SEOに強い記事構成案を作ろう!【WEBマーケティングのプロが解説】
- 大野 隼
- 記事制作日2022年10月19日
- 更新日2022年10月19日
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こんにちは!
株式会社エイト代表取締役の大野(@eight_ceo)です。
SEOに強い記事を作るためには、まずSEOに強い記事構成が必要です。
「どうすればSEOに強い記事構成ができるの?」
「そもそも記事構成って何?」
このような疑問を持つ方へ、この記事でわかりやすく解説します。
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記事構成とは?
記事構成を一言でいうと、「記事の設計図」のようなものです。
記事を書く前に全体像を考えます。
「誰に読んでもらう?」
「何を記事に書く?」
「どのような順番にする?」
このようなポイントを決めておくことで、スラスラ記事を書き上げることができます。
SEOで上位表示させるため
SEOで評価されるためには、検索エンジン(Google)に評価される必要があります。
Googleは、ユーザーが何かしらの意図をもって調べたことに対して、解決できるであろう記事を上位表示します。
つまり、記事はユーザーの検索意図を解決できるような構成にしておく必要があります。
どんな悩みを解決したいのか、どんなことを知りたいのかを想定して、ユーザーの検索意図を解決できるような構成にしましょう。
多くの検索意図をカバーするため
ユーザーが検索する意図はさまざまです。
例えば、ユーザーが「Webライティング」で検索する意図はどのようなものがあるでしょうか?
- Webライティングとは何なのか?
- 副業、バイトでWebライティングをしてみたいがどうしたらいいのか?
- Webライティングに関連する本・スクールはどれを選んだらいいのか?
- Webライティングに関係する資格はあるのか?
- Webライティングはどれくらい稼げるのか?
「Webライティング」というキーワードだけでも、これだけの主要な検索意図が存在します。
「ユーザーがなぜ検索するのか?」ということを調査し、多くの検索意図をカバーできる構成にしましょう。
全体像を共有できるため
1つの記事に対して、複数のライターが担当別に作成する場合があります。
このような場合、ライターがそれぞれ思うがままに書いてしまうと、記事全体の方向性がずれたり、記事の目的が達成できなくなるかもしれません。
こうした事態を防ぐためにも、記事構成を作成し、全体像を共有しておきましょう。
基本的な記事構成案の型
導入文(序論)
導入文とは、記事の一番初めに書く部分、つまりユーザーが最初に読む部分です。
ここを読んで、記事全体を読むかどうか判断するユーザーも多いため、非常に大事な部分です。
導入文では、下記の内容を記載しましょう。
- 検索意図を解決できる内容が書かれていることを伝える
- 読者に「自分に向けた内容が書かれている!」「この記事を読めば自分の悩みが解決できる!」と思ってもらえるようにする
記事本文(本論)
本文で記事の検索意図を解決できる内容を伝えます。
ただ単に解決策を伝えるのでなく、それがどういう根拠で成り立っているのかもあわせて伝えましょう。
記事の信憑性を高めることにつながります。
また、伝え方の基本の型は「PREP法」「SDS法」の2つの方法が主流です。
PREP法:P(Point:結論)→R(Reason:理由)→E(Example:具体例)→P(Point:結論)
上記の流れで説明し、結論を重視して伝える方法
SDS法:S(Summary:要点)→D(Details:詳細)→S(Summary:要点)
上記の流れで説明し、詳細を重視して伝える方法
また、文章だけでなく表や画像、動画を用いることもあります。
まとめ(結論)
まとめで、記事全体の中で最も伝えたかったことを伝え、ユーザーに行動を促します。
例えば、他の記事や商品購入ページ、イベント参加申し込みページに誘導したりなどです。
記事構成案の流れ
記事構成案を作成する為の一連の流れを理解しておきましょう。
「なぜ記事を作るのか」を明確にする
記事を作るのは、何かしらの目的があって作っているはずです。
その目的を明確に設定しておくことで、目的が達成できる構成を作れます。
例えば、「Webライティングのおすすめ本」の記事を例に解説します。
- 自社出版本の販売
- アフィリエイト広告
自社出版本を購入してもらうことが目的の場合、自社出版以外の本が購入されても意味がありません。
