「今日もCVあんまついてないな… 儲かる広告クリエイティブってどうやって作ったらいいんだろう…??」

毎日、パソコンに向かい合って、広告のキャンペーン分析に明け暮れるあなた。今日も、CVRが思うように伸びず、頭を抱えているのではないでしょうか?

 

「一体何がダメなんだろう…?」

「あの時、クリエイティブ変えればよかったかな…?」

「もっと効果的な広告って、どうやったら作れるの…?」

 

そんな悩み、誰しも経験するものです。私も、駆け出しの頃は、同じように四苦八苦しました。

 

「儲かる広告クリエイティブ」

 

この言葉は、まるで魔法の呪文のように聞こえますよね。でも、実は、魔法なんてありません。

 

儲かる広告クリエイティブの制作方程式は

 

ユーザーからの評価 × Metaからの評価

 

だけなのです。

 

この2つの変数からクリエイティブの評価を上げる方法を理解し、制作・運用すれば誰でも上げることができます。

 

でも、実際には、

 

どんなクリエイティブが響くのか、よくわからない…

たくさんのクリエイティブを作成したけど、どれも効果が良くない…

過去の成功事例を参考にしたいけど、どこを見ればいいのかわからない…

 

こんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?

この記事では、メタ広告運用でよくある悩みを解決し、


「儲かる広告クリエイティブ=勝ちクリエイティブ」


の作り方について、具体的な2つの法則を解説していきます。

 

一緒に、あなたの広告を成功に導きましょう!

偉そうに書いている私は誰か

私のサイバーエージェントでの累計4億円以上の広告配信経験と、To C領域(定期購入サービス)で月利益額564万円を達成した経験を踏まえて書いた、実践的なものになっているはずです。ぜひ参考にしてみてください。

【大前提】基本情報とバナーに対する考え方

勝ちクリエイティブを作る具体的な手法の前に、

 

そもそもの

  • 基本情報の整理
  • バナーに対する考え方

について説明します。

 

【基本情報の整理】クリエイティブって何?

まず、基本的な情報として、クリエイティブとは、簡単に言うと Instagram ストーリー広告とかに出てくるこの画像のことです。↓

 

【バナーに対する考え方】儲かる広告は作るより見つける!

「広告クリエイティブってどうやって作ればいいの?」

 

そう思っていませんか?「作る」って考えてませんか?

 

実は、広告クリエイティブはイチから作るよりも、

「すでに効果が実証されているパターンを見つけて、それを自分の商品に最適化していく」

方が、はるかに効率的なんです。

気が付きましたか?

 

そう。大事なのは「見つける」です。

 

なぜなら、世の中にはすでに数え切れないほどの広告が配信され、その中から成功事例が積み重ねられてきたからです。

 

つまり、「売れる」クリエイティブには、ある程度決まったパターンがあるということ。

 

この法則を活用すれば、あなたも迷わずに、効果的な広告クリエイティブを作ることができます。

 

「見つける」視点を持つための3つの考え方

  1. 売れるパターンはすでに存在する!
    1. 過去の成功事例から、効果の高いクリエイティブの雛形やパターンが生まれています。
    2. 例えば、「ユーザーが商品を手に入れた後の未来を画像で伝えるリアルイメージ型」「年齢や地域を明記してターゲットを絞り込む型」など、様々なパターンがあります。
  2. テストで本当の正解を見つける!
    1. 「これが絶対に当たる!」と決めつけるのは危険です。
    2. 複数のクリエイティブパターンを試して、実際にユーザーの反応を見て、効果の高いものを探すことが重要です。
  3. 発見はスタート地点!
    1. テストで効果が出たクリエイティブは、そこからさらに磨きをかけることができます。
    2. ユーザーの反応を分析し、文言や構成を改善することで、広告のパフォーマンスをどんどん高めていけます。

この考え方を持った上で、以下の2つの法則を読むと、より頭に入ってくるはずです。

 

【法則その1】ユーザーからのクリエイティブ評価を上げる

売れるパターンはすでに存在する!と先ほども言った通りで、ユーザーがいいと思いやすいパターンはすでに確立されています。

ここでは、かの有名な本『ネット広告クリエイティブ“打ち手”大全』で語られている考え方をベースに、

ユーザーからの評価を高め、売れるクリエイティブの型

とそれを作成するための考え方をまとめてみました。

 

