オウンドメディアのPVを伸ばした運用方法とPDCAについて
- 伊藤 潤平
- 記事制作日2024年4月28日
- 更新日2024年11月10日
- 0いいね!
オウンドメディアはブランドや商品の認知拡大や売上増に効果的です。弊社でも1カ月に2〜5記事を公開することで流入を増やしていますが、実際に「記事を読んで問合せました」「この記事に書いてあるようなことを依頼したいです」などの問合せが増えています。
今回は当メディアの流入数を増やした経験をもとにそのノウハウを紹介します。
中にはうまく行かなかった取り組みもありますが、試行錯誤を重ねて事業の特徴をうまく表現できるようになれば、確実に流入は増えて将来的な顧客獲得に繋がる重要な資産となります。
商品やブランドの認知や集客を強化したい事業者の方にとって、オウンドメディアは集客面での有効な打ち手ですので、参考になれば幸いです。
オウンドメディアの流入を確認するためのツールは?
オウンドメディアの流入数を確認するためのツールは、自社サイトへの流入を計測するツールと、競合サイトの流入(予測値)を確認できるツールに分かれます。
Google Analytics4(自社サイトの計測)
「Google Analytics4」はGoogleが提供するアクセス解析ツールで、PV、セッションを始めとして、最終的な問合せや申込完了数も確認できます。
Similar Web(競合サイトの計測)
「Similarweb」を使えば、競合他社のウェブサイトのPV数を無料で調査できます。ただし、実際のPV数とは異なる場合があるので、競合サイトと比べて多い少ないという相対的な数値として利用することが重要です。
Search Console(Google検索の流入数)
Google検索の詳細を知るために、「Search Console」を設定します。
「どのようなキーワードで流入してきたか」「検索結果の掲載順位が何位くらいか」ということが分かり、サイト内の記事作成時の参考になります。
まずは100記事!関連する記事を積み重ねる
オウンドメディアのコンテンツを充実させるためには、記事の質だけでなく量も重要な要素です。
最低でも100記事以上書いてから、記事の質や流入数の議論ができるようになります。
ジャンルや専門内容は基本的に一つに定めておくのが良いです。色々な角度からのトピックを網羅して、定期的に新しい記事を追加していくことが大切です。
その時に検討すべきポイントは次の項目です。
記事ごとの検索キーワードを熟考
オウンドメディアの訪問者数を増やすためには、キーワード選定が重要です。検索ボリュームだけでなく、ターゲットオーディエンスが検索する可能性の高いキーワードに焦点を当てた戦略的なアプローチが必要です。
ユーザーの興味を惹くタイトルを付ける
記事の内容が優れていても、タイトルが読者に伝わりにくいと、ページが読まれない可能性があります。
PV数を向上させるためには、興味を引き、クリックを促すSEOを意識したタイトルが不可欠です。
■ユーザーの興味を惹くタイトルの作り方
・必要なキーワードを含める
・文字数は28~40字の範囲で調整
・具体的な数値やデータを用いる
・内容がひと目で理解できるようにする
・記事のインパクトを高める言葉を選ぶ
・情報の信頼性や権威性を示唆する
・ターゲットとする読者層を明確にする
他サイトにはない独自の内容を盛り込む
PV数を増やすには、独自性のあるコンテンツを作成することが重要です。自社の独自調査や業界の著名人とのインタビューなど、オリジナリティ溢れるコンテンツはSNSでの拡散につながり、外部リンクを得ることでSEOにも貢献します。
内部リンクで記事同士を繋げる
オウンドメディアでは、内部リンクを活用することが重要です。関連する記事同士をリンクさせることで、訪問者の滞在時間や回遊率を向上させることができます。また、効果的な内部リンクは検索エンジンのクローラーにも好影響を与え、SEO評価を向上させます。
オウンドメディアへの流入を強化しよう
サイトへの流入強化では、SEO対策やSNSの活用、キーワード最適化が重要です。
文章に含めるキーワードを工夫すれば、流入量を増やしながらよりど真ん中に近いターゲットユーザーをオウンドメディア内に誘導できます。
そのための施策をいくつかご紹介します。
SNSで定期的に投稿
X、Instagram、TikTok、YouTubeで定期的に発信することは、オウンドメディアへの流入を増やすために重要です。
新しい記事が公開された際や、既存のコンテンツを再度紹介することで、フォロワーの関心を惹いて、サイト訪問を促せます。
コラボ企画
同じようにオウンドメディアを運営している団体や他の事業者とコラボ企画を計画して実行することもお勧めです。異なるフォロワー層を持つパートナーとの連携により、お互いに視聴者ベースを拡大し、新たな読者層の獲得が可能です。
PR TIMES
