フィッシングは英語でもフィッシング?
- 桝村 翼
- 記事制作日2022年9月12日
- 更新日2023年5月1日
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「ノートン・ライフロック・サイバーセーフティ・インサイトレポート2021」によると日本人のサイバー犯罪被害者数は1年間で400万人、被害額は220億円だそうです。
あなた自身やあなたの勤務先がいつサイバー犯罪のターゲットになってもおかしくありません。
サイバー犯罪のターゲットになった時には、エンジニアやネットワークの管理者と円滑なコミュニケーションを取ることが重要です。
的確な現状把握とコミュニケーションが被害を最小限に抑える秘訣です。
今回はサイバー犯罪の手口と、関連する英語表現を紹介します。
SPAM:スパム
何度もしつこく送られてくる勧誘メールのことをSPAMと言います。日本でもスパムメールと呼ぶので、なじみがあるでしょう。
スパムメールの送信者は何らかの方法で手に入れたメールアドレスを使ってランダムにメールを送ります。
そのようなメールの中には個人情報を抜き取るために銀行やクレジットカード会社のホームページに似せたサイトに誘導することがあります。
特にスパムメールに添付されているファイルには気をつけるべきと言われています。
SPAMを隔離してくれるソフトウェアは英語では以下のように言います。
- Anti-Spam software
- Spam filtering software
Phishing:フィッシング
日本語でもフィッシングというので、この手口も日本人にとっては馴染みのある手口でしょう。
フィッシングは、信頼性の高い団体や企業のホームページに似せたサイトにあなたを誘導して、個人情報(銀行の口座番号や、ネットバンキングにアクセスするためのIDやパスワードなど)を盗みとります。
「フィッシングの被害に遭った」を英語では以下のように言います。
- I got phished.
- I have been phished.
Spoofing:スプーフィング
Spoofingとは「なりすまし」のことです。
LineやFacebookで友人から「今すぐコンビニに行って、Amazonのギフトカードを買ってきて」とメッセージが来るのもspoofingの一種です。
誰かがあなたの友人のアカウントを乗っ取って、友人になりすましてメッセージを送っています。
会員になっているサイトから「明日までに手続きをしないと、退会になります。今すぐ、以下のリンクから手続きをしてください」というメールもなりすましです。
信頼性の高いウェブサイトに似せたサイトのことを「spoofed site」、なりすましのメールは「spoofed mail」と言います。
自分のメールアカウントが乗っ取られたときは「My email has been spoofed」と言います。
Brute Force Attack:ブルート・フォース・アタック
日本語でもブルート・フォース・アタックと言います。あえて日本語に訳すと「総当たり攻撃」です。
パスワードのすべての可能性を順番に試して、ウェブサイトに侵入する攻撃方法です。
ブルートフォースアタックを防ぐ方法として、8桁以上のパスワードの設定、パスワードを数回間違えたらログインができなくなるログイン・ロック、2段階認証などがあります。
これらを英語でいうと、以下のとおりです。
- 8桁以上のパスワード:8 or more digits password、8 or more character password
- ログインのロック:account lockout
- 2段階認証:two-step verification、two-factor authentication
Distributed Denial of Service Attack (DDoS):DDoS攻撃
日本語ではDDoS攻撃、または分散型サービス拒否攻撃といいます。
DDoS攻撃は複数のパソコンやシステムを使ってウェブサーバーを攻撃することです。
攻撃されたサーバーは処理スピードが遅くなったり、クラッシュしたり、シャットダウンし、一般のユーザーはホームページなどにアクセスできなくなります。
DDoS攻撃に似たものにDoS攻撃があります。DoS攻撃はDenial of Service Attackを略したもので、日本語でいうと、サービス拒否攻撃です。
DoS攻撃はDDoS攻撃と異なり、一台のコンピューターを使って攻撃します。
そのため、DoS攻撃はDDoS攻撃と比較すると、その脅威は劣るそうです。
まとめ
今回、サイバー攻撃の手口と関連する英語表現を紹介しました。
サイバー攻撃の手口をまとめると以下の通りです。
- SPAM:しつこく送られてくる勧誘メール。なかには悪質なサイトに誘導するリンクが貼られていたりする。
- Phishing:信頼性の高い組織のウェブサイトに似せたサイトを作り、そこから個人情報を盗み取ったりする。
- Spoofing:信頼性の高い組織になりすまして、偽のメールを送りつけ、個人情報を騙し取ったりする。
- Brute Force Attack:可能性のある暗証番号を順番に試してサイトなどに侵入し、個人情報やその他の情報を騙し取ったりする。
- Distributed Denial of Service Attack (DDoS):複数のパソコンやシステムを使って、ウェブサーバーの処理スピードなどを低下させる。結果としてホームページの表示スピードが遅くなったりする。
あなたやあなたの勤務先がサイバー攻撃を受けたときにそなえて、円滑にエンジニアとコミュニケーションがとれるように準備しておきましょう。
株式会社LA ORG 桝村(https://la-org.com/)
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株式会社LA ORG 代表取締役の桝村翼と申します。 当社では、英語・中国語・韓国語・フランス語・タイ語・ベトナム語に対応した翻訳・ローカライズ事業を中心に、WordPressによるWebサイト制作、Adobe XD / Photoshop / Illustrator を活用したWebデザイン制作を展開しています。 また、英語学習支援にも力を入れており、小中学生向けの英語学習塾を経営しています。 現在は、世界シェア第4位のグローバル製薬メーカー日本法人様をはじめ、プライム市場上場企業グループ会社様、NASDAQ上場を控えるベンチャー企業様など、業界を問わず多くのクライアントと取引実績があります。 クラウドソーシング(Lancers/CrowdWorks/ココナラ)でも継続的にご依頼をいただいており、SSサロンを通じては翻訳・リサーチ・海外対応等、専門性の高い案件も多くご相談いただいています。 📌 経歴 2015年 神戸市外国語大学 英米学科 卒業 2015年 三井倉庫HD 入社:アメリカ・マレーシアにて物流・フォワーディング業務に従事 2020年 三菱重工業 入社:国産ジェット機「MRJ/スペースジェット」、およびボーイング向けの調達業務を担当 2022年 Schneider Electric 入社:エネルギー分野(UPS)にて海外サプライチェーンを担当 2022年 株式会社LA ORG 創業:翻訳・Web制作・英語教育の3事業を軸に、グローバル支援サービスを提供 🔗 各種リンク 【公式サイト】https://la-org.com 【ポートフォリオ】https://www.portfolio.la-org.com 【Lancers】https://www.lancers.jp/profile/oregonian_office?srsltid=AfmBOop2KwuI5Nr4TQFKMAkwdSj2SAHEAC2A9ZadoikM7A-rmHXQjVdk 【CrowdWorks】https://crowdworks.jp/public/employees/3425349/ 【ココナラ】https://coconala.com/users/2204682?srsltid=AfmBOoqYND8AKR3YqHKQ3-BxWOkyg3sz0PsR36KnLqErFCjzVGkV4nGn
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WEBサイト設計
・・・(登録スキル数:8)
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