こんにちは!


株式会社エイト代表取締役の大野(@eight_ceo)です。


自分のウェブサイトの検索順位が思うように上がらない時、「更新頻度を高めることで順位を上げよう!」と考える人は多いのではないでしょうか?


しかし、更新頻度が高ければ必ず検索順位の上位になれるのでしょうか?


今回は「更新頻度がSEOに及ぼす影響」、「SEO効果の高い更新と方法」について紹介いたします。


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更新頻度がSEOに及ぼす影響

これまで「サイトの更新頻度はどんどん上げた方がSEO対策に良い」「出来れば毎日更新するのが好ましい」等のような意見を人に言われたことはありますか?


SEO対策にとって更新頻度が非常に重要なファクターだとすれば、更新頻度を上げることが不可欠だと考える方もいらっしゃるでしょう。


ですが、一日も休まずユーザーが希望するコンテンツを更新し続けることは大変骨の折れる作業です。


では、実のところ更新頻度がSEOに一体どれほどの影響を及ぼすでしょうか?


そこで、この章ではSEOと更新頻度の関係についてお話ししたいと思います。


その1.更新頻度が高い≠SEO効果が高い

まず始めに言っておくと、更新頻度がそのままSEOに直結する訳ではありません。


ですから、毎日更新すれば検索順位の上位に表示されるという単純なものではないのです。


SEOに関係があるとすれば、それはコンテンツのクオリティです。


ユーザーが望む良質なコンテンツを毎日更新することが可能ならば、それはSEO対策としても有効な方法です。


ところが、良質なコンテンツは作成するのに時間も手間もかかりますし、更新頻度にウェイトを置いてしまって、低いクオリティのコンテンツを更新するのはSEOの観点で見るとあまりよろしくありません。


つまり、毎日コンテンツを更新したり、過去のコンテンツの修正を頻繁に行ったからといって、その内容が無意味なものであればSEOに及ぼす影響は極めて小さいのです。


その2.更新する目的は、あくまでコンテンツのクオリティを上げる為

ウェブサイトにおいて新たな記事の投稿や過去の記事の修正を行う目的は・・・


『サイトの専門性・信頼性を高める』

『サイトやコンテンツのクオリティを上げる』

『誤った情報や昔の情報を適切に修正する』

『ユーザーの求めるコンテンツを発信する』


の4つが挙げられます。


クオリティの高いウェブサイトにするためには適宜更新を行う必要がありますが、充分な時間をかけず適当に作成した内容が薄っぺらいコンテンツを量産しても無意味です。


1行しかない等、極端に内容が薄い記事を更新し続けると、ペナルティーの対象となる恐れもあります。


また、ユーザーが求める情報や内容を盛り込んだコンテンツを新しく更新すると、サイトの専門性・信頼性を高める効果があります。


ユーザーの要求に応えられれば、たくさんの人たちにサイトを見てもらうことも不可能ではありません。


加えて、内容が誤った情報をきちんと修正したり、新たに出てきた情報を加筆したりして、コンテンツを適切にアップデートすることも、コンテンツのクオリティを上げる方法の一つです。


以上の点を踏まえたサイトの更新を行うことで、高いSEO効果が得られるでしょう。


その3.情報の更新頻度が高いカテゴリ・ジャンルはコンスタントな更新が不可欠

更新頻度がそのままSEO対策に影響を及ぼすというものではないことはお分かり頂けたと思いますが、サイトで取り扱うカテゴリ・ジャンルによっては例外もあります。


例えばネット回線等のサービスは、新たなサービスが登場したり、イベントやキャンペーンが頻繁に行われたり、新規の情報が続々と発表されています。


この場合、サイトを訪れるユーザーは最新の情報を得る為にアクセスしているので、新たな情報を更新せず、ウェブサイトに古い情報をそのまま掲載していると、ユーザーにとって“用無し”になってしまいますね。


このように、取り扱っているカテゴリ・ジャンルによっては最新の内容に更新するという目的のため、更新頻度がおのずと増えるでしょう。


コンテンツ更新で気をつけたい5つのポイント

ポイント1・順位が落ちてしまった記事はリライトを検討する

例えば、検索順位が低いまま落ち込んでいる時、サイトに掲載している情報が古くなってしまった時、低評価のコンテンツがある時、などがサイトを更新するタイミングの目安になります。


その際は、ユーザーのニーズに合わせたコンテンツにしっかり更新する必要がありますよ。


しかし、コンテンツを定期的に更新しているにもかかわらず、検索順位が下がってしまう場合があります。


この時、まず順位が下がる原因として考えられるのは、競合相手のウェブサイトにおけるコンテンツのクオリティが向上したことにより、相手の評価が上がったというケースです。


Google検索のアルゴリズムは、コンテンツの内容・キーワード・外部リンク等のパラメータによって評価を行い、その結果で検索順位は絶えず変動しています。


SEOにおいてGoogleが重視視する3つの評価基準というのがあり、それが


・Expertise(専門性)

・Authoritativeness(権威性)

・Trustworthiness(信頼性)


