AI・IT関係者必見!世界のリーダーが語るAIとは?
- 桝村 翼
- 記事制作日2024年6月28日
- 更新日2024年6月28日
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何かと賛否両論が激しく別れるAI技術。
世界のリーダーはAIについて一体どのように考えているのでしょうか?
世界のリーダーの考えを知ることはAI、または世界の未来を予測するためにも必要なことでしょう。
また、それ以上に彼らの言葉をスピーチやプレゼンテーションで引用することは、投資家やお客様を説得するための武器にもなります。
今回は、2024年1月に開催されたダボス会議で世界のリーダーたちがAIについて何を語ったのかを紹介いたします。
サム・アルトマン(Sam Altman)OpenAI最高経営責任者
わたしたちが高い倫理基準を守るべきことは良いことです。技術をいかに安全なものにするかは、技術の安全性に関する議論の歴史から学ぶことができるでしょう。
(I think it's good that we and others are being held to a high standard. We can draw on lessons from the past about how technology has been made to be safe and how different stakeholders have handled negotiations about what safe means.)
私たち自身も不安を抱えています。しかし、それを乗り越えられると信じています。そのためには、テクノロジーを人々の手に委ねるべきです。
(We have our own nervousness, but we believe that we can manage through it, and the only way to do that is to put the technology in the hands of people.)
ウルズラ・フォン・デア・ライエン(Ursula von der Leyen)欧州委員会委員長
私たちの将来の競争力は、日常業務にいかにAIを導入するかであり、欧州はAIに関する取り組みを強化し、責任あるAI使用の道を示さなければいけません。そのAIとは、人間の能力を高め、生産性を向上させ、社会に貢献するAIです。
(Our future competitiveness depends on AI adoption in our daily businesses, and Europe must up its game and show the way to responsible use of AI. That is AI that enhances human capabilities, improves productivity and serves society.)
アントニオ・グテーレス(António Guterres)国際連合事務総長
政府は、現在の AI 開発に関するリスク管理の枠組み、監視方法、将来の損害を軽減するために、テック企業と早急に協力しなければいけません。
(We need governments urgently to work with tech companies on risk management frameworks for current AI development, and on monitoring and mitigating future harms.)
そして、発展途上国が AI の大きな可能性から恩恵を受けられるように、AI へのアクセスを可能にする体系的な取り組みが必要です。デジタル格差を深めるのではなく、埋める必要があります。
(And we need a systematic effort to increase access to AI so that developing economies can benefit from its enormous potential. We need to bridge the digital divide instead of deepening it.)
ギータ・ゴピナート(Gita Gopinath)国際通貨基金チーフエコノミスト
AIが変革をもたらし、大きな可能性を秘めているもの、リスクがあることは誰も否定しません。世界の労働力の40%が何かしらAIを使っていることを示す新しい調査結果があります。これは、AIが仕事を奪うということを意味するわけではありません。
その一部は利益を得て、生産性の向上が見られますが、その割合は40%の約半分です。残りの半分は、賃金の低下や職の喪失など、苦渋に満ちたものになります。
(Everybody agrees that this is transformational, with a lot of promise, but also risks associated with it. We have a new study that shows that 40% of the global workforce is exposed to AI – that doesn't mean it's a bad thing.
Some fraction of that will benefit, it will raise their productivity, that fraction is about half of that 40%, and the other half will have a hard time, maybe lower wages, displacement and so on.)
李 強(Li Qiang)中華人民共和国国務院総理
AI はどこにでも存在し、万能であるように見えます。しかし、人々はAIに慣れるまでに時間がかかっています。他のテクノロジーと同様にAI は諸刃の剣なのです。
AIは適切に利用されれば、人類の文明の進歩を促し、機会をもたらし、産業革命や科学革命に大きな推進力を与えます。
しかし、AIは同時に安全保障と倫理に対するリスクももたらします。テクノロジーは人類の利益に貢献するものでなければならないと中国は信じており、AIについても同じだと考えています。
(AI is everywhere, it seems omnipotent, but people are still taking time to get used to it. Like other technologies, AI is a double-edged sword.
