これはヤバイ!フリーランスになって1年たったので振り返ってみました。
- 堀野 正樹
- 記事制作日2020年8月20日
- 更新日2022年1月27日
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お陰様でフリーランスになって1年を迎えました。
思い返せば、1年前に独立したのがつい昨日のことのように感じますが、何とか1年目を乗り切ることができました。
「正直、フリーランスってどうなん?」と聞かれることも増えてきたので、フリーランスに興味がある方、これから目指そうとしている方の参考になればと思います。
あくまで、僕の場合の体験談なので、すべてに当てはまるわけではありませんが、「へぇ~そうなんだ」と言う感じで聞いてください。
結論からいえば、会社員時代もいいことがありましたが、僕にとってはフリーランスの働き方が圧倒的に楽しめています。
未知の世界に飛び込む時は、ほんとにやっていけるのかという不安だらけで、何からやればういいのか、どうすればいいのかも分からずスタートしていましたが、1年経って今はなんとかフリーランスでやっていける自信もついてきました。
今回は、サラリーマンとフリーランスの違いについて、1年たった今の気持ちをもとに語っていきたいと思います。
時間の使い方
フリーランスになって、一番の違いは時間の使い方ですね。
サラリーマンだと、週5日の朝から夕方までは会社に行くというのがルーチンになっていますが、フリーランスはそういう縛りがありません。
私の場合、自宅兼オフィスなので、最初のころは平日の昼間に自宅にいることに少し居心地の悪さを感じていたことを覚えています(今では何とも感じませんがw)
今日は気分が乗らないから仕事はやらない、平日の空いているときに出かけるということも自由なのです。ただし、働かないと一切収入が入ってこないので、すべて自分次第。
でも、その分かりやすさが僕は好きです。
ちなみに、僕の場合は最初はクライアント先で働くことが多かったのですが、コロナの影響もあり、今はほぼリモートで仕事をしています。地方に住んでいることもあり長い通勤時間がなくなり、環境が整った自宅オフィスで仕事ができるのは本当にめちゃくちゃ快適です!今までが何だったの?と思えますw
最近では、企業側もリモートに慣れてきているので、普通にWeb会議でコミュニケーションが図ることができりますので、今までのように田舎にいることが大きなハンデになるということは少なくなってきました。(やはり情報や人材面では東京に強みがありますが)
もちろん対面のコミュニケーションはとっても重要なので、肝心なときはできるだけ直接顔をあわせてお話しするようにしています。オンラインの良さと、リアルの良さを使い分けることが、今後のコミュニケーションの肝になると考えています。
仕事・案件探し
これは最初戸惑いましたね。。。
もちろん頭ではわかっていたのですが、自分で営業するということに慣れていないのでどうやって仕事を取ってくればいいのか非常に悩みました。
①クラウドソーシング
②エージェント経由
③知人からの紹介
④自社サイトやSNS経由
⑤直接営業
方法としてはだいたいこんな感じでしょうか?下に行くほど難易度が高くなります。
僕の場合は、③からの仕事が中心でしたね。
②のエージェントは、いろんなところに登録はしましたが、なかなか案件には繋がりませんでした。理由としては「エンジニア案件中心」「東京中心」だからです。
地方のマーケター案件なんてものはかなり少ないですね。
最近は、④からの仕事もちらほら増えてきて、なんとか食べていくことはできる自信がついてきました。
「自分からお願いする」のと「相手から指名される」の違い
この違いってめちゃくちゃデカいと思います!
正直、自分からお願いして仕事をもらう場合、条件は相手の言いなりになります。
「仕事欲しいんでしょ?この条件だったらお願いするよ」と言われると、ハイハイと受けるほかありません。
逆に、相手から指名されて仕事を受けるときは、こちらの条件を飲んでもらいやすくなります。
僕の場合、仕事の難易度や役割、リスク許容度によりますが、5万円/日をベースとして、それ以下のお仕事は原則受けていません。
安く仕事を頼みたいのであれば他にいくらでも安くやってくれるフリーランスはいると思いますし、僕に価値を感じて依頼してくださる場合は、報酬が高いと言われることは少ないです。
最初のうちは、どうしてもお願いして仕事を獲得するしかありませんが、なるべく早く「指名される」立場になれるかが、フリーランスの生存競争を生き抜くコツではないかなと感じています。
じゃあどうやったら指名されるのか?
