プラン・インターナショナル・ジャパンとは?

この記事は私が働いていた公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパンを紹介する記事です。私はこの会社で1年間企画管理部で給与計算を担当しておりました。(契約職員:月給25万)

公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン(Plan International Japan)は、1937年創立の国際NGOで、世界80カ国以上で子ども・特に女の子の権利を守り、自立を支援する活動を展開しています。

日本では1983年に事務局設立、現在は約5万人の支援者、745の企業・団体と連携し、外務省などの政府機関とも協力しながら、途上国の子どもたちへの支援を継続しています。


プラン・インターナショナルの歴史

年代出来事
1937年「スペインの子どものためのフォスター・ペアレンツ・プラン委員会」設立(戦災孤児支援)
1970年途上国の子どもたち支援「フォスター・プラン」としてアジア・アフリカ・中南米で活動開始
1983年日本事務局設立
2012年女の子支援「Because I am a Girl キャンペーン」スタート
2016年団体名称を「プラン・インターナショナル」へ変更
2022年「Because I am a Girl キャンペーン」終了、新たなフェーズへ
現在世界80カ国以上で活動中、支援者世界90万人以上(日本約5万人)

組織の特徴と外務省との連携

外務省をはじめとする政府機関との連携

プラン・インターナショナル・ジャパンは、外務省などの政府機関と密接に連携し、日本政府の国際協力政策と連動した支援活動を展開しています。

連携の形態:

  • 政府の国際協力事業への参画
  • SDGs(持続可能な開発目標)推進への協力
  • 緊急人道支援における政府との協働
  • 国際会議・政策提言活動

公益財団法人としての信頼性

  • 法人格: 公益財団法人(2011年公益認定)
  • 監査体制: 厳格な財務監査・透明性の確保
  • 寄付金の使途: 約80%がプロジェクト活動、約20%が管理費・募集活動
  • 税制優遇: 寄付金控除対象団体

プラン・インターナショナルの7つの活動分野

途上国を中心に、子どもの視点に立った7つの分野で活動を展開しています。

分野内容
1. 教育どんな状況下でも継続して教育を受けられる環境整備
実績: 500万人以上の女の子に教育機会提供
2. 成長健康に成長するために必要な医療ケアの提供
3. 性の知識女の子が正しい知識を得て、自分の身体を守れるよう教育
実績: 350万人以上の女の子に性と生殖に関する健康教育
4. 仕事のスキル将来の経済的自立のための職業訓練
5. 子どもの参加弱い立場にある子どもの声が届くよう大人たちへ働きかけ
6. 保護身体的・性的・心理的暴力、児童婚、人身売買からの保護
7. 緊急支援災害や紛争などの緊急時に子どもたちを保護・支援
実績: 30地域で危機下の子どもたちに教育機会提供

プラン・インターナショナル・ジャパンの3つの基本理念

1️⃣ 「自立する力」を後押し

子どもたち自身が主体的に取り組める活動を一緒に考え、進める。一時的な支援ではなく、将来的な自立を目指す。

2️⃣ ジェンダーを考慮したサポート

貧困地域では、古くからの偏見により女の子は劣った存在とされ、意見を言えず活躍の場が制限される現実がある。女の子への認識を変え、発言権・決定権を持てるようジェンダーを考慮した支援に注力。

3️⃣ 地域全体が女の子の価値に気づく

女の子が自分の力を発揮し、周囲が彼女たちの価値・能力を認めるようになれば、地域や社会全体が変わる。女の子への支援は、男の子・家族・地域・次世代へ大きな波及効果をもたらす。


企画管理部での業務内容(給与計算担当の経験)

企画管理部の役割

プラン・インターナショナル・ジャパンの企画管理部は、組織の運営を支える重要な部門です。

主な業務内容:

  • 給与計算・労務管理: 国内スタッフの給与計算、社会保険手続き、勤怠管理
  • 財務管理: 寄付金管理、予算策定、決算処理
  • 総務業務: 契約管理、施設管理、備品調達
  • 人事管理: 採用、研修、評価制度運用
  • コンプライアンス: 公益財団法人としての法令遵守、監査対応

