クーポン設定だけで売上110%超!スーパーSALEでも効果絶大な「価格×成約率」の話

楽天市場で売上を伸ばすうえで、“クーポン施策”は決して軽視できない要素です。
実際、私が支援している食品ECの店舗では、クーポン設定だけで売上が110%以上増加しました。
しかも、設定した割引額はたった「50円〜100円」。
これだけでも成約率(CVR)に明確な差が出るのです。

 

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■ クーポンの効果は「割引額の大きさ」ではなく「お得感の演出」

楽天市場の購買心理では、「他店より安く買えた」と感じることが何より強いモチベーションになります。
つまり、実際の価格差よりも“お得感の伝わり方”が重要です。

たとえば、以下のようなケース。

A店:税込1,000円(クーポンなし)

B店:税込1,050円(100円OFFクーポンあり)

実質価格は同じ950円ですが、多くのユーザーは「B店の方がお得」と感じてクリック・購入に至ります。
この心理的な“差”が、検索一覧でのクリック率を押し上げ、結果的に成約率アップにつながります。


■ 実際の事例:クーポン設定でCVRが約1.2倍、売上110%以上

あるギフト食品ECでは、月商30万円規模のショップで以下のような施策を行いました。

期間限定で「100円OFFクーポン」を設定

事前にメルマガ・LINEで配布を告知

クーポン利用後の実質価格が“検索上位競合と同等”になるように調整

結果、クリック率・成約率ともに上昇し、
月商は30万円 → 100万円超に。
広告費を増やさず、クーポン設定だけでこの伸びが実現しました。


■ なぜ小さなクーポンでも効くのか?

楽天市場では、商品ページに訪れる前の“検索一覧画面”で勝負が決まることが多いです。
つまり、「ユーザーがクリックするかどうか」は、価格やポイント、クーポン表示など“視覚的な要素”が決定打になります。

クーポン表示は、ユーザーにとって「この商品は今お得」と即座に伝える視覚的サインです。
たとえ50円でも、「クーポンあり」と「なし」ではCTR(クリック率)に最大20〜30%の差が出ることもあります。

さらに、クーポンを「自動適用」設定にすると、ユーザーが“使う手間”を感じずスムーズに購入へ。
結果として、購入完了率(CVR)も向上します。


■ スーパーSALE時期は「値下げ」よりも「クーポンの設計」が重要

スーパーSALEなどの大型イベント時期は、値引き合戦になりがちです。
ただし、無理な値下げをすると粗利が削られ、広告費もかさむ。

そんなときに効くのが、「値下げせずにお得感を出す」ためのクーポン戦略です。

通常価格を維持しながら、100円OFF・5%OFFクーポンを配布

事前配布クーポンでリマインドメールを送る

セット商品限定クーポンで単価アップを狙う

このように“見せ方”を工夫するだけで、ROAS(広告費用対効果)を保ちながら売上を伸ばすことができます。


■ まとめ:「たかがクーポン、されどクーポン」

クーポン設定は、楽天における“成約率を左右する最も手軽で確実な打ち手”です。
割引額の大小ではなく、

検索一覧での見え方

クーポンの使いやすさ(自動適用・制限なし)

他店との実質価格バランス

この3点を意識するだけで、売上は確実に変わります。

たった50円でも、買う理由になる。
この小さな「お得感」が、競合との差を生み出します。
スーパーSALEやお買い物マラソンの前に、ぜひ一度クーポン設計を見直してみてください。

 

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