YouTubeマーケター&ディレクターの中島です。

今回は僕がマーケターとしてプロデュースしたチャンネルの成功例を紹介します。

 

ジャンルは音楽系で、2年ほどで300本動画を投稿されていたチャンネルがありました。登録者数は約500人ほどでした。

投稿されていた方はプロの音楽家の方で自宅にスタジオを構えており、録音機材も数百万円掛けていました。知り合いからの紹介でお会いして軌道に乗るまで支援させていただきました。

 

結果は登録者数は約3倍、総再生回数は7倍まで膨れ上がりました。動画は再撮影しましたが、やっていることは元の動画と変わりません。

何をやったかというと既存のチャンネルのデータを分析して、YouTubeに最適化した動画を新しいチャンネルに投稿しただけです。※無料で継続するのが難しくなったので投稿をストップしています。

 

元のチャンネルがなぜうまくいかなかったのかと、新しいチャンネルが成功した理由について解説します。

 

元チャンネルが伸びなかった理由

投稿した動画の中には数千回を超えるものもありましたが、僕が分析した時の動画の再生回数は1本あたり100~300回程度でした。

 

再生回数が伸びない原因は3つありました。

  1. 動画のターゲットがバラついている
  2. 同じサムネイルの動画が多い
  3. よく分からない人とコラボした動画を投稿している

それぞれ解説します。

 

1.動画のターゲットがバラついている

音楽系の動画ですが、同じ曲で男性向けや女性向けなど様々なパターンで動画を投稿していました。

アナリティクスで視聴者の男女比率を見ると女性が多く、男性向けの動画は再生回数が伸びにくいことが分かりました。

女性向けでも数パターンを毎回投稿していたんですが、その数パターンある内の一番人口が多いところの動画を投稿することに決定しました。

 

動画ごとにターゲットを設定するのではなく、チャンネル単位でターゲットを設定した方が良いです。

その理由はチャンネル全体でどんな視聴者が自分の動画を見たかYouTubeが傾向を分析し、おすすめしてくれているからです。

 

極端な例だと同じチャンネルの中に「ゲーム実況」や「料理」や「エンジニア転職」などの様々なジャンルがある状態ですね。

そんなチャンネルを友達にひと言で紹介するのは難しいと思います。

 

それと同様にYouTubeもどんなチャンネルか正確に捉えることができないので、視聴者におすすめしにくいのです。

 

2.同じサムネイルの動画が多い

これは伸びないチャンネルがよくやってしまっていることです。

サムネは同じでタイトルだけが違う動画。

 

YouTubeで動画が再生されやすい場所は、開いた一番最初の画面であるトップページなわけですが、目につくのはサムネイルですよね。

サムネイルが同じだと新しい動画にも関わらず、視聴者は「この動画は前にも見たな」と判断して再生してくれません。

 

動画編集をいくら頑張っても再生されなければ、努力が水の泡になってしまうので動画ごとにサムネイルを作成して新しいチャンネルに投稿しました。

 

3.よく分からない人とコラボした動画を投稿している

海外向けに動画を投稿していて、各国の方が知り合いの動画を使ってコラボ動画を作成しています。

そのコラボ動画を自チャンネルに表示している状態で、誰のチャンネルか分からない状態となっています。

しかも、出ている方も登録者数が多いわけでなく趣味で動画を投稿している程度でした。

 

チャンネルを伸ばしたいのにも関わらず、いい影響を与えないコラボ動画に関しては既存のチャンネルで投稿することにし、新規チャンネルは視聴者のための動画のみを投稿するようにルールを決めました。

 

ちなみに、コラボに関してはチャンネルがターゲットにしている視聴者層以外の視聴者の流入も考えられるので基本的におすすめしていません。

登録者数が50万人ぐらいで伸び悩んでいる場合は有効的だと思います。

 

新しいチャンネルが成功した理由

もちろん、先ほど挙げた問題点を改善したのに加えて、YouTubeチャンネルの開設初期のセオリーであるYouTube検索への表示を狙って動画を投稿しました。

 

元々どのキーワードが検索結果に表示されやすいか分かっていたので、それをリスト化して順番に動画を作成し、投稿していきました。

 

その結果、検索流入によって視聴者のデータがチャンネルに溜まり、ブラウジング機能で一気に動画が拡散されて再生回数が増えたわけです。この時は実績作りのために無料でコンサルティングを請け負っていましたが、継続するのが難しくなったため投稿を断念しました。

 

海外向けのチャンネルの戦略

実はこの音楽チャンネルは海外向けとなっています。

英語圏の地域の方の視聴が多く、コメント欄も英語で溢れかえっています。

 

海外向けに動画を出す場合は動画の言語をその国の言葉に設定することや、動画のタイトルや概要欄、動画内の言葉を全てその国の言葉にする必要があります。

 

今回の場合は音楽だけでトークはないので、動画内で英語を話す必要はありませんでした。

海外向けに動画を出した方が母数が多くなるので、話が中心のものでなく、映像や音で楽しむようなコンテンツであれば非常にチャンスだと思います!

 

さいごに

今回はYouTubeチャンネルをリニューアルして成功した事例を紹介しました!

 

動画を何本投稿してもなかなか再生回数が伸びなかったり、サービスや商品の購買に繋がらない時は今回紹介したようにチャンネルをリニューアルした方が良いケースもあります。

 

YouTubeでお困りの方はぜひお気軽に下記連絡先からお問い合わせください!

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