楽天で“売れる店”がやっている4つのこと
- Watanabe Kento
- 記事制作日2025年10月13日
- 更新日2025年10月13日
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■ はじめに:楽天は“設計で勝つ”モール
「広告を出しても売れない」「イベントを頑張っても数字が読めない」
そんな声を、楽天の運用をしているとよく聞きます。
Amazonが“アルゴリズムで勝つモール”だとすれば、
楽天は“設計で勝つモール”。
つまり、「どんな順序で」「どの要素を」組み合わせるかで成果が変わります。
僕自身も、楽天で月商0円が続いていた企業で10万円/月以上に伸ばした経験がありますが、
特別なテクニックというよりも、“当たり前のことを正しく積み上げた”結果でした。
この記事では、楽天で安定的に売上を伸ばすための4つの基本戦略を紹介します。
楽天の運用ならConversion studio
■ 1. RPP広告を“日常運転”にする
楽天の売上を左右する最大の要素の一つが「RPP広告(検索連動型広告)」です。
楽天SEOの順位は、“売上実績”だけでなく、“広告経由の販売データ”も影響します。
つまり、RPPは単なる集客ツールではなく、SEOブースターの役割も果たすのです。
ポイントは「掛けっぱなしにしないこと」
多くの店舗がやりがちなミスは、“設定して終わり”にしてしまうこと。
RPPは学習型ではないため、定期的にキーワードを見直すことが重要です。
なおRPP広告は商品一斉に、入札を出すことが出来ますが、商品ごと&キーワード毎に入札単価を決めて出した方が効果改善を検討しやすいです。
・成果のないキーワードを外す
・成果の出ているキーワードの入札単価を上げる
・クリック率(CTR)やCVRを週単位で確認する
特に「スーパーセール前の2週間」は、広告の学習期間としても最適。
このタイミングでRPPを強化し、露出を最大化しておくことで、
セール本番の売上効率が格段に上がります。
■ 2. セールは“設計と準備”が命
楽天のセールイベント(特にスーパーセール)は、
出店者にとって“勝負の場”です。
全体売上の6〜7割がセール期間中に集中するケースも少なくありません。
セール前にやるべき3つの準備
クーポン・ポイントアップ設定
→ 「目を引く割引率」より、「タイムリミットを設ける」方が効果的。
例:「3日間限定20%OFF」など。
特設ページとバナーを用意
→ 楽天の回遊導線(トップ→特集→商品)を意識した設計が大事。
セール前後のリマインド
→ LINE・メルマガ・フォローメールを活用して“事前告知+終了間際告知”を行う。
「セール=値引き」ではなく、
“一連の販売イベント”としてどう設計するかが成否を分けます。
■ 3. クーポンは「通知を送るための仕掛け」
クーポンは単なる割引ではありません。
発行することで、楽天ユーザーに“自動でリマインド通知”が届く点が非常に重要です。
多くの人はこの機能を過小評価していますが、
実際には「通知→アクセス→購入」の導線が売上を左右します。
クーポン活用の3原則
目的を“通知”と割り切る
→ 利益率を下げすぎる必要はない。5〜10%でも十分効果あり。
限定性を出す
→ 「◯日限定」「先着50名」など、クリック動機を作る。
セールや広告と連動させる
→ RPP広告+クーポンを同時運用することで露出とCVRを同時に上げる。
「安くするため」ではなく、「思い出してもらうため」に配る。
この意識転換ができる店舗ほど、クーポン効果を最大化できます。
■ 4. 楽天は“数字が見える”モール。見ないのは損。
Amazonと違って、楽天はRMSでのデータが非常に細かく取れるのが強みです。
特に以下の指標は、大きな改善ヒントになります。
指標 | 意味 | 改善ヒント |
---|---|---|
UU数 | ユーザー数 | 広告・セール・SNSの効果を測る |
CVR | 成約率 | 商品ページ・レビュー改善 |
流入経路 | 広告・検索・外部流入 | 広告費の最適化判断 |
離脱ページ | 離脱が多いページ | 画像・説明の改善対象 |
データを見る習慣をつける
データは立ち上げ時は毎日確認、運用が安定してからも2-3日に1回は確認して「どこで止まっているか」を把握しています。
そして、データ→仮説→修正→再テストのループを回すだけで、
売上の安定性が一気に変わります。
■ まとめ:楽天は“積み上げ型”で勝てるモール
楽天で成果を出す為に
「継続して数字を見て、改善を積み上げているか」が重要になります。
・RPPの入札や広告効果を数日単位で見直す。特にセール時期は毎日見直す
・セールをイベントとして設計する
・クーポンで通知を取りに行く
・データを見て、施策を更新する
これを1サイクルで回せば、広告費が少なくても確実に売上は伸びていきます。
楽天は「地味だけど確実に伸びる」モールです。
派手な裏技よりも、“当たり前を積み上げる技術”こそが最大の武器になります。
■ 追記:もし運用を始めるなら
RPPは「CPC30〜40円×クリック率0.5%以上」を目安にスタート
セール前の準備は2週間前から
クーポン通知は週1〜2回の発行で十分
RMSデータは毎週月曜チェック(Googleスプレッドに整理すると◎)
このような楽天の運用ならConversion studioにおまかせください!
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稼働ステータス
◎現在対応可能
- Watanabe Kento
職種
マーケティング
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希望時給単価
3,000円~5,000円
通販の立ち上げ、運用 お任せください! 食品商材について、楽天やAmazonなどモールの立ち上げ運用支援を得意としています。自社ECサイトへの集客も経験あります。それ以外の商材の相談もお気軽にご連絡ください。 ◆経歴 千葉大学大学院卒業→製造会社でのプラントエンジニアを経てEC専門のマーケターへ転職。主にGoogle、Metaの広告運用を中心に担当。 ◆実績 ・地方レトルト食品ECの立ち上げ支援。自社サイトへの集客を行い、売上0→10万/月 を1か月で達成。 ・ポータルサイトへの集客対策で、サイト構造の改善を実施し300万-400万PV/月を達成。 ・単価4000-5000円のギフト食品ECの広告運用を見直し、CPAの半減を達成。
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