自社が主催するオンラインの会議やセミナーに字幕をつけることになり字幕翻訳家を探すのに苦労していませんか?

 

本来であれば値段が高くても経験豊富な字幕翻訳家に頼みたいものですが、字幕翻訳家のニーズが増えている昨今、それもなかなか難しいことです。

 

しかし、経験の浅い字幕翻訳家が間違いやすいポイントさえおさえておけば、間違いに気がつかずに公開してしまう、というリスクを大幅に下げることができます。

 

この記事では、海外駐在経験、通訳・翻訳業務の経験がある著者が経験に基づいて、経験の浅い字幕翻訳家に多く見られる間違いを6つ紹介します。

 

この記事を読めば、作成された字幕翻訳の確認すべき場所が簡単にわかり、翻訳された字幕の質を高めることができるので、ぜひ最後まで読んでください。

 

 

間違い1:声のトーンや口調を無視してしまう

字幕翻訳は声のトーンや口調から得られる情報が多いものの、映像が伝える情報に期待しすぎてもいけません。

声のトーンや口調にあった翻訳であれば、適切な場所で視聴者の緊張感を高めたり、リラックスさせたりすることができます。

たとえば、「ここはとっても重要なので、絶対に忘れないでください」という言葉を単純に「It is very important. Please don’t forget」と訳しても、心に残りにくいですよね。

絶対に忘れないという印象深い表現を工夫する必要があるでしょう。

 

間違い2:一語一句訳してしまう

字幕翻訳はできる限り言葉のニュアンスや意味が端的に伝わるように訳すことが基本です。

一語一句訳してしまうと文字数が多くなるばかりではなく、全体の意味を捉えにくい文章になってしまいます。

また、慣れていない翻訳家は慣用句も一語一句訳してしまう傾向にあるので作成された翻訳文を確認する際には注意してください。

 

間違い3:文化的配慮を忘れる

字幕翻訳に限らず、一つの言語を異なる言語に訳す際には、訳す先の言語が使われている地域の文化に配慮する必要があります。

たとえば、健康な食事をテーマとしたセミナーで「夏バテ防止には豚肉が最適ですので、たくさん食べましょう」という講話があったとします。

この文章を英語に訳すときには「豚肉を食べない文化がある」ことを意識して翻訳されているか、注釈が入っているかなど確認をしましょう。

 

間違い4:測量単位の変換を忘れる

国によって測量に使われる単位が違うため、翻訳をする際にも翻訳先の言葉が使われる国がどの単位を使っているのか確認し、その単位に変換することがていねいな翻訳です。

たとえば、アメリカ人向けに翻訳を行う場合、長さの単位はフィートやヤード、距離の単位はマイル、重さの単位はオンスやポンドに変換されるべきです。

単位が変わっているだけでは意味がないので、しっかりと数字も変換されていることを確認しましょう。

 

間違い5:専門用語が正しく使われていない

専門用語を正しく英語に訳そうと努力したがために不自然な英語になってしまうことがあります。

たとえば、心肺停止です。翻訳経験が浅い方は「心肺停止」を一語一句ていねいに「a heart and a lung stop」と訳してしまうかもしれません。

しかし、心肺停止は「cardiac arrest」と訳されるのが普通です。

納品された翻訳を確認するときには、専門用語がしっかりと訳されているか注意して確認しましょう。

 

間違い6:確認作業を怠る

翻訳経験が豊富な翻訳家は確認作業を幾度も行い、間違いの少ない翻訳文を納品します。しかし、経験の浅い翻訳家は翻訳することが精一杯で、確認作業ができないまま納品するケースが多いです。

どうしても経験の浅い翻訳家に仕事をお願いする際は、3日に一度、1週間に一度など、それまでにできあがった翻訳文を提出してもらうなどして確認するのがよいでしょう。

 

まとめ

今回の記事では経験の浅い翻訳家が犯しやすい以下の間違いを6つ解説しました。

  1. 声のトーンや口調を無視してしまう
  2. 一語一句訳してしまう
  3. 文化的配慮を忘れる
  4. 測量単位の変換を忘れる
  5. 専門用語が正しく使われていない
  6. 確認作業を怠る

 

以上のような経験の浅い翻訳家が犯しやすい間違いを知っていれば、納品された翻訳文をしっかりと確認することができ、よりよい翻訳文を作成してもらうことができるでしょう。

 

しかし、一番よいのはやはり経験豊富な翻訳家に訳文を作成してもらうことです。

動画の字幕翻訳のご要望がある際にはお気軽にご相談ください。

 

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