給与計算業務の特徴

1. 多様な雇用形態への対応

  • 正職員・契約職員・アルバイト・派遣スタッフなど多様な雇用形態

2. 公益財団法人特有の会計処理

  • 寄付金原資での給与支給のため、透明性・正確性が極めて重要
  • 監査対応のための詳細な帳票管理

3. NPO/NGOならではのやりがい

  • 自分の仕事が間接的に世界80カ国の子どもたちの支援につながる実感
  • ミッション共感型の職場環境

活動実績(2024年度)

グローバル実績:

  • 支援対象国: 80カ国以上
  • 女の子への教育機会提供: 500万人以上
  • 性と生殖に関する健康教育: 350万人以上
  • 危機下の教育支援: 30地域
  • プラン・スポンサーシップ支援児童: 100万人以上

日本国内:

  • 支援者: 約5万人
  • 連携企業・団体: 745社
  • パートナー組織: 世界で26,000以上

支援の仕組み「プラン・スポンサーシップ」

個人が特定の子ども(チャイルド)を継続的に支援し、手紙のやり取りや成長報告を受け取れる仕組み。

スポンサーシップの流れ:

  1. 支援者が月額3,000円〜の継続寄付を申込
  2. 支援地域のチャイルド(1人)とマッチング
  3. 年に1回、チャイルドの成長報告・写真が届く
  4. 手紙のやり取りが可能(年1〜2回)
  5. 支援金は地域全体のプロジェクトに活用

参考: 支援者の声(40代女性・Y.Kさん)は約20年間で5人のチャイルドと交流、成長に心打たれ続けているとのこと。


連携企業・著名人

主な連携企業 (745企業・団体):

  • イトーヨーカ堂
  • シチズン時計
  • 森永製菓
  • その他多数

応援する著名人:

  • 多数の著名人が訪問エピソードやコメントを公式サイトで公開

SDGsへの取り組み

プラン・インターナショナルは、SDGs(持続可能な開発目標)の策定準備段階から参画し、現在は世界各地のプロジェクトを通じてSDGs達成に貢献しています。

重点目標:

  • 目標1: 貧困をなくそう
  • 目標4: 質の高い教育をみんなに
  • 目標5: ジェンダー平等を実現しよう
  • 目標10: 人や国の不平等をなくそう

なぜ今、支援が必要なのか?

現状の課題:

  • 紛争や災害など途上国の状況は日々変化
  • 大きな可能性を持ちながら声を上げられない子どもたち・女の子たち
  • 児童婚、教育機会の欠如、性的搾取、人身売買などのリスク

継続支援の重要性:

  • 地域全体が変わるには長い時間をかけた多面的支援が必要
  • 継続的な支援活動は、本当の意味で世界に前向きな変化をもたらす

支援者として参加する方法

  1. プラン・スポンサーシップ(月額3,000円〜)
  2. 1回限りの寄付
  3. 遺贈・相続財産寄付
  4. 企業・団体としての連携

詳細: https://www.plan-international.jp/join/


まとめ

公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパンは、1937年創立・世界80カ国で活動する国際NGOで、外務省などの政府機関と連携しながら、途上国の子どもたち、特に女の子の自立を支援しています。

組織の5つの特徴:

  1. ✅ 外務省連携の信頼性: 政府機関と協力した国際協力事業
  2. ✅ 公益財団法人: 厳格な監査体制と透明性の高い寄付金運用
  3. ✅ 80年以上の歴史: 1937年創立、世界90万人以上の支援者
  4. ✅ 7つの活動分野: 教育・成長・保護・緊急支援など包括的支援
  5. ✅ スポンサーシップ制度: 個人がチャイルドと直接交流できる仕組み

企画管理部(給与計算)での業務は、多様な雇用形態への対応、公益法人特有の会計処理、監査対応など、専門性の高い業務を通じて世界の子どもたちの支援を間接的に支えるやりがいのある仕事です。


参考リンク: