、ログインページ、会員登録ページ、パスワード再発行ページ、マイページ、プロフィール編集ページ、プロフィールプレビューページ、異性一覧ページ、異性プロフィールページ、メッセージ一覧ページ、メッセージページ など
機能一覧:ログイン機能、会員登録機能、パスワード再設定機能、プロフィール編集機能、プロフィール写真アップロード機能、異性一覧の並べ替え機能、いいね!をする機能、お気に入り登録機能、メッセージ送信機能 など
といった具合に画面一覧と機能一覧を作れます。これらをもとに、画面ごとそして機能ごとに金額を出してもらいます。
この画面一覧・機能一覧は開発側が発注者の人に電話会議でヒアリングして作ります。そして最後は発注者の方が最後、「この画面一覧、機能一覧で問題ありません」とGoサインを出した段階で開発側はお見積もりを出します。
デザインはこっちでやりたい!という場合にはデザインは見積もりから外してもらうこともできます。
そして、金額の見積もりに2つの方法があります。
見積もり方法1:エンジニアの人日単価で見積もりをもらう
人日単価とはエンジニア1人が稼働したらいくらかかるを示す金額です。
この画面を作るのに○人日、この機能を作るのに△人日
そして全画面、全機能の人日の算出が終わった段階で、その会社さんのエンジニアの人日単価と掛ければ見積もりが出ます。
たとえば、
・全画面と全機能を開発するのに60人日かかる(エンジニアひとりが開発した場合に2ヶ月かかる)
・人日単価は5万円
という場合は、
60人日×5万 / 日 = 300万円
というお見積もりとなります。
では300万円で開発できる!かというとそうではなく、あくまで人日を見積もっただけなので、実際にかかる人日は前後します。
そのため、実際に払う金額は想定の開発期間より長引いたか短くなったかで決まります。
見積もり方法2:画面と機能ごとに固定額で算出
もうひとつの見積もり方法としては、人日も考慮したうえで軽微な修正が入ることも考慮した固定額を示す金額となります。
画面Aと機能Aで10万円!というように、実際に工数がどれだけかかろうと10万円なわけです。
正直僕自身はこちらの方法のほうが発注者と開発者の双方にとってウィンウィンな方法だと思います。なぜかというと、見積もり方法1で紹介した人日で見積もりを出す場合だと、思わぬ技術的障壁が見つかったり、バグ修正だったり、エンジニアの効率性の悪さによって多くの工数がかかってしまった場合に発注者は見積もり額より多くの金額を払うことになります。
固定額で見積もりを出しておけば、発注者は安心できますし、開発者も効率良く開発して開発期間を短くすればそのぶん自分の時給が高くなるわけなので、より開発のモチベーションが高まります。
そのかわり、仕様変更には柔軟に対応しにくいといった面があり、途中まで進めていた開発費をどうするのかという問題が発生しますし、変更後の部分を再度お見積もりすることになります。
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稼働ステータス
◎現在対応可能
- 板橋 晟星
職種
マーケティング
Webディレクター
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東京大学大学院 情報理工学系研究科を修了。香港ハーフで英語にも対応。 野村総研、野村證券、野村證券インド支社、東京証券取引所などでの金融システムの開発を経て、StockSun株式会社の創業期にCTOとして参画。現在は組織再編によりStockSun開発パートナーを務める。 武田塾の全国400校舎以上で使われる塾生管理システムや、StockSun自社サービスであるフリーランス名鑑など数十のサービスを1人でサクっと開発。近年はChatGPTを用いたチャットボットやパワポスライド自動生成システム等、AIを活用したシステムも多数開発している。 チームを組んで複数人で開発すると品質が落ちやすいため、要件定義からプログラミング含め自身1人で全て完結することにより、1つ1つのシステムの品質にこだわって開発する方針をとっている。開発速度も早く、品質の良いサービスを最速かつ他より安い価格で開発できる。 得意領域はWeb開発・スマホアプリ・社内システムなどITシステム全般の開発。
スキル
PHP
HTML/CSS
JavaScript (jQuery)
・・・(登録スキル数:12)
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