経営者だからこその「夜中に目が覚める」悩み

経営者である以上、日々の意思決定や責任の重さが、知らず知らずのうちに心と身体に負担をかけています。

その結果、「夜中の3時にふと目が覚めて、仕事のことが頭をよぎる」

こんな経験はありませんか?


私自身も、プロジェクトの納期や売上の見通しなどが頭から離れず、何度も眠りが浅くなる時期がありました。
気づかないうちに、“寝ているようで寝ていない”状態になっていたのです。

プレッシャーが中途覚醒を引き起こす理由

責任感が強い方ほど、睡眠中でも脳が完全に休めず、交感神経が優位になりがちです。
これは「戦闘モード」の神経状態であり、寝て休んでいるはずの時間にも脳がスタンバイ状態になってしまいます。

特に、こんな方は注意が必要です👇

  • 寝る直前まで仕事をしている
  • 夜に考えごとをしてしまう
  • 寝室でもスマホを手放せない
  • 翌日の予定が頭から離れない


これらは、脳に「まだ休むな」という指令を与えてしまいます。

中途覚醒を防ぐためにできること

頭の中の“気がかり”を寝る前に書き出す

多くの経営者が、寝る直前まで仕事のことを考えています。
「明日の会議で何を話すか」

「あのクライアントの件はどう動こう」

これらの考えが頭を巡っている限り、脳は“休むモード”に入れません。


そこでおススメなのが、【脳内の棚卸し】を習慣にすることです。
具体的には、就寝1時間前に以下のようなことを、紙やアプリに書き出してみてください👇

  • 明日の予定・タスク
  • 気がかりなこと
  • 思いついたアイデア(形になっていなくてもOK)

「書き出すだけ」で頭の中がスッキリし、脳が「もう考えなくていい」と判断してくれます。
ノートでもスマホのメモでもOKですが、紙とペンのほうが気持ちが落ち着きやすいという人も多いです。

夜の仕事を“切り上げる”時間を決める

仕事に終わりはありませんが、「この時間以降は仕事をしない」と決めるだけで睡眠の質は大きく変わります。
理想は、就寝の90分前には画面を見るのをやめることです。

たとえば、24時に寝る場合

  • 22:30にはPC・スマホ作業を終了
  • 22:30〜23:30は入浴・リラックスタイム
  • 23:30から寝室へ移動し、照明を落とす

現実的に毎日徹底するのは難しくても、「寝る前にやらないこと」を決めるだけで、中途覚醒の頻度が下がっていきます。

夜間にメールやSNSを確認する癖がある方は、

  • 通知をオフにする
  • 端末を寝室に持ち込まない

などの工夫も効果的です。

深呼吸やストレッチで副交感神経を優位にする

寝る前の10分だけでいいので、“休息のスイッチ”を入れる時間を作ってみましょう。

以下のような簡単な習慣が、睡眠の質を劇的に高めます👇

  • 腹式呼吸(4秒吸って、6秒吐く)を5セット
    → 自律神経のバランスが整い、リラックスモードに。
  • 肩・首・腰の軽いストレッチ
    → デスクワークの緊張をほぐし、血流を促進。
  • お風呂はぬるめ(38〜40℃)に15〜20分
    → 深部体温がゆるやかに下がることで眠気が促進されます。

これらは、どれも5〜10分でできる習慣です。


ポイントは、【毎晩同じことをする】ことです。
そうすることで、脳と身体が「このルーティン=これから寝る合図」と覚えていきます。

「眠れていないこと」に自分で気づくことが第一歩

中途覚醒は、単に“年齢のせい”ではありません。
むしろ、経営者としての責任感が強すぎることが原因であるケースが多いのです。


だからこそ、まずは「最近寝ている途中でよく目が覚めているな」と自覚することが、改善の第一歩です。
そして、「脳を休ませることも経営の仕事」と考えてみてください。

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