【EC構築ノウハウ】Amazonで売れる仕組みを作る。立ち上げ時にやりがちな失敗と成功のコツ5選
- Watanabe Kento
- 記事制作日2025年11月1日
- 更新日2025年11月1日
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1. はじめに
「出品したのに売れない」Amazon立ち上げのよくある悩み
成功のカギは“最初の3ヶ月”の設計にある
2. コツ①:ブランド登録を最初にやる
Brand Registryで解放される機能
A+コンテンツ・ブランド広告で差をつける
後回しにすると機会損失になる理由
3. コツ②:まずは1商品を集中して育てる
複数商品出品よりも1商品集中の方が早い
Amazon SEOはカタログ単位で評価される
レビュー×CTRを伸ばす考え方
4. コツ③:広告は“利益を出すため”ではなく“データを集めるため”に使う
初期広告の目的は市場データの収集
CTR・CVRデータを商品ページ改善に活かす
広告からオーガニック流入を増やす構造
5. コツ④:画像は“デザイン”ではなく“設計”
スマホのファーストビューで9割が決まる
売れる画像5枚構成(全体像〜信頼要素)
「きれい」より「伝わる」を重視するコツ
6. コツ⑤:レビュー対策を“最初から”仕組みにする
レビューを“待つ”のではなく“集める仕組み”を作る
Vineプログラムと同梱チラシの活用法
レビュー返信が信頼構築につながる理由
7. よくある失敗とその改善策
出品しても売れない/広告だけが赤字になる/画像が伝わらない…
小規模ECで起こりがちな落とし穴5選
成功するための「やる順番」と「優先順位」
8. まとめ
Amazonは“構築型プラットフォーム”である
最初の3ヶ月で仕組みを整えれば自走できるECに
ブランド登録→ページ設計→広告→レビューの流れを確立しよう
「Amazonに出品したのに、思ったより売れない」
「レビューも少なくて広告費だけが減っていく…」
そんな悩みを抱える事業者はとても多いです。
私自身、これまで20社以上のAmazon構築を支援してきましたが、**立ち上げ時に“やるべきこと”と“やってはいけないこと”**を区別できていないケースがほとんどです。
今回は、AmazonでのEC立ち上げでありがちな失敗と、それを避けて“売れる仕組み”を作るための具体的なコツを紹介します。
【1. コツ①:ブランド登録を最初にやる】
「とりあえず出品してから考えよう」と後回しにする人が多いですが、Amazonではブランド登録の有無でできることが大きく違います。
登録することで:
- A+コンテンツ(拡張商品説明)を使える
- Sponsored Brands(ブランド広告)を出せる
- 商品改ざんやレビュー攻撃の防止になる
立ち上げ初期にA+コンテンツを入れるだけでCVRが10〜20%改善することも珍しくありません。
Amazonは“コンテンツ品質=信頼”と見なす傾向があり、SEO面でも有利になります。
【2. コツ②:まず1商品を集中して育てる】
よくある失敗は「とりあえず複数商品を同時に出す」こと。
しかし、AmazonのSEOはカタログ(ASIN)単位で評価されるため、最初は1商品に集中してレビュー・CTR・CVRを上げた方が結果的に早く売上が立ちます。
1商品の成功が出れば、その関連商品をシリーズ展開していくのがAmazonの王道パターンです。
【3. コツ③:広告は“利益を出すため”ではなく“データを集めるため”に使う】
序盤から「広告で黒字を出したい」と考えるのは危険です。
Amazon広告(スポンサープロダクト)は、**クリックデータを集める“市場調査ツール”**と割り切るのが正解。
- どのキーワードでCTRが高いか
- どの単価帯でCVRが落ちるか
これらのデータを集めて商品ページやタイトルを改善していくことで、自然検索順位(オーガニック)が上がっていく仕組みです。
【4. コツ④:画像は“デザイン”ではなく“設計”】
スマホで見たときのファーストビューで購入判断の9割が決まります。
よくある失敗は:
- 商品の“何がすごいのか”が画像で伝わらない
- スマホ表示で文字が読めない
- 商品画像がただの説明で終わっている
売れる商品ページでは、最初の5枚で次を伝えます。
- 全体像
- 利用シーン
- 他社との違い
- ベネフィット(お客様が得られる変化)
- 信頼(レビュー・実績・受賞など)
見た目よりも“ストーリー設計”が重要。
画像を作る前に、顧客がどう比較・判断するかを紙に書き出して整理しましょう。
【5. コツ⑤:レビュー対策を“最初から”仕組みにする】
「レビューが溜まったら売れる」と言われますが、立ち上げ初期はゼロ件。
ここで多くの人がレビュー獲得を“待ちの姿勢”にしてしまうのが失敗です。
対策としては:
- Amazon Vine(早期レビュー取得プログラム)の利用
- 同梱チラシで「正直なレビューのお願い」
- レビュー返信で誠実な運用を見せる
低評価を恐れる必要はありません。むしろ、返信内容でブランド信頼を高められることも多いです。
【よくある失敗と、その改善策】
| 失敗例 | 原因 | 改善の方向 |
|---|---|---|
| なんとなく出品して売れない | 市場リサーチ不足・キーワード設計なし | 競合レビュー数・SEOボリュームを必ず確認 |
| 広告費だけかかって赤字 | コンバージョンページ未整備 | CTR高キーワードからページ改善 |
| 画像がきれいなのに売れない | 構成が顧客視点でない | “3秒で伝わる構成”を意識 |
| ブランド登録していない | 後回しにして機能制限 | 登録で広告・A+が解放される |
| レビュー0件のまま放置 | 初期レビュー戦略なし | Vine活用・チラシ導線で早期獲得 |
多くの失敗は「やる順番」を間違えているだけです。
まずはブランド登録 → 画像構成 → 広告データ収集 → レビュー仕組み化の流れを整えましょう。
【まとめ】
Amazonは“構築型プラットフォーム”です。
出品しただけでは売れませんが、正しい順序と設計を守れば小規模でも必ず結果が出ます。
特に初期の3ヶ月で:
- ブランド登録を済ませる
- 商品ページをスマホ中心で最適化
- 広告データを集めて改善
- レビューを仕組みで集める
この流れを作れたブランドだけが、広告を止めても売れる“自走型EC”に成長します。
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この記事を書いた人

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通販の立ち上げ、運用 お任せください! 食品商材について、楽天やAmazonなどモールの立ち上げ運用支援を得意としています。自社ECサイトへの集客も経験あります。それ以外の商材の相談もお気軽にご連絡ください。 ◆対応可能領域 ・アマゾン、楽天の立上げ運用全般 ・自社EC 集客全般 ・スポーツジム web集客全般 ・住宅関連 広告運用 ◆経歴 千葉大学大学院卒業→製造会社でのプラントエンジニアを経てEC専門のマーケターへ転職。主にGoogle、Metaの広告運用を中心に担当。 ◆実績 ・地方レトルト食品ECの立ち上げ支援。自社サイトへの集客を行い、売上0→10万/月 を1か月で達成。 ・ポータルサイトへの集客対策で、サイト構造の改善を実施し300万-400万PV/月を達成。 ・単価4000-5000円のギフト食品ECの広告運用を見直し、CPAの半減を達成。 ・スポーツジム Google広告運用、住宅関連 Meta広告運用経験もあり
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