「PR TIMES」を利用することで、プレスリリースを通じてオウンドメディアの存在を広く伝え、新たな読者層へリーチすることが可能です。特定のニュースやイベントをきっかけに短期間での流入増加を狙えます。
オウンドメディアの効果測定とPDCA
オウンドメディアの記事を増やして、流入を強化した後には、サイト内の流入状況の確認とアクセス解析を定期的に行い、そのデータを元に改善策を考えて次の施策を実行するPDCAサイクルが重要です。
どの記事が読者の関心を惹きつけてページ内のどこで離脱しているのかを把握して、継続的な分析と検証を繰り返すことでオウンドメディアの流入と影響力が高まっていきます。
そのために必要な手段をいくつか紹介します。
ドメインランクを確認
ドメインランクの確認は、オウンドメディアの権威性と信頼性を把握するために重要です。
ランクが高ければ検索エンジンからの評価も高くなり、それが検索結果の順位向上や流入増加に直結しますので、定期的に確認しましょう。
公開済コンテンツをリライトする
公開済みコンテンツのリライトは、オウンドメディアの流入増強に効果的です。特に、既に人気のある記事は、さらなるPV数の向上が期待できるため、優先的にリライトすべきです。更新やSEO強化によって検索エンジンの評価を向上させ、広い読者層にアプローチできます。さらに、ユーザーの需要やトレンドに合わせて内容を調整することで、記事の魅力を保って閲覧者の関心を高められます。リライトによってコンテンツの価値を高め、持続的な流入増加を実現できます。
ヒートマップで読者の行動や反応を分析する
「ヒートマップClarity」でページ内分析を行うと、訪問者の行動パターンを可視化でき、どの部分が最も注目を集めているか、またどこで離脱しているかがわかります。
このインサイトをもとにユーザー体験を改善し、サイト内の回遊率を向上させることができれば、結果的に流入強化に繋がります。
データ分析をしながら改善
Google Analytics4,Looker studioなどの解析ツールを使用して訪問者の行動やサイト内での動きを詳細に追跡し、そのデータから読者のニーズや関心、改善点を洗い出します。
特に流入が多いコンテンツは、改善することで記事の閲覧時間を伸ばしてGoogleのクローラーへの評価を上げて、サイト全体の流入数増加にも繋げられます。
定期的にデータを分析し、PDCAサイクルを回して、読者にとって価値のあるコンテンツを提供し続けることを常に意識しましょう。
まとめ
オウンドメディアのPV数を増やすためには、質の高いコンテンツの提供、効果的なSEO対策、SNSを活用した露出の拡大、そして定期的な更新が不可欠です。
また、読者とのエンゲージメントを深め、分析ツールを活用してウェブサイトのパフォーマンスを定期的にチェックし、改善策を継続的に実施することが重要です。
弊社(SPENDA)では広告運用とWEBマーケティング全般の支援も行っていますので、ご興味ある方はお気軽にフォームからご連絡ください。
WEBマーケティング、広告運用代行のお問合せ、ご相談はこちらから
- この記事にいいね!する
この記事を書いた人
- 5いいね!
稼働ステータス
◎現在対応可能
- 伊藤 潤平
職種
マーケティング
Web広告運用
希望時給単価
5,000円~10,000円
■獲得(CPA、ROAS)で数多くの広告運用(Google広告,Meta広告他)の実績を残してきました! その秘訣はWEB広告×GA4解析×独自データ基盤(Tableau / Looker Studio / BigQuery)で数値を徹底監視して、ユーザー行動/心理に基づくPDCAを素早く実行していることです。 ■一番バリューを発揮できるのは、WEB広告を中心としたサイト全体の売上UPで、データに連動して数値を改善していくアプローチでは90%以上の再現性があります(期間限定キャンペーン、アプリ無料登録など一部除く)。 経験業種:EC通販系、学習塾、クリニック、工務店、歯科、英会話、留学、WEB3.0、アパレル、士業、ブライダル、人材、事務用品、工具、BtoB系など ■大手企業エンジニア、広告代理店マーケターを経験して独立。 業務委託歴:博報堂、富士通、ゼビオ、EPARKなど 講師歴:新潟大学EC特別講座、オンラインサロン(2000人)広告講座など 海外カンファレンス:Tableauカンファレンス、ADVERTISING WEEK、SMX、Pubcon ■希少性が高いソリューションとして、BIツールTableauなどによるKPIダッシュボード、データ基盤構築、レポート+分析提案、自動化支援も行っています。全顧客に対して、完全自動化で前日までの流入、CVの数値がすぐ分かるようにしています。 ■外注者、パートナーは常に探しているので、提携できる方のご連絡も大歓迎です!!
スキル
リスティング広告
SNS広告
WEB戦略設計
・・・(登録スキル数:9)
スキル
リスティング広告
SNS広告
WEB戦略設計
・・・(登録スキル数:9)