【年商1億円を目指す】フリーランスの3つのキャリアステージ
- 堀野 正樹
- 記事制作日2021年5月12日
- 更新日2021年5月12日
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フリーランスと言っても、企業からの案件を受けてひたすらこなす人、常駐して社員のように働きつつ肩書だけがフリーランスの人、自分のプロダクトでがんがん稼いでいる人。いろんなタイプがありますよね。
今回はフリーランスのキャリアステージを3つに分類してそれぞれの特徴と、上のステージにあがる方法をお伝えします。
フリーランスの3つのキャリアステージについて
ひとくちにフリーランスと言っても実態はさまざまです。
まずはフリーランスのキャリアステージを理解して、自分がどのポジションにいるのか?さらに上を目指すためには何をすればいいのかをしっかりと意識しましょう。
フェーズ1 仕事請負型フリーランス
仕事請負型フリーランスとは?
もっともボリュームが多く、世間でいうフリーランスのイメージに近いのが「仕事請負型フリーランス」です。
ここでは、企業とフリーランスをマッチングするエージェントに登録したり、コミュニティに属してそこから仕事を発注してもらうパターンです。
仕事請負型フリーランスの収入
このフェーズで働く場合は、時間給や人月給で計算されることが多いです。時間単価で3,000〜5,000円ぐらいが多いのではないでしょうか?
業務として多いのが、Web広告運用、SEOコンサル、サイト制作、最近だと動画制作です。これらのスキルはすぐに身につけられるのですぐに稼げるというメリットはありますが、ライバルも多いので今後どのように差別化を図るのかを考えておきましょう。
フル稼働すれば月50〜80万円ぐらいを稼ぐことができますが、常時100%稼働になるわけではありませんので、平均すると月50万円が上限になってきます。エージェントに支払う仲介手数料も30%ほど差し引かれていることも頭に入れておきましょう。
これだけでも普通のサラリーマンと比べるとよい収入になるのですが、いかんせん不安定な立場なので、万が一のことを考えるとこれだけで生活を成り立たせるのは難しいでしょう。
さらに上を目指すためにやるべきこと
このフェーズの働き方は、基本サラリーマンとしての働き方に近く、雇用形態がフリーランスに変わっただけとも言えます。
次のステージに進むためには、自分自身が経営者としてのマインドを持って、企業と対等に対峙できることが必要になってきます。
- 仕事をもらうという発想を捨てる
- 独自の強みを持つ
- セルフブランディングを意識する
フェーズ2 自社プロダクト提供型フリーランス
自社プロダクト提供型フリーランスとは?
このフェーズになると、企業からの案件も受けることもありますが、自社オリジナルの商品を作って販売していくことになります。
例えば、SEOコンサルの場合、今までは月◯◯万円と決まった案件に対して応募をしていましたが、自社で商品を作って販売ができるので価格設定も自由です。
SEOコンサルとオウンドメディア構築もセットの商品を半年契約で200万円なんてこともできます。
仕事請負型フリーランスとの一番の違いは、「自身の労働時間」を切り売りしているところから「価値提供」に対して対価をもらうようになることです。
その結果、常駐することがなくなり、自分のペースで仕事を進められるようになるため時間の自由度が飛躍的に大きくなるのが特徴です。
知名度があったり大きな実績がある人のほうが、より高い報酬で仕事をもらえやすくなりますので、セルフブランディングがとても重要になってきます。
全然知らなくて実績もない人と直接契約しようとは思いませんよね?
もちろん、自社商品を売るので営業力も必要になります。自身がない人は変わりに販売してもらうこともアリですね。
自社プロダクト提供型フリーランスの収入
このフェーズになると、時間×単価という考えではなくなりますので、いかに自分の商品に付加価値をつけられるのかということで収入が決まってきます。
- SEOコンサルティング(月15万円)
- オウンドメディア構築(100万円)
- 運用サポート&記事更新(月10万円)
仮に上記のような仕事を3社から受けることができれば、これだけで年収1,000万円をクリアできます。
時間を効率的に使えば、稼働工数も半分ぐらいで済みますので、空いた時間で新しいスキルを学んだり、人との交流を深めることもできます。
さらに上を目指すためにやるべきこと
時間の制約が自由になったとはいえ、基本的には労働集約的な働き方となります。
自分が動けないと収入が得られませんし、仮に数多くの仕事の依頼があっても上限があるので断らないといけないでしょう。
次のステージに進むためには、自分が働かなくても収入が得られる仕組みづくりが必要になってきます。
- 人に仕事を任せる
- ストック収入を得られるビジネスをつくる
フェーズ3 不労所得型フリーランス
不労所得型フリーランスとは?
人に仕事をまかせるパターン
このフェーズでは、自分自身が積極的に動いて仕事をするのではなく、営業やディレクションが中心になってきます。
それぞれの専門領域につよいチームメンバーを集めて、組織としてプロジェクトを動かすようになります。
会社組織にして社員を雇用するパターンと、あくまでフリーランスとして対等のパートナーとして仕事を任せるパターンがあります。
ここでは後者のフリーランスとしての働きを前提にお話します。
優秀なパートナーと組むことで仕事を任せることができるので、今まで以上に時間の自由度が高まります。
ストック型ビジネス
自身の持つスキルや経験をコンテンツにしたり権利にして売れる仕組みづくりを行うビジネスモデルです。一度仕組みを作ってしまえば継続的な課金が得られるのが特徴です。
- デザイナーであれば、デザインテンプレートの販売
- カメラマンであれば、ストックフォトの販売
- エンジニアであれば、アプリ開発
- マーケターであれば、ノウハウをコンテンツ化して販売
上記は一例ですが、小さな売上が積み重なってくると非常に大きな収益になってきます。
このビジネスの特徴として、立ち上げるまでが大変なのと、収益化するのに時間がかかるというデメリットもあります。
そのため、企業案件を受けつつ時間を作るようにして、徐々にストック型に移行するという方法が無難です。
不労所得型フリーランスの収入
このフェーズになると、やり方次第で収入は青天井に伸ばすことができます。
少なく見積もっても月に数百万円レベルは余裕稼げますし、月に1,000万円以上を稼ぐことも出来ます。年収で数千万円〜1億円以上ですね。
一点気をつけたいのが、人に任せるため「外注費」が増えるということです。
今まで月30万円で受けていた仕事を、20万円で発注すれば差額の10万円が自身の粗利となります。見た目の売上が増えるので気をつけたいですね。
ストック型ビジネスの場合は、先行投資が必要になりますので投資回収期間を見込んでおくことも必要です。
さらに上を目指すためにやるべきこと
ここまで来ると、フリーランスとしてはゴールではないでしょうか。
あとは、法人化して更に大きな事業へとチャレンジするもよし、プチリタイヤして旅行をしながらたまに仕事をするもよし。自分のやりたいことが自由にできるようになります。
お金と時間から自由になれるのがフリーランスの特権なので、みなさんもキャリアステージを意識して、ステップアップしていきましょう!
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