2025年 Google広告よりもMeta広告の方がコスパが良くなる!
- 山本 大揮
- 記事制作日2025年2月9日
- 更新日2025年2月9日
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AIの進化はあらゆるところに影響を及ぼしています。ほんとに。
特にGoogleとMeta(旧Facebook)の広告戦略が変わってきていて、今日はその解説。
この記事では、GoogleとMetaのAIの影響の違いをわかりやすく解説し、結論としては、「2025年はMeta広告の方がGoogle広告より広告のコスパ良くね?」っていう話をします。
ChromeのAI導入でリスティング広告はどうなる?
まず、Google の方から話をします。結論から書くと「Google広告コスパ悪くなるんじゃね?」って話をします。経緯は以下。
Googleは検索結果をより便利にするために、「AIオーバービュー」という機能を先日導入しました。あの上位表示されるこれ↓ です。

Google Marketing Live 2024: Your roundup of announcements から引用
これは、検索結果の上部にAIが自動で要約を表示する仕組みです。皆さんも見たことありますね。
例えば例の画像のようにユーザーが「服のしわの消し方」検索すると、google の持っているデータから「服のしわの消し方のやるべきことリスト」をAIが一発で出してきます。
これまでは
1. クリーニング屋の広告が出てきて
2. その後にシワ消しのSEO記事が上に出てきていました
が、これより上にAIの「シワの消し方」手順が入ってくることで、ユーザーの体験が完全に変わりました。もうそれ以上調べる必要がないのです。
これまで出ていた広告はこの説明の下に出てくるようになり、そうすると当然リスティング広告(検索広告)に影響が出てきます。結論が先に出てきてしまうのです。これはまずい。広告のリンク踏む意味がない。
この変化によって、以下の二つが起こります。
広告のクリック率(CTR)が下がる → ユーザーがAIの要約を読んで満足してしまい、広告をクリックしにくくなる。
クリック単価(CPC)が上がる可能性 → クリックが減ると、広告主同士の競争が激化し、広告費が高くなる。
つまり、今まで通りにGoogleのリスティング広告を使っていると、広告費がどんどん上がってしまう可能性が出てきました。コスパ悪し。
実際に Google の広告売上がAIによって低下した可能性があることを AP News も報じています。
つまり、ここから先Googleがこれまで同等の売上を上げるには、単価をあげよーという結論が出ることはまず予想できますね。
それで、Meta広告はどう変わる?
一方で、Meta(FacebookやInstagram)は「コスパ良くなってくんじゃね?」と言うのが結論です。MetaはAIを広告のターゲティング精度を上げるために活用しています。AIがユーザーの行動データを分析し、「興味がありそうな人」にピンポイントで広告を届けることで、広告の効果を最大化してます。
この結果、
- 広告のクリック率(CTR)が上がる → 広告を本当に興味がある人に見せるので、クリックされやすい。
- コンバージョン率(CVR)が上がる → 広告を見た人が購入や問い合わせにつながりやすい。
- CPAが下がる可能性 → ムダな広告費が減って、コスパが良くなる。
となり、コスパが良くなる想定です。
2025年はMeta広告の方がコスパがいい?
これらの変化を踏まえて、2025年の広告市場では以下のような流れになりそう。
- Googleリスティング広告はクリック単価(CPC)が上昇し、広告費が高くなる
- AIオーバービューの影響で、検索広告のクリック数が減る
- 競争が激しくなり、広告主のコスト負担が増える
- Meta広告はターゲティング精度が向上し、CPAが安くなる
- AIの進化で広告がより精密にターゲットに届く
- 広告の効果が上がり、結果としてコストパフォーマンスが向上
つまり、Googleと Meta では逆の動きをしています。もう少し専門家風に言うと、リスティング広告よりもMeta広告の方が費用対効果が高くなる可能性があるということですね。
もちろんGoogle広告とMeta広告ではそれぞれ用途が違いますが、それでもMetaに傾いていくと私は予想しています。
まとめ
今後の広告運用を考えると、
✅ Googleのリスティング広告は今まで通りだと広告費が高くなりやすい。
✅ Metaの広告はAIの精度向上でコスパが良くなりそう。
✅ 広告戦略は柔軟に変えていくのが重要!
ってところです。特に、ターゲット層がはっきりしているビジネスや、コンバージョン重視の企業にとっては、Meta広告の方が「使いやすい&費用対効果が良い」可能性が高くなってきました。今後もAIの広告に及ぼす影響は見ていきたいですね。
ちなみにですが、AIの文章に対して広告をかけることで、AIがこの企業おすすめだよーって出してれたら、Googleも新しい広告形式が出たりして、面白いんじゃないかなーとか思ったりもしてます。
今日のところはこんなもんです。もし運用のご相談がありましたら、リスティングも得意ですが、特にMeta広告なら誰にも負けないんで、Facebook メッセンジャーにて、ご相談いただけますと幸いです。
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稼働ステータス
◎現在対応可能
- 山本 大揮
職種
マーケティング
Web広告運用
希望時給単価
3,000円~5,000円
株式会社サイバーエージェントで広告運用者として活動している山本大揮です。 Google/Yahooなどのリスティング広告やMeta広告を中心に、月間4,000万円規模の運用実績を多数経験。配信費50万円から460万円への成果改善も担当。EC・サブスクなどのToC領域から商談リード獲得などのToB領域まで幅広く支援可能です。広告クリエイティブ制作にも対応し、成果最大化を一貫してサポートします。 戦略設計から運用改善まで、専門知識と実績を活かして顧客事業の成長させることを目指しています。よろしくお願いします。
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