If it is applied well, it can do good and bring opportunities to the progress of human civilization and provide great impetus to the industrial and scientific revolution.
But at the same time, it also poses risks to security and ethics. China believes technology must serve the common good of humanity, it must do good, and the same applies to AI.)
サティア・ナデラ(Satya Nadella)マイクロソフトCEO
私たちが学んだ最大の教訓は、あらゆる新しいテクノロジーには予期せぬ結果とその利点があり、私たちはそれらをすべて同時に考えなければならないということです。予期せぬ結果が現れてからでは遅いのです。
安全性、公平性、信頼について十分に検討しなければ、世界は満足しないでしょう。世界にとって、これらはとてつもなく大きな問題だからです。
(The biggest lesson learned is we have to take the unintended consequences of any new technology along with all the benefits, and think about them simultaneously – as opposed to waiting for the unintended consequences to show up and then address them.
I don't think the world will put up anymore with any of us coming up with something where we haven't thought through safety, equity and trust – these are big issues for the world.)
まとめ
AIに関する世界のリーダーたちの考えはいかがでしたか?
ちなみに、アメリカ合衆国大統領のジョー・バイデン(Joe Biden)氏は、アントニオ・グテーレス国連事務総長が言うように、AIの開発、使用についてテック企業と安全性、セキュリティ、信頼という3 つの基本原則を基軸とした約束を取り交わしています。
また、日本の内閣総理大臣である岸田文雄氏は、2024年5月2日に開催された「生成AIに関するOECD閣僚理事会サイドイベント」にて、「生成AI(人工知能)は、世界を更に豊かにする重要なツールとなる力を秘めている、私はそう信じています。保健医療や気候変動などの課題の解決に向け、AIはこれまで想像もできなかったような貢献をしてくれるでしょう」とAIの可能性を述べた上で、「そうしたAIのリスクを軽減しつつ、その革新的な機会を最大化するためには、安全、安心で信頼できるAIの実現のための国際ガバナンスの形成が急務です」と発言しています。
世界のリーダーたちもAIの開発、発展については慎重になっています。
AIの発展、開発を語る時には、AIのリスクも同時に考えなければ世界には受け入れられないのかもしれませんね。
株式会社LA ORG(https://la-org.com/)
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株式会社LA ORG 代表取締役の桝村と申します。 ホームページ:https://la-org.com/ ポートフォリオ:https://www.portfolio.la-org.com/ 英中韓の翻訳事業とWordPressでのWeb制作事業、Adobe XD、Photoshop、illustrator等を使用したWebデザイン事業を展開しております。 世界シェア第4位の医薬品メーカー日本法人様やプライム市場上場企業グループ会社様、NASDAQ上場予定のベンチャー企業様とお取引させて頂いております。 SSサロン内でも様々なクライアント様より翻訳、海外リサーチ等の案件を頂いております。 また、クラウドソーシングでの実績についても以下にてご確認くださいませ。 Lancers:https://www.lancers.jp/profile/oregonian_office?ref=breadcrumb Crowdworks:https://crowdworks.jp/public/employees/3425349 ココナラ:https://coconala.com/users/2204682 <経歴> 2015年3月:神戸市外国語大学外国語学部英米学科 卒業 2015年4月:三井倉庫ホールディングス㈱ 入社 →物流施設オペレーション、輸出入フォワーディングを担当。アメリカ、マレーシアにて海外駐在。 2020年3月:三菱重工業㈱ 入社 →国産ジェット機開発プロジェクト(MRJ/スペースジェット)、ボーイングプログラムにて海外調達を担当。いずれもアメリカサプライヤが取引先。 2022年8月:Schneider Electric 入社 →エネルギー分野(UPS等)にて海外調達を担当。 2022年12月:株式会社LA ORG 創業 →翻訳(英中韓)、Web制作、Webデザインのサービスを提供している会社です。
スキル
英語
Adobe Illustrator
WEBサイト設計
・・・(登録スキル数:8)
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