障害を持つ経営者が、全国対応のオンライン経営相談を始めるまで

私は身体障害者であり、一人社長です。

この事実を最初にお伝えするのは、隠すためではありません。むしろ、それが今の私の仕事の「核」になっているからです。今日は、なぜ私がオンラインで全国の経営者を支援するようになったのか、その「始まりの話」をお話しします。


大手企業の正社員だった頃の話

独立前、私は大手企業で正社員として働いていました。

身体に障害がある中で、「会社員として生き抜く」ために、私は必死でした。周囲と同じスピードで動けないなら、誰よりも早く出社する。対面でのコミュニケーションに制約があるなら、メールや資料の質を徹底的に高める。

そうやって工夫を重ねる中で、自然と身についたのが「課題を整理して、最短ルートで解決する力」でした。

限られたリソースの中で成果を出すには、何が本質的な問題なのかを見極め、優先順位を正しくつけることが不可欠です。無駄な動きをする余裕はありませんでした。

この経験が、今の経営相談の仕事に直結しています。

でも、ある時、気づいたのです。 「私は、組織の中で"普通"を演じることに、疲れていた」

もっと自分らしいやり方で、もっと柔軟に働きたい。制約を言い訳にせず、むしろそれを強みに変えられる場所で勝負したい。そう思って、独立を決めました。


独立直後の「壁」── 対面できないフリーランスに仕事は来ない?

独立後、最初に直面したのは、想像以上に高い壁でした。

「まずはお会いして、お話ししましょう」 「一度、オフィスに来てもらえますか?」

当時のビジネスの世界では、これが当たり前。でも、私にとっては、その「当たり前」がとてつもなく高いハードルだったのです。

移動に制約があるため、気軽に「会いましょう」とは言えない。交通費と移動時間を考えると、どうしても対応できる範囲が限られてしまう。

同業のフリーランスが当たり前にやっていることが、自分にはできない。この焦りと孤独は、独立直後の私を何度も襲いました。

「このままでは、仕事が取れない」

でも、ある日、こう思ったのです。

「対面ができないなら、オンラインを極めるしかない」

この決断が、すべてを変えました。


「制約」が「強み」に変わった転換点

オンラインでのコミュニケーションを極める——。そう決めてから、私は徹底的に学びました。

  • Zoomでの話し方・聞き方
  • 画面共有を使った資料の見せ方
  • 図解やビジュアルを使った説明の工夫
  • レスポンスの速さと、ドキュメントの丁寧さ

「会えない」というハンデを埋めるために、できることをすべてやりました。

そして、あるプロジェクトが終わったとき、クライアントからこう言われたのです。

「正直、最初はオンラインで大丈夫かなと思ってたんですけど……むしろ、オンラインだからこそ、こんなに密にやり取りできたんですね。移動時間がない分、相談したいときにすぐ繋がれるし、資料もリアルタイムで見ながら話せる。次もぜひお願いします」

この言葉が、私の中で何かを変えました。

「会えないこと」は、弱みじゃない。むしろ、オンラインに特化したからこそ生まれる強みがある。

制約が、強みに変わった瞬間でした。


デザインと経営相談を「両立」することの意味

「なぜ、経営相談とデザイン制作の両方をやっているんですか?」

よく聞かれる質問です。答えはシンプルです。 課題を言葉で整理するだけでは、動けないクライアントがいるから。

経営相談を重ねる中で、こんな場面に何度も出会いました。

「課題はわかった。でも、それをどう形にすればいいかわからない」 「SNSで発信したいけど、画像が作れない」 「販促物が必要だけど、外注先を探すのが面倒で…」

せっかく課題が見えても、実行する手段がなければ、そこで止まってしまいます。だから私は、デザイン制作も一緒にやることにしたのです。

経営課題を整理する  →  そのまま必要なバナーを作る
SNS運用の戦略を立てる  →  投稿用の画像も一緒に制作する
販促の優先順位を決める  →  名刺やパンフレットまで一気通貫でサポート

相談から実行まで、ワンストップで完結できる。 これが、私の最大の強みになりました。

そしてもう一つ。「図解」や「ビジュアル化」の力は、経営課題の整理にもそのまま活きています。複雑な問題を図にすることで、一目で全体が見える。課題の構造が視覚化されると、クライアント自身が「あ、そういうことか」と腹落ちする。デザインと経営相談は、私の中では切り離せないものになっています。


「障害者だからわかること」が、経営相談の武器になる

ここまで読んでくださった方には、もう一つお伝えしたいことがあります。

制約の中で最大の成果を出す——これは、中小企業の経営課題解決と、まったく同じ構造なんです。

障害を持っていると、「できないこと」が先に見えてしまいます。でも、そこで立ち止まっていては何も変わらない。だから私は、いつもこう考えてきました。

「ないものをリストアップするより、あるものを最大化する」

中小企業の経営も同じです。資金が潤沢にあるわけじゃない。人手が足りない。時間も限られている。でも、その中で成果を出すには、「今あるリソースで、何が最も効果的か」を見極めることが何より大切です。

私はこの思考法を、自分の人生を通じて身につけてきました。だからこそ、同じように制約と向き合う経営者の気持ちが、痛いほどわかるのです。

そして私は、自分の「できること・できないこと」を正直に開示するようにしています。完璧を装わない。弱さを隠さない。なぜなら、誠実さこそが、長期的な信頼につながると知っているからです。

完璧なコンサルタントより、「一緒に悩める伴走者」を求めているクライアントは、確実に増えています。


私ができること・できないこと

 内容
✅ できること経営課題の整理・図解・優先順位付け
 バナー・名刺・SNS画像・サムネイルなどのデザイン制作
 ショート動画・パンフレットなどの販促物制作
 オンライン完結での全国対応(Zoom・Googleミートなど)
 交通費をいただければ、全国どこでも対面対応可
⚠️ 向いていないケース週に複数回の対面が必要な業務
 大人数向けの研修・セミナー登壇(要相談)

こんな経営者に、ぜひ読んでほしい

もし、あなたが今、こんな状況にいるなら——。

🗣️「誰かに正直に相談したいけど、知り合いには話しにくい」 経営の悩みは、身近な人ほど話しづらいものです。だからこそ、第三者の視点が必要です。私は、あなたの本音を受け止めます。

📍「地方にいて、良質なコンサルが見つからない」 オンラインなら、場所は関係ありません。北海道でも沖縄でも、同じクオリティでサポートします。

💡「費用を抑えながら、経営を整理したい」 大手コンサルに頼むほどの予算はないけれど、誰かに相談したい——そんなスタートアップや副業起業家の方こそ、ぜひお声がけください。


弱さを持っているからこそ、あなたの弱さに寄り添える

私は完璧な経営者でも、完璧なコンサルタントでもありません。

でも、弱さを持っているからこそ、あなたの弱さに寄り添えるのだと信じています。

経営は孤独です。でも、一人で抱え込む必要はありません。

まずは、気軽にメッセージを送ってみてください。あなたの「なんとなくモヤモヤしている」を、一緒に言葉にしましょう。


✍️ この記事を書いた人

Ise Masaki(イセ マサキ)

身体障害者・一人社長。元大手企業正社員を経て独立。小さなデザイン事務所を運営し、経営課題の可視化とデザイン制作を軸に、全国の中小企業・個人事業主をサポートしています。

専門領域: 経営相談(課題の可視化・図解・優先順位整理) / デザイン制作(バナー・名刺・SNS画像・ショート動画・パンフレット・図解・サムネイルなど)

対応エリア: オンライン完結で全国対応。交通費をいただければ対面も可能です。