の3つで、その頭文字をとり『E-A-T』と呼ばれています。


つまり、専門性が高くて信頼性もある、内容が充実したサイトはGoogleの評価が高く、検索でも上位に表示されます。


コンテンツの専門性・信頼性を高める方法として、一度更新したコンテンツのリライト(書き直し・修正)が大切です。


低評価のコンテンツがあったら、情報を今一度見直した上で修正や加筆を適宜行い、E-A-Tを高めてSEO対策をとることを心がけてください。


また、順位が下がる原因としてもう一つ考えられるとしたら、それは自分のサイトが何らかのペナルティを受けたケースです。


Googleが定めたガイドラインに違反すると、検索順位が下がるという罰を受けることになります。


ガイドライン違反についてはGoogleからアラートメールが送られてくるので、サイトの違反している箇所を確認した上で、ペナルティが早く解除されるように、速やかな対処を行いましょう。


ポイント2・自分より検索上位にあるサイトをチェックし、違いを比較する

コンテンツ更新前に、自分のウェブサイトよりも検索順位の上位に表示されているサイトのコンテンツをしっかりチェックしましょう。


その際、チェックする項目は


・サイトのデザイン

・タイトル

・見出し

・コンテンツの内容


の4つです。


検索上位に表示されるコンテンツと自分のサイトのコンテンツとを見比べていると、自分のサイトに不足している要素や大きく異なっている部分が把握できるはずです。


コンテンツ更新では、そこで気づいた改善点をフィードバックするように修正をかけていきましょう。


ここで一つ注意しなければならないのは、決して検索上位のコンテンツを模倣するようなことはせず、そのコンテンツよりも優れたオリジナリティー溢れる魅力的な内容にブラッシュアップすることが重要です。


ポイント3・検索意図を意識しつつ必要なコンテンツを追加していく

検索上位になるために、コンテンツのクオリティを高めるような更新が大事だというのはお分かり頂けたと思います。


実際にクオリティの高いコンテンツを作成するには『検索上位サイトとの比較』『検索する目的の把握』『ユーザーが求めるコンテンツ内容』の3点がポイントになります。


検索上位サイトのコンテンツと比較した上で、検索上位サイトを見てユーザーが検索する目的や意図を入念に調べ上げ、本当にユーザーが求めているコンテンツを提供できているかを確認しましょう。


ポイント4・クオリティが低いコンテンツは思いきって一時非公開にする

ウェブサイトの評価を下げる元凶は、クオリティが低いコンテンツです。


低クオリティのコンテンツをたくさん並べても、SEOとしてはマイナスにしかなりませんので、すぐ修正してクオリティを少しでも引き上げるべきです。


もし、時間がとれなかったりして更新できない時は、一時的にでも非公開にしてしまった方が良いでしょう。


削除してしまうとコンテンツ自体が消えてしまいますが、非公開にしておくと時間がとれた時に改めて修正できれば、再度公開に切り替えることも可能です。


ポイント5・コンテンツのカニバリを避ける

『カニバリ』とは、自分のサイト内の複数ページにおいて同一の検索ワードで競合し合っている状態を指します。


自分のサイトの中で、似たような内容を取り扱うコンテンツが重複していると、SEO的にもマイナス評価になってしまいます。


また、他者のサイトに自分のサイトとよく似た内容のコンテンツがあると、それも同様にマイナス評価です。


コンテンツの重複がもたらす懸念点は以下の2つです。


・Googleの評価が下がって、掲載順位も落ちてくる

・ペナルティー対象になる


検索順位が落ちてしまうのはコンテンツの重複である可能性も考えられ、重複したコンテンツがあると、評価も二分されます。


さらに、他者サイトのコンテンツと似通った内容でもペナルティーの対象になり、検索した時に表示すらされなくなる危険性もあります。


重複チェックには、コピペチェックツールなどの活用が有効です。


今はオンライン上で無料で使用できるものもありますので、ぜひツールを使って自社サイト内での重複コンテンツが無いか検索しましょう。


重複したものが見つかったら、その内の一方を非公開もしくは削除するなどしてカニバリ回避に努めましょう。


どれくらいの頻度で更新すれば良いか?

では、具体的にどれくらいの頻度で更新すれば良いでしょうか?


更新頻度の目安は、


『(可能であれば)3日〜1週間に1回更新』

『最低でも1か月に1回更新』


です。


仮に頑張って毎日更新したとしても、クオリティが低いコンテンツを更新し続けていたら検索上位には辿り着けません。


それなら毎日じゃなく3日に1回の更新頻度でも、クオリティの高いコンテンツを定期的に更新すれば、検索順位でも上位に来やすくなります。


ですが、高いクオリティを保とうとするあまり、更新自体が滞りがちになってしまえば、それもまた評価を下げる結果に繋がります


例えば、新商品が頻繁に登場したり、キャンペーンを次から次へと打っていくような商品を紹介する場合は、価格や内容のチェックなども含めて最低でも月に1回は更新の有無を確認するようにしましょう。


また、検索上位に来ているコンテンツや高い収益性の高いコンテンツは優先度を上げて真っ先に確認を行い、もし検索順位が下がったり、検索順位が低いまま停滞しているコンテンツは修正をかけていくことを心がけてください。


まとめ

自分のウェブサイトを検索順位の上位で表示されるようにするには、まずは更新頻度よりも高いコンテンツの作成にウェイトを置くことです。


検索順位は随時チェックし、クオリティの低いコンテンツを非公開にしたり、コンテンツの重複を回避したりして、しっかりSEO対策しましょう。

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