初めまして、エンジニアの吉田と申します。

WEB制作会社のハウスエンジニアからキャリアを始め、10年以上“この界隈”で食べています。

今は納品コードを書くことはありませんが、データ整備や業務効率化などでたまにコードも書きます。

サラリーマン時代はナショクラの広告案件ばかりやっていた私がフリーランスになり、中小企業の開発案件を進める中で学んだことを、ほんの一部ですが共有したいと思います。

 

業界を飛び越える

ひとつ目は、BtoBの不動産マッチングサイトの制作。

ベンチャー企業なのに超アナログ!電話/FAXがまだまだ現役の業界でした。

エンドクラアントのWEBブラウザ(OS)は、私達にとっては化石みたいな感じで笑

結局はFAXのデータをOCR(Googleレンズみたいな変換ツール)でデジタル化して、最後はPDFを生成してFAXで戻すという力技で乗り越えました。

ここでは、デジタルとアナログの接合点が難しいけど儲けのタネになることを知りました。

 

作ったものを捨ててみる

飲食店への管理画面提供も、カルチャーショックがめちゃくちゃありました。

とにかく現場は「忙しい」。

仕込み→店舗営業→片付けと、そもそもWEBにアクセスしてくれません。

タブレットでもうまくいかず、結局は個人スマホにセキュリティを担保した専用アプリを開発することに。

すごく遠回りした印象ですが、この経験は「利用者の可処分時間を確保すること」の大切さと、これらを企画/設計から折り込んでおくことの重要性を知る貴重な体験となりました。

 

現場で作業してみる

バックオフィスでは、習うより慣れろ的な「秘伝」が受け継がれていたり(ヒアリングしても言語化できない)、

既にツールは導入しているものの、それぞれ担当者が1人ずつだったり、業務効率化への道は険しかったです。

この時は現場で実際に作業を教えてもらいながら、それをフローに落とし込んで設計を進めました。

ヒアリングが万能ではないということは、その後は常に意識して要件定義を進めるようになりました。

 

まとめ

SSサロンの求人グループを見ていると、色々な案件が相談されています。

上記の経験では紹介など半ば受動的でしたが、SSサロンは新しい分野に自ら参加できるいい仕組みだと思います。

経験者マストでなければ積極的に手を挙げてみてもいいのではないでしょうか。
その際、未経験の分野についても自分なりの仮説を立て(類似した経験がある、このフォローがあれば進められる、等)、
応募時にきちんと発注者に伝えられると発注確度も品質も高まると思います。

 

エンジニア案件が盛り上がることを、当事者の一人としても楽しみにしています!