海外で突然「頭痛」に悩まされた経験はありませんか。日本での生活とは環境や条件が大きく異なる海外では体調管理をしているつもりでも、突然「痛み」に襲われることはよくあります。

しかし、海外駐在員でも苦労するのが薬局や病院での英会話。薬局に行っても店員さんにどう伝えたらいいのかわからなかい、それらしき薬を見つけても箱に書かれている説明の意味がわからない、という経験はありませんか?

今回は、海外で突然「頭痛」に襲われたときに知っておいたら便利な英語表現をお伝えします。

 

薬局って英語でなんていうの?

 

最近、日本では大型の薬局のことをドラッグストア(drug store)といいます。

海外で「drug store」と言っても通じるのですが、ネイティブの方に確実に理解してもらえるのは「pharmacy」でしょう。

 

薬局を探すときは以下のように聞いてみましょう。

 

Where is a pharmacy?

 

「drug dealer」って何?この言葉を絶対に言ってはいけないわけ

 

「drug dealer」とは麻薬の売人のことです。これと似た言葉で「drug vendor」という表現もあります。こちらも「麻薬の売人」を示す言葉です。

 

時々「drug=薬」「dealer=売買する人」「vendor=売る人」という単語が結びついてしまって、薬局を探しているにもかかわらず、とっさに「Where is a drug dealer? (麻薬の売人はどこにいますか?)」と口にしてしまう方もいます。

 

「Where is a drug dealer?」と言ってしまうと、怪しまれたり、危険な場所に案内されたり、警察に通報されたりすることもあります。

このようなことがないように、「Where is a pharmacy?」という表現をしっかりと覚えておいてください。

 

頭痛薬って英語でなんていうの?

 

頭痛薬は英語で「pain relief」「pain killer」「pain reliever」などと言われます。これらは正確には「鎮痛剤」という意味ですので、頭痛以外の痛みに悩まされているときもこれらの表現で大丈夫です。

 

まれに、店員に話しかけられてとっさに「I’m looking for medicine for my head」と言ってしまう方もいますが、おそらく伝わりません。

 

薬局に到着したら店員に以下のように伝えてみてください。

 

              Excuse me. I am looking for pain relief. I have a headache.

              すみません。鎮痛剤をさがしています。頭が痛いのです。

 

薬局を見つけても「頭痛薬」を英語でなんというか知らなければ、それらしき薬を見つけるために店内をグルグルと歩き回ることになるので、この表現を覚えておくと便利です。

 

知っていると安心。薬の箱に書かれている英語表現

 

特にアレルギーを持っている方は薬の箱に書いてある表現を覚えておくと安心です。

以下に薬の箱に書かれている表現を紹介しておきます。

 

  • Active ingredient: 主な成分

 

  • Allergy alert: アレルギーに関する注意

 

  • It may cause a severe allergic reaction:

                   この薬は激しいアレルギー反応を起こすことがあります。

 

  • Allergic symptoms may include the followings:

アレルギー症状には以下のようなものがあります。

 

  • hives:じんましん

 

  • facial swelling:顔の腫れ

 

  • skin reddening:皮膚の赤み

 

  • rash:皮膚の発疹

 

  • blisters:水ぶくれ

 

「頭痛」以外の痛みにまつわる表現

 

海外で過ごしていると「頭痛」以外の痛みに悩まされることも多々あります。

そんな時に備えて以下の表現も覚えておくと便利です。

 

  • 筋肉痛:a muscle ache
  • 腰痛:a low back pain
  • リウマチ:arthritis
  • 関節炎:joint pain
  • 生理痛:menstrual pain

 

風邪に伴う関節炎などは以下のような表現を使うと良いでしょう。

 

  • I’ve caught a cold and my joints hurt.

                   風邪を引いて関節が痛いのです。

 

まとめ

 

いかがでしたか?今回は海外で頭が痛くなったときに知っておいたら便利な表現をお伝えしました。

頭痛や痛みにまつわる表現をいくつかお伝えしましたが、最低でも以下の二つの表現は覚えておくようにしましょう。

 

  • Where is a pharmacy?

薬局はどこにありますか?

 

  • Excuse me. I am looking for pain relief. I have a headache.

すみません。鎮痛剤をさがしています。頭が痛いです。

 

今回、紹介した表現ですが、学校で習うことはあまりありません。また、病気にならないと使う機会もありません。でも、いざというときには必ず役にたちますので覚えておくと便利ですよ。

 

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