1. ペルソナ理解がすべての出発点

まずは型に当てはめるときのベースとなる、ペルソナ(典型的なユーザー像)をしっかりイメージしましょう。

  • 「どんな悩みや欲求を抱えている人か?」
  • 「その人がどんな生活を送っているのか?」

これを深掘りするほど、広告のアイデアが具体的になりやすくなります。

 

実際、ユーザーが「今いちばん欲しいと思っているもの」「まだ自覚はないけど引っかかっている不満」など、趣味・嗜好や価値観をイメージして作ると、リアリティのある訴求に近づきます。

 

この人をイメージしながら次に紹介する型にはめていきます。

さらに、商品そのものの強みと、ペルソナのニーズの重なる部分を見つけることが重要です。

 

2. 成果を狙えるコピー6つの型

バナーやLPなど、テキストで訴求する広告なら「コピーの型」を上手に利用するのが◎。こちらが先ほどいった型です。

特に

  1. 「リアルターゲット型」
  2. 「比較型」
  3. 「ターゲット絞り込み型」
  4. 「指摘型」
  5. 「共感型」
  6. 「感情移入型」

の6つは、幅広いジャンルで成果が出やすいと言われています。

 

1. リアルターゲット型
商品を手に入れたあとの未来を具体的に想像させる。数字や実例を盛り込むとよりリアルに。

 

2. 比較型
他の何かとの違いを強調して、自社商品のベネフィットを伝える。必ずしも“競合商品”でなくてもOK。

 

3. ターゲット絞り込み型
一見「自分とは関係ない」と思っている人に、“あ、私のことかも”と思わせる。

 

4. 指摘型
悩みやコンプレックスを突くストレートなアプローチ。即行動を促せる分、少し上から目線な切り口が効果的。

 

5. 共感型
“広告感”を薄めて、口コミや体験談っぽい表現で訴求。SNS面などで特に有効。

 

6. 感情移入型
ユーザーが本音で抱えている欲望や不安を、そのまま言葉にして代弁する。ネガティブ表現を使うのも一つの手。

 

3. コピーだけじゃない! バナー構成も型がある

テキスト内容だけでなく、バナーの構成(レイアウト)もユーザーからの評価を大きく左右します。そして漏れなく型があります。

代表的なのが

  1. 「キャッチコピー型」
  2. 「UIUX型」
  3. 「比較型」
  4. 「テキスト型」
  5. 「クチコミ型」

の5パターン。

 

たとえば「UIUX型」なら、実際に商品を使っているシーンを切り取ることでリアルに想像しやすくなりますし、

「クチコミ型」ならユーザーの本音をバナー上で紹介して説得力を高められます。

いずれのパターンでも共通して言えるのは、バナー上の文字数は最小限に抑えて、見たい情報がひと目でわかるようにすること。

 

広告は一瞬でスルーされるので、ストレスなく内容を理解してもらう工夫が欠かせません。

 

4. 要素の優先順位で効果が変わる

もし運用途中で「思ったよりクリックされないな…」と感じたら、バナーの要素の優先順位が適切かどうかを再点検してみてください。

どこを強調すべきか(ペルソナのいちばんの悩み? 限定的な強い訴求? など)

デザインのなかで、その強調部分がきちんと目立つ形になっているか
スケジュールに余裕があれば、優先順位を変えた複数のバナーをテストするのもおすすめです。

 

 

言った通り、知ってるかどうかだけでしたね。

 

ぜひまずはペルソナを起点に「コピーの型」「バナー構成の型」を積極的に使い、刺さるクリエイティブを目指してみてください。

このフレームワークがあれば誰でも作れるはずです。

ユーザーからの評価が高まれば、Meta広告のオークションでも有利に立ち回れます。ここでの型が次の法則その2でも活きてきます。

 

【法則その2】Metaからのクリエイティブ評価を上げる

Meta広告やリスティング広告を運用したことがある方なら、広告が表示される仕組みが「オークション形式」になっているのはご存じだと思います。ここでのオークションは、ざっくり言うと

 

媒体からの評価 × 入札額

 

によって決まります。
ただ「入札額=企業がかけられる広告費」なので、運用のなかで大きくコントロールしづらい部分でもあります。

そこで運用者注力したいのが、前者の媒体からの評価を高める」ことです。

 

媒体からの評価ってどういうこと?