自社出版本と、他社出版本の違いを解説し、自社出版本の特徴をユーザーにわかってもらう必要があります。
しかし、アフィリエイト広告の収入目的であれば、説明内容が変わります。
それぞれの本の特徴や違いを解説します。
広告がない本もあるでしょうが、基本的にはユーザーがどの本を選んでも問題ありません。
ペルソナの定義
ペルソナとは、記事の目的のターゲットとなる架空の人物像です。
例えば、「田中太郎、30歳男性、東京都世田谷区、営業職、年収約500万円」というようなものです。
このように、特徴を細かい部分まで想定しておくことで、どんな人をターゲットとした記事なのか、具体的にイメージします。
キーワードを決めて、検索意図を確認する
ユーザーに記事を見つけてもらうために、キーワードを設定しておく必要があります。
キーワードプランナーなどのツールを使用して、競合の多さや検索ボリュームを調査します。
その結果も考慮して、メインとなるキーワードを決定しましょう。
もちろんキーワードは1つである必要はありません。
複数のキーワードを設定する場合もあります。
キーワードを設定する際は「サイトの状態にあっているか?」「目的を達成できるか?」「ユーザーが検索するか?」というようなことを意識しましょう。
そしてキーワードの設定後、関連するキーワードも調査し、それぞれのキーワードの検索意図も確認しましょう。
検索意図は「Know」「Go」「Do」「Buy」の4つのタイプに大きく分けることができます。
「Know:知りたい」「Go:行きたい」「Do:やってみたい」「Buy:買いたい」
実際にキーワードを入れて検索してみてください。
この4つのタイプのどれかに当てはまっているはずです。
また、検索意図は1つのキーワードに2つ以上含まれる場合もあります。
ユーザーにどのような検索意図があるのか、考えてみましょう。
検索上位記事の調査
設定したキーワードで実際に検索してみましょう。
検索上位に出てくる記事はユーザーの検索意図を満たしていると検索エンジンに評価されています。
そうした記事の内容は参考にできるはずです。
特に参考にしたい点は、自分が想定できていないキーワード・検索意図に抜け漏れがないかというところです。
タイトルと見出しの決定
最後にタイトルと見出しを設定します。
タイトルと見出しは検索エンジンの評価に強く影響されますので、キーワードを必ず入れましょう。
基本的には、タイトルにキーワードを、見出しに関連キーワードをひとつずつ入れ込みます。
意識すべきポイント
記事制作で意識すべきポイントは以下の通りです。
ポイント①HTMLタグの使い方
見出しを作る際、HTMLタグの使い方が重要となります。
HTMLとは、Webページを作成するための言語です。
タグとは、文字に意味を与える記号です。
Hは見出しを意味し、「H1=大見出し」「H2=中見出し」「H3=小見出し」というようになります。
そのために、次のことを意識しましょう。
- キーワードを入れる
- ユーザーが読みやすい構造にする
- 適切な順番(H1>H2>H3)にする
ポイント②見出しの内容・順番・用語
ユーザーは記事全体を必ず読んでくれるわけではありません。
見出しを見て、記事を読むかどうかを判断します。
よって、見出しを読んで、どのような内容が書いてあるかがわからなければ記事も読んでくれません。
見出しを読むだけで内容がわかるようにしましょう。
例えば、初心者向けの記事であるのに専門用語ばかり使うのはもってのほかです。
また、見出しの順番も意識しましょう。
検索ボリュームが少ない見出しばかりを前に並べると、ユーザーはほしい情報がないと判断し、途中で記事を読むことをやめてしまいます。
ポイント③記事の全体像と流れ
ツールを使用すれば、記事の全体像や流れが把握しやすくなります。
例えばマインドマップを使えば、タイトルや見出しの順番、キーワードを全体的に可視化でき、簡単に順番も入れ替えることができるのでおすすめです。
ポイント④作成者
記事の構成を外注する場合、自社サイトの目的やビジネスを理解しているライターに任せましょう。
単に目的やキーワードを外部ライターに伝えるだけでは、辻褄が合わなかったりなど、どこか信憑性に欠けたり、質の悪い記事になりがちです。
まとめ
記事構成は、記事を作るための設計図です。
この設計図が上手くできてるかどうかによって、記事の完成度も大きく違ってきます。
記事構成を上手に作成して、SEOに強い記事を作りましょう!
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