こんにちは！


株式会社エイト代表取締役の大野(@eight_ceo)です。


SEO対策をしたい自社のマーケティング担当者の中には、知識やノウハウが無いからSEO対策を専門会社に代わりにお願いしたいと考えている方もいらっしゃると思います。


そこで、今回はSEO対策会社を選ぶ際のポイントや注意点をご紹介いたします。

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SEO対策の会社選びをする前に！5つの確認事項

SEOの対策会社を探す前に必ず確認しておきたい項目が5つあります。


この準備が不十分なままSEO対策会社にお願いしても、多額の出費と膨大な時間をかけて行なったSEO対策が思うような効果を得られない可能性も大いに有り得ます。


事前準備をしっかり行なった上で、SEO対策会社を探しましょう。


確認その1・サイト及びSEO対策における目的（KPI）を定めておく

まず、対象となるサイトでなぜSEO施策を行うのか、その目的を明確にしてKPI（Key Performance Indicator; 重要業績指標）を設定する必要があります。


KPIは例えば「サイトへのアクセス数を増やしたい」「自社商品・サービスの売上をアップしたい」等のような抽象的な目標ではなく、「アクセス数を現状の3倍以上にしたい」「1ヶ月の売上を1,000万にしたいから、サイトからのCV率を2倍にしたい」等、なるべく詳細な数値や期間などを設定して、具体的な目標を設定するように心掛けると良いでしょう。


確認その2・サイトのターゲットやコンセプトをはっきり定める

目的やKPI以外にも、対象となるサイトのターゲットやコンセプトも具体的に設定しておくべきです。


自社商品・サービスの強み、メリット、競合他社との差別化など、社内においてメンバー間でそれらを把握・共有しておくことも大切になります。


確認その3・SEO対策にかけられる予算を決める

概算でも構いませんので、SEO対策にかけられる予算を決める必要があります。


予算の算出では、先ほど設定したKPIが達成できたと仮定して、どれくらいの利益が見込めるかも考えておくと良いでしょう。


確認その4・SEO対策における社内体制を整備する

SEO対策を外部の会社に依頼することになれば、その会社とコンタクトをとって連携して進めていくことになります。


ですので、社内においてSEO対策を担当する社員を決め、担当業務を分担し、いつでもコンサルティングを受けられるように社内体制を整備しておきましょう。


確認その5・自社独自のナレッジ・情報を提供できる体制を整備する

SEO対策会社は、対象となるサイトや依頼を受けた企業の現状把握と理解を深めて、実際の対策へと取り組んでいきます。


そのため、自社のみが所持する“門外不出”のデータ等はSEO対策をする上でたいへん貴重ですし、それをもとにより良い提案をしていただけるかもしれません。


会社概要、自社商品やサービスの資料、競合他社のサイトや比較、ターゲット、コンセプトなど、どんな細かな情報でも良いので、SEO対策として提供できる情報は常に準備しておくことを念頭に置きましょう。


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SEO対策の会社選びでチェックすべき4つのポイント

次に、SEO対策会社を選ぶ時、実際にどんな点をチェックすれば良いか、4つのポイントをご紹介したいと思います。


チェックその1・SEO対策の実績があるか

会社を選ぶ際、自社の業界に対する理解度やこれまでの実績・成果を確認するために、過去にどんな業種や業態のサイトを担当したことがあるか、また、SEO対策を実行したことにとってどんな成果をもたらしてきたのか事前に確認しておくことで、実際に自分が依頼する時の信頼度も高まります。


自社と同業の会社における実績やYMYL（Your Money Your Life; 人々の金銭・健康・暮らしに大きな影響を与えるジャンル）に該当する医療や金融業界での実績があれば、ある程度の信頼がおけると判断できます。


実績を社名とともに公開している会社は少ないですが、もし社名と共に実績を公開している会社であれば、顧客からの信頼が厚いと推測できます。


もし、コーポレートサイト等に実績が掲載されていない場合は、直接その会社に問い合わせてみるのも一つの手です。


チェックその2・プランは豊富に設定されているか

ひと口に「SEO」と言っても、コンサルティング・コンテンツSEO・リニューアルSEO・スポットでのSEO対応など、目的に応じた様々なプランが考えられます。


自社に最適なプランを提案してくれて、柔軟に対応できそうな会社を選ぶようにしましょう。


チェックその3・費用は明示されているか

SEO対策会社を見極める上で、提案時に費用がハッキリ提示されているかどうかも大きなポイントの一つです。


対応範囲やサポート内容、それらに対してどの程度の費用がかかるのかについて、明確な提示がなされているかしっかり確認することが重要です。


チェックその4・SEO対策以外のサービスはあるか

SEO対策会社は大きく分けると、SEOを専門としている会社と、SEO以外のサービスも行っている会社の二つに分けられます。


後者の会社では、マーケティング全体を考慮した上での提案をしてもらえるだけでなく、例えばサイトが成長してきた時に、ウェブ広告の運用・MAの構築・サイト制作・システム開発といったSEO対策以外のソリューションに関してもワンストップで相談できるかもしれませんので、そこがとても大きなメリットになります。


SEO対策を行う目的にもよりますが、ぜひSEO以外のマーケティング領域も行っている会社のリサーチも忘れずにしておきましょう。


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Google推奨、SEO対策の会社選びにおける3ステップ

検索サービス会社の最大手・Googleも、初めから検索エンジンに最適化したサイト設計が可能になるという理由から、特にサイトの新規構築や再構築を行う時など早い段階でのSEOサービス利用を推奨しており、また提案された変更案を実装できるリソースの確保を必要としています。