方法はいろいろとありますが、自分のことを「○○の専門家」という認知を広めることが重要です。いろんな場所で露出する。これに限ります。
僕の場合は、以下の方法で認知を広げました。
①自分の強みを「ECビジネス成長の専門家(特に売上アップ)」に定義。
②そのテーマで自社サイトやSNSで発信しまくる。
③それを見た方からセミナーやイベント登壇のお声がかかる。
④登壇実績を元に、さらに情報を拡散する。
今後は、さらに専門性をアピールするために、書籍の出版も考えています(最初は電子出版とかでいいかも)
サラリーマンとの年収の違い
正直、サラリーマン時代よりも年収を増やすことはそんなに難しくないと思います。
ただ、フリーランスの場合、売上=収入ではなく、事業を行うのにいろんな経費がかかるので、見た目の売上が多くても実際に使えるお金はそんなに多くなかったりするので注意です。
僕がやっているコンサルティング業は、経費がほとんどかからないので売上=収入に近いですね。実際少なくともサラリーマン時の1.5倍以上は稼げています。
でもサラリーマンには、有給や残業代、ボーナスなどといった特権がありますし、仮に病気や怪我で休んでも最低限の保証はされますが、フリーランスの場合は当然働かないと1円も入ってきません。
それでも、自分のスキルに自身があり、案件をガンガン取っていける人であれば、確実にサラリーマンよりは稼げるんではないかと思いますね。
人間関係・付き合う人
これもサラリーマン時代と大きく変わりました。
よかったことは、嫌な人とは仕事をしなくていいのでストレスがめちゃくちゃ減りました。もちろん、一部クライアントの滅茶ぶり対応などはありますが、人間関係のストレスに比べたらかわいいもんですw
あと、サラリーマン時代の人脈は、あまり使えないと思ってください。もちろん、それで仕事につながった案件もありますが、住む世界が違うのでだんだん疎遠になっていきます。
それよりも、同じフリーランスやスタートアップ企業の方との接点が増えてきます。
同じ目線や考え方の人たちなので、一緒に何かをやったり、お互い情報交換したりと、横のつながりが重要になってきます。
リソースの管理
時間の使い方にも繋がるのですが、サラリーマン時代は自分の仕事に100%時間を注ぐことができていました。
僕も最初は、クライアント様からいただいた仕事に全力で取り組んで少しでも成果を出そうと頑張っていたのですが、途中からこれはヤバイと気づきはじめました。
何故かというと、「その仕事が終わってしまったら収入がゼロになってしまう」からです。
フリーランスの場合、クライアントワーク以外にも、仕事を探してくる営業や、自己研鑽を行う時間、経理や事務仕事などの雑務もすべて自分で行わないといけないのです。
それに気づいてから、今まではお声がけいただく仕事はすべて受けていましたが、以下の条件に合うものだけに絞り込むようにしました。
①報酬が高く効率よく稼げる案件(時間給が高い)
②自分のスキル向上につながる案件(新たなスキル取得にチャレンジできる)
③大手や有名な企業、人からの依頼(実績に箔がつく)
空いた時間で、営業活動を行ったり、人脈形成を行ったり、自分のやりたい事に時間を投資するようにしました。
感覚的には以下の時間配分ですかね。
他の人はどうなんだろう?あまり聞いたことがないので是非教えてほしいです。
仕事:6
営業:2
人脈:1
雑務:1
フリーランスでは、目先の大きなお金に飛びつくよりも、継続的に収益を得られる仕組みを作って生き続けることが重要だと感じました。
例えば、週5フルコミットで月100万円の案件ってのも普通にあるのですが、これを受けてしまうと終わった時にヤバイですよね。
なので、週1日で20万円の案件を複数抱えるほうが心理的な焦りもないですし、ひとつひとつの案件のハードルも低くなるので、時間的には効率的だと思います。
今後の課題は、自分が動かないといけない労働集約的なビジネスから、上限なく伸ばせるストック型のビジネスに徐々に移行させていくことですね。まあ、もうしばらくはコンサルメインでやっていこうと思います。
よかったこと
自分の好きな時間の使い方ができる
フリーランスは誰からも指示されることはないので、自分で考えて、自分で行動して、自分で結果を出す必要があります。
人によって向き不向きがあると思いますが、僕は圧倒的にこのほうが好きです。
1年の計画、毎月の計画、日々の時間の使い方まですべて自由です。
いろいろ考えるだけでワクワクしてきますね。
思ったよりも稼げる
もちろんサラリーマンと違い、大きな波があることは理解したうえで考えても、フリーランスのほうが稼げます。(税金やサラリーマン特権を差し引いても)
頑張った分だけ売上が増えるので、天井がありません。もちろん、単価の安い仕事で疲弊してしまうといつまで経っても稼げませんので、いかに高単価で付加価値のある仕事ができるのは考え抜かないといけません。
経費の使い方も、ムダに使いまくるとキャッシュが消えていくので、事業にとって投資となるコストをうまく使っていけば節税にもなります。