Meta(Facebook, Instagram)では、ざっくり以下の3つの軸で広告クリエイティブを評価しています。

 

1. ユーザーとクリエイティブの相性

動画好きのユーザーには動画広告、ストーリーズをよく見るユーザーにはストーリーズ向けクリエイティブなど、ユーザーごとの行動履歴と広告フォーマットの相性を見ています。どのタイプのユーザーも取りこぼすことがないようにするためにも、すべてのフォーマットをまずは作っておきましょう。

 

2. 競合クリエイティブと比較したeCTR/eCVRの高さ

広告配信開始時点で、媒体の機械学習が「このクリエイティブならクリック率・コンバージョン率がこれくらいありそう」と推定し(eCTR/eCVR)、他社の広告との比較で優位性が高いほど表示されやすくなります。つまり、ここでしっかり先ほどの型を使っていくと上がりやすいです。

実際に配信が進むと、リアルなCTR・CVRが加味されていきます。

 

3. 実際の過去CV実績

これまでの配信で、どのくらいCVが獲得できたか? どれくらいのCTR/CVRだったか? といった実績値も評価軸のひとつです。

 

この3つの評価が高いほど、

 

媒体からの評価 × 入札額

 

が高まり、オークションで勝ちやすくなるというわけです。

 

どうやって評価を上げる?

正直「ユーザーとクリエイティブの相性」の対策はある程度の運用者ならみんなやっています。ここは最低限全パターンを作るだけなのでやりましょう。

 

差がつくポイント

 

「推定CTR・推定CVRをいかに高くしていくか」

 

です。

 

大事なのは、序盤の配信が伸長し切らなかったら、新しいクリエイティブをテストし続けることです。これはもう無限に打てるパチンコだと思ってください。

 

以下の流れを回してみてください。

 

1. 推定CTR・推定CVRを上げる(上がるまで設定する)

何度か同じクリエイティブを入稿しても、競合状況や学習のタイミング次第で推定値が変わることがあります。

もし初動がいまいちなら、少し文言や構成を変えて再入稿してみるのも一手です。ここはぶっちゃけ当たるまで何回もやるパチンコです。

 

2. 最も配信伸長(コストを多く消費)したクリエイティブを特定する

配信量が集中しているということは、媒体が「コイツはイケる」と判断している証拠。

まずは、この最も伸びたクリエイティブをベースに改良を進めると、より高い評価を得やすいです。

 

3. 1要素だけ変えた“複数案”を制作する

改良する際は「訴求」「構成」「画像・動画素材」「色味」など、要素を一つずつだけ変えたバリエーションを複数用意します。

こうすることで、「どの変更が推定CTR・推定CVRを上げる要因になったのか?」がはっきり分かるので、狙って評価を高めやすくなります。

 

このサイクルを何度も回していくと、推定CTR・推定CVRが徐々に上がり、実際のCV実績もついてくるようになります。

 

その結果、媒体からの評価×入札額が高まってオークションに勝ちやすくなり、より安定して広告を配信できるようになります。

まとめ

ここまでお伝えしたように、広告クリエイティブの効果を最大化するには、

 

1. ユーザーからの評価を上げるために型を使う!(ペルソナ設定・コピーの型・バナー構成・CTR向上)

2. 媒体(Meta)からの評価を上げるために、パチンコして、当たったものを少しずつ改善!(推定CTR/eCTR・推定CVR/eCVR・当たったクリエイティブの改善)

 

この2つ法則(変数)を意識しながら、クリエイティブを「作る」よりも「見つける」姿勢でテストを重ねることがポイントです。

 

まず最初に型からクリエイティブを全パターン網羅するように作成し、

その後、

 

テストで結果が良かったものをさらに分析し → 要素を少しずつ変えて改良を加えていく → テストで結果が良かったものをさらに分析し…(ループ)

 

このサイクルを回すことで、勝ちクリエイティブを「発見し」「育て上げる」ことができるはずです。

 

「どんなにクリエイティブを作っても手応えがない…」「もっとコンバージョン率を伸ばしたい…」とお悩みなら、まずはご紹介した考え方と具体的な打ち手を一度試してみてください。

時間をかけて取り組むほど、成果を感じられるはずです。

 

 

もしこの記事を読んで「うちの場合はどうすればいいんだろう?」と感じたら、ぜひ気軽にご相談ください。
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