そこでGoogleが推奨しているSEO対策会社の選び方として、以下の3ステップを意識しましょう。


ステップ1・SEO対策を依頼する会社との面談実施

面談の際には、実際の成功事例、自社と同業種での実績、連絡する際の手段、自社の業種やサービスに対する理解度などを確認するようにしましょう。


ステップ2・SEO対策会社の信用情報を照会

SEO対策会社と過去に取引のあった会社に対しても、SEO対策が役に立ったか、期待通りの成果が得られたかなどを事前に聞いておくことが望ましいです。


ステップ3・サイトの監査を依頼

実際の現行サイトを監査してもらった上で、SEO対策として必要なタスクの洗い出し、その理由、それによって得られる成果についての事前確認も重要です。


監査の際には、Google Search Consoleの読み取り権限をSEO対策会社に付与する必要がありますが、この時にはまだ書き込み権限まで付与しないように気をつけましょう。


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SEO対策の会社選びでの注意点

SEO対策会社を選ぶ際、上記の3ステップに合わせて次に挙げる注意点にも気を留めておきましょう。


安易な言葉を使っていないか

日本でのシェア率が高い検索サイトであるGoogleやYahoo!は、Google開発の独自の検索アルゴリズムに基づいて検索順位が決まるため、詳細な内容は公表されていません。


ですので、「必ず順位が上がります」や「このワードを組み込めば検索順位トップになれます」といった安易な売り文句を断定的に述べている会社には注意してください。


SEOのメリット・デメリットを踏まえて、しっかりとした根拠のもとにシミュレーション算出できる会社かどうか確認すると良いでしょう。


被リンク施策のみ押し出すような対策をとっていないか

外部のページ・サイトに自社サイトのリンクを貼ってもらうことを「被リンク」と言います。


以前は被リンク施策がSEO対策として積極的に行われましたが、Googleのアルゴリズムが精密に構築されるにつれ、被リンク施策を検索エンジンにペナルティー行為とみなされ、逆に検索順位を下げてしまうような仕組みに変わりました。


その為、現在において被リンク施策のみを行うようなSEO対策は有り得ないでしょう。


適切な契約期間・費用を提示しているか

SEO対策会社の提案において、契約期間やプランの費用などが適切かどうか判断することが重要です。SEO対策は短期間で効果が見えにくく、最低でも半年から一年ぐらいの長期的なスパンで継続した施策が必要です。


しかし、必要以上に長い契約期間を強要される、異様に短い契約期間にも関わらず「必ず順位が上がります」と断定してくる、等の場合は嘘をついている可能性が高いので、契約内容や対策効果など詳細な説明をきちんと受けましょう。


一方的な売り込みをしてきていないか

SEO対策会社の中には、一方的に自社のサービスを売り込んでくる会社もあります。


提案を聞く際には、しっかりと綿密な事前調査を行い、業界・自社サービスへの理解を深めた上で、自社に寄り添った形での提案が為されているか確認しましょう。


担当者と連絡手段および社内の作業範囲を事前に確認する

SEO対策会社と契約する時、必ず担当者と連絡する事になります。


誰が、どんな体制のもと、どのような連絡手段で進めていくのか事前に確認し、スムーズなやり取りが出来るように連絡体制を整備しておきましょう。


提案者と実際にSEO対策を進める担当者が異なる場合もありますので、その点も合わせて確認するのが得策です。

また、実際にSEO対策が始まった時にありがちなのが作業範囲に対する認識の食い違いです。


例えば、コンテンツSEOを行う場合、納品はどんな形になるのか、誰がライティングや実装を行うのか、など事前にチェックしておくことでトラブルを回避できます。


また、自社のリソースの過不足を把握するため、社内での作業範囲の事前確認も忘れずに行いましょう。


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SEO対策会社を選ぶ際に自社で意識すべきこと

最後に、SEO対策において、発注する側として自社で意識しておいた良いことをご紹介いたします。


SEO対策会社に任せっきりにせず、自社での環境も整えていく

SEO対策会社に依頼したとしても、対象サイトや競合他社の状況などについて自社でも確認できる環境を常に整えていくべきです。


SEO対策会社が知り得ないビジネス上の競合サイトや専門的なキーワードは施策をさらに円滑に進め、より早く成果を出すために重要な情報であり、即座に共有することが大切です。


また、SEO対策会社と施策を進める中で、その施策の理由や効果などが理解できると、自社でもそのSEO施策を内製化できるかもしれません。


費用のみで会社選びをしない

予算の都合上、SEO対策会社の選定でなるべく費用を抑えたいと考えてしまう気持ちも分かりますが、費用面だけで判断すると、思ったほど成果が得られなかったり、社内負担がやたら大きくなってしまったり、など想定外のコストが発生する可能性もあります。


単なる費用面での比較だけでなく、その費用に見合うだけのサービスを提供してくれるのかどうかも充分考慮してSEO対策会社を選定しましょう。


何社かで相見積もりをとる（サービスを相対的に比較する）

自社内でSEOに対する知識があまり無ければ、ウェブサイト上の情報のみ、あるいは1社の提案のみで意思決定することは望ましくありません。


その会社が信頼できる情報を発信しているか、他社との相対的な比較においてサービスの質はどうなのか、など様々な観点から総合的に判断する方がベターです。


SEO対策会社の選定は、妥協せず時間を掛けて決定すると失敗する確率もグッと下がります。


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まとめ

SEO対策は、成功すると自社の認知度向上や自社商品・サービスの売上拡大に大きく寄与するため、SEO対策会社に外注する際は、信頼できる会社かどうかの見極めが非常に重要です。


SEO対策会社を選定する時は、この記事をぜひ参考にしてみてくださいね。

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