こんにちは!


株式会社エイト代表取締役の大野(@eight_ceo)です。


「ブログ×Twitterで集客アップ」というあおり文句を目にする機会も増えてきました。


アクセスしてもらわないと目に触れることのないWebサイトと異なり、TwitterやInstagramのようなSNSは、投稿するだけで多くの人の目に触れます。


この効果を狙って、多くの企業がSNSの公式アカウントを作り発信しています。


では、Webサイトを検索上位にするためのSEOと、SNSはどこまで関係があるのでしょう。


今回は、SEOとSNSの関係性や活用の仕方について説明していきます。


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SNSとSEOとは直接の関係はない

少しショックに思われるかもしれませんが、SNSとSEOは直接的な関係にありません。


公式アカウントがうけたからSEOも上がる訳ではないのです。


SNSの投稿には、


  • 「nofollow(リンク先とSNSの投稿の関連付けた評価は行わない)」
  • 「Disallow(クロールをブロックする)」


※クロール:クローラーと呼ばれるボットがWebページを巡回し、ページの内容を読み込み、コンテンツやファイルなどの情報を収集すること。つまり、SNSのリンクをクロールすることはない、ということです。


という処理が自動的にされているため、SNSの投稿に貼り付けたリンク(被リンク)を踏んだ数が多くても、SEOは向上しないということになります。


SNSの投稿に「いいね」がたくさんついたり、たくさんのフォロワーを抱えているアカウントであったりしても、Googleがその数字を認識できないので、SEOの評価に直結しないというわけです。


SEOでは、自社のWebサイトに被リンクが付くことが重要とされています。


ではなぜ、GoogleがSNSをSEOの評価ポイントとしていないかの理由は、以下のようなことが考えられます。


  1. 元記事の削除・バズるなどの影響で、被リンクが短い時間で、大きな増減を起こす可能性がある
  2. 多数のSNSアカウントを自作し、「いいね」などを自演すれば、多くのシェアっを簡単に集められる

根拠としては、Googleが下のリンク先の動画で『SNSはSEOに直接は関係しない』と明言していることが挙げられます。


『English Google Webmaster Central office-hours hangout』


SNSがSEOに与える効果とは

ここまでを読むと、SNSに取り組む意味なんてないのでは、と考えそうですが、SNSとSEOは間接的ですが大きな関係にあります。


SNSの好成績がSEOへの好影響を与えることができるのです。


SNSがSEOへ影響を与える効果の中から、特に効果の大きい2つを解説します。


サイテーションの獲得

サイテーションとは、「言及、引用」といった意味をもつ言葉です。


Web上では、自社Webサイトの「サイト名、ブランド名、サービス名、住所や電話番号」を指す言葉として使われています。


自社のWebサイトなど、自コンテンツに関する情報を他のサイトで言及させることを指します。


被リンクの必要はなく、言及されることでGoogleが評価対象としてくれるのです。


例えるなら、井戸端会議でお店の名前やサービス内容、住所などが話題に出て、そばで聞いていたGoogleさんが、これはいいコンテンツだと認識、評価してくれる感じです。


Twitter上で、企業名やブランド名を載せたつぶやきが人目に触れることで、その認知度が上昇した結果、SEOに好影響を与えるということになります。


もちろん言及される内容はポジティブなものであるべきです。


「かっこいい・かわいい・コスパがいい」などです。


ネガティブな印象を与える炎上・不祥事などは、マイナスな影響がでる可能性が高いです。


マイナスなイメージが一度付いてしまうと、イメージの回復まで時間がかかります。


炎上商法といわれる方法もありますが、企業や店舗としては、マイナス評価を集めるSNS運用は避けるべきでしょう。


バズる→集客拡大の流れ

SNSでは、「バズる」という言葉がよく使われます。


「いいね」「リツイート」が短期間で集まって、多くの人目に触れることを言います。


投稿がバズり、多くの人目に内容が触れることになり、SNSからWebサイトへの流入が増えれば、アクセスの多いサイトとして、GoogleからSEOの高評価をもらえるでしょう。


投稿を見た人の中にサイトの運営者がいた場合、自分のサイトにリンク付きで投稿を取り上げてくれる可能性もあります。


そうなれば、「サイテーションの獲得」で解説したようにGoogleが評価対象として認識してくれるのです。


他にも、バズることでニュースサイトに取り上げられ、より多くの人に投稿やWebサイトを目にしてもらう機会が増えることも考えられます。


記事内の被リンクは有効なので、バズることがSEOへの好影響につながる可能性は大いにあります。


SNSもSEOも、あくまで集客の1つの方法

大きく2つに分けて、SNSとSEOの関係性を解説してきましたが、SNSはあくまでも「集客の方法」の1つであることを忘れてはいけません。


SNSをバズらせることが目的になって、SEOに影響が出なければ本末転倒になってしまいます。


Webサイトの運用目的は、


  • 自社ブランドの商品を買ってもらいたい
  • 自社の知名度、認識を高めて売上につなげたい
  • アフィリエイトで報酬を得たい


といったものでしょう。


SNSで集客して、目的としている販売などにつなげるまでの導線を考えることが効果的なSNS運用には重要です。


SNS・Webサイトの両方で有益なコンテンツを発信し、ユーザーから信頼を得られるようになれば、どんどん拡散されていって、知名度や収益が増加していくでしょう。


まとめ

今回は、SNSとSEOとの関係性について解説してきました。


SNSの投稿はGoogleの認識上、被リンクではないので、SNSでバズる=SEOへの好影響という訳ではありません。


しかし、SNSを正しく運用して、「サイテーションの獲得」や「バズる」環境を生み出すことで、間接的にSEOに影響を与えることができます。


はっきりとした集客後の目的を持った上で、集客ツールとしてSNSを運営することが大切になってきます。


ネガティブな印象を与える炎上や批判が起きないように、有益なコンテンツをユーザーに発信し、信頼を得られる運営をしていきましょう。


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