ストレスフリー
僕にとって一番しんどいのって人間関係だったりします。
嫌な上司や、面倒な同期、気を遣う部下と関わるだけで、どっと疲れが出て、暗い気分になりがちでした。
その点、フリーランスでは、嫌な人とは仕事をしなければよくて、自分が好きな人、助けてあげたいと思う人とだけ仕事をするようにしています。
そうすると、心から頑張って成果に繋げてあげたいと思えるので、おのずと仕事のパフォーマンスもあがるので、いいことづくめです。
出会う人の世界が広がった
サラリーマン時代は、会社の名刺があれば誰とでも会えるという強みがありましたが、フリーランスではそうはいきません。ただ、サラリーマン時代は、僕個人ではなく、○○会社の部長という肩書でお付き合いしていたのでそれが無くなると関係性も消えてしまいます。
フリーランスになってから僕が出会ったのは、同じフリーランス仲間や、スタートアップやベンチャー企業の役員クラスの方が多いです。出会う人出会う人、モチベーションや志が高くて、仕事もデキル人ばかりで、めっちゃ刺激を受けています。こういう環境にいると自分も引きずられて成長ができそうですね。
その方たちは、僕個人に対して興味をもってくれているので、これからも長くお付き合いができるんじゃないかなと感じています。
そういう意味ではサラリーマン時代とは出会う人の世界が全然違いますね。
きついこと
営業が大変
僕自身、これまで営業と言うことをほとんどした経験がないので、未だに慣れないです。
でも、ダメ元で数うちゃ当たる的な飛び込み営業ではなく、自分自身に興味を持ってくれた方へのプレゼンや、インバウンド営業が中心なので、今のような営業は嫌いではないです。
うまく交渉ができて、案件に繋がった時の充実感はやっぱり大きいです。
もし、「仕事が無い」⇒「安くてもいいから何か仕事くれ営業」⇒「断られるor足もとをみられる」という状態が続くと精神的につらくなりそうですね。
社会的信用がない
フリーランスになると、ローンが組めない、カードが作れないなどの社会的信用は一気になくなります。まあ、僕自身は、ローンを組むこともないし、サラリーマン時代に作った数枚のカードで十分事足りているので問題ありません。
周りの友達からは「社長」などと呼ばれることもありますがw
自己管理をしないといけない
毎朝決まった時間に起きる必要がないので、人によってはだらけてしまう事も多いようです。僕の場合は、子供の保育園の時間やら、元々朝起きるのが早いせいもあって、ほとんど変わっていませんが。
体調管理については、今まで以上に気を使っています。
万が一、けがや病気で働けなくとなると大ピンチになってしまいます。
そのため趣味のフットサルや自転車でも、怪我をしないよう最大の注意を払っていますし、病気にならないよう、規則正しい生活や、しっかりと睡眠をとることを心がけています。
孤独
「フリーランス=孤独」と言われるのですが、僕自身それを感じたことはありません。元々、人付き合いが好きでなかったり、本当に心を許せる人と深く関わりたいという考え方なので、むしろ無駄なお付き合いが減ってうれしいです。
それでも、リモートワーク中心で、家に居ることが多く、画面越しのやりとりだけだと刺激が足りないということはありますね。
まとめ
フリーランス、いい意味でヤバイです!
1年を振り返ってみると、結果的に良かったことのほうが多いなと改めて感じています。
だからといって、誰にでもフリーランスをオススメできるかと言えばそうでもないなと感じています。
自分で考えてチャレンジすることが好き、多少のリスクは大歓迎、何か得意分野やスキルがあるという方であれば、是非フリーランスをおすすめします。
今後のフリーランスはどうなる?
世間的にも副業解禁の流れが進んでおり、兼業フリーランスもどんどん増えていくことが当然予想されます。特に優秀な方が増えてくれば、企業もお金や時間をかけて正社員を雇用するよりも、必要な時に必要なだけ専門家を活用しようという流れになるのは、当然のことになるでしょう。
今以上にフリーランスの需要が高まるのは確実だと思います。反面、フリーランス内での競争も激しくなってきますので、自分の強みを活かした戦略的な戦い方ができるようにならないといけません。
でも、これっていつも自分が他の企業にコンサルしている話だなと思って、今後は自分自身のビジネスもマーケティング思考でしっかりと取り組んでいこうと考えています。
話が長くなりましたが、こんなフリーランスにお仕事を相談してみたいという企業様がいれば是非ご連絡ください!
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稼働ステータス
◎現在対応可能
- 堀野 正樹
職種
コンサルタント
経営・戦略コンサルタント
希望時給単価
